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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[マクロスシリーズ]]を代表する可変戦闘機。
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[[マクロスシリーズ]]を代表する可変戦闘機で、VFは「ヴァリアブル・ファイター(Variable Fighter)」の略称。
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[[異星人]]の戦艦「[[マクロス|SDF-1 マクロス]]」から得られたオーバーテクロノジーを駆使して、来るべき異星人同士の戦争における主力戦闘兵器として「F-14 トムキャット」をベースに開発した「可変戦闘機(通称:バルキリー)」を開発。「[[バルキリー]]」とは[[北欧神話]]に登場する戦乙女「ワルキューレ」の[[英語]]読みである。先行試作機「[[VF-0 フェニックス]]」では実現できなかった熱核反応炉を採用し、実質試作機「VF-1-X」のトライアルの結果、「VF-1 バルキリー」として採用された。一連の[[テストパイロット]]を務めたのが地球統合軍の[[エース|エースパイロット]][[ロイ・フォッカー]]である。
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地球の[[南アタリア島]]に落下した[[異星人]]の戦艦「[[マクロス|SDF-1 マクロス]]」から得られたオーバーテクロノジーを解析・応用する形で来るべき異星人同士の戦争における主力戦闘兵器としてVFシリーズを開発。一連の[[テストパイロット]]の総指揮官には地球統合軍の[[エース|エースパイロット]]である[[ロイ・フォッカー]]が選ばれている。
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機首を切り離すことが可能でそのまま脱出ポッドとして機能する。実際に[[ロイ・フォッカー]]はVF-1Dに乗る[[一条輝]][[リン・ミンメイ]]をこの機能で救出している。また第2話では腕部のメンテナンス用アームが描写された。
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戦闘機「F-14 トムキャット」をベースとし、先行試作機として急遽開発された「[[VF-0 フェニックス]]」によるデータ収集が行われた後、実質的な試作機となる「VF-1-X」ではVF-0で実現できなかった熱核反応炉を採用し、そのトライアルで良好な成績を叩き出した結果、「VF-1 バルキリー」として正式採用され、大量生産が行われた。「[[バルキリー]]」とは[[北欧神話]]に登場する戦乙女「ワルキューレ」の[[英語]]読みであり、本来はこの機体のみを指すペットネームに過ぎなかったが、第一次星間大戦全体において本機の系統が活躍した多大な実績から、後の後継機として開発されるVFシリーズ全体が「バルキリー」の通称で呼ばれる事になった。
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脚部につけられた熱核反応炉2機によって推進剤を圧縮、超高温にして噴出することで推力を得るので、空気そのものを推進剤に出来る大気圏内では無限に近い稼働時間を誇る。しかし、複雑な変形機構の為に機体内部に推進剤を積むだけの余裕がほとんど無い事から、空気の無い(=自前で推進剤を用意しなければいけない)宇宙では飛べる時間(実質、稼働時間)が短いという欠点がある。このため後に推進剤や追加パーツなどで構成された宇宙用強化装備「[[VF-1 スーパーバルキリー|スーパーパック]]」が開発された。
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脚部につけられた熱核反応炉2機によって推進剤を圧縮、超高温にして噴出することで推力を得るので、空気そのものを推進剤に出来る大気圏内では無限に近い稼働時間を誇る。しかし、複雑な変形機構の為に機体内部に推進剤を積むだけの余裕がほとんど無い事から、空気の無い(=自前で推進剤を用意しなければいけない)宇宙では飛べる時間(実質、稼働時間)が短いという欠点がある。このため後に推進剤や追加パーツなどで構成された宇宙用強化装備「[[VF-1 スーパーバルキリー|スーパーパック]]」が開発されている。また、特殊任務に対応したスーパーパックとは異なる装備として「[[VF-1J アーマードバルキリー|アーマードパック]]」も開発されており、これらは後の後継機にも専用仕様の物が開発されている。
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「VF-4 ライトニングIII」や「VF-5000」登場後も主力機で有り続けたが、「[[VF-11 サンダーボルト]]」登場を以って退役となった。退役されたVF-1は訓練機、もしくは民間用に幅広く利用されている。やはりシリーズもののお約束で『[[マクロス7]]』でミリアが再搭乗して活躍したり、『[[マクロスF]]』の美星学園高校の屋上に本物のVF-1が飾られていたりする。
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機首を切り離すことが可能でそのまま脱出ポッドとして機能する。実際に[[ロイ・フォッカー]]はVF-1Dに乗る[[一条輝]][[リン・ミンメイ]]をこの機能で救出している。また第2話では腕部のメンテナンス用アームが描写されており、簡易的な修理作業等も可能となっている。
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なお、TV版と劇場版ではデザインの差異がある。
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「VF-4 ライトニングIII」や「VF-5000」登場後も主力機で有り続けたが、「[[VF-11 サンダーボルト]]」登場を以って退役となった。しかし、VFシリーズの基本的部分が既に本機で出来上がっている事もあってか、退役された後も訓練機、もしくは民間用に幅広く利用されており、中には個人所有している物まであったりもする。やはりシリーズもののお約束で『[[マクロス7]]』ではミリアがかつて搭乗していたJ型に再搭乗して活躍したり、『[[マクロスF]]』の美星学園高校の屋上に本物のVF-1が飾られていたりする。最新作となる『[[マクロスΔ]]』でも、訓練機として変わらず活躍する姿が描かれており、主人公の[[ハヤテ・インメルマン]]が搭乗した。
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なお、TV版と劇場版では若干のデザインの差異がある。
    
