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− | 変身(Metamorphose)とは、姿形を他のものに変えること。
| + | 変身とは、姿形を他のものに変えること。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 変身ヒーローもののお約束。この場合は生身の人間(あるいは生身に近い容姿を持つ人物)が、[[サイボーグ|人体改造]]等で加えられた高度テクノロジーや現代科学で解明できない超自然的な力によって、文字通り肉体を変質させるか強化装甲服に一瞬で着替えることを指す。
| + | 変身ヒーロー物において不可欠となる要素。この場合は生身の人間(あるいは生身に近い容姿を持つ人物)が、[[サイボーグ|人体改造]]等で加えられた高度テクノロジーや現代科学で解明できない超自然的な力によって、文字通り肉体を変質させるか強化装甲服を瞬時に装着することを指す。 |
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| 主に変身する目的は「素性を隠すこと」や「戦う力を使用できる形態になること」、殆どの場合は戦闘が終われば変身を解除して変身前の姿に戻る。 | | 主に変身する目的は「素性を隠すこと」や「戦う力を使用できる形態になること」、殆どの場合は戦闘が終われば変身を解除して変身前の姿に戻る。 |
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| === 変身能力を持ち戦闘ユニットとして扱われる機体・キャラクター === | | === 変身能力を持ち戦闘ユニットとして扱われる機体・キャラクター === |
| + | ;[[司馬宙]] |
| + | :[[サイボーグ]]であり、戦闘時には[[サイボーグ宙]]となって戦う。 |
| ;[[テッカマン]] | | ;[[テッカマン]] |
| :[[ラダム]]によって改造された人間が、変身(テックセット)した姿。 | | :[[ラダム]]によって改造された人間が、変身(テックセット)した姿。 |
− | :テッカマンの登場する[[宇宙の騎士テッカマンブレード|原作]]は、SRWにおける初の非ロボットアニメによる参戦であった為、その衝撃と共に記憶に残っているプレイヤーもいるだろう。
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− | ;[[司馬宙]]
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− | :[[サイボーグ]]であり、戦闘時には[[サイボーグ宙]]となって戦う。
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| ;[[獣神ライガー]] | | ;[[獣神ライガー]] |
| :ロボットではなく「[[バイオアーマー]](生体ユニット)」である為、変身によって強化形態へと移行する。詳しくは後述。 | | :ロボットではなく「[[バイオアーマー]](生体ユニット)」である為、変身によって強化形態へと移行する。詳しくは後述。 |
| + | ;『[[ロボットガールズZ]]』の登場人物 |
| + | :『X-Ω』で参戦。東映作品のロボットへの変身能力を有している。 |
| + | ;『[[サン娘 Girl's Battle Bootlog]]』の登場人物 |
| + | :『X-Ω』で参戦。SUN-DRIVEと呼ばれるサンライズ作品のロボットの力を持ったユニットを使って変身し、段階に応じて強化される。 |
| + | ;[[ギャバン]] |
| + | :『X-Ω』で参戦。一条寺烈が「蒸着」のコードを発する事で、地球衛星軌道上の基地・ドルギランから粒子の状態でコンバットスーツが電送され、それが全身へ吹き付けられるようしてに装着される。 |
| + | :僅か0.05秒で行われるこの蒸着プロセスは、「では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!」という[[声優:政宗一成|政宗一成]]氏の[[ナレーション]]によって変身後にリプレイカットが挿入される演出は後続シリーズ作品にも形を変えて受け継がれ、他作品でもパロディ化されるなど定番ルーチンとなっている。 |
| + | ;[[メタトロン]] |
| + | :『X-Ω』で参戦。[[ライカ・クルセイド]]の変身(変神)態。 |
| + | ;[[黄金騎士ガロ]]、[[銀牙騎士ゼロ]] |
| + | :『X-Ω』で参戦。魔戒騎士がホラーと戦う際に力を行使するために専用の鎧を装着する。 |
| + | ;[[デビルマン]] |
| + | :『DD』で参戦。[[不動明]]がデーモン族の勇者・アモンと融合して誕生。通常時は明の姿であり、[[デーモン]]と戦う際にデビルマンへと変身する。 |
| + | ;[[アンチ]] |
| + | :『30』で参戦。非戦闘時は人間態を取ることが出来る怪獣だったが、作中後半からは超人[[グリッドナイト]]へと変身できるようになる。 |
| ;[[コウタ・アズマ]] | | ;[[コウタ・アズマ]] |
| :[[戦士ロア]]と同化しており、戦闘時には[[ファイター・ロア]]となって戦う。 | | :[[戦士ロア]]と同化しており、戦闘時には[[ファイター・ロア]]となって戦う。 |
| ;[[ガイオウ]]、[[次元将ヴィルダーク]] | | ;[[ガイオウ]]、[[次元将ヴィルダーク]] |
