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− 基本性能や汎用性、コストパフォーマンスいずれにおいても非常に優秀だったものの、AE製の[[エゥーゴ]]系機体の[[ネモ (ガンダム)|ネモ]]と統合された後継機種[[ジェガン]]の登場によって、生産配備数は少なめに留まった<ref>ただしジェガンは基本的に連邦宇宙軍の機動艦隊向けに優先配備されUC100年代までは地球上は未だジムIIIが「最新機種状態」であった。</ref>が、ジムIIIの設計や運用思想がジェガンの強化装備型であるスターク・ジェガンに引き継がれた事からも、本機の優秀さが伺える。また、本機を再設計する形で開発されたヌーベル・ジムIIIという上位機種の機体も存在する。+
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− 同じくMk-IIの量産機として開発された[[バーザム]]が「ティターンズ版の量産型Mk-II」であるのに対し、本機は「エゥーゴ及び地球連邦版の量産型Mk-II」と言える。
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− ;[[バーザム]]
− :ジムIIIと同様に、Mk-IIの量産機として開発された機体だが、外見はあまり似ておらず、汎用性もどちらかと言えば低い。
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[[エゥーゴ]]及び[[地球連邦軍]]の主力[[量産型]][[モビルスーツ]]。
[[エゥーゴ]]及び[[地球連邦軍]]の主力[[量産型]][[モビルスーツ]]。
[[ガンダム|RX-78ガンダム]]の量産機として開発された[[ジム]]にマイナーチェンジ的な改修しか施さなかったに過ぎない「ジムII」<ref>ジムIIには「既存のジムを改修したもの」と「新規に生産されたもの」の2種類が存在するが、ジムIIIもそれは同様。中には一年戦争時に生産されたジムからジムII→ジムIIIと改修を重ねて10年以上運用された個体もあったようだ。</ref>に対し、本機は[[カラバ]]と[[アナハイム・エレクトロニクス]]の共同によって開発が行われ、エゥーゴが[[ティターンズ]]から奪取した[[ガンダムMk-II]]に用いられていた技術を転用。バックパックはMk-IIとの同型の物を装備する等、機体のパーツの30%以上をMk-IIと同型の物へと変更し、更には機体の装甲材質の一部にガンダリウム合金を採用した結果、機動力と耐弾性の双方においてMk-IIの量産機的な特徴を持つに相応しい機体となっており、Mk-IIとの合体機能を備えた[[Gディフェンサー]]との合体も可能となっている。
[[ガンダム|RX-78ガンダム]]の量産機として開発された[[ジム]]にマイナーチェンジ的な改修しか施さなかったに過ぎない「ジムII」<ref>ジムIIには「既存のジムを改修したもの」と「新規に生産されたもの」の2種類が存在するが、ジムIIIもそれは同様。中には一年戦争時に生産されたジムからジムII→ジムIIIと改修を重ねて10年以上運用された個体もあったようだ。</ref>に対し、本機は[[カラバ]]と[[アナハイム・エレクトロニクス]]の共同によって開発が行われ、[[ガンダムMk-II]]や[[バーザム]]に用いられていた技術が転用されている。機体のパーツの30%以上がMk-IIやバーザムと同型のものに変更されており、特にバックパックはMk-IIとの同型のものを装備している。更に機体の装甲材質の一部にガンダリウム合金やムーバブルフレームが、機動力・耐弾性の双方において飛躍的な向上を果たしている。また、Mk-IIのバックパックが採用された結果、[[Gディフェンサー]]との合体も可能となっている。
武装面では、[[百式]]の「BR-M-87」と同等の出力を持ったビームライフルや頭部内蔵左右一対に戻ったバルカン砲、バックパックに2基のビームサーベルを装備しており、これまでのジムシリーズとは裏腹に、単機でも高い攻撃力を持つ事になっている。また、原型機と言えるMk-IIには無い特徴として、各部にオプションラッチが追加されており、肩部や腰部のラッチには基本的にはミサイルランチャーが装備され、支援用モビルスーツとして運用される。ただし、機動力や運動性の低下のリスクもある為か、近接戦闘を中心で戦う者の搭乗機には、ミサイルランチャーを装備していない機体も存在する。
武装面では、[[百式]]の「BR-M-87」と同等の出力を持ったビームライフルや頭部内蔵左右一対に戻ったバルカン砲、バックパックに2基のビームサーベルを装備しており、これまでのジムシリーズとは裏腹に、単機でも高い攻撃力を持つ事になっている。また各部にオプションラッチが追加されており、肩部や腰部のラッチには基本的にはミサイルランチャーが装備され、主に支援用モビルスーツとして運用される。ただし、機動力や運動性の低下のリスクもある為か、近接戦闘を中心で戦う者の搭乗機には、ミサイルランチャーを装備していない機体も存在する。
基本性能や汎用性、コストパフォーマンスいずれにおいても優秀だが、本機はあくまでもRGM-89[[ジェガン]]が開発・配備されるまでの代替戦力<ref>ジェガンが配備されるまでの戦力確保のため、ジムIIの延命策として「ジムIII計画」が発案された。</ref>でしかなく、その生産・配備数は歴代ジムシリーズで最も少ない。また、当機の配備が始まった0088年当時、ネオ・ジオンのMSは「恐竜的進化」と評されるまでに性能が極大化しており、その中においてジムIIIは明らかなパワー不足であった事も、当機が短命に終わってしまった理由の一つである。
なお、カラーリングでは、胸部が赤く塗られた地球連邦軍仕様と緑に塗られたカラバ仕様の2種類が存在する。
なお、カラーリングでは、胸部が赤く塗られた地球連邦軍仕様と緑に塗られたカラバ仕様の2種類が存在する。
== 関連機体 ==
== 関連機体 ==
;[[ジム]]、[[GUNDAM:ジムII|ジムII]](SRW未登場)
;[[ジム]]・[[GUNDAM:ジムII|ジムII]](SRW未登場)
:本機の原型機。
:本機の原型機。
;[[ガンダムMk-II]]
;[[ガンダムMk-II]]・[[バーザム]]
:バックパック等、パーツの30%以上がガンダムMk-IIと同型であり、実質ジムIIIは本機の量産型と言える。
:30%以上のパーツがこの2機と同型のものに変更されている。
;[[Gディフェンサー]]
;[[Gディフェンサー]]
:上記の理由から合体することが可能。実際に合体して運用する部隊も存在した。
:上記の理由からGディフェンサーとの合体が可能。『ADVANCE OF Ζ 刻に抗いし者 審判のメイス』にて、Gディフェンサーと合体した「ジムIII ディフェンサー」が2機登場している。
;[[GUNDAM:ヌーベル・ジムIII|ヌーベル・ジムIII]](SRW未登場)
;[[GUNDAM:ヌーベル・ジムIII|ヌーベル・ジムIII]](SRW未登場)
:『[[ガンダム・センチネル]]』に登場。ジムIIの改良型であるジムIIIと違い、完全に一から設計、製造された機体で、ジムIII以上の性能を持つ。
:『[[ガンダム・センチネル]]』に登場。ジムIIの改良型であるジムIIIと違い、完全に一から設計、製造された機体で、ジムIII以上の性能を持つ。