=== バリエーション ===
 
=== バリエーション ===
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;VF-1J
 
;VF-1J
 
:頭部ユニットを九星重工製に変更した機体。「J」は[[英語]]の「[[日本]](JAPAN)」の頭文字を意味し、本機が日本の[[企業|軍需企業]]がライセンス生産で開発された事に由来している。
 
:頭部ユニットを九星重工製に変更した機体。「J」は[[英語]]の「[[日本]](JAPAN)」の頭文字を意味し、本機が日本の[[企業|軍需企業]]がライセンス生産で開発された事に由来している。
:VF-1Aに対して火力強化仕様に位置づけられており、レーザー砲を2門装備。センサーは横長で、TV版アイキャッチでは頭部下部の角(かど)が顎のように強調されている。総合性能もA型とS型の中間に当たっている為に優れているが、製造元が限定されている事から配備数は少なく主に小隊長及び[[エース|エースパイロット]]に優先的に配備される。
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:通常のVF-1Aと異なり、火力強化仕様に位置づけられており、レーザー砲を2門装備しているのが特徴。センサーは横長で、TV版アイキャッチでは頭部下部の角(かど)が顎のように強調されている。総合性能もA型とS型の中間に当たっている為に優れているが、製造元が限定されている事から配備数は少なく、主に小隊長及び[[エース|エースパイロット]]に優先的に配備される。
:TV版で軍に正式入隊した輝が中盤まで乗り続けた機体であり、初陣で輝がこの機体の搭乗を任されたのも彼がパイロットとして類稀なセンスの持ち主だったがゆえである。[[マクシミリアン・ジーナス|マックス]][[ミリア・ファリーナ・ジーナス|ミリア]]も搭乗。
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:TV版で軍に正式入隊した輝が中盤まで乗り続けた機体であり、初陣で輝がこの機体の搭乗を任されたのも、彼がパイロットとして類稀なセンスの持ち主であると認められていたが故である。
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:後に後期型も開発され、これには実戦経験を積んでいった[[マクシミリアン・ジーナス|マックス]]とその妻となった[[ミリア・ファリーナ・ジーナス|ミリア]]が搭乗した。
 
:劇場版ではスカル小隊に配備されていないため出番がほとんど無いが、土星軌道上での戦闘においてアーマードパックを装備した輝機と同じカラーリングのものが1カットのみ登場する。
 
:劇場版ではスカル小隊に配備されていないため出番がほとんど無いが、土星軌道上での戦闘においてアーマードパックを装備した輝機と同じカラーリングのものが1カットのみ登場する。
:カラーリングは輝機は白地に赤、マックス機は青、ミリア機は赤。
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:カラーリングは輝機は白地に赤のラインが入り、マックス機は青、ミリア機は赤。
 
;VF-1S
 
;VF-1S
 
:[[ロイ・フォッカー]]専用機であり、またの名を「'''ロイ・フォッカー・スペシャル'''」とも称する。4門のレーザー砲とヒロイックな印象の頭部が特徴。
 
:[[ロイ・フォッカー]]専用機であり、またの名を「'''ロイ・フォッカー・スペシャル'''」とも称する。4門のレーザー砲とヒロイックな印象の頭部が特徴。
 
:TV版ではフォッカー機しか姿を見せないが、設定上では中・大隊長機用にチェーンアップし複数製造された事になっている。
 
:TV版ではフォッカー機しか姿を見せないが、設定上では中・大隊長機用にチェーンアップし複数製造された事になっている。
 
:TV版ではロイ・フォッカーの死後は輝が受け継いだ。ロボットアニメにおいて'''「[[主人公]]が新たに[[乗り換え]]する機体が、(戦死した)他の[[パイロット]]から受け継いだものである」'''というパターンは、珍しい部類である。
 
:TV版ではロイ・フォッカーの死後は輝が受け継いだ。ロボットアニメにおいて'''「[[主人公]]が新たに[[乗り換え]]する機体が、(戦死した)他の[[パイロット]]から受け継いだものである」'''というパターンは、珍しい部類である。
:[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか|劇場版]]ではフォッカー機に加え輝機、マックス機が登場。
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:[[超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか|劇場版]]ではフォッカー専用機ではなく上級指揮官機に位置付けられ、フォッカー機に加え輝機、マックス機が登場。
 
:カラーリングはフォッカー機およびTV版輝機は白地に黄色、劇場版輝機は白地に赤、マックス機は白地に青。
 
:カラーリングはフォッカー機およびTV版輝機は白地に黄色、劇場版輝機は白地に赤、マックス機は白地に青。
 
:なおTV版2話では小破したVF-1Dを修理しているが、SRWでは[[修理装置]]の類は未実装。
 
:なおTV版2話では小破したVF-1Dを修理しているが、SRWでは[[修理装置]]の類は未実装。
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