299行目: |
299行目: |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| === 機動戦士ガンダムSEED === | | === 機動戦士ガンダムSEED === |
− | ;「不可能を可能にする男かな? オレは」 | + | ;「フッ…。中立国でありますか。聞いてあきれますな」 |
− | :第7話。アルテミス脱出後、ブリッジクルーと共に月軌道へ上がる為のルート選定中の一幕。「最速ルートはデブリ帯を通過するルートだが、高速でデブリ帯に突入すればAAまでもがデブリの仲間入りをしてしまう」というマリューとノイマンの会話を聞き、ムゥはルート選定と水不足を一度に解決する方法を思い付いた。 | + | :第1話より。「中立宣言」をしておきながら、裏では[[地球連合]]に協力して自領の[[ヘリオポリス]]内に[[GUNDAM|G兵器]]を開発していた[[オーブ連合首長国|オーブ]]を皮肉って。 |
− | :今作で最初に彼が「不可能を可能にする男」と自称したシーンである。 | + | :もっとも、この時ムウと会話していた輸送艦艦長が指摘した通り、そのおかげで[[地球連合軍]]にとっては反攻作戦が進んだのもまた事実である。 |
− | ;「俺たちは生きてる。ってことは、生きなきゃならないってことなんだよ」 | + | ;「不可能を可能にする男かな? オレは」 |
− | :同じく第7話。アークエンジェルの水不足解消のため、近くにあった廃コロニー、ユニウスセブンの氷を拝借しようという提案をする。ユニウスセブンは地球連合軍の核攻撃で20万人以上の犠牲者を出して崩壊したプラント型コロニーであり、いわば墓荒らしのような形になるために、他のクルーは躊躇していた。死者の尊厳は守られるべきだが、生きている人間が最優先という彼の信念が伺える。 | + | :第7話。アルテミス脱出後、ブリッジクルーと共に[[月]]軌道へ上がる為のルート選定中の一幕。 |
− | ;「そういう情けねぇことしか出来ねぇのは俺達が弱いからだろ。俺にもお前にも、艦長や副長を非難する権利はねぇよ…」 | + | :「最速ルートはデブリ帯を通過するルートだが、高速でデブリ帯に突入すれば[[アークエンジェル]]までもがデブリの仲間入りをしてしまう」という[[マリュー・ラミアス|マリュー]]と[[アーノルド・ノイマン|ノイマン]]の会話を聞き、ムウはルート選定と水不足を一度に解決する方法を思い付いた。 |
− | :第10話。咄嗟にラクスを人質としたナタルの判断を非難するキラに対して諭す。地球連合軍のネルソン級戦艦1隻、ドレイク級護衛艦2隻の先遣艦隊も全滅した上に、アークエンジェル内の避難民の存在も考えれば、このような手段も仕方がないのだろう。 | + | :ちなみに、本作で最初にムウが「不可能を可能にする男」と自称したシーンである。 |
− | ;「悪気はないんだ。皆、お前を仲間だと思っている」 | + | ;「俺達は生きてる。…って事は、生きなきゃならないって事なんだよ」 |
| + | :同上。「アークエンジェルの水不足解消のため、近辺の廃[[コロニー]]・[[ユニウスセブン]]の氷を拝借しよう」と提案をする。 |
| + | :ユニウスセブンは地球連合軍の核攻撃で20万人以上の犠牲者を出して崩壊したプラント型コロニーであり、いわば墓荒らしのような形になるために、他のクルーは躊躇していた。 |
| + | :「死者の尊厳は守られるべきだが、生きている人間が最優先」とのムウの信念が伺える。 |
| + | ;「そういう情けねぇ事しか出来ねぇのは、俺達が弱いからだろ。俺にもお前にも、艦長や副長を非難する権利はねぇよ…」 |
| + | :第10話より。咄嗟に[[プラント]]の歌姫[[ラクス・クライン|ラクス]]を人質とした[[ナタル・バジルール|ナタル]]の判断を非難する[[キラ・ヤマト|キラ]]に対して諭す。 |
| + | :地球連合軍のネルソン級戦艦1隻、ドレイク級護衛艦2隻の先遣艦隊も全滅した上に、アークエンジェル内の避難民の存在も考えれば、このような手段もやむを得ないのだろう。 |
| + | ;「悪気は無いんだ。皆、お前を仲間だと思っている」 |
| ;キラ「分かっています」 | | ;キラ「分かっています」 |
− | ;「俺たちは軍人だ、人殺しじゃない。戦争をしているんだ! 撃たなければ撃たれる、俺も、お前も、皆!」 | + | ;「俺達は軍人だ、人殺しじゃない。戦争をしているんだ! 撃たなければ撃たれる、俺も、お前も、皆!」 |
| ;キラ「知っています!」 | | ;キラ「知っています!」 |
