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64 バイト除去 、 2020年9月23日 (水) 12:02
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「ゾイド」は様々な動物をモチーフとしたメカニックが人気を呼んだトミー(現:タカラトミー)製の玩具で、組立て式のキットが中心。電動モーターやゼンマイによる駆動ギミックが最大の特徴で、全盛期には[[ガンプラ]]にも比肩する人気シリーズであった。
 
「ゾイド」は様々な動物をモチーフとしたメカニックが人気を呼んだトミー(現:タカラトミー)製の玩具で、組立て式のキットが中心。電動モーターやゼンマイによる駆動ギミックが最大の特徴で、全盛期には[[ガンプラ]]にも比肩する人気シリーズであった。
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ゾイドのコンテンツとしての母体はあくまで玩具サイドであるため、玩具メーカーによって玩具のための詳細な物語(ゾイドバトルストーリー)が先に創られている。一方で、各種メディアミックスで作られたアニメや[[漫画|コミック]]は何れも一部の設定を流用した[[並行世界|パラレル世界]]の作品として扱われる。[[コンピュータゲーム|ゲーム]]等においては特典としてゲームオリジナルのゾイドのキットが付く事も恒例化している。なお、コトブキヤなど他のメーカーからもゾイドのプラモデルや可動フィギュアが販売されている<ref>プラモデルキットには詳細な設定も記載されるが、上記のアニメ、コミック、ゾイドバトルストーリーの何れとも乖離しており、独自の[[世界観]]となっている</ref>。
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ゾイドのコンテンツとしての母体はあくまで玩具サイドであるため、玩具メーカーによってバックボーンとなる詳細な物語(ゾイドバトルストーリー)が先に構築されている。一方で、各種メディアミックスで作られたアニメや[[漫画|コミック]]は何れも一部の設定を流用した[[並行世界|パラレル世界]]の作品として扱われる。[[コンピュータゲーム|ゲーム]]等においては特典としてゲームオリジナルのゾイドのキットが付く事も恒例化している。なお、コトブキヤなど他のメーカーからもゾイドのプラモデルや可動フィギュアが販売されている<ref>プラモデルキットには詳細な設定も記載されるが、上記のアニメ、コミック、ゾイドバトルストーリーの何れとも乖離しており、独自の世界観を構築している</ref>。
    
スパロボ参戦についてはファンの間では期待こそされていたが、そのハードルは非常に高いと思われていた([[未参戦作品#競合他社が権利を所有している]])。しかし、『[[スーパーロボット大戦K]]』においてテレビアニメシリーズ第4作『機獣創世記ゾイドジェネシス』が参戦、さらに『[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]』において第1作『[[ゾイド -ZOIDS-]]』および第2作『[[ZOIDS新世紀/ZERO]]』が参戦。参戦における障害は事実上存在しなくなったと見られる。
 
スパロボ参戦についてはファンの間では期待こそされていたが、そのハードルは非常に高いと思われていた([[未参戦作品#競合他社が権利を所有している]])。しかし、『[[スーパーロボット大戦K]]』においてテレビアニメシリーズ第4作『機獣創世記ゾイドジェネシス』が参戦、さらに『[[スーパーロボット大戦Operation Extend]]』において第1作『[[ゾイド -ZOIDS-]]』および第2作『[[ZOIDS新世紀/ZERO]]』が参戦。参戦における障害は事実上存在しなくなったと見られる。
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このバックストーリー設定は玩具パッケージの解説書やジオラマ本「ゾイドバトルストーリー」「ゾイドグラフィックス」などで丁寧に積み重ねられており、これをベースとしたコンピュータゲームやコマーシャルビデオも制作され、これらも人気を博した。1980年代当時の一連のゾイド展開は、現在もひとつのSF仮想戦記として高く評価されている。
 
このバックストーリー設定は玩具パッケージの解説書やジオラマ本「ゾイドバトルストーリー」「ゾイドグラフィックス」などで丁寧に積み重ねられており、これをベースとしたコンピュータゲームやコマーシャルビデオも制作され、これらも人気を博した。1980年代当時の一連のゾイド展開は、現在もひとつのSF仮想戦記として高く評価されている。
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玩具のみで高密度の世界観を創り出すことに成功したゾイドシリーズは、アニメ化というメディア展開を行わないまま7年(1983年~1990年)にも渡りストーリーを築いていった。キャラクター玩具においてアニメーション展開に依らず長期間に渡って商品リリースを行った点は特筆すべきである(当時競合関係であったタカラによる『トランスフォーマーシリーズ』〈SRW未参戦〉でさえ、定期的に映像作品は制作されていた)。
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玩具のみで高密度の世界観を創り出すことに成功したゾイドシリーズは、アニメ化というメディア展開を行わないまま7年(1983年~1990年)にも渡りストーリーを築いていった。キャラクター玩具においてアニメーション展開に依らず長期間に渡って商品リリースを行った点は特筆すべきである(当時競合関係であったタカラによる「トランスフォーマーシリーズ」〈SRW未参戦〉でさえ、定期的に映像作品は制作されていた)。
    
