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26 バイト追加 、 2021年4月22日 (木) 17:55
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
;「や、どーも。」「いや参った参った! 新しい受付嬢と話をしてたらなかなか離してくれませんで、いやー、本当に参った。」
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:漫画版の初登場シーン。呼び出しそっちのけで受付嬢と話し、幹部を待たせておいてこのセリフ。「悪の無責任男」の本領発揮である。
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;「そうだねぇ……『[[黒騎士|黒の騎士]]』、とでも呼んでもらおうか。ウフフフフ」
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:非番の日、ゲームセンターで『パトレイバー』なるゲームを見つけて挑戦するも、てこずる[[泉野明|野明]]と[[篠原遊馬|遊馬]]。そこに「[[エルザム・V・ブランシュタイン|その役目は私に任せてもらおう]]」とカッコつけて声をかけてきたメガネの男は、遊馬の「あんた、誰?」との問いにニコニコしながら猫なで声のようなソフトなしゃべりで自己紹介。
  −
:漫画版でも全く同じシチュエーションで登場するが、この台詞はテレビアニメ版で追加されたもの。
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:素晴らしい腕前で全面クリアして見せた後、遊馬に自身がシャフトの社員で、自社開発の『パトレイバー』(ゲーム開発も内海ら7課の仕事なので嘘ではない)の視察に来たと明かす。なお全面クリアまで猛練習したことがバドとの会話で読者には明らかになる。
   
; 「ば、バカ!なぜ撃った!?」
 
; 「ば、バカ!なぜ撃った!?」
 
: 自分の事を知る熊耳を撃った部下に対する𠮟責。めったに見せない真剣な表情をしていることを考えると彼女に未練があることが窺える。
 
: 自分の事を知る熊耳を撃った部下に対する𠮟責。めったに見せない真剣な表情をしていることを考えると彼女に未練があることが窺える。
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;「高度が取れていない。これでは海に落ちるぞ!」※漫画版<br />「高度が取れてない。これじゃ海にドボンだ。」※アニメ版
 
;「高度が取れていない。これでは海に落ちるぞ!」※漫画版<br />「高度が取れてない。これじゃ海にドボンだ。」※アニメ版
 
:上記の一件の後、何とか離脱に成功したバドだが、ダメージを受けた影響でグリフォンの高度が取れない状態になっているのを見届けて。こちらも漫画版・アニメ版とで台詞が異なっている。
 