| :彼ら[[次元将]]は[[リヴァイブ・セル]]の応用により、巨大な戦闘形態に変身する。 | | :彼ら[[次元将]]は[[リヴァイブ・セル]]の応用により、巨大な戦闘形態に変身する。 |
− | ;『[[ロボットガールズZ]]』の登場人物
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− | :『X-Ω』で参戦。東映作品のロボットへの変身能力を有している。
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− | ;『[[サン娘 Girl's Battle Bootlog]]』の登場人物
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− | :『X-Ω』で参戦。SUN-DRIVEと呼ばれるサンライズ作品のロボットの力を持ったユニットを使って変身し、段階に応じて強力になっていく。
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− | ;[[ギャバン]]
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− | :『X-Ω』で参戦。一条寺烈が「蒸着」のコードを発する事で、地球衛星上から粒子の状態でコンバットスーツが電送され、それが全身へ吹き付けられるようしてに装着される。
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− | :僅か0.05秒で行われるこの蒸着プロセスは、「では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!」という[[声優:政宗一成|政宗一成]]氏の[[ナレーション]]によって変身後にリプレイ再生が行われるのが「お約束」。
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| ;[[ディド]] | | ;[[ディド]] |
− | :[[ディーダリオン]]の人間態であり、戦闘時には変身、巨大化する。 | + | :[[ディーダリオン]]の人間態であり、戦闘時には変身、巨大化する。新形態[[ディーダリオン・ザアム]]の獲得以降は両者の形態を使い分けることが可能<ref>『DD』ではザアムに元のディーダリオンのSSR必殺技ユニットパーツを装備できる仕様があり、戦闘演出内でディーダリオンに戻っている。</ref>。 |
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| === 変身能力を持つが生身ユニットとしては扱われないキャラクター === | | === 変身能力を持つが生身ユニットとしては扱われないキャラクター === |
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| ;[[ヤミノリウスIII世]] | | ;[[ヤミノリウスIII世]] |
| :魔法によって人間の姿に変身できる。 | | :魔法によって人間の姿に変身できる。 |
| + | ;[[大十字九郎]] |
| + | :[[魔導書]]である[[アル・アジフ]]の力により、[[魔術師]]としての力が強化されたマギウス・スタイルとなる。その間アルの方は等身の低いちびアルになる。 |
| + | ;[[パックマン]] |
| + | :初代のデモムービーでは巨大化していた。『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』ではパワークッキーを使用することで、欠けた円形の初代デザインに巨大化する設定で登場し、ついでに捕食可能なイジケゴーストに'''敵ユニットを変身させる'''。 |
| + | ;「[[スーパー戦隊シリーズ]]」の主要人物 |
| + | :変身前の時点でも常人より遥かに高い戦闘力がある。 |
| + | :ちなみにスーパー戦隊シリーズの殆どでは「変身」という単語を含まない独自の掛け声で変身する<ref>「変身」といえば東映の看板特撮作品たる'''仮面ライダーシリーズのフレーズ'''であるため、差別化のため使用を避けている可能性が考えられる。実際、「変身」を含む掛け声で変身する戦隊は同時期に仮面ライダーシリーズが制作・放送されていなかった『超力戦隊オーレンジャー』と、同年制作・放送されていた『仮面ライダー響鬼』が「変身」のフレーズを使用していなかった『魔法戦隊マジレンジャー』のみである。</ref>。大半は「○○チェンジ!」か戦隊・個別ヒーロー・変身アイテムの名をそのまま言う掛け声である。 |
| + | :『[[X-Ω]]』では巨大ロボのみが戦闘ユニットとして扱われ、戦隊メンバーは生身ユニット未採用。 |
| + | :『DD』で参戦した『[[機界戦隊ゼンカイジャー]]』に関しては、変身後のメンバーが合体を挟み巨大ロボになる方式のためややこしいが、単独で戦闘ユニットとしては扱われていない。 |
| + | ;[[サムライ・キャリバー]] / [[マックス]] / [[ボラー (SSSS.GRIDMAN)|ボラー]] / [[ヴィット]] |
| + | :アシストウェポンに変身することで[[グリッドマン]]の武器になる。 |
| + | :ちなみに、グリッドマンは登場プロセス自体は変身のそれだが、グリッドマン自身が自我を持っているため、変身ではなく[[合体]]と形容するのが正しい。 |
| ;[[アルコ・カトワール]] | | ;[[アルコ・カトワール]] |
