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*[[登場作品]]:[[鉄のラインバレル]]
 
*[[登場作品]]:[[鉄のラインバレル]]
*分類:[[マキナ]]
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*分類:[[マキナ]]・バレルシリーズ
 
*頭頂高:19.1 m
 
*頭頂高:19.1 m
 
*[[全長一覧|全高]]:21 m
 
*[[全長一覧|全高]]:21 m
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*所属:[[JUDA]](⇒[[加藤機関]]
 
*所属:[[JUDA]](⇒[[加藤機関]]
 
*意匠:左三つ巴
 
*意匠:左三つ巴
*[[ファクター]]:[[早瀬浩一]]・[[城崎絵美]]
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*[[ファクター]]:[[早瀬浩一]]・[[城崎絵美]]・[[城崎天児]]
 
*メカニックデザイン:清水栄一
 
*メカニックデザイン:清水栄一
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[[鉄のラインバレル]]の主人公機。高蓋然性世界で作られた[[マキナ]]の一つで、本編の世界に転移した際、落下地点にいた浩一を死なせてしまう。その際、[[ファクター]]である城崎絵美の願いによって浩一をファクターとして蘇生させ、己が主とした。
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[[鉄のラインバレル]]の主人公機。[[マキナ]]の一つで、本編の世界に転移した際、落下地点にいた浩一を死なせてしまう。その際、[[ファクター]]である城崎絵美の願いによって浩一をファクターとして蘇生させ、己が主とした。
    
当初は本来のファクターである絵美による外部制御が優先されており、新たなファクターである浩一はラインバレルを動かすためだけの存在、という側面が強かった。しかし、彼が友人である矢島の死をきっかけにファクターとして完全に覚醒した瞬間、絵美の制御を離れた上に封印されていた武器を解放、名実ともに浩一の半身となった。
 
当初は本来のファクターである絵美による外部制御が優先されており、新たなファクターである浩一はラインバレルを動かすためだけの存在、という側面が強かった。しかし、彼が友人である矢島の死をきっかけにファクターとして完全に覚醒した瞬間、絵美の制御を離れた上に封印されていた武器を解放、名実ともに浩一の半身となった。
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=== アニメ版 ===
 
=== アニメ版 ===
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[[高蓋然性世界]]で造られた機体の一つ。
    
前述の通りファクターは二人存在するが、基本的に搭乗・操縦が可能なのは浩一のみであり、絵美は乗る事も動かす事も通常出来ない。これは、ラインバレルの存在原理の一つに「城崎絵美を守る」という事項があり、ラインバレルはこれを最優先かつ恒常的に実践するため、絵美の搭乗を拒否するのである。ただし、マキナとしてファクターである浩一の生命維持も並行して実践するため、彼の生命に危険が迫り、なおかつ自身でのDソイル循環が困難になった場合のみ、緊急措置として絵美を搭乗させ、mode-Bを起動して戦闘を行う事で生命維持を続行する。
 
前述の通りファクターは二人存在するが、基本的に搭乗・操縦が可能なのは浩一のみであり、絵美は乗る事も動かす事も通常出来ない。これは、ラインバレルの存在原理の一つに「城崎絵美を守る」という事項があり、ラインバレルはこれを最優先かつ恒常的に実践するため、絵美の搭乗を拒否するのである。ただし、マキナとしてファクターである浩一の生命維持も並行して実践するため、彼の生命に危険が迫り、なおかつ自身でのDソイル循環が困難になった場合のみ、緊急措置として絵美を搭乗させ、mode-Bを起動して戦闘を行う事で生命維持を続行する。
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電脳を失うということはマキナとしての、そしてファクターの死を意味するのだが、天児はこれに対し、機体の制御系統を電脳からファクターの脳へと設定し直し、限界を迎えた自らの肉体から脳髄を移植することでこれを解決した。
 