:上記の一件の後、何とか離脱に成功したバドだが、ダメージを受けた影響でグリフォンの高度が取れない状態になっているのを見届けて。こちらも漫画版・アニメ版とで台詞が異なっている。
;「内海でございまぁす♪」
+
=== 漫画版 ===
:携帯電話越しに発した第一声。アニメ版『サザエさん』風のイントネーションである。
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;「や、どーも。」「いや参った参った! 新しい受付嬢と話をしてたらなかなか離してくれませんで、いやー、本当に参った。」
;後藤「あのう…火、貸してもらえませんか?」<br>内海「ヒ?Fire?」<br>後藤「ええ、すみません…」<br>内海「アメナラアリマス…」<br>後藤「飴…?」<br>内海「タバコヨリカラダニイイッスヨ?」<br>後藤「匂いがしたんですけどねぇ…?」<br>内海「タバコノ?」<br>後藤「火です…」<br>内海「ニオイダケデハ、シカタアリマセンネェ…?」<br>後藤「匂いだけではねぇ…?」<br>
+
:漫画版の初登場シーン。呼び出しそっちのけで受付嬢と話し、幹部を待たせておいてこのセリフ。「悪の無責任男」の本領発揮である。
:TV版35話にて後藤が成田空港にて[[香貫花・クランシー|香貫花]]を見送った後、内海に話しかけた時のやり取り。この時の内海は頭にターバンを巻き、付け髭を付けて外国人のように片言で話しており(隣にいた[[バドリナート・ハルチャンド|バド]]もインド人のような民族衣装を着ていた)、内海は上手くやり過ごそうとするが後藤の「匂いがした」という台詞に付け髭が取れてしまう程激しく動揺していた。後藤も目の前にいる男が内海ではないかと疑うも証拠がないことから見逃した。
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:この場面は当時連載中だった漫画版よりも先んじていたが、漫画版では後藤と内海は電話でのやり取りに終始したため、結果的にこの場面が後藤と内海が面と向かって話す最初で最後の機会となった。
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;徳永「ついさっき、ここに刑事が来たよ…?」<br>内海「日本ノ警察優秀デスカラネー?イヤァー侮レナイナァー?危ナイナァ…?」<br>徳永「ふざけてる場合じゃないっ!!」<br>内海「ホニャー!」<br>徳永「いいかね内海!?君は晴海の件以来依然としてマークされておるのだ!!」<br>内海「だからこうして船の中に隠れているんじゃありませんかぁ…健気でしょ?」<br>徳永「念のために言っておくが、君のやっていることは犯罪以外の何物でもない!くれぐれも本社に迷惑の及ぶことがないようにな…!!それともう一つ!健気とはどういう意味か、辞書で調べておきたまえ…!!」<br>内海「おうおう、言う言う…でもね?専務、そういうあなたの一言一言が…内海を益々手の付けられない者にしてるって事も理解しなければいけませんよ…?」
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:新OVA版第3話(現在発売されているDVD等では第2話)「逆襲のシャフト!」にてシャフトジャパン本社にいる徳永専務とさんぐりあ号にいる内海との電話でのやり取り。冒頭の片言風の日本語等、終始ふざけている口調の内海とは対照的に、徳永は常に怒りっぽく、怒りのあまり電話機を落としてしまう場面も。内海が徳永では制御し切れない存在であると共に、両者が上手くいっていないことを端的に示す場面である。電話が切れた後一瞬見せる内海の本性にも注目。
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;黒崎「課長、バドは危険だと申し上げたはずですよ…?」<br>内海「危険に見合うだけの事は十分してくれたじゃないか…」<br>黒崎「今までの話ですそれは…」<br>内海「黒崎君?言っておくがその起爆スイッチは使えないよ…」<br>黒崎「え?」<br>内海「伊豆内から電話があってね?ぜーんぶ聞いちゃった…」<br>黒崎「全部…ご存知…」<br>内海「内緒でそういうことをしちゃいけないなぁ…?」<br>黒崎「それじゃ一人でドキドキしてた僕は一体なんだったんです?」<br>内海「詰めが甘いな?黒崎君…大体ね?これを使うのならば、みんなにバドの声を聞かれる前でなければ意味がないんだ…今からじゃ逆効果だよ?」<br>黒崎「しかし…!」
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:新OVA版第7話(現在発売されているDVD等では第4話)「GAME OVER」にて[[グリフォン]]のパイロットが[[バドリナート・ハルチャンド|バド]]であると野明たちに分かってしまった直後のホテルの一室での内海と黒崎のやり取り。黒崎はグリフォンに仕掛けた爆弾を爆発させる起爆スイッチを用意するが、黒崎の企みは内海に見抜かれていた。黒崎は狼狽するもすぐに冷静さを取り戻し、素直に内海へ起爆スイッチを手渡す。一計を案じた黒崎ではあったが、策士としては内海の方が一枚上手だった。悪党同士とはいえ、清々しいやり取りである。
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;黒崎「車を入れるなという命令は頑固に守るが、出ていく車はノーマーク…日本のお巡りさんは謹厳実直、理路整然…」<br>内海「ディーラーたちは、大丈夫かなぁ…?」<br>黒崎「他の客に紛れて、脱出しているはずです…」<br>内海「さすがにシャフトはもう使えないな…?」<br>黒崎「パイプを残そうとした私の計画も、無駄に終わりました…」<br>内海「ま、楽しめたし、それで良しとしようじゃないか…?」<br>黒崎「しかし、あれを残しておくのはまずいんじゃありませんか…?それは使えないと…!」<br>内海「ウ・ソ…!」
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:同上、新OVA版「GAME OVER」にて。クリーニング店の店員に変装して内海と黒崎は脱出に成功した時の車内でのやり取り。先述の起爆スイッチが使えないというのは実は内海のハッタリだった。内海が黒崎に比べて策士として二枚も三枚も上手だったことを如実に示している。漫画版にて内海はジェイクに刺殺されるという最期を遂げるが、アニメ版では脱出に成功。このやり取りがアニメ版における内海と黒崎の最後の出番となった。
   
