差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
13 バイト追加 、 2013年5月19日 (日) 07:47
編集の要約なし
44行目: 44行目:  
このある種抗い得ぬ滅びの運命に対し、銀河の先住民族達は様々な対抗措置・或いは回避手段を生み出してきた。それらの中にはある程度の効果をあげたものもあれば、逆に彼ら自身の滅びを促進してしまう結果となったものもある。
 
このある種抗い得ぬ滅びの運命に対し、銀河の先住民族達は様々な対抗措置・或いは回避手段を生み出してきた。それらの中にはある程度の効果をあげたものもあれば、逆に彼ら自身の滅びを促進してしまう結果となったものもある。
   −
地球の先住民族である[[プロトカルチャー]]は、アポカリュプシスによる物理的な災厄(主としてSTMCの襲来など)に対抗すべく、[[ゼントラーディ]]・[[メルトランディ]]といった戦闘種族を創造し、後にそれを更に上回る戦闘能力を持つ戦闘兵士エビルを誕生させた。しかしエビルは異次元宇宙から現れたエネルギー生命体に憑依され、スピリチアを有する生命体全てにとっての脅威へと変貌。これが今日の「'''[[プロトデビルン]]'''」である。制御が不可能となった巨人種族とプロトデビルンの大侵攻により、プロトカルチャーの滅亡は加速することとなってしまう。
+
地球の先住民族である[[プロトカルチャー]]は、アポカリュプシスによる物理的な災厄(主として[[STMC]]の襲来など)に対抗すべく、[[ゼントラーディ]]・[[メルトランディ]]といった戦闘種族を創造し、後にそれを更に上回る戦闘能力を持つ戦闘兵士エビルを誕生させた。しかしエビルは異次元宇宙から現れたエネルギー生命体に憑依され、スピリチアを有する生命体全てにとっての脅威へと変貌。これが今日の「'''[[プロトデビルン]]'''」である。制御が不可能となった巨人種族とプロトデビルンの大侵攻により、プロトカルチャーの滅亡は加速することとなってしまう。
   −
一方、ヒトが肉体を捨てて魂を一つにし、無限力と融合することで滅びを免れるという方法も考え出され、一部のプロトカルチャーはそのような存在に達する手段を講じて滅びを回避した。これが[[碇ゲンドウ]]や[[ゼーレ]]が遂行しようとした「'''[[人類補完計画]]'''」の雛型である。本作ではエヴァンゲリオン原作において「補完」を実施した先住民族「第一始祖民族」は第6文明人と同一の存在であると位置付けられており、死海文書等により伝えられている人類補完計画の仔細は、プロトカルチャーが第一始祖民族=第6文明人が行った同様の計画を応用して実行に移したものである事が明かされている。イデがどのように生まれたのかは明言されていないが、これらの情報から、おそらく第6文明人が補完計画を行うことで一つに融合した結果誕生したものと推測される(少なくとも補完によって生まれる意思集合体とイデは「器を捨てて一つになった意志」という同質の存在である。尚、現在では補完計画に対する無限力の評価は様々であり、いわば補完計画の発案者であるイデには支持されているが、個々人の進化を望むゲッター線やビムラーには反対されている)。
+
一方、ヒトが肉体を捨てて魂を一つにし、無限力と融合することで滅びを免れるという方法も考え出され、一部のプロトカルチャーはそのような存在に達する手段を講じて滅びを回避した。これが[[碇ゲンドウ]]や[[ゼーレ]]が遂行しようとした「'''[[人類補完計画]]'''」の雛型である。本作では[[エヴァンゲリオン]]原作において「補完」を実施した先住民族「第一始祖民族」は第6文明人と同一の存在であると位置付けられており、死海文書等により伝えられている人類補完計画の仔細は、プロトカルチャーが第一始祖民族=第6文明人が行った同様の計画を応用して実行に移したものである事が明かされている。イデがどのように生まれたのかは明言されていないが、これらの情報から、おそらく第6文明人が補完計画を行うことで一つに融合した結果誕生したものと推測される(少なくとも補完によって生まれる意思集合体とイデは「器を捨てて一つになった意志」という同質の存在である。尚、現在では補完計画に対する無限力の評価は様々であり、いわば補完計画の発案者であるイデには支持されているが、個々人の進化を望むゲッター線やビムラーには反対されている)。
    
その一方、これらの手段を講じた上でもその災厄は計り知れない規模で地球を襲い、99%以上の生命体が死に至る。しかしこの大災厄を生き延びた人々は細々と生き永らえ、少しずつではあるが文明を復興していった。約1万2千年前、彼らの末裔とも呼ぶべき古代ムー文明の人々が、対妖魔の戦力であると同時にSTMCへの対抗手段として造り上げた機動兵器が「'''[[ライディーン]]'''」である。STMCはこの時代にも地球に飛来していたようであり、ライディーン及び妖魔帝国の記録装置にはSTMCに関する情報が遺されていた。
 
