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旧支配者の名前である「Cthulhu」は人間には発音できない音を英語っぽく表記したものという設定であり、音節文字であるカナ文字でどのように表記するかは翻訳者のセンス次第である。「クトゥルフ」以外でも「クトゥルー」「ク・リトル・リトル」「クルウルウ」などと訳されることがある。クトゥルフ神話を体系化したオーガスト・ダーレスは、口にするときは「クトゥルー」に近い発音をしていた模様。他に「発音不可能」と明言されているのはルルイエ(R'lyeh)。
旧支配者の名前である「Cthulhu」は人間には発音できない音を英語っぽく表記したものという設定であり、音節文字であるカナ文字でどのように表記するかは翻訳者のセンス次第である。「クトゥルフ」以外でも「クトゥルー」「ク・リトル・リトル」「クルウルウ」などと訳されることがある。クトゥルフ神話を体系化したオーガスト・ダーレスは、口にするときは「クトゥルー」に近い発音をしていた模様。他に「発音不可能」と明言されているのはルルイエ(R'lyeh)。
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クトゥルフ神話は作家毎に解釈が異なり、また後の作家によって付け加えられた概念や神格なども多いため「これが正しい」という定説は存在しないと言える。
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以下の解説も「比較的良く聞かれる解釈」にすぎない事に留意されたし。
=== クトゥルフ神話が取り入れられている作品 ===
=== クトゥルフ神話が取り入れられている作品 ===
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:Act:07「The Call from The Past」がクトゥルフ作品『THE SHADOW OVER INNSMOUTH(インスマウスを覆う影)』のオマージュ。
:Act:07「The Call from The Past」がクトゥルフ作品『THE SHADOW OVER INNSMOUTH(インスマウスを覆う影)』のオマージュ。
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=== 神々 ===
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== 神々 ==
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=== 外なる神々(Outer Gods) ===
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主に外宇宙に存在する超越的存在。その認識と思考は通常の生物で理解できる物ではない。
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彼らほどのレベルになるともはや人類や地球には何の興味もなく、人類からの崇拝の対象となることも稀である。
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ただし、ナイアルラトホテップのみは例外で人類に対し時折干渉を行うことがある。
;アザトース(Azathoth)
;アザトース(Azathoth)
:クトゥルフ神話の主神にして創造神。「沸騰する混沌の核」の異名を持つ盲目白痴の神。
:クトゥルフ神話の主神にして創造神。「沸騰する混沌の核」の異名を持つ盲目白痴の神。
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:アザトースの息子にして神々の従者。「這い寄る混沌」の異名を持つ、千の顔を持つ無貌の神。
:アザトースの息子にして神々の従者。「這い寄る混沌」の異名を持つ、千の顔を持つ無貌の神。
:無数の化身を持ち、世界に狂気と混乱をもたらすために暗躍する。
:無数の化身を持ち、世界に狂気と混乱をもたらすために暗躍する。
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:邪神の中では珍しく人間的な精神も持ち、人間はもちろん主である神々さえも嘲笑うトリックスター。
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:邪神の中では珍しく人間的な知性を持ち、人間はもちろん主である神々さえも嘲笑うトリックスター。
;ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)
;ヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)
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:全ての時と共存し、あらゆる空間に接している神であり、魔術師達はこの神の力を借りる事でタイムトラベルやワープを行うことが出来る。
:全ての時と共存し、あらゆる空間に接している神であり、魔術師達はこの神の力を借りる事でタイムトラベルやワープを行うことが出来る。
:また、人間の女性との間に異形の子をなすこともできる。
:また、人間の女性との間に異形の子をなすこともできる。
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=== 旧支配者 ===
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太古の地球(一部に例外も存在する)に存在していた極めて強力な生物。
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生物とはいえ人類を遥かに凌ぐ(そして人類には決して理解できない)知性と超自然的能力を持ち、
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事実上「神」と言っても差し支えない存在と言って良い。
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現在そのほとんどは世界の各地で眠りに就いており、彼らが(一時的にせよ)目覚める時には様々な災害が起こる。
;クトゥルー(Cthulhu)
;クトゥルー(Cthulhu)