− | ;「なら迷うな! 命取りになるぞ!」 | + | ;「なら迷うな! 命取りになるぞ!」 |
− | :第30話。ブリッツガンダムを倒した事でAA整備班から喝采を以て迎えられるキラだったが、ブリッツのパイロットがアスランの親友だった事を知るキラとしては、人を殺して来た事を褒め称えられる事に強い拒否感を抱く。マードック等の親交の深かった整備兵はキラに対して失言だったと気付いたのだが、一部の整備員は「今までも散々殺しておきながら、今更何を」と陰口を叩く。 | + | :第30話。[[ブリッツガンダム]]を倒した事でAA[[科学者・技術者|整備班]]から喝采を以て迎えられるキラだったが、[[ニコル・アマルフィ|ブリッツのパイロット]]が[[アスラン・ザラ|アスラン]]の親友だった事を知るキラとしては、人を殺して来た事を褒め称えられる事に強い拒否感を抱く。[[コジロー・マードック|マードック]]等の親交の深かった整備兵はキラに対して失言だったと気付いたのだが、一部の整備員は「今までも散々殺しておきながら、今更何を」と陰口を叩く。 |
− | :それを前に改めて自分がしている事に苦悩するキラに、ムゥは『戦時中の軍人にとっての"殺し"は、ただの殺人者のそれと同じではない』と諭し、キラの迷いを諫めるのだった。 | + | :それを前に改めて自分がしている事に苦悩するキラに対して、ムウは「戦時中の軍人にとっての"殺し"は、ただの殺人者のそれと同じではない」と諭し、キラの迷いを諫めるのだった。 |
| ;「くっそおおおおおおお!!」 | | ;「くっそおおおおおおお!!」 |
− | :第31話。トールの死のショックから床に泣き崩れたミリアリアの肩に手を伸ばすも、被弾して艦に戻ってきたムウにその資格はなかった。常に明るさを絶やさなかった彼女が悲しむ姿に慰めも励みの言葉もかける事もできず、やり場のない怒りと悔しさ、そして己の無力さに彼は壁に拳を叩きつけることしかできなかった。 | + | :第31話より。[[トール・ケーニヒ|トール]]の死のショックから床に泣き崩れた[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]の肩に手を伸ばすも、被弾して艦に戻ってきたムウにその資格はなかった。 |
− | :小説版ではエースパイロットとして厳しい戦場を生き延びてきたため、彼には「自分より若く、生き延びるべき部下が先に死んでしまった事が繰り返された」事を悔やんでいる。 | + | :常に明るさを絶やさなかった彼女が悲しむ姿に慰めも励みの言葉もかける事もできず、やり場のない怒りと悔しさ、そして己の無力さにムウは壁に拳を叩きつける事しかできなかった。 |
| + | :[[小説|小説版]]では、ムウはエースパイロットとして厳しい戦場を生き延びてきたため、自分より若く、生き延びるべき部下が先に死んでしまった事が繰り返された事を悔やんでいる。 |
| ;「ここ、並んで。自分の番が来たらそれを見せて乗るんだ。いいな」「俺、ちょっと忘れもん」 | | ;「ここ、並んで。自分の番が来たらそれを見せて乗るんだ。いいな」「俺、ちょっと忘れもん」 |
− | :第34話。パナマ行きの船に乗る前にマリューにもう一目会おうと列から離れる。この行為によりムウは基地内の異変を察知し、潜入したクルーゼと鉢合わせとなりサイクロプスの存在を知る事となる。またフレイも釣られてか列を離れており、結果的に自分のみならず、アークエンジェルの面々とフレイのその後の運命を変える事になった。 | + | :第34話より。パナマ行きの船に乗る前にマリューにもう一目会おうと列から離れる。この行為によりムウは基地内の異変を察知し、潜入したクルーゼと鉢合わせとなりサイクロプスの存在を知る事となる。 |
| + | :なお、フレイもムウに釣られてか列を離れており、結果的に自分のみならず、アークエンジェルの面々と彼女のその後の運命を変える事になった。 |
| ;「心配しなさんな。忘れた? 俺は『不可能を可能にする男』だってこと」 | | ;「心配しなさんな。忘れた? 俺は『不可能を可能にする男』だってこと」 |
− | :第35話。[[アラスカ基地]]で転属命令を無視して[[アークエンジェル]]に戻ってきて、[[マリュー・ラミアス|マリュー]]達に大量破壊兵器[[サイクロプス]]の存在を伝えた後に[[スカイグラスパー]]で出撃しようとした際に彼女に言った台詞。 | + | :第35話より。[[アラスカ基地]]で転属命令を無視してアークエンジェルに戻ってきて、マリュー達に大量破壊兵器[[サイクロプス]]の存在を伝えた後に[[スカイグラスパー]]で出撃しようとした際に彼女に言った台詞。 |