電脳を失うということはマキナとしての、そしてファクターの死を意味するのだが、天児はこれに対し、機体の制御系統を電脳からファクターの脳へと設定し直し、限界を迎えた自らの肉体から脳髄を移植することでこれを解決した。
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この、ラインバレルの制御系統を受け持つファクターを特に「真のファクター」と呼称する。本来マキナとは、電脳による自立思考・行動を行う一種の機械生物なのだが、電脳の無いラインバレルは純然たる機械。そのため、他のマキナが限定的ながら自ら思考・行動できるのに対し、ファクター=電脳のラインバレルは意思決定・行動内容の全てをファクターに依存する。いわばラインバレルとは、ファクターとなった人間の戦闘用ボディ、あるいは「マキナの特性を備えただけの機械」であるとも言える。これは、後に登場したヒトマキナ・真来梓とラヴバレルの関係に似ている。
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この、ラインバレルの制御系統を受け持つファクターを特に「真のファクター」と呼称する。本来マキナとは、電脳による自立思考・行動を行う一種の機械生物なのだが、電脳の無いラインバレルは純然たる機械。そのため、他のマキナが限定的ながら自ら思考・行動できるのに対し、ファクター=電脳のラインバレルは意思決定・行動内容の全てをファクターに依存する。いわばラインバレルとは、ファクターとなった人間の戦闘用ボディ、あるいは「マキナの特性を備えただけの機械」であるとも言える。これは、後に登場したヒトマキナ・真来梓とラヴバレルの関係に似ている。またこれにより、ラインバレルはコクピットからの操縦のみならず、ファクターの思考をノータイムで反映して行動を補正するため、他のマキナ・アルマに比べて極めて柔軟かつ的確(無論、ファクターの熟練度にもよる)な動きを可能としている。
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ファクターが通常一人なのは「そのようにプログラムされているから」であり、ファクターの思考=自身の思考であるラインバレルはこれを無視出来る。絵美をファクターとしたのは彼女を生かすためであり、浩一をファクターとしたのは絵美の願いに応えたことと、長時間戦えない絵美、休眠状態の天児の代わりにラインバレルを動かす存在が必要だったためである。
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ファクターが通常一人なのは「そのようにプログラムされているから」であり、ファクターの思考=自身の思考であるラインバレルはこれを無視出来る。絵美をファクターとしたのは彼女を生かすためであり、浩一をファクターとしたのは絵美の願いに応えたことと、長時間戦えない絵美、休眠状態の天児の代わりにラインバレルを動かす存在が必要だったためである。カウンターナノマシンを絵美だけが使えたのは天児の意向によるものであり、浩一の時に起動しなかったのは天児に取って彼はあくまで「間に合わせの操縦者」であったため。
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後に天児が死を迎えた際、「真のファクター」は彼の意志により、天児から現在のファクターである浩一へと再設定されている。ただ、浩一自身はこの事実を知らない。
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後に天児が死を迎えた際、「真のファクター」は彼の意志により、天児から現在のファクターである浩一へと再設定されている。ただ、浩一自身はこの事実を知らない。これにより、ラインバレルの制御系統は浩一が自ら担うこととなり、カウンターナノマシンによる「オーバーライドモード」の発動も自力で可能となった。
    
ちなみに本来の機体色は黒であり、浩一搭乗時の白色はカウンターナノマシンが停止していることによる副作用。また、沢渡が「二本角」と形容する現在の姿は改修を受けたためのものであり、天児が作り上げた直後は一つ目にヘルメット状の頭部を持った、[[量産型マキナ|加藤機関の新型アルマ]]に近いフォルムであった。この状態は、天児と接触した浩一の証言と、サブ電脳のデータから得られたわずかな情報でしか分かっておらず、「試作型」と呼称されている。
 
ちなみに本来の機体色は黒であり、浩一搭乗時の白色はカウンターナノマシンが停止していることによる副作用。また、沢渡が「二本角」と形容する現在の姿は改修を受けたためのものであり、天児が作り上げた直後は一つ目にヘルメット状の頭部を持った、[[量産型マキナ|加藤機関の新型アルマ]]に近いフォルムであった。この状態は、天児と接触した浩一の証言と、サブ電脳のデータから得られたわずかな情報でしか分かっておらず、「試作型」と呼称されている。
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:原作漫画版設定で登場。そのため、原作にあってアニメに登場しなかった圧縮転送フィールドなどが登場している。ファクター関連の仕様変更と浩一の高い活性率により、集中砲火にも強くなった。また、エグゼキューターにMAP兵器版が追加された。
 
:原作漫画版設定で登場。そのため、原作にあってアニメに登場しなかった圧縮転送フィールドなどが登場している。ファクター関連の仕様変更と浩一の高い活性率により、集中砲火にも強くなった。また、エグゼキューターにMAP兵器版が追加された。
 
:本作でも燃費の悪さと移動力の低さ、という弱点は健在のまま。ただし、機体ボーナスによって射程が伸びるとエグゼキューター(斬撃)の最大射程が10になり、太刀が5、二刀流が4となかなか使いやすくなる。さらに、ボーナスが2段階目に移行すると空適応がSになるため、どんな相手ともPUを組めるようになる。おすすめは「加速」が使える[[ペインキラー]]&美海か、格闘武器と装甲、射程強化のボーナスを持つ[[雷装張飛ガンダム]]。後者だと最大射程が11に達する。ちなみに、悪いと言ってもLに比べれば燃費は改善されており、セーブがつけばエグゼキューター(斬撃)が消費24で撃てる。
 
