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| ;「それとも俺が討たれりゃ良かったとでも言いたいんですか!? アンタはッ!!」 | | ;「それとも俺が討たれりゃ良かったとでも言いたいんですか!? アンタはッ!!」 |
| :上記の言い争いの最中にシンがアスランに言い放った言葉。アスランの一方的な感傷で非難されては、シンがこう反論したくなるのも仕方がないのかもしれない。 | | :上記の言い争いの最中にシンがアスランに言い放った言葉。アスランの一方的な感傷で非難されては、シンがこう反論したくなるのも仕方がないのかもしれない。 |
− | :しかし、アスランが今回の戦闘で激しく苦悩したのは、「'''キラもシンも傷ついてほしくないから'''」であり、シンがアスランの苦悩を何も理解していない事を象徴しているともいえる。 | + | :アスランが今回の戦闘で激しく苦悩したのは、「'''キラもシンも傷ついてほしくないから'''」であり、シンがアスランの苦悩を何も理解していない事を象徴しているともいえる。が、アスランは総じてシンが傷ついていくことへのフォローに欠けていた<ref>アニメはもとより、漫画『THE EDGE』でも同様にアスランはシンを頑なに否定する言い方を続けており、『THE EDGE』でアスランはハイネに「あれじゃ反発されるだけだぜ」と言われている。ボンボン版ではシン・アスラン間で激しい言い争いは少なく、アスランは離反後は寧ろ真摯に声を届けてくれた。これらにより各媒体でシンに大きな違いが生まれるが、それは各媒体の名台詞参照。</ref>ため、シンの不満が爆発したとも取れる。この時シンは数々の命令違反も結果的にお咎めが飛ばなかったことで、何をしても許されると天狗になっていたのもあるだろうが。 |
− | :もっとも、この時天狗になっていたシンは「'''自分は認められているから何をしても許される'''」と驕っていたのも大きい。いずれにしても、この件でアスランとシンの対立はもはや敵対寸前の域にまで達していた上にルナマリアとメイリン以外は誰もアスランの絶望を理解しようとせず、アスランはミネルバどころかザフトで完全に孤立することとなり、直後のプラントのシーンではイザークも他の士官を怒鳴っており、戦争に対する認識自体がアスラン達とザフトの間で修正不可能な程にかけ離れていたことを示唆している。 | + | :いずれにしても、この件でアスランとシンの対立はもはや敵対寸前の域にまで達していた上にルナマリアとメイリン以外は誰もアスランの絶望を理解しようとせず、アスランはミネルバどころかザフトで完全に孤立することとなり、直後のプラントのシーンではイザークも他の士官を怒鳴っており、戦争に対する認識自体がアスラン達とザフトの間で修正不可能な程にかけ離れていたことを示唆している。 |
| :尚ザフトの軍人なのだから、という理屈では周囲の考えが普通なのだが'''かつての仲間と撃ち合うアスランの葛藤を彼らは知ろうとしない'''という後の『'''人は人を知らず'''』を象徴している。 | | :尚ザフトの軍人なのだから、という理屈では周囲の考えが普通なのだが'''かつての仲間と撃ち合うアスランの葛藤を彼らは知ろうとしない'''という後の『'''人は人を知らず'''』を象徴している。 |
| ;「こんな事をする……こんな事をする奴ら……ロゴス……! 許すもんかぁぁぁっ!! お前たちなんかがいるからッ! 世界はッ!!」 | | ;「こんな事をする……こんな事をする奴ら……ロゴス……! 許すもんかぁぁぁっ!! お前たちなんかがいるからッ! 世界はッ!!」 |
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| :意味するものは違うが、後の『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[刹那・F・セイエイ|刹那]]も概ね同じ事を言っている。 | | :意味するものは違うが、後の『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[刹那・F・セイエイ|刹那]]も概ね同じ事を言っている。 |
| :一部ゲーム作品にも採用された。 | | :一部ゲーム作品にも採用された。 |
− | ;「でも…同じことじゃないか?」<br />「俺のデスティニーとあの兵器に、結局どんな違いがあるっていうんだ?」 | + | ;「理想論振りかざしたって戦場でそんなモン何の役に立つ!? 撃たなきゃ撃たれるんだ! やらなきゃやられるんだ!」<br/>「アンタだってやってきたから今ここにいるんだろう!?」 |
− | :こちらは漫画雑誌『ガンダムエース』連載『THE EDGE』にて、ザフトが連合のアルザッヘル基地を[[レクイエム]]で壊滅したという事実に[[ミネルバ]]のクルーが戸惑った際に。 | + | :こちらは漫画雑誌『ガンダムエース』連載『THE EDGE』の台詞。難民の子供達が銃の練習をしている際、アドバイスをしていたのがきっかけでアスランと口論になった際の言葉。シンは力がない故に守れなかった絶望を知って、アドバイスを是としていた。が、撃った先の絶望を知っているアスランにとっては許しがたい言葉で、アスランは激昂してしまう…。 |
− | :平和を築くために戦う、という事への疑問や迷いを抱いていると同時に、自身が「あの兵器」とは何も変わらない(この発言のコマでは'''シンの瞳からハイライトが消えている''')ことを端的に示した台詞だが、直後に[[ヴィーノ・デュプレ|ヴィーノ]]に「[[デスティニーガンダム|デスティニー]]が撃たれたらシンが死ぬだろ!」と怒られる。その後、それでも平和が最も重要だと考え議長やレイの思想に賛同する。