| :特異能力により、声と容姿を他人のものへと完全に変装(変身)できる。 | | :特異能力により、声と容姿を他人のものへと完全に変装(変身)できる。 |
− | ;「スーパー戦隊シリーズ」の主要人物
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− | :『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』『[[海賊戦隊ゴーカイジャー]]』等。常人よりは遥かに高い戦闘力がある。
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− | :ちなみにスーパー戦隊シリーズでは「変身」という単語を含まない独自の掛け声で変身する。大半は「○○チェンジ!」の掛け声である。
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− | :『[[X-Ω]]』では巨大ロボのみが戦闘ユニットとして扱われ、戦隊メンバーは生身ユニット未採用。
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| == 変身(特殊能力) == | | == 変身(特殊能力) == |
− | 『[[リンクバトラー]]』や『[[NEO]]』、『[[OE]]』、『[[X]]』において採用されている特殊能力。 | + | 『[[リンクバトラー]]』や『[[NEO]]』『[[OE]]』『[[X]]』において採用されている特殊能力。 |
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| === 各作品における仕様 === | | === 各作品における仕様 === |
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| ;[[ブラスター化]] | | ;[[ブラスター化]] |
| :先述の[[テッカマン]]の更なる強化変身。 | | :先述の[[テッカマン]]の更なる強化変身。 |
| + | ;NT-Dシステム |
| + | :[[ユニコーンガンダム]]がデストロイモードへ変身する([[変形]]とは呼ばれない)。 |
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| === 関連作品における扱い === | | === 関連作品における扱い === |
| ;[[スーパーヒーロー作戦]] | | ;[[スーパーヒーロー作戦]] |
− | :大部分のヒーローは、戦闘シーンになると自動的に変身後の姿となるのだが、ウルトラヒーローのみ異なる。彼らは戦闘機の姿で登場し、コマンド「変身」を選ぶことで1ターン消費し変身する。 | + | :大部分のヒーローは、戦闘シーンになると自動的に変身後の姿となるのだが、ウルトラヒーローのみ異なる。彼らは戦闘機で出撃し、コマンド「変身」を選ぶことで1ターン消費し変身する。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
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| **「機体に搭乗する事等によって、人間を越えた力を手にして敵と戦う」ロボットアニメもまた、「変身ヒーロー(ヒロイン)もの」と相通じるものがあると言えよう。 | | **「機体に搭乗する事等によって、人間を越えた力を手にして敵と戦う」ロボットアニメもまた、「変身ヒーロー(ヒロイン)もの」と相通じるものがあると言えよう。 |
| *'''変身する際には敵から一切攻撃を加えられない事は「お約束」である'''(大抵は「[[ギャバン|一秒にも満たない一瞬間の内に変身を遂げている]]」と説明される事が多い)。 | | *'''変身する際には敵から一切攻撃を加えられない事は「お約束」である'''(大抵は「[[ギャバン|一秒にも満たない一瞬間の内に変身を遂げている]]」と説明される事が多い)。 |
− | **攻撃されないことに対する視聴者の反応を意識してか、「お約束」を壊すパターンも有る。例えば、変身中に出るエフェクトに敵への攻撃及び防御判定が存在したり、出現したアーマーが敵の攻撃を防いでから装着されたり等と、「そもそも変身中には敵からの攻撃が効かない」といった描写にしている作品が多い。 | + | **攻撃されないことに対する視聴者の反応を意識してか、「お約束」を壊すパターンも有る。例えば、変身中に出るエフェクトに敵への攻撃及び防御判定が存在したり、出現したアーマーが敵の攻撃を防いでから装着されたり等と、「そもそも変身中には敵からの攻撃が効かない」といった描写にしている作品が多い。一方で特撮ドラマには、変身前の状態で敵の軍勢を捌きつつ、隙を見て変身するという変則的なお約束外しも存在する。 |
| *変身時には能力等を強化・発現させる装甲や衣装を身に纏う事になるが、中には[[キューティーハニー (Universe)|変身プロセス時に裸になる]]ものも存在している。このパターンの変身は、視聴者サービスとしての一面を持っている事が多い。 | | *変身時には能力等を強化・発現させる装甲や衣装を身に纏う事になるが、中には[[キューティーハニー (Universe)|変身プロセス時に裸になる]]ものも存在している。このパターンの変身は、視聴者サービスとしての一面を持っている事が多い。 |
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