;「週刊誌の作り方知ってるかい?」<br />「強きをけなし弱きを笑う。勝者のアラ探しで庶民の嫉妬心をやわらげ、敗者の弱点をついて大衆にささやかな優越感を与える」<br />「これが日本人の快感原則にいちばん合うんだな」<br />黒崎「''卑しい国民だ''」<br />「だから、独裁者も革命家も出現しないんだよ。いい国じゃないか、まったく」
 
;「週刊誌の作り方知ってるかい?」<br />「強きをけなし弱きを笑う。勝者のアラ探しで庶民の嫉妬心をやわらげ、敗者の弱点をついて大衆にささやかな優越感を与える」<br />「これが日本人の快感原則にいちばん合うんだな」<br />黒崎「''卑しい国民だ''」<br />「だから、独裁者も革命家も出現しないんだよ。いい国じゃないか、まったく」
 
:漫画版第14話「嵐の到来その2」より。悪徳週刊誌『パトス』に食いつかれた[[特車二課]]の記事を見ての皮肉。
 
:漫画版第14話「嵐の到来その2」より。悪徳週刊誌『パトス』に食いつかれた[[特車二課]]の記事を見ての皮肉。
 
:冷やかさに満ちた黒崎の一言に、ドキリとさせられた読者は少なくないであろう。
 
:冷やかさに満ちた黒崎の一言に、ドキリとさせられた読者は少なくないであろう。
 
:マスメディアや大衆の愚かな部分を辛辣に皮肉る内海と黒崎の会話シーンは、漫画版において最も有名な場面の一つとなっている。
 
:マスメディアや大衆の愚かな部分を辛辣に皮肉る内海と黒崎の会話シーンは、漫画版において最も有名な場面の一つとなっている。
;「ぼくの留守中、何をすればいいかわかってるね?」<br />黒崎「わかってますよ。'''なにもしなければ'''いいんでしょ?」<br />「その通り!'''楽しいことは全部残しといてくれよ'''。」
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;「ぼくの留守中、何をすればいいかわかってるね?」<br />黒崎「わかってますよ。なにもしなければいいんでしょ?」<br />「その通り!楽しいことは全部残しといてくれよ。」
 
:「快楽主義者」の内海、「忠犬」の黒崎を象徴するセリフ。
 
:「快楽主義者」の内海、「忠犬」の黒崎を象徴するセリフ。
 
;「やれやれ、不粋なもんだよ。せっかくの巨人の格闘に飛び道具を持ち出すかね」<br />「バドもバドだ。ロマンってもんがわかってないんじゃないか?」
 
;「やれやれ、不粋なもんだよ。せっかくの巨人の格闘に飛び道具を持ち出すかね」<br />「バドもバドだ。ロマンってもんがわかってないんじゃないか?」
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:漫画版ラスト、死亡時の台詞。まさか自分が不意討ちを、よりにもよって'''忠臣と愛する人の目の前で食らう羽目になった<ref>しかも相手は散々虚仮にした連中の生き残り、という皮肉極まりないスペシャルオプション付き。</ref>'''ことに対する心境が滲み出ている。一方で、あれだけのことをしておきながら、'''刺された理由を本当にわかっていない<ref>内海を刺したジェイク鮫島からも「わからないのか?まあいい。あんたはそういう人間だからな」と言われている。あるいは、既に自身の身柄がシャフトのアジア方面のトップ極東マネージャー預りになったことでSSSが自分を追う理由も無く、謂わば「業務外」の私怨でジェイクが自分を刺したことが理解できなかったのかもしれないが、内海自身も鬱憤晴らしの私怨でSSS隊員を爆殺している。</ref>'''とも取れる。
 