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− | ;「レイの運命は…変わらないのか?」<br />「議長は…定められた運命を受け入れることが幸せだっていったけど、レイは…」
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− | :『THE EDGE』での最後の出撃前にレイに問いかけた台詞。レイは一瞬呆気にとられた後、返答の代わりにただ笑いかけるのだった。
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| ;「俺だって!!」<br/>「守りたかったさ 俺の"力"ですべてを!」<br/>「だけど…俺が撃ってるのは敵じゃないって撃つのは奪うことだって…"力"で解決できることなんて何もないって!!」<br/>「アンタが俺に言い続けてきたんじゃないか!!」<br/>「できるようになったのは こんなことばかりだ…っ!」 | | ;「俺だって!!」<br/>「守りたかったさ 俺の"力"ですべてを!」<br/>「だけど…俺が撃ってるのは敵じゃないって撃つのは奪うことだって…"力"で解決できることなんて何もないって!!」<br/>「アンタが俺に言い続けてきたんじゃないか!!」<br/>「できるようになったのは こんなことばかりだ…っ!」 |
− | :『THE EDGE』でアスランと対峙した際に。複雑な関係にありながらも、シンはアスランが「忘れるな」と残した言葉をしっかりと胸に留めていた。しかし、軍人として"力"を振るう以外の道を見つけられなかったシンにとって、その戒めの言葉は"力"を振るうしかできない自分自身に対する無力感と絶望を増幅するものでしかなかった。 | + | :『THE EDGE』の最終決戦でアスランと対峙した際に。複雑な関係にありながらも、シンはアスランが「忘れるな」と残した言葉をしっかりと胸に留めていた。しかし、軍人として"力"を振るう以外の道を見つけられなかったシンにとって、その戒めの言葉は"力"を振るうしかできない自分自身に対する無力感と絶望を増幅するものでしかなかった。 |
| : 戦争の中で一人で出来ることの限界を目の当たりにし、それでも戦いを終わらせる為に大きな"力"を求め、縋るしかなかったシンの悲痛な声を聞き、アスランは自分の不器用な忠告がシンを絶望させていたことに愕然とする…。 | | : 戦争の中で一人で出来ることの限界を目の当たりにし、それでも戦いを終わらせる為に大きな"力"を求め、縋るしかなかったシンの悲痛な声を聞き、アスランは自分の不器用な忠告がシンを絶望させていたことに愕然とする…。 |
| ;「……一人で立てます」 | | ;「……一人で立てます」 |
| :『THE EDGE』最終話より。手を差し伸べようとするアスランに対して。涙を浮かべながらも毅然とした表情で見つめるシンに、アスランは優しく微笑むのだった。 | | :『THE EDGE』最終話より。手を差し伸べようとするアスランに対して。涙を浮かべながらも毅然とした表情で見つめるシンに、アスランは優しく微笑むのだった。 |
| :ボンボン版同様に、自分自身の強い意志をアスランに対して明確に示している。 | | :ボンボン版同様に、自分自身の強い意志をアスランに対して明確に示している。 |
| + | ;「でも…同じことじゃないか?」<br />「俺のデスティニーとあの兵器に、結局どんな違いがあるっていうんだ?」 |
| + | :『THE EDGE』の短編集『THE EDGE Desire』にて、ザフトが連合のアルザッヘル基地を[[レクイエム]]で壊滅したという事実に[[ミネルバ]]のクルーが戸惑った際に。 |
| + | :平和を築くために戦う、という事への疑問や迷いを抱いていると同時に、自身が「あの兵器」とは何も変わらない(この発言のコマでは'''シンの瞳からハイライトが消えている''')ことを端的に示した台詞だが、直後に[[ヴィーノ・デュプレ|ヴィーノ]]に「[[デスティニーガンダム|デスティニー]]が撃たれたらシンが死ぬだろ!」と怒られる。その後、それでも平和が最も重要だと考え議長やレイの思想に賛同する。 |
| + | ;「レイの運命は…変わらないのか?」<br />「議長は…定められた運命を受け入れることが幸せだっていったけど、レイは…」 |
| + | :『THE EDGE Desire』にて。最後の出撃前にレイに問いかけた台詞。レイは一瞬呆気にとられた後、返答の代わりにただ笑いかけるのだった。 |
| ;「そんなの、ただの言葉じゃないか…! 誰がそんなことを決めたんだ!」<br/>「失っている過去を守るのは間違いで、今ある現実を守ることだけが正義なのかよ!?」<br/>「それを決めていいのは、アンタじゃない!俺なんじゃないのか!」<br/>「俺は決めたんだ! 過去を放ってはおかない! 決着を付けるんだ!」 | | ;「そんなの、ただの言葉じゃないか…! 誰がそんなことを決めたんだ!」<br/>「失っている過去を守るのは間違いで、今ある現実を守ることだけが正義なのかよ!?」<br/>「それを決めていいのは、アンタじゃない!俺なんじゃないのか!」<br/>「俺は決めたんだ! 過去を放ってはおかない! 決着を付けるんだ!」 |
| :[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『ガンダム無双2』シンのストーリーミッションの終盤、アスランから「過去に囚われたまま戦うのはやめろ」と言われた時の反論。 | | :[[コンピュータゲーム|ゲーム]]『ガンダム無双2』シンのストーリーミッションの終盤、アスランから「過去に囚われたまま戦うのはやめろ」と言われた時の反論。 |