19行目: |
19行目: |
| 戦闘用技術データベース[[EXA-DB]]を防衛する超巨大[[モビルスーツ]]。 | | 戦闘用技術データベース[[EXA-DB]]を防衛する超巨大[[モビルスーツ]]。 |
| | | |
− | 甲殻類や節足動物を思わせる異様な外観が特徴的。初出は公式[[外伝]][[漫画]]作品『機動戦士ガンダムAGE~追憶のシド~』であり、アニメ本編には三世代編からの登場となる。 | + | 甲殻類や節足動物を思わせる異様な外観が特徴的。初出は公式[[外伝]][[漫画]]作品『機動戦士ガンダムAGE~追憶のシド~』であり、TVアニメ本編には三世代編からの登場となる<ref>一方、[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]版[[コンピュータゲーム|ソフト]]『[[機動戦士ガンダムAGE]]』におけるシドの初登場は、[[ゼラ・ギンス]]との[[ラストボス|ラストバトル]]時である。しかも、ストーリー上でほとんど言及もされていない状態で、登場を果たす。</ref>。 |
| | | |
− | カメラにはモノアイセンサーを採用しているが、シド以外にもコロニー国家戦争時にはモノアイを装備したモビルスーツが多数存在していた模様(それらを再現したジラ・ゼノもモノアイセンサーを使っている)。
| + | カメラにはモノアイセンサーを採用しているが、シド以外にも[[前大戦|コロニー国家戦争時]]にはモノアイを装備したモビルスーツが多数存在していた模様(それらを再現したジラやゼノもモノアイセンサーを使っている)。 |
| | | |
| === 『追憶のシド』での動向 === | | === 『追憶のシド』での動向 === |
28行目: |
28行目: |
| シドには制御プログラムとして、EXA-DBの開発者であるエドル・イナーシュの人格データがインプットされており、EXA-DBの警備に当たっていたのだが、[[フェザール・イゼルカント]]がデータをハッキングした事により、人格データを封印されてしまう。その結果、シドは自らのデータをハッキングした犯人を捜すため、EXA-DBに近付く者を全て攻撃する怪物へと成り果ててしまった。 | | シドには制御プログラムとして、EXA-DBの開発者であるエドル・イナーシュの人格データがインプットされており、EXA-DBの警備に当たっていたのだが、[[フェザール・イゼルカント]]がデータをハッキングした事により、人格データを封印されてしまう。その結果、シドは自らのデータをハッキングした犯人を捜すため、EXA-DBに近付く者を全て攻撃する怪物へと成り果ててしまった。 |
| | | |
− | A.G.151、シドは当時特務隊隊長だったアセム・アスノのガンダムAGE-2と交戦してこれを撃破するも、ウィービック・ランブロの[[自爆]]により破壊された。 | + | A.G.151、シドは当時地球連邦軍の特務隊隊長だったアセム・アスノのガンダムAGE-2と交戦してこれを撃破するも、彼と共闘していた[[GUNDAM:ウィービック・ランブロ|ウィービック・ランブロ]]が乗機の[[GUNDAM:Gサイフォス|Gサイフォス]]を[[自爆]]させる事によって破壊されてしまった。 |
| | | |
| === 三世代編での動向 === | | === 三世代編での動向 === |
35行目: |
35行目: |
| だが、「見えざる傘」を使おうとした直前、ダークハウンドのアンカーショットを脚部に引っ掛けられ、それを目印にレギルスの[[オールレンジ攻撃 #無線式|ビット]]を撃ち込まれ(一瞬シドを見失い、気付くまでに13秒かかった)、最後には[[ビームサーベル]]を背部に突き立てられ撃破された。その直後、バロノークの砲撃を受けてEXA-DBが存在する小惑星は破壊されたが、シドを管制するデータバンク本体は残っており、小型の修復作業ユニットによって[[修理]]が行われた。 | | だが、「見えざる傘」を使おうとした直前、ダークハウンドのアンカーショットを脚部に引っ掛けられ、それを目印にレギルスの[[オールレンジ攻撃 #無線式|ビット]]を撃ち込まれ(一瞬シドを見失い、気付くまでに13秒かかった)、最後には[[ビームサーベル]]を背部に突き立てられ撃破された。その直後、バロノークの砲撃を受けてEXA-DBが存在する小惑星は破壊されたが、シドを管制するデータバンク本体は残っており、小型の修復作業ユニットによって[[修理]]が行われた。 |
| | | |
− | 修理されたシドは最終的にEXA-DBの近郊に位置していたセカンドムーン宙域に出現し、[[ゼラ・ギンス]]が乗るヴェイガンギアと[[合体]]して「[[ヴェイガンギア・シド]]」になっている。背骨と節足部分以外は完全に修復された状態となっており、その修復速度の速さがうかがえる。 | + | 修理されたシドは最終的にEXA-DBの付近に位置していたセカンドムーン宙域に出現し、[[ゼラ・ギンス]]が乗るヴェイガンギアと[[合体]]して「[[ヴェイガンギア・シド]]」になっている。背骨と節足部分以外は完全に修復された状態となっており、その修復速度の速さがうかがえる。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
42行目: |
42行目: |
| :初登場作品。インダストリアル7にて遭遇する事になる。戦える機会は、第38話「たったひとつの望み」の1回のみ。 | | :初登場作品。インダストリアル7にて遭遇する事になる。戦える機会は、第38話「たったひとつの望み」の1回のみ。 |
