差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
141 バイト追加 、 2020年9月27日 (日) 13:08
編集の要約なし
36行目: 36行目:  
;ヴィシュヌ(Vishnu)
 
;ヴィシュヌ(Vishnu)
 
:仏教では「毘紐天」。最高神の一柱にして、調停を司る神。ヒンドゥーの神でも特に歴史の古い神であるが、当初は名前があるだけで決まった役割を持っていなかった。
 
:仏教では「毘紐天」。最高神の一柱にして、調停を司る神。ヒンドゥーの神でも特に歴史の古い神であるが、当初は名前があるだけで決まった役割を持っていなかった。
:しかし、後に様々な英雄や土着神をアヴァターラ(化身)として習合したことで民衆の支持を集めて最高神にまでなった。
+
:ところが、時代が下って様々な英雄や土着神をアヴァターラ(化身)として習合した事で民衆の支持を集めた結果、ヒンドゥー教の最高神の一柱になっている。
 
:*シヴァに倣えば、[[魔装機神シリーズ]]では[[ルザムノ・ラスフィトート|調停神ラスフィトート]]のモチーフとなっていると思われる。
 
:*シヴァに倣えば、[[魔装機神シリーズ]]では[[ルザムノ・ラスフィトート|調停神ラスフィトート]]のモチーフとなっていると思われる。
 
:;アヴァターラ(Avatara)
 
:;アヴァターラ(Avatara)
::主にマツヤ(魚)、クールマ(亀)、ヴァラーハ(猪)、ナラシンハ(人獅子)、ヴァーマナ(矮人)、パラシュラーマ(斧を持つラーマ)、ラーマ、クリシュナ、'''ブッダ(仏陀)'''、カルキから成る、ヴィシュヌの10の化身(10でない場合もある)。平時良く聞く「アバター(avatar)」の語源である。
+
::主にマツヤ(魚)、クールマ(亀)、ヴァラーハ(猪)、ナラシンハ(人獅子)、ヴァーマナ(矮人)、パラシュラーマ(斧を持つラーマ)、ラーマ、クリシュナ、'''ブッダ(仏陀)'''、カルキから成る、ヴィシュヌの10の化身(10でない場合もある)。
 +
::[[コンピュータゲーム|ゲームをプレイする人]]の[[分身]]を意味する英語「アバター(avatar)」の語源である。
 
::*[[バンプレストオリジナル]]では[[アヴァターラ]]の名前元となっている。
 
::*[[バンプレストオリジナル]]では[[アヴァターラ]]の名前元となっている。
 
::;クリシュナ(Krishna)
 
::;クリシュナ(Krishna)
54行目: 55行目:  
;ディアウス(Dyaus)
 
;ディアウス(Dyaus)
 
:インド神話における天空神。名前は「[[空]]」を意味する。妻である地母神プリティヴィーとの間に生まれたのが、インドラやアグニである。当初は主神だったのだが、後世ではインドラにその座を奪われていった。
 
:インド神話における天空神。名前は「[[空]]」を意味する。妻である地母神プリティヴィーとの間に生まれたのが、インドラやアグニである。当初は主神だったのだが、後世ではインドラにその座を奪われていった。
:一方、ディアウスは[[ラテン語]]で[[神]]を意味する「[[デウスエクスマキナ|Deus]]」の語源になっており、また[[ヨーロッパ]]各地の[[神話]]に登場する主神および天空神([[ギリシア神話]]の主神・[[ゼウス神|ゼウス]]等)の名前にも影響を与えている。
+
:一方、ディアウスは[[ラテン語]]で[[神]]を意味する「[[デウス|De]][[デウスエクスマキナ|us]]」の語源になっており、また[[ヨーロッパ]]各地の[[神話]]に登場する主神および天空神([[ギリシア神話]]の主神・[[ゼウス神|ゼウス]]等)の名前にも影響を与えている。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では『ジ・インスペクタ―』におけるウェンドロの座乗艦「ディアウス」の名前元となっている。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では『ジ・インスペクタ―』におけるウェンドロの座乗艦「ディアウス」の名前元となっている。
 
;四天王(Caturmahārāja)
 
;四天王(Caturmahārāja)
89行目: 90行目:  
:仏教では音訳して「迦楼羅天」と言う。さらに、漢訳して「'''金翅鳥'''」とも言う。ヴィナターから生まれた神鳥。人間の胴体と鷲の頭部・嘴・赤い翼・爪を持ち、炎の様に光り輝き熱を発するのが特徴。調停を司る神ヴィシュヌの乗り物でもある。
 
:仏教では音訳して「迦楼羅天」と言う。さらに、漢訳して「'''金翅鳥'''」とも言う。ヴィナターから生まれた神鳥。人間の胴体と鷲の頭部・嘴・赤い翼・爪を持ち、炎の様に光り輝き熱を発するのが特徴。調停を司る神ヴィシュヌの乗り物でもある。
 
:ナーガ族をはじめとする龍・蛇の類と争い、退治する象徴として崇拝されていた。
 
:ナーガ族をはじめとする龍・蛇の類と争い、退治する象徴として崇拝されていた。
:強さはとりわけ凄まじく、たった一体で多くの神々を打ち倒すだけでなく、ヴァジュラをもってしても滅ぼすことができなかったほど(しかし、それがインドラと永遠の友情の誓いを申し込んだ切っ掛けとなったりする)。
+
:強さはとりわけ凄まじく、たった一体で多くの神々を打ち倒すだけでなく、ヴァジュラをもってしても滅ぼす事ができなかったほど(しかし、それがインドラと永遠の友情の誓いを申し込んだ切っ掛けとなったりする)。
 