その後、約10年の休止期間を経て1999年より新たにテレビアニメを軸としたゾイドシリーズの商品展開が再始動。TVシリーズ第1作・第1部のストーリーは、ゾイドバトルストーリーで使用された設定を一部流用しながらも独自の世界観としており<ref>実は、元々ゾイドバトルストーリーで描かれなかった戦地を舞台にしてリンクするアナウンスもされていたのだが、ストーリー進行とともに設定の辻褄が合わなくなった(国家の所在、戦争の経緯や帝国摂政の敗北等)ため、パラレル化している</ref>、第2部以降は完全に独自の世界観へと変遷している。
 
その後、約10年の休止期間を経て1999年より新たにテレビアニメを軸としたゾイドシリーズの商品展開が再始動。TVシリーズ第1作・第1部のストーリーは、ゾイドバトルストーリーで使用された設定を一部流用しながらも独自の世界観としており<ref>実は、元々ゾイドバトルストーリーで描かれなかった戦地を舞台にしてリンクするアナウンスもされていたのだが、ストーリー進行とともに設定の辻褄が合わなくなった(国家の所在、戦争の経緯や帝国摂政の敗北等)ため、パラレル化している</ref>、第2部以降は完全に独自の世界観へと変遷している。
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== 作品リスト ==
 
== 作品リスト ==
===テレビアニメ===
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=== アニメ作品 ===
『初代』『/ZERO』『ワイルド』はMBS、『フューザーズ』『ジェネシス』『ワイルドZERO』はテレビ東京製作。斜字はSRW未参戦タイトル。
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斜字はSRW未参戦タイトル。
    
;[[ゾイド -ZOIDS-]]
 
;[[ゾイド -ZOIDS-]]
:第1作。1999年から2000年にかけて放送。全67話。
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:第1作。1999年 - 2000年に放送。全67話。
 
;[[ZOIDS新世紀/ZERO]](ゾイドしんせいきスラッシュゼロ)
 
;[[ZOIDS新世紀/ZERO]](ゾイドしんせいきスラッシュゼロ)
 
:第2作。2001年に放送。全26話。ゾイド同士によるバトルスポーツ「ゾイドバトル」を主軸とする作品。
 
:第2作。2001年に放送。全26話。ゾイド同士によるバトルスポーツ「ゾイドバトル」を主軸とする作品。
 
;''ゾイドフューザーズ''
 
;''ゾイドフューザーズ''
:第3作。2004年から2005年にかけて放送。全26話。『/ZERO』同様ゾイドバトルを主軸とする内容だが、こちらは「父が追い求めた伝説のゾイド探し」「ゾイド同士の合体・Ziユニゾン」などの重要な要素が増え、世界征服をも目論む悪の組織「リヒタースケール」の存在もありストーリーも徐々にシリアス色が増していく。
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:第3作。2004年 - 2005年に放送。全26話。放送局がテレビ東京系列へ変更。
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:『/ZERO』同様ゾイドバトルを主軸とする内容だが、こちらは「父が追い求めた伝説のゾイド探し」「ゾイド同士の合体・Ziユニゾン」などの重要な要素が増え、世界征服をも目論む悪の組織「リヒタースケール」の存在もありストーリーも徐々にシリアス色が増していく。
 
;[[機獣創世記ゾイドジェネシス|ゾイドジェネシス]]
 
;[[機獣創世記ゾイドジェネシス|ゾイドジェネシス]]
:第4作。2005年から2006年にかけて放送。全50話。
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:第4作。2005年 - 2006年に放送。全50話。
 
;''ゾイドワイルド''
 
;''ゾイドワイルド''
:第5作。2018年から2019年にかけて放送。全50話。
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:第5作。2018年 - 2019年に放送。全50話。
 
:タカラトミー発足後初の新作ゾイドアニメであり、『ジェネシス』以来約13年ぶりのTVシリーズにして『/ZERO』以来のMBS製作作品となる。
 
:タカラトミー発足後初の新作ゾイドアニメであり、『ジェネシス』以来約13年ぶりのTVシリーズにして『/ZERO』以来のMBS製作作品となる。
 
:世界観も従来のゾイドシリーズから一新されており、シリーズ初の地球を舞台とした作品となっている他、「人間の相棒(一緒にカメラに写る)にふさわしいサイズ」として全体的に小型化している<ref>設定上は本作の「XLゾイド」でも旧作の「小型ゾイド」並みのサイズしかない。ただし玩具は縮尺が1/72から1/35に変更されているので大きさ据え置きである(逆に言うとパイロット人形が倍の大きさになっている)。この影響で、大型恐竜などをモチーフとした一部の機体は'''モチーフとなった生物よりもサイズが小さい'''というロボットアニメとしては珍しい設定になっている。</ref>。
 