その一方、これらの手段を講じた上でもその災厄は計り知れない規模で地球を襲い、99%以上の生命体が死に至る。しかしこの大災厄を生き延びた人々は細々と生き永らえ、少しずつではあるが文明を復興していった。約1万2千年前、彼らの末裔とも呼ぶべき古代ムー文明の人々が、対妖魔の戦力であると同時にSTMCへの対抗手段として造り上げた機動兵器が「'''[[ライディーン]]'''」である。STMCはこの時代にも地球に飛来していたようであり、ライディーン及び妖魔帝国の記録装置にはSTMCに関する情報が遺されていた。
   −
尚、アポカリュプリシスへの対抗措置に関連した会話の中で、ルアフは「巨大な生体宇宙船による地球脱出」について言及し、[[サコン・ゲン|サコン]]はそれを受けて「海底に眠っていたあの遺跡は地球を脱出しようとして失敗した宇宙船だった」と述べている。これは前作・第2次αに登場した「'''[[オルファン]]'''」を指したものであり、第3次αではブレンパワードの参戦がなかったために登場しなかったものの、アポカリュプリスへの対抗措置の一つという設定が与えられていたことが明らかとなった。
+
尚、アポカリュプリシスへの対抗措置に関連した会話の中で、ルアフは「巨大な生体宇宙船による地球脱出」について言及し、[[サコン・ゲン|サコン]]はそれを受けて「海底に眠っていたあの遺跡は地球を脱出しようとして失敗した宇宙船だった」と述べている。これは前作・第2次αに登場した「'''[[オルファン]]'''」を指したものであり、第3次αでは[[ブレンパワード]]の参戦がなかったために登場しなかったものの、アポカリュプリスへの対抗措置の一つという設定が与えられていたことが明らかとなった。
    
==== ガンエデンシステム ====
 
==== ガンエデンシステム ====
57行目: 57行目:  
同システムはサイコドライバーと呼ばれるアカシックレコードへの干渉能力を持つ者の力を引き出す器であり、彼らを介して無限力を引き出すことによって惑星を守護するためのシステムである。地球で誕生したファーストサイコドライバーである「ナシム」と「ゲベル」は、上述の災厄によって滅びの危機に瀕した地球を旅立ち、バルマー星に到達。バルマー星で文明を築き上げた後、ナシムは望郷の念にかられ地球に帰還。バルマー星に残ったゲベルと共に、それぞれ地球と[[バルマー星]]の守護神としての役割を果たすこととなった。
 
同システムはサイコドライバーと呼ばれるアカシックレコードへの干渉能力を持つ者の力を引き出す器であり、彼らを介して無限力を引き出すことによって惑星を守護するためのシステムである。地球で誕生したファーストサイコドライバーである「ナシム」と「ゲベル」は、上述の災厄によって滅びの危機に瀕した地球を旅立ち、バルマー星に到達。バルマー星で文明を築き上げた後、ナシムは望郷の念にかられ地球に帰還。バルマー星に残ったゲベルと共に、それぞれ地球と[[バルマー星]]の守護神としての役割を果たすこととなった。
   −
ゲベルはバルマー星防衛のために星間国家「[[ゼ・バルマリィ帝国]]」を築き上げ、防衛戦力としての帝国軍を組織する。しかし彼は、負の無限力(悪霊の力)を集め、アポカリュプシスとそれを引き起こす正の無限力を消滅させることを望むようになり、まつろわぬ者達の王「[[ケイサル・エフェス(人物)|ケイサル・エフェス]]」を自称するようになる。
+
ゲベルはバルマー星防衛のために星間国家「[[ゼ・バルマリィ帝国]]」を築き上げ、防衛戦力としての帝国軍を組織する。しかし彼は、負の無限力(悪霊の力)を集め、アポカリュプシスとそれを引き起こす正の無限力を消滅させることを望むようになり、まつろわぬ者達の王「[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]」を自称するようになる。
    
その一方地球に戻ったナシムは、当時地球上で巻き起こっていた[[超機人]]同士の大戦に干渉。STMCへの対抗措置としての役割も担っていた彼らの一部を自身の配下とし、一定の戦力整備を果たした後に永い眠りにつく。その後時を経て[[封印戦争]]の時代、地球を守護するという自らの役割を果たすべく復活。マシヤフとしての役割を与えた[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]を使役し、地球人の動向を観察する中で、地球を守護する剣として[[αナンバーズ]]を見出した。しかし最終的には彼らとの見解の相違により敵対関係となり、彼らとの戦いの中でガンエデンシステムは損壊。αナンバーズに対し、アポカリュプシスに立ち向かい、全銀河の代表として生命体の可能性を無限力に訴えかける役割を託すこととなった。
 
その一方地球に戻ったナシムは、当時地球上で巻き起こっていた[[超機人]]同士の大戦に干渉。STMCへの対抗措置としての役割も担っていた彼らの一部を自身の配下とし、一定の戦力整備を果たした後に永い眠りにつく。その後時を経て[[封印戦争]]の時代、地球を守護するという自らの役割を果たすべく復活。マシヤフとしての役割を与えた[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]を使役し、地球人の動向を観察する中で、地球を守護する剣として[[αナンバーズ]]を見出した。しかし最終的には彼らとの見解の相違により敵対関係となり、彼らとの戦いの中でガンエデンシステムは損壊。αナンバーズに対し、アポカリュプシスに立ち向かい、全銀河の代表として生命体の可能性を無限力に訴えかける役割を託すこととなった。
1,378

回編集

案内メニュー