:漫画版ラスト、死亡時の台詞。まさか自分が不意討ちを、よりにもよって'''忠臣と愛する人の目の前で食らう羽目になった<ref>しかも相手は散々虚仮にした連中の生き残り、という皮肉極まりないスペシャルオプション付き。</ref>'''ことに対する心境が滲み出ている。一方で、あれだけのことをしておきながら、'''刺された理由を本当にわかっていない<ref>内海を刺したジェイク鮫島からも「わからないのか?まあいい。あんたはそういう人間だからな」と言われている。あるいは、既に自身の身柄がシャフトのアジア方面のトップ極東マネージャー預りになったことでSSSが自分を追う理由も無く、謂わば「業務外」の私怨でジェイクが自分を刺したことが理解できなかったのかもしれないが、内海自身も鬱憤晴らしの私怨でSSS隊員を爆殺している。</ref>'''とも取れる。
 
:あちこちに大迷惑をかけながらも人死にを極力避け、熊耳への未練もある程度自制して最終的に逃亡・成功したアニメ版とは違い、人死に込みでやりたい放題で熊耳への未練もタラタラだった漫画版では、このような悲惨な最期は必然だったのかもしれない。
 
:あちこちに大迷惑をかけながらも人死にを極力避け、熊耳への未練もある程度自制して最終的に逃亡・成功したアニメ版とは違い、人死に込みでやりたい放題で熊耳への未練もタラタラだった漫画版では、このような悲惨な最期は必然だったのかもしれない。
 