| :原作では[[モビルアーマー]]の概念が存在しないが、本作では『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』『[[機動戦士ガンダム00|00]]』が参戦しているため、シドはモビルアーマーとして扱われている。 | | :原作では[[モビルアーマー]]の概念が存在しないが、本作では『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』『[[機動戦士ガンダム00|00]]』が参戦しているため、シドはモビルアーマーとして扱われている。 |
− | :また、本作では[[EXA-DB]]にアクセスできる端末が[[ラプラスの箱]]の中にある「もうひとつの箱」として存在する事から、シドはラプラスの箱の番人としても行動している。しかし、[[ネオ・ジオング]]のファンネル・ビットによって、[[袖付き]]の制御下に置かれ、[[ブライティクス|BX]]や[[ヴェイガン]]を攻撃。最後は[[ゼハート・ガレット|ゼハート]]の[[ガンダムレギルス]]によって倒される。その後、ヴェイガン及び[[木連]]との決戦で現れ、原作と同じ運命をたどる。 | + | :また、本作では[[EXA-DB]]にアクセスできる端末が[[ラプラスの箱]]の中にある「もうひとつの箱」として存在する事から、シドはラプラスの箱の番人としても行動している。しかし、[[ネオ・ジオング]]のファンネル・ビットによって、[[袖付き]]の制御下に置かれ、[[ブライティクス|BX]]や[[ヴェイガン]]を攻撃。最後は[[ゼハート・ガレット|ゼハート]]の[[ガンダムレギルス]]によって倒される。その後、ヴェイガンおよび[[木連]]との決戦で現れ、原作と同じ運命をたどる。 |
| | | |
| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
49行目: |
49行目: |
| :羽からミサイルを射出する。 | | :羽からミサイルを射出する。 |
| ;[[ビームライフル]] | | ;[[ビームライフル]] |
− | :6つの脚それぞれの先端に装備している。偏向射撃も可能で、[[ビームサーベル]]として発振しつつ偏向させて鞭のように振るう事もできる。 | + | :6つの脚それぞれの先端に装備している。偏向射撃も可能で、[[ビームサーベル]]として発振しつつ偏向させて鞭のように振るう事も可能。 |
| ;シド・スレイブ | | ;シド・スレイブ |
| :体内に搭載されている修復用の子機。 | | :体内に搭載されている修復用の子機。 |
86行目: |
86行目: |
| | | |
| == 対決・名場面 == | | == 対決・名場面 == |
− | ;対ジェノアスII、Gサイフォス | + | ;対ジェノアスIIおよびGサイフォス戦 |
− | :EXA-DBの付近で激戦を繰り広げるウィービックのGサイフォスとラーガンのジェノアスIIに反応してシドが襲い掛かる。 | + | :[[EXA-DB]]の付近で激戦を繰り広げる[[GUNDAM:ウィービック・ランブロ|ウィービック]]の[[GUNDAM:Gサイフォス|Gサイフォス]]と[[GUNDAM:ラーガン・ドレイス|ラーガン]]の[[GUNDAM:ジェノアスII|ジェノアスII]]に反応してシドが襲い掛かる。 |
− | :二人は一時停戦し共闘。ラーガンは長年培ったMSの操縦技術でシドを翻弄してみせる。最終的に窮地に陥るも、旗艦バロノークの砲撃によりシドが損傷、撤退した。 | + | :二人は一時停戦し共闘。ラーガン(なお、[[年齢]]は60歳以上!)は長年培ったMSの操縦技術でシドを翻弄してみせる。最終的に窮地に陥るも、旗艦バロノークの砲撃によりシドが損傷、撤退した。 |
| ;対[[ガンダムレギルス]]&[[ガンダムAGE-2ダークハウンド]]戦 | | ;対[[ガンダムレギルス]]&[[ガンダムAGE-2ダークハウンド]]戦 |
| :ガンダムレギルスの試運転も兼ねて[[ゼハート・ガレット|ゼハート]]はEXA-DBの調査に乗り出す。 | | :ガンダムレギルスの試運転も兼ねて[[ゼハート・ガレット|ゼハート]]はEXA-DBの調査に乗り出す。 |
107行目: |
107行目: |
| *理由は不明だが、アニメ本編においてキャプテン・アッシュの回想で描かれたシド戦は、公式[[外伝]][[漫画]]作品『機動戦士ガンダムAGE~追憶のシド~』のウィービック達の存在には触れていないものになっている。 | | *理由は不明だが、アニメ本編においてキャプテン・アッシュの回想で描かれたシド戦は、公式[[外伝]][[漫画]]作品『機動戦士ガンダムAGE~追憶のシド~』のウィービック達の存在には触れていないものになっている。 |
| **一方で「シドの開発者」としてエドル・イナーシュらしき人物が描かれている他、アセムを介抱した人物としてキャプテン・アングラッゾらしき人物も描写された。 | | **一方で「シドの開発者」としてエドル・イナーシュらしき人物が描かれている他、アセムを介抱した人物としてキャプテン・アングラッゾらしき人物も描写された。 |
| + | |
| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
| | | |
| == 資料リンク == | | == 資料リンク == |