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そして、彼にとってもう一つの転機は、旧王都での[[聖王機ジ・インサー|ジ・インサー]]の[[覚醒]]だった。宝剣コールブランドを抜き放った彼は、聖王機の[[動力]]であった[[スフィア]]「尽きぬ水瓶」の[[スフィア・リアクター|リアクター]]として覚醒したのである。その際現れた[[アイム・ライアード|アイム]]から王国壊滅の真相を聞かされたユーサーは、その戦いでウェインを失ったものの歩むことを止めはせず、聖王機で前線に立ち続けた。そして、エリア11での決戦の際、[[アサキム・ドーウィン]]によって無力化されたアイムを討滅。祖国の仇を討ち、心ならずもスフィア「偽りの黒羊」を手にする。
 
そして、彼にとってもう一つの転機は、旧王都での[[聖王機ジ・インサー|ジ・インサー]]の[[覚醒]]だった。宝剣コールブランドを抜き放った彼は、聖王機の[[動力]]であった[[スフィア]]「尽きぬ水瓶」の[[スフィア・リアクター|リアクター]]として覚醒したのである。その際現れた[[アイム・ライアード|アイム]]から王国壊滅の真相を聞かされたユーサーは、その戦いでウェインを失ったものの歩むことを止めはせず、聖王機で前線に立ち続けた。そして、エリア11での決戦の際、[[アサキム・ドーウィン]]によって無力化されたアイムを討滅。祖国の仇を討ち、心ならずもスフィア「偽りの黒羊」を手にする。
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[[火星]]での[[ZEXIS]]との決戦では、かつての優しさをかなぐり捨てたような暴君と化し、黒の騎士団ルートにおいては祖国を滅ぼした[[ガイオウ]]を招き入れて聖王に即位させるという背徳行為まで行い、[[アークセイバー]]から離反され、[[次元獣]]のみを伴に挑み、敗れることになる。しかし、それはユーサーの思惑通りであった。インサラウムの民たちに安息の地を与えることを目指したユーサーだったが、その「民たち」の中には自分は含まれていなかった。侵略者であるインサラウム、その民達を蟠りなく受け入れさせるため、自身を「'''インサラウムを戦いに導き、祖国を侵略した破界の王に魂を売り渡して民を苦しめた暴君'''」としてZEXISに討たせることで、侵略者に対する怒りと憎しみを一身に背負ったまま死んで行くことを求めたのである。
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[[火星]]での[[ZEXIS]]との決戦では、かつての優しさをかなぐり捨てたような暴君と化し、黒の騎士団ルートにおいては祖国を滅ぼした[[ガイオウ]]を招き入れて聖王に即位させるという背徳行為まで行い、[[アークセイバー]]から離反され、[[次元獣]]のみを伴に挑み、敗れることになる。しかし、それはユーサーの思惑通りであった。インサラウムの民たちに安息の地を与えることを目指したユーサーだったが、その「民たち」の中には自分は含まれていなかった。侵略者であるインサラウム、その民達を蟠りなく受け入れさせるため、自身を「'''インサラウムを戦いに導き、祖国を侵略した破界の王に魂を売り渡して民を苦しめた暴君'''」としてZEXISに討たせることで、侵略者に対する[[ゼロレクイエム|怒りと憎しみを一身に背負ったまま死んで行く]]ことを求めたのである。
    
その目論見は見事に当たり、ユーサーは民を踏み躙った為政者として討たれる。黒の騎士団ルートでは、全てを明かした彼は、ガイオウの一撃、そして機会を待っていたアサキムの襲撃によって満身創痍になりながらも、[[クロウ・ブルースト|クロウ]]らと共にスフィアの力で火星の[[ZONE]]にアサキムを封印。自身も聖王機の爆発の中に消え、散って行ったアークセイバーや民達のもとへ還って行った。
 
その目論見は見事に当たり、ユーサーは民を踏み躙った為政者として討たれる。黒の騎士団ルートでは、全てを明かした彼は、ガイオウの一撃、そして機会を待っていたアサキムの襲撃によって満身創痍になりながらも、[[クロウ・ブルースト|クロウ]]らと共にスフィアの力で火星の[[ZONE]]にアサキムを封印。自身も聖王機の爆発の中に消え、散って行ったアークセイバーや民達のもとへ還って行った。
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