:世界観も従来のゾイドシリーズから一新されており、シリーズ初の地球を舞台とした作品となっている他、「人間の相棒(一緒にカメラに写る)にふさわしいサイズ」として全体的に小型化している<ref>設定上は本作の「XLゾイド」でも旧作の「小型ゾイド」並みのサイズしかない。ただし玩具は縮尺が1/72から1/35に変更されているので大きさ据え置きである(逆に言うとパイロット人形が倍の大きさになっている)。この影響で、大型恐竜などをモチーフとした一部の機体は'''モチーフとなった生物よりもサイズが小さい'''というロボットアニメとしては珍しい設定になっている。</ref>。
 
:当初は従来作以上に低年齢層を意識した作風となっていたが、ストーリー後半は敵組織である「デスメタル帝国」の勢力拡大に伴いシリアスの度合いを高めていく。
 
:当初は従来作以上に低年齢層を意識した作風となっていたが、ストーリー後半は敵組織である「デスメタル帝国」の勢力拡大に伴いシリアスの度合いを高めていく。
 
;''ゾイドワイルド ZERO''
 
;''ゾイドワイルド ZERO''
:第6作。2019年から放送。
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:第6作。2019年 - 2020年(予定)に放送。
:『ワイルド』のアニメ第2期。同じく地球を舞台とする点以外は『ワイルド』から設定やキャラクターが一新され、放送局もテレビ東京系列に変更されている。
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:『ワイルド』のアニメ第2期。同じく地球を舞台とする点以外は『ワイルド』から設定やキャラクターが一新され、放送局も再びテレビ東京系列へ変更されている。
 
:『ワイルド』と比較してゾイドにコックピットが設けられている事やミリタリー色が強めになっているなど、全体的な作風はバトルストーリー時代もしくはアニメ第1作のものへ回帰している。
 
:『ワイルド』と比較してゾイドにコックピットが設けられている事やミリタリー色が強めになっているなど、全体的な作風はバトルストーリー時代もしくはアニメ第1作のものへ回帰している。
 
;''ゾイドワイルド戦記''
 
;''ゾイドワイルド戦記''
:第7作。2020年秋から配信予定。
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:第7作。初のウェブアニメ作品で、2020年秋より配信開始予定。
 
:『ワイルド ZERO』の数年後を描くアニメ作品。
 
:『ワイルド ZERO』の数年後を描くアニメ作品。
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===[[漫画]]===
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=== [[漫画]] ===
 
ギャグ作品やホビーとしてのゾイドを扱った作品は割愛。
 
ギャグ作品やホビーとしてのゾイドを扱った作品は割愛。
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:2019年より連載。『ワイルド』の数百年後を舞台とした作品。
 
:2019年より連載。『ワイルド』の数百年後を舞台とした作品。
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===ジオラマシリーズ===
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=== ジオラマシリーズ ===
 
ゾイドシリーズでは伝統的にジオラマを使ってストーリーを語っていくコンテンツが雑誌連載もしくは書き下ろし書籍として展開している。
 
ゾイドシリーズでは伝統的にジオラマを使ってストーリーを語っていくコンテンツが雑誌連載もしくは書き下ろし書籍として展開している。
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:2019年から『ホビージャパン』にて連載中の小説。『ゾイドワイルド ZERO』の前日譚となる物語。
 
:2019年から『ホビージャパン』にて連載中の小説。『ゾイドワイルド ZERO』の前日譚となる物語。
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===ゲーム===
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=== ゲーム ===
 
;ZOIDS SAGAシリーズ
 
;ZOIDS SAGAシリーズ
 
:ゲームオリジナルストーリーを、アニメキャラなどとともに進めるRPG。野良ゾイドとの戦闘でデータと素材を集めて様々なゾイドを作成・使用できる。発売当時存在したゾイドを幅広く取り入れており、デスザウラーなどボスクラスのゾイドも使える。スパロボほどアニメーションするわけではないのが残念である。
 
:ゲームオリジナルストーリーを、アニメキャラなどとともに進めるRPG。野良ゾイドとの戦闘でデータと素材を集めて様々なゾイドを作成・使用できる。発売当時存在したゾイドを幅広く取り入れており、デスザウラーなどボスクラスのゾイドも使える。スパロボほどアニメーションするわけではないのが残念である。

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