| ;「俺の親父ってさ…傲慢で横暴で疑り深くてさ。俺がガキの頃死んだけど、そんな印象しかなくてさ」<br />「けど信じられるか? こんなの…なんで…こんな…おまけに失敗作? テロメアが短くて老化が早いって…なんだよそりゃ!?」<br />「奴には過去も未来も、もしかしたら自分すらないんだ」 | | ;「俺の親父ってさ…傲慢で横暴で疑り深くてさ。俺がガキの頃死んだけど、そんな印象しかなくてさ」<br />「けど信じられるか? こんなの…なんで…こんな…おまけに失敗作? テロメアが短くて老化が早いって…なんだよそりゃ!?」<br />「奴には過去も未来も、もしかしたら自分すらないんだ」 |
| :[[コロニー]][[メンデル]]内で[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]が父親アル・ダ・フラガの[[クローン]]である事を知った後、マリューに自身の父親について語っていた。 | | :[[コロニー]][[メンデル]]内で[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]が父親アル・ダ・フラガの[[クローン]]である事を知った後、マリューに自身の父親について語っていた。 |
| ;「へへ……やっぱ俺って、不可能を可能に……!!」 | | ;「へへ……やっぱ俺って、不可能を可能に……!!」 |
− | :原作終盤、[[ドミニオン]]のローエングリンから[[アークエンジェル]]を守るために盾になった際の台詞。この直後、ローエングリンに耐えられなかったストライクは爆発し、ムウも戦死した。 | + | :原作終盤、[[ドミニオン]]のローエングリンからアークエンジェルを守るために盾になった際の台詞。この直後、ローエングリンに耐えられなかったストライクは爆発し、ムウも戦死した。 |
− | :反物質ビーム砲であるローエングリンは物理的な手段での防御は不可能とされ、ストライクの装備では防御できないはずであった。しかし命と引き換えにとはいえAAを守り切って見せた彼は、最期の最期で正真正銘の'''不可能を可能にする男'''になったのであった。 | + | :反物質ビーム砲であるローエングリンは物理的な手段での防御は不可能とされ、ストライクの装備では防御できないはずであった。しかし、命と引き換えにとはいえアークエンジェルを守り切って見せた彼は、最期の最期で正真正銘の'''不可能を可能にする男'''になったのであった。 |
− | :爆散したストライクの残骸の中に彼のヘルメットが漂っている事から戦死は確実かと思われた。しかし、後のSEでは諸々の事情によりなんと'''ヘルメットが消されており'''、生存説が急浮上した。詳しくは[[#余談|余談]]の欄を参照。 | + | :爆散したストライクの残骸の中に彼のヘルメットが漂っている事から戦死は確実かと思われた。しかし、後のスペシャルエディションIII「鳴動の宇宙」では諸々の事情によりなんと'''ヘルメットが消されており'''、生存説が急浮上した。詳しくは[[#余談|余談]]の欄を参照。 |
| ;「クルーゼ!! キサマに引導を渡すのはこの俺様だあっ」 | | ;「クルーゼ!! キサマに引導を渡すのはこの俺様だあっ」 |
− | :コミックボンボン版「キラとアスランの激闘」下巻より、大破した[[ストライクガンダム|ストライク]]から[[メビウス・ゼロ]]に乗り換えて[[フリーダムガンダム|フリーダム]]と[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]の合間に割って出る時に。 | + | :高山瑞穂氏の[[漫画]]コミックボンボン版「キラとアスランの激闘」下巻より。大破した[[ストライクガンダム|ストライク]]から[[メビウス・ゼロ]]に乗り換えて[[フリーダムガンダム|フリーダム]]と[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]の合間に割って出る時に。 |
| ;「それでいい、坊主…」 | | ;「それでいい、坊主…」 |
− | :ボンボン版での最期の台詞。メビウス・ゼロのガンバレルにより機体をプロヴィデンスごと絡めとり、フリーダムの砲撃で自身諸共クルーゼを道連れとした。 | + | :ボンボン版での最期の台詞。メビウス・ゼロのガンバレルのワイヤーで機体をプロヴィデンスごと絡めとり、フリーダムの砲撃で自身諸共クルーゼを道連れとした。 |
| | | |
| === 機動戦士ガンダムSEED DESTINY === | | === 機動戦士ガンダムSEED DESTINY === |