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57 バイト除去 、 2021年4月6日 (火) 19:31
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斥力の戦闘での応用は多岐にわたる。機体の周囲に斥力場を発生させれば敵の攻撃を弾くバリアになり、弾丸の周囲に斥力場をまとわせれば小さな弾でも巨大な敵を吹っ飛ばせる。さらには弾丸を介さずイメージのみを飛ばす「見えない指鉄砲」で、遮蔽物を透過して内部のものだけを破壊するような芸当もできる。また跳躍時に足元に斥力を発生させればバネを踏んだかのように大ジャンプ可能。例えば、何の変哲もない道路標識をイメージ上の「踏み台」にして10t近い機体を跳躍させることも可能となる。また、[[プラン1501 ベヘモス|本来なら自重で崩壊するはずの機体]]を強引に維持するようなこともできる。
 
斥力の戦闘での応用は多岐にわたる。機体の周囲に斥力場を発生させれば敵の攻撃を弾くバリアになり、弾丸の周囲に斥力場をまとわせれば小さな弾でも巨大な敵を吹っ飛ばせる。さらには弾丸を介さずイメージのみを飛ばす「見えない指鉄砲」で、遮蔽物を透過して内部のものだけを破壊するような芸当もできる。また跳躍時に足元に斥力を発生させればバネを踏んだかのように大ジャンプ可能。例えば、何の変哲もない道路標識をイメージ上の「踏み台」にして10t近い機体を跳躍させることも可能となる。また、[[プラン1501 ベヘモス|本来なら自重で崩壊するはずの機体]]を強引に維持するようなこともできる。
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つまり兵器としてのラムダ・ドライバは、一言で言ってしまうと'''TAROSを起動させた搭乗者の思うがままに、物理法則を改変する'''仕組みである。
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つまり兵器としてのラムダ・ドライバは、'''TAROSを起動させた搭乗者の思うがままに、物理法則を改変する'''仕組み、一言で言ってしまえば「'''魔法みたいなもの'''」(原作者である賀東による)である。
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だがウィスパードとして覚醒した[[千鳥かなめ]]曰く、通常の第三世代ASとラムダ・ドライバ搭載機との戦力比は1:8とのこと。「戦車と対戦車ヘリ」などより極端な戦力比の事例があるため、科学的にはともかく軍事的には「劇的」とまでは言えない技術、らしい。実際にミスリルは最終的にM9でコダールと1対1で勝てるまでに戦術を固めており、非ラムダ・ドライバ搭載機でもラムダ・ドライバ搭載機に勝てる事を証明している。とは言えこれは[[アーバレスト]]がいた事によって部隊が全滅せずにラムダ・ドライバ搭載機との交戦データが複数回得られたのと[[クダン・ミラ]]が発明した妖精の目が得られたからこその結果であることは留意するべきであり、基本的に搭載機と非搭載機では絶望的な戦力差である。
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だがウィスパードとして覚醒した[[千鳥かなめ]]曰く、通常の第三世代ASとラムダ・ドライバ搭載機との戦力比は1:8とのこと。「戦車と対戦車ヘリ」などより極端な戦力比の事例があるため、科学的にはともかく軍事的には「劇的」とまでは言えない技術、らしい。実際にミスリルは当初は'''ラムダ・ドライバ搭載機と出会ったら逃げろ'''という命令が下されていたものの、先述を固めて最終的にM9でコダールと1対1で勝てるまでになるなど、非ラムダ・ドライバ搭載機でもラムダ・ドライバ搭載機に勝てる事を証明している。
特にラムダドライバは発動に予兆のような物がなく視覚的にも電子的にも映らないため、発動した時点で何らかの被害を被る事になる。妖精の目や知識がない状態で搭載機を相手した場合、生還するのも困難である。
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作中においてはラムダドライバ搭載機を相手にして全滅を免れた正規軍は米軍のデルタフォース部隊と中国軍のみ。どちらもミスリルによる介入により運良く全滅を免れたに過ぎず、多くの部隊が壊滅している。