:本作でも燃費の悪さと移動力の低さ、という弱点は健在のまま。ただし、機体ボーナスによって射程が伸びるとエグゼキューター(斬撃)の最大射程が10になり、太刀が5、二刀流が4となかなか使いやすくなる。さらに、ボーナスが2段階目に移行すると空適応がSになるため、どんな相手ともPUを組めるようになる。おすすめは「加速」が使える[[ペインキラー]]&美海か、格闘武器と装甲、射程強化のボーナスを持つ[[雷装張飛ガンダム]]。後者だと最大射程が11に達する。ちなみに、悪いと言ってもLに比べれば燃費は改善されており、セーブがつけばエグゼキューター(斬撃)が消費24で撃てる。
:ちなみに本作では「真のファクター」に関する議論が浩一当人を含めたUX全体が行われており、彼もこの事実を知っている。レイチェルは「[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]と[[飛影]]の関係に近いかもしれない」と推測している。本作における飛影は「前」のジョウの魂を宿しているため、当たらずとも遠からずである。また、デウス戦がオリジナル展開で決着するため、漫画と違って行方不明にはならない。
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:ちなみに本作では「真のファクター」に関する議論が浩一当人を含めたUX全体で行われており、彼もこの事実を知っている。レイチェルは「[[ジョウ・マヤ|ジョウ]]と[[飛影]]の関係に近いかもしれない」と推測している。本作における飛影は「前」のジョウの魂を宿しているため、当たらずとも遠からずである。また、デウス戦がオリジナル展開で決着するため、漫画と違って行方不明にはならない。
 
:また、名前に「可能性というラインを重ね、具現したカタチ」という新たな意味が持たされている。
 
:また、名前に「可能性というラインを重ね、具現したカタチ」という新たな意味が持たされている。
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;[[早瀬浩一]]:[[ファクター]]。彼の成長と感情に応じてラインバレルは力を発揮する。
 
;[[早瀬浩一]]:[[ファクター]]。彼の成長と感情に応じてラインバレルは力を発揮する。
 
;[[城崎絵美]]:もう一人のファクター。ラインバレルは彼女を守ろうとするため、搭乗を拒否する。
 
;[[城崎絵美]]:もう一人のファクター。ラインバレルは彼女を守ろうとするため、搭乗を拒否する。
;[[加藤久嵩]]:開発者の息子。敵対時はラインバレルを求めていたが……。
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;[[加藤久嵩]]:開発者の息子(原作では助手)。敵対時はラインバレルを求めていたが……。
 
;[[城崎天児]]:開発者。原作漫画版では真のファクター。
 
;[[城崎天児]]:開発者。原作漫画版では真のファクター。
 
;[[ナノ&マシン]]:原作漫画版に登場したキャラクター。サブ電脳のインターフェースであり、「真のファクター」のサポートを行う。
 
;[[ナノ&マシン]]:原作漫画版に登場したキャラクター。サブ電脳のインターフェースであり、「真のファクター」のサポートを行う。
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;[[ロストバレル]]:ラインバレル含む「バレルシリーズ」のプロトタイプ。
 
;[[ロストバレル]]:ラインバレル含む「バレルシリーズ」のプロトタイプ。
 
;[[ヴァーダント]]:量産型。森次が乗っているのはその内の1機、ヒトマキナになれなかった機体に過ぎない。
 
;[[ヴァーダント]]:量産型。森次が乗っているのはその内の1機、ヒトマキナになれなかった機体に過ぎない。
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;[[量産型マキナ|新型アルマ]]:試作型の量産型。プロトタイプから電脳を外した機体。
 
;マキナ:テルミノ・クレメンティアの終了時、次元坑道を彷徨うラインバレルが一瞬だけ遭遇した、ラインバレルに酷似した謎の機体。その正体は、「鉄のラインバレル」の原型作品である「鋼鉄の華」の主人公機であり、遭遇時には「鋼鉄の華」世界の浩一と絵美が搭乗していた。いわば並行世界のラインバレル。ラインバレルと違い顔があり、自意識を持っている。ちなみに意匠は右一つ巴。
 
;マキナ:テルミノ・クレメンティアの終了時、次元坑道を彷徨うラインバレルが一瞬だけ遭遇した、ラインバレルに酷似した謎の機体。その正体は、「鉄のラインバレル」の原型作品である「鋼鉄の華」の主人公機であり、遭遇時には「鋼鉄の華」世界の浩一と絵美が搭乗していた。いわば並行世界のラインバレル。ラインバレルと違い顔があり、自意識を持っている。ちなみに意匠は右一つ巴。
 
:なお、ラインバレルはこの機体をアレンジする形でデザインされている。
 
:なお、ラインバレルはこの機体をアレンジする形でデザインされている。
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