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| ……と、ここまでなら世界の運命に抗い続けた一人の男、と言えるのだが、リチャードを語るうえで外せないものがある。それは、'''壊滅的な演技の下手さ'''と'''無茶苦茶な服飾のセンス'''である。サヤ共々芝居を打つのが異様に下手であり、はっきり言って大根役者レベル。初対面の[[大十字九郎]]でさえ「何かおかしい」と違和感を覚えており、これを真に受けたのはアーニーただ一人であった(そのアーニーですら、初対面で落語家としてリチャード達が現れた際は本気で困惑している)。さらに服飾のセンスは完全に趣味丸出しであり、主な被害者はサヤ。劇中ではフロンティア船団に潜入するのにどこかの女スパイのような格好をさせたり、2部中盤で海に行った際にはスクール水着を用意しているなど、おかしいというか、もはやどこからツッコむべきかわからないセンスの持ち主である(ただしこれについてはサヤの気をほぐすためにわざとやっている可能性もある)。 | | ……と、ここまでなら世界の運命に抗い続けた一人の男、と言えるのだが、リチャードを語るうえで外せないものがある。それは、'''壊滅的な演技の下手さ'''と'''無茶苦茶な服飾のセンス'''である。サヤ共々芝居を打つのが異様に下手であり、はっきり言って大根役者レベル。初対面の[[大十字九郎]]でさえ「何かおかしい」と違和感を覚えており、これを真に受けたのはアーニーただ一人であった(そのアーニーですら、初対面で落語家としてリチャード達が現れた際は本気で困惑している)。さらに服飾のセンスは完全に趣味丸出しであり、主な被害者はサヤ。劇中ではフロンティア船団に潜入するのにどこかの女スパイのような格好をさせたり、2部中盤で海に行った際にはスクール水着を用意しているなど、おかしいというか、もはやどこからツッコむべきかわからないセンスの持ち主である(ただしこれについてはサヤの気をほぐすためにわざとやっている可能性もある)。 |
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− | 第51話にて[[ナイア]]が[[大十字九郎|九郎]]に見せた夢ではサヤ共々'''売れっ子落語家'''として登場している。 | + | 第51話にて[[ナイア]]が九郎に見せた夢ではサヤ共々'''売れっ子落語家'''として登場している。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| === [[精神コマンド]] === | | === [[精神コマンド]] === |
| ;[[不屈]] [[必中]] [[鉄壁]] [[気迫]] [[熱血]] | | ;[[不屈]] [[必中]] [[鉄壁]] [[気迫]] [[熱血]] |
− | :絵にかいたようなスーパー系のテンプレート。オルフェスにぴったりのコマンドばかりで、それだけに離脱が惜しい。まあ、2周目以降なら精神エディットが出来るため、これを手本にアーニーのコマンドを組むのも手。 | + | :絵に描いたようなスーパー系のテンプレート。オルフェスにぴったりのコマンドばかりで、それだけに離脱が惜しい。2周目以降なら精神エディットが出来るため、これを手本にアーニーのコマンドを組むのも手。 |
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| === 特殊スキル === | | === 特殊スキル === |
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| === [[戦術指揮]] === | | === [[戦術指揮]] === |
| ;スペック低下無効 EN、MP10%回復 | | ;スペック低下無効 EN、MP10%回復 |
− | : | + | :なかなか有用な部類。3個目は追加されることなく離脱する。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;[[サヤ・クルーガー]] | | ;[[サヤ・クルーガー]] |
− | :娘。UXとして活動する際は部下として振舞っている。'''リチャードのおかしな服飾センスの被害者'''であるが、当人も慣れて来てしまい、'''頭でわかっていても違和感がなくなっている模様'''。 | + | :娘(血の繋がりはない)。UXとして活動する際は部下として振舞っている。リチャードのおかしな服飾センスの被害者であるが、当人も慣れて来てしまい、頭でわかっていても違和感がなくなっている模様。 |
| ;[[アニエス・ベルジュ]] | | ;[[アニエス・ベルジュ]] |