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とは言えこれは[[アーバレスト]]がいた事によって部隊が全滅せずにラムダ・ドライバ搭載機との交戦データが複数回得られたことと、[[クダン・ミラ]]が発明した「妖精の目」が得られたからこその結果であることは留意しなければならない。作中においてはラムダ・ドライバ搭載機を相手にして全滅を免れた正規軍は、米軍のデルタフォース部隊と中国軍のみ。特に前者は精鋭揃いの米軍特殊部隊でありながら手も足も出ず、後者も含めミスリルによる介入により運良く全滅を免れたに過ぎず、多くの部隊が壊滅している。その理由としてラムダ・ドライバは'''発動に予兆のような物がなく視覚的にも電子的にも映らない'''ことが挙げられる。妖精の目や知識がない状態で搭載機を相手した場合、発動した時点で何らかの被害を被る事になるので生還するのも困難である。ミスリルもアマルガムによるメリダ島襲撃時には戦術が固まり、更に全ASに妖精の目を搭載していたのにも関わらず、わずか3機の[[プラン1501 ベヘモス]]を相手に、選りすぐりを集めたミスリルの中でも屈指の実力を誇るSRT2名が死亡し、1名が重症に陥り、基地は陥落するにまで至っている。
特に米軍のデルタフォース部隊は精鋭揃いの米軍特殊部隊でありながら手も足も出ずに敗北している。
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またミスリルも戦術が出来上がる以前は'''ラムダドライバ搭載機と出会ったら逃げろ'''という命令が下されていた他、アマルガムによるメリダ島襲撃時には戦術が固まり、更に全ASに妖精の目を搭載していたのにも関わらず、わずか3機の[[プラン1501 ベヘモス]]を相手に、選りすぐりを集めたミスリルの中でも屈指の実力を誇るSRT2名が死亡し、1名が重症に陥り、基地は陥落するにまで至っている。
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発動には強い集中力とイメージが必須であり、その強さで発生する斥力場の力が決定する。逆に集中力が閾値に満たない場合は発動すらできず、パイロットの精神状態に影響を受けるという意味で兵器としての信頼性には大きな難がある。この対策として、アマルガムではパイロットに薬物投与を施し、ラムダ・ドライバ発動に必要な精神状態を維持している。
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発動には強い集中力とイメージが必須であり、その強さで発生する斥力場の力が決定する。逆に集中力が閾値に満たない場合は発動すらできず、パイロットの精神状態に影響を受けるという意味で兵器としての信頼性には大きな難がある。この対策として、アマルガムではパイロットに薬物投与を施し、ラムダ・ドライバ発動に必要な精神状態を維持している。その結果'''作中ではラムダ・ドライバによって発生された斥力場を通常兵器で突破した描写は皆無'''。レーバテインに至っては核爆発の衝撃からオペレーターを守り切り、放射能を全て無効化している。
'''作中ではラムダドライバによって発生された斥力場を通常兵器で突破した描写は皆無'''。レーバテインに至っては核爆発の衝撃からオペレーターを守り切り、放射能を全て無効化している。
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ただしオペレーターの意思によってラムダドライバは発生するため、意識外からの咄嗟のイメージが追いつかない不意打ちなどに弱い(超長距離狙撃や地雷など)。更にイメージが必須である関係上、パイロットがイメージを固められない場合([[プラン1055 ベリアル|ベリアル]]の「見えない矢」に対する防御など)も使用不可能。これらのことから、作中では科学兵器というよりも'''[[超能力]]のような扱い'''となっている(原作者の賀東氏はもっと直截に「'''魔法みたいなもの'''」と表現したことがある)。原作小説の後半では重力を無視したり放射能を無力化したりと単純な斥力では説明がつかない現象も起こすようになり、よりオカルト的な色彩が濃くなっていった。
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弱点はオペレーターの意思によって発生する仕組みのため、意識外からの咄嗟のイメージが追いつかない不意打ちなどに弱い(超長距離狙撃や地雷など)。更にイメージが必須である関係上、パイロットがイメージを固められない場合([[プラン1055 ベリアル|ベリアル]]の「見えない矢」に対する防御など)も使用不可能。これらのことから、作中では科学兵器というよりも'''[[超能力]]のような扱い'''となっている。原作小説の後半では重力を無視したり先のレーバテインのような単純な斥力では説明がつかない現象も起こすようになり、よりオカルト的な色彩が濃くなっていった。
    