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=== アニメ版 ===
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;「そうだねぇ……『[[黒騎士|黒の騎士]]』、とでも呼んでもらおうか。ウフフフフ」
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:非番の日、ゲームセンターで『パトレイバー』なるゲームを見つけて挑戦するも、てこずる[[泉野明|野明]]と[[篠原遊馬|遊馬]]。そこに「[[エルザム・V・ブランシュタイン|その役目は私に任せてもらおう]]」とカッコつけて声をかけてきたメガネの男は、遊馬の「あんた、誰?」との問いにニコニコしながら猫なで声のようなソフトなしゃべりで自己紹介。
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:漫画版でも全く同じシチュエーションで登場するが、この台詞はテレビアニメ版で追加されたもの。
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:素晴らしい腕前で全面クリアして見せた後、遊馬に自身がシャフトの社員で、自社開発の『パトレイバー』(ゲーム開発も内海ら7課の仕事なので嘘ではない)の視察に来たと明かす。なお全面クリアまで猛練習したことがバドとの会話で読者には明らかになる。
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;「内海でございまぁす♪」
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:携帯電話越しに発した第一声。アニメ版『サザエさん』風のイントネーションである。
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;後藤「あのう…火、貸してもらえませんか?」<br>内海「ヒ?Fire?」<br>後藤「ええ、すみません…」<br>内海「アメナラアリマス…」<br>後藤「飴…?」<br>内海「タバコヨリカラダニイイッスヨ?」<br>後藤「匂いがしたんですけどねぇ…?」<br>内海「タバコノ?」<br>後藤「火です…」<br>内海「ニオイダケデハ、シカタアリマセンネェ…?」<br>後藤「匂いだけではねぇ…?」<br>
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:TV版35話にて後藤が成田空港にて[[香貫花・クランシー|香貫花]]を見送った後、内海に話しかけた時のやり取り。この時の内海は頭にターバンを巻き、付け髭を付けて外国人のように片言で話しており(隣にいた[[バドリナート・ハルチャンド|バド]]もインド人のような民族衣装を着ていた)、内海は上手くやり過ごそうとするが後藤の「匂いがした」という台詞に付け髭が取れてしまう程激しく動揺していた。後藤も目の前にいる男が内海ではないかと疑うも証拠がないことから見逃した。
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:この場面は当時連載中だった漫画版よりも先んじていたが、漫画版では後藤と内海は電話でのやり取りに終始したため、結果的にこの場面が後藤と内海が面と向かって話す最初で最後の機会となった。
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;徳永「ついさっき、ここに刑事が来たよ…?」<br>内海「日本ノ警察優秀デスカラネー?イヤァー侮レナイナァー?危ナイナァ…?」<br>徳永「ふざけてる場合じゃないっ!!」<br>内海「ホニャー!」<br>徳永「いいかね内海!?君は晴海の件以来依然としてマークされておるのだ!!」<br>内海「だからこうして船の中に隠れているんじゃありませんかぁ…健気でしょ?」<br>徳永「念のために言っておくが、君のやっていることは犯罪以外の何物でもない!くれぐれも本社に迷惑の及ぶことがないようにな…!!それともう一つ!健気とはどういう意味か、辞書で調べておきたまえ…!!」<br>内海「おうおう、言う言う…でもね?専務、そういうあなたの一言一言が…内海を益々手の付けられない者にしてるって事も理解しなければいけませんよ…?」
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:新OVA版第3話(現在発売されているDVD等では第2話)「逆襲のシャフト!」にてシャフトジャパン本社にいる徳永専務とさんぐりあ号にいる内海との電話でのやり取り。冒頭の片言風の日本語等、終始ふざけている口調の内海とは対照的に、徳永は常に怒りっぽく、怒りのあまり電話機を落としてしまう場面も。内海が徳永では制御し切れない存在であると共に、両者が上手くいっていないことを端的に示す場面である。電話が切れた後一瞬見せる内海の本性にも注目。
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;黒崎「課長、バドは危険だと申し上げたはずですよ…?」<br>内海「危険に見合うだけの事は十分してくれたじゃないか…」<br>黒崎「今までの話ですそれは…」<br>内海「黒崎君?言っておくがその起爆スイッチは使えないよ…」<br>黒崎「え?」<br>内海「伊豆内から電話があってね?ぜーんぶ聞いちゃった…」<br>黒崎「全部…ご存知…」<br>内海「内緒でそういうことをしちゃいけないなぁ…?」<br>黒崎「それじゃ一人でドキドキしてた僕は一体なんだったんです?」<br>内海「詰めが甘いな?黒崎君…大体ね?これを使うのならば、みんなにバドの声を聞かれる前でなければ意味がないんだ…今からじゃ逆効果だよ?」<br>黒崎「しかし…!」
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:新OVA版第7話(現在発売されているDVD等では第4話)「GAME OVER」にて[[グリフォン]]のパイロットが[[バドリナート・ハルチャンド|バド]]であると野明たちに分かってしまった直後のホテルの一室での内海と黒崎のやり取り。黒崎はグリフォンに仕掛けた爆弾を爆発させる起爆スイッチを用意するが、黒崎の企みは内海に見抜かれていた。黒崎は狼狽するもすぐに冷静さを取り戻し、素直に内海へ起爆スイッチを手渡す。一計を案じた黒崎ではあったが、策士としては内海の方が一枚上手だった。悪党同士とはいえ、清々しいやり取りである。
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;黒崎「車を入れるなという命令は頑固に守るが、出ていく車はノーマーク…日本のお巡りさんは謹厳実直、理路整然…」<br>内海「ディーラーたちは、大丈夫かなぁ…?」<br>黒崎「他の客に紛れて、脱出しているはずです…」<br>内海「さすがにシャフトはもう使えないな…?」<br>黒崎「パイプを残そうとした私の計画も、無駄に終わりました…」<br>内海「ま、楽しめたし、それで良しとしようじゃないか…?」<br>黒崎「しかし、あれを残しておくのはまずいんじゃありませんか…?それは使えないと…!」<br>内海「ウ・ソ…!」
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:同上、新OVA版「GAME OVER」にて。クリーニング店の店員に変装して内海と黒崎は脱出に成功した時の車内でのやり取り。先述の起爆スイッチが使えないというのは実は内海のハッタリだった。内海が黒崎に比べて策士として二枚も三枚も上手だったことを如実に示している。漫画版にて内海はジェイクに刺殺されるという最期を遂げるが、アニメ版では脱出に成功。このやり取りがアニメ版における内海と黒崎の最後の出番となった。
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
* 担当声優の鈴置洋孝氏の死去後に発表された『CR機動警察パトレイバー』では、氏の持ち役を多く引き継いだ[[声優:成田剣|成田剣]]氏が代役を担当している。
 
* 担当声優の鈴置洋孝氏の死去後に発表された『CR機動警察パトレイバー』では、氏の持ち役を多く引き継いだ[[声優:成田剣|成田剣]]氏が代役を担当している。

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