− | :後継者。ある偶然から彼と関わり、後に世界の命運を託すことに。天然ボケな性格のため、'''リチャードの打った芝居を頭から信じ込んで全く疑っていなかった'''。 | + | :後継者。ある偶然から彼と関わり、後に世界の命運を託すことに。天然ボケな性格のため、リチャードの打った芝居を頭から信じ込んで全く疑っていなかった。 |
| ;[[ノーヴル・ディラン]] | | ;[[ノーヴル・ディラン]] |
| :盟友。 | | :盟友。 |
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| == 版権作品との人間関係 == | | == 版権作品との人間関係 == |
| ;[[カガリ・ユラ・アスハ]] | | ;[[カガリ・ユラ・アスハ]] |
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| :4話で彼らの援護に駆けつける。 | | :4話で彼らの援護に駆けつける。 |
| ;[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]] | | ;[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]] |
− | :[[ヒーローマン]]を操る彼の動向を窺っていた。また、事あるごとに彼に'''「ジョジョ」ネタを吹っかける'''。 | + | :[[ヒーローマン]]を操る彼の動向を窺っていた。また、事あるごとに彼に「ジョジョ」ネタを吹っかける。 |
| ;[[海動剣]]、[[真上遼]] | | ;[[海動剣]]、[[真上遼]] |
| :彼らの代わりに[[アイアンカイザー]]の道連れとなる。彼らからも好感を持たれており、その死を悼まれた。 | | :彼らの代わりに[[アイアンカイザー]]の道連れとなる。彼らからも好感を持たれており、その死を悼まれた。 |
− | :原作では'''彼らは道連れになりながらも普通に生還している'''ので、見ようによっては無駄死にであるとも言えるが、リチャードはこの時点で余命半年と宣告されるまでに肉体がボロボロになっているのと(しかもこの時代での医学では治すことは不可能)、「あえて運命に殉じた」という理由付けも考慮すべきであろう。 | + | :原作では'''彼らは道連れになりながらも普通に生還している'''ので、見ようによっては無駄死にであるとも言えるが、リチャードはこの時点でもはや手遅れ、余命半年と宣告されるまでに肉体がボロボロになっているのと、「あえて運命に殉じた」という理由付けも考慮すべきであろう。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| ;「おっと、そいつは俺の役目だ!」 | | ;「おっと、そいつは俺の役目だ!」 |
| :31話の第二次重力炉阻止作戦にて、ウイングクロスした[[マジンカイザーSKL]]が重力炉もろとも[[アイアンカイザー]]を破壊しようとしたその時、通信越しで彼らを呼び止め、長らく使われることのなかった[[ライオットB]]で出撃した。 | | :31話の第二次重力炉阻止作戦にて、ウイングクロスした[[マジンカイザーSKL]]が重力炉もろとも[[アイアンカイザー]]を破壊しようとしたその時、通信越しで彼らを呼び止め、長らく使われることのなかった[[ライオットB]]で出撃した。 |
− | :そしてリチャードは[[ライオットB]]の動力炉である陽子ジェネレータならば[[アイアンカイザー]]や重力炉を対消滅できると告げたが、それはリチャードが死ぬことを意味していた…。これには[[海動剣|海動]]や[[真上遼|真上]]も少なからず動揺するが…。 | + | :そしてリチャードは[[ライオットB]]の動力炉である陽子ジェネレータならば[[アイアンカイザー]]や重力炉を対消滅できると告げたが、それはリチャードが死ぬことを意味していた。これには[[海動剣|海動]]や[[真上遼|真上]]も少なからず動揺するが…。 |
| ;「お前さんたちには、まだまだこれからやるべきことがあるだろう?」<br/>「こっちはどうせ、くたばりかけのろくでなしだ。 死に場所ぐらい、自分で決めさせてくれや」 | | ;「お前さんたちには、まだまだこれからやるべきことがあるだろう?」<br/>「こっちはどうせ、くたばりかけのろくでなしだ。 死に場所ぐらい、自分で決めさせてくれや」 |
| :リチャードは彼らをこの台詞で諭した。今までの戦いにより、死にかけの肉体となってしまったリチャード。 | | :リチャードは彼らをこの台詞で諭した。今までの戦いにより、死にかけの肉体となってしまったリチャード。 |