:宗教的対立により、スリランカでは「ラークシャサ(羅刹)」「怪物グルル」と呼ばれ、災厄をもたらす存在とされる。
 
:宗教的対立により、スリランカでは「ラークシャサ(羅刹)」「怪物グルル」と呼ばれ、災厄をもたらす存在とされる。
 
:*『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』では[[ガルーダ]]の名前元となっている。
 
:*『[[超電磁ロボ コン・バトラーV]]』では[[ガルーダ]]の名前元となっている。
114行目: 115行目:  
;アプサラス(Apsalus)
 
;アプサラス(Apsalus)
 
:インド神話における水の精で、その名は「水の中で動くもの、雲の海に生きるもの」を意味する。天女とも称され、一説では乳海攪拌(ヒンドゥー教における天地創造神話)の時に生まれた存在であるという。
 
:インド神話における水の精で、その名は「水の中で動くもの、雲の海に生きるもの」を意味する。天女とも称され、一説では乳海攪拌(ヒンドゥー教における天地創造神話)の時に生まれた存在であるという。
:神々の接待役として踊りを見せることを仕事とし、一般には美しい女性の姿で現される事が多い。なお、天界の指示により、その妖艶な美貌を使って修行中の人間を誘惑して堕落させる事もある。
+
:神々の接待役として踊りを見せる事を仕事とし、一般には美しい女性の姿で現される事が多い。なお、天界の指示により、その妖艶な美貌を使って修行中の人間を誘惑して堕落させる場合もある。
 
:*『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』では[[アプサラスII]]、[[アプサラスIII]]の名前元となっている。
 
:*『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』では[[アプサラスII]]、[[アプサラスIII]]の名前元となっている。
   120行目: 121行目:  
;アルジュナ(Arjuna)
 
;アルジュナ(Arjuna)
 
:ヒンドゥー教の聖典にして叙事詩『マハーバーラタ』に登場するパーンダヴァ五兄弟のうちの三男で、[[主人公]]の一人。インドラの息子にして、英雄である。その名は「純粋な行為の実行者」を意味する。
 
:ヒンドゥー教の聖典にして叙事詩『マハーバーラタ』に登場するパーンダヴァ五兄弟のうちの三男で、[[主人公]]の一人。インドラの息子にして、英雄である。その名は「純粋な行為の実行者」を意味する。
:弓の名人であり、火の神アグニから強弓ガーンデーヴァを受け取ったこともある。
+
:弓の名人であり、火の神アグニから強弓ガーンデーヴァを受け取った事もある。
 
:;ヴィジャーヤ(Vijaya)
 
:;ヴィジャーヤ(Vijaya)
 
::アルジュナの別名の一つ。その名は「勝者」を意味する。
 
::アルジュナの別名の一つ。その名は「勝者」を意味する。
 
::*[[バンプレストオリジナル]]では機動兵器[[ヴィジャーヤ]]の名前元となっている。
 
::*[[バンプレストオリジナル]]では機動兵器[[ヴィジャーヤ]]の名前元となっている。
 
;ドラウパディー(Draupadi)
 
;ドラウパディー(Draupadi)
:ヒンドゥー教の聖典にして叙事詩『マハーバーラタ』のヒロインの一人。アルジュナをはじめとするパーンダヴァ五兄弟の共通の妻になっている(もっとも、これには彼女の前世の因縁が関係しているのだが)。
+
:ヒンドゥー教の聖典にして叙事詩『マハーバーラタ』の[[ヒロイン]]の一人。アルジュナをはじめとするパーンダヴァ五兄弟の共通の妻になっている(もっとも、これには彼女の前世の因縁が関係しているのだが)。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では支援機[[ドラウパ]]の名前元となっている。
 
:*[[バンプレストオリジナル]]では支援機[[ドラウパ]]の名前元となっている。
   131行目: 132行目:  
;ヴァジュラ(Vajra)
 
;ヴァジュラ(Vajra)
 
:漢訳して「'''金剛杵'''」とも言う。インドラが用いる武器。その名の通り金剛石(ダイヤモンド)で出来ており、雷を操る。
 
:漢訳して「'''金剛杵'''」とも言う。インドラが用いる武器。その名の通り金剛石(ダイヤモンド)で出来ており、雷を操る。
:蛇の形をした邪神ヴリトラをこれで滅ぼすことができたが、ガルダだけは打ち倒せなかった。
+
:蛇の形をした邪神ヴリトラをこれで滅ぼす事ができたが、ガルダだけは打ち倒せなかった。
 
:*『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では[[フォースインパルスガンダム]]の武器「ヴァジュラビームサーベル」の名前元となっている。
 
:*『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では[[フォースインパルスガンダム]]の武器「ヴァジュラビームサーベル」の名前元となっている。
 
:*『[[マクロスF]]』では謎の[[地球外生命体|宇宙生物]]・[[バジュラ]]の名前元となっている。
 
:*『[[マクロスF]]』では謎の[[地球外生命体|宇宙生物]]・[[バジュラ]]の名前元となっている。
880

回編集

案内メニュー