===真の機能===
 
===真の機能===
原作小説10巻『せまるニックオブタイム』にて、は虚弦斥力場生成システムという名称と斥力場を発生させる機能は'''偽装'''にすぎないと判明。
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原作小説10巻『せまるニックオブタイム』にて、は虚弦斥力場生成システムという名称と斥力場を発生させる機能は'''偽装'''にすぎないと判明。TAROSの兵器としての使い方はあくまでも副次的な使用法にすぎないことが明かされる。
TAROSの兵器としての使い方はあくまでも副次的な使用法にすぎないことが明かされる。
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本来のTAROSは原作世界の根幹に関わる重要な装置であり、その本来の名称は「'''オムニ・スフィア高速連鎖干渉炉'''」である。
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本来のTAROSは原作世界の根幹に関わる重要な装置であり、その本来の名称は「'''オムニ・スフィア高速連鎖干渉炉'''」である。ラムダ・ドライバが斥力を発生させ、それを操るというのは前述のとおり偽装であり、起動すれば斥力を発生させるのと同等の現象を引き起こす事が可能となるが、実際に起きているのは'''ラムダ・ドライバを機動することによる、操縦者の意思による物理世界の書き換え'''、つまり正に超能力や魔法のような代物であった。
ラムダドライバが斥力を発生させ、それを操るというのは前述のとおり偽装であり、ラムダドライバを機動すれば斥力を発生させるのと同等の現象を引き起こす事が可能となるが、'''実際にはラムダドライバを機動することによって、操縦者の意思による物理世界を書き換えを行っている。'''
   
フルメタの世界はすべてを内包する領域(オムニ・スフィア)と呼ばれる一種の精神世界に精神を転移すると時間や空間の制約を受けずに情報を伝播でき、またオムニ・スフィアは物理世界と相互に干渉しあっているとされる。その理論的な応用範囲は極めて多岐にわたり、オムニ・スフィアを介した物理世界への干渉、つまり「ラムダ・ドライバ」は比較的容易とされる他、テレパシーや未来予知、究極的には'''歴史の書き換え'''すら可能となる。
 
フルメタの世界はすべてを内包する領域(オムニ・スフィア)と呼ばれる一種の精神世界に精神を転移すると時間や空間の制約を受けずに情報を伝播でき、またオムニ・スフィアは物理世界と相互に干渉しあっているとされる。その理論的な応用範囲は極めて多岐にわたり、オムニ・スフィアを介した物理世界への干渉、つまり「ラムダ・ドライバ」は比較的容易とされる他、テレパシーや未来予知、究極的には'''歴史の書き換え'''すら可能となる。
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また、TAROSにはその疑似頭脳/神経系に人格を転写するという機能もあり、アルが人格めいたものを形成していったのもTAROSによる所が大きいと思われる(その為、テッサは宗介が別の生き方をしていればアルのようになったかも知れないと予想している)。また、外伝の「フルメタルパニック!アナザー」では大破したアーバレストから回収されたTAROSからこの機能を利用して高性能な無人機が大量生産されている。
 
また、TAROSにはその疑似頭脳/神経系に人格を転写するという機能もあり、アルが人格めいたものを形成していったのもTAROSによる所が大きいと思われる(その為、テッサは宗介が別の生き方をしていればアルのようになったかも知れないと予想している)。また、外伝の「フルメタルパニック!アナザー」では大破したアーバレストから回収されたTAROSからこの機能を利用して高性能な無人機が大量生産されている。
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また[[クルツ・ウェーバー]]は原作小説10巻『せまるニックオブタイム』にて瀕死の状態で最後の狙撃を行った際に、生身の身体でありながらオムニスフィアに接続し、ラムダドライバと同様の物理世界への干渉をしたと思われる描写がある。
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また[[クルツ・ウェーバー]]は原作小説10巻『せまるニックオブタイム』にて瀕死の状態で最後の狙撃を行った際に、生身の身体でありながらオムニ・スフィアに接続し、ラムダ・ドライバと同様の物理世界への干渉をしたと思われる描写がある。
    
== 採用作品・勢力別効果 ==
 
== 採用作品・勢力別効果 ==

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