− | :ならばやるべきことは一つ、重力炉を対消滅させる役割は「まだ戦うことができる」彼らではなく、「もう戦うことができない」自分が引き受ける――ただそれだけだった。自分の運命にけじめを…そして世界を救うべく、サヤに自分を撃つように命令するが…。 | + | :ならばやるべきことは一つ、重力炉を対消滅させる役割は「まだ戦うことができる」彼らではなく、「もう戦うことができない」自分が引き受ける――ただそれだけだった。自分の運命にけじめを…そして世界を救うべく、サヤに自分を撃つように命令する。 |
| ;「フ、フフ…ありがとよ、少尉…」 | | ;「フ、フフ…ありがとよ、少尉…」 |
− | :感情が芽生えてきたサヤは彼を撃つ事が出来なかった。アーニーは「'''例え任務でも、子供が親を撃つなんてあってはならない'''」と見かね、慟哭したサヤの代わりに介錯することにした。彼に「志を受け継ぐ」と言われたリチャードは不器用ながらも感謝の言葉を述べた。そして…。 | + | :しかし、サヤは彼を撃つ事が出来なかった。そこにアーニーが「'''例え任務でも、子供が親を撃つなんてあってはならない'''」と、慟哭したサヤの代わりに介錯を申し出る。彼に「志を受け継ぐ」と言われたリチャードは不器用ながらも感謝の言葉を述べた。 |
| ;「娘と、未来を頼んだぜ…」<br/>「さよならだ、サヤ…」 | | ;「娘と、未来を頼んだぜ…」<br/>「さよならだ、サヤ…」 |
− | :オルフェスの一撃はライオットBを貫き、アイアンカイザーや重力炉を対消滅に巻き込めることに成功した。 | + | :オルフェスの一撃はライオットBを貫き、アイアンカイザーや重力炉を対消滅に巻き込むことに成功した。 |
− | :死の間際にアーニーに娘であるサヤと世界の未来を託し、たった一人の娘に別れを告げた…。 | + | :死の間際にアーニーにサヤと世界の未来を託し、たった一人の娘に別れを告げた。 |
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| == 迷台詞 == | | == 迷台詞 == |
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| :「エンカウンター」にて、[[タマ]]の頑強さに手こずるアーニー達を見て。さりげなくダジャレを引っかけているのがミソ。 | | :「エンカウンター」にて、[[タマ]]の頑強さに手こずるアーニー達を見て。さりげなくダジャレを引っかけているのがミソ。 |
| ;「ミーは、落語家で牧師の極楽亭リチャードと言う者でゲス。そしてこちらが弟子のサヤ」 | | ;「ミーは、落語家で牧師の極楽亭リチャードと言う者でゲス。そしてこちらが弟子のサヤ」 |
− | :[[JUDA]]の医務室で目覚めた[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]に対して、自己紹介。これがきっかけで、'''アーニーは2人が落語家だと長い間信じ込んでしまう'''。なお、この落語家と言う設定は石神も[[桐山英治|桐山]]相手に使っている。 | + | :[[JUDA]]の医務室で目覚めた[[アニエス・ベルジュ|アーニー]]に対して、自己紹介。これがきっかけで、アーニーは2人が落語家だと長い間信じ込んでしまう。なお、この落語家と言う設定は石神も[[桐山英治|桐山]]相手に使っている。 |
| ;「うーむ、我ながら今回も完璧なお芝居だったな」 | | ;「うーむ、我ながら今回も完璧なお芝居だったな」 |
| :強引にアーニーを押し出した後で、自分の演技に対して。自画自賛と言うレベルではない。 | | :強引にアーニーを押し出した後で、自分の演技に対して。自画自賛と言うレベルではない。 |
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| :中断メッセージでの一幕。声付きの演技口調が聴ける貴重な台詞であり、小杉氏のかなり砕けた演技も相まって必聴。 | | :中断メッセージでの一幕。声付きの演技口調が聴ける貴重な台詞であり、小杉氏のかなり砕けた演技も相まって必聴。 |
| ;「なにかね、少尉。せっかく和ませてやろうって時に」 | | ;「なにかね、少尉。せっかく和ませてやろうって時に」 |
− | :上記の台詞の後、アーニーに「ちょっと待ってください!」と止められた際に。'''ここで、一気に元の口調に戻る'''。落差が激しすぎて「声優って凄い…」と感嘆したプレイヤーも多いはず。 | + | :上記の台詞の後、アーニーに「ちょっと待ってください!」と止められた際に。'''ここで一気に元の口調に戻る'''。落差が激しすぎて「声優って凄い…」と感嘆したプレイヤーも多いはず。 |
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