6行目: |
6行目: |
| *全備重量:6.62t | | *全備重量:6.62t |
| *装甲材質:繊維強化金属、FRP装甲 | | *装甲材質:繊維強化金属、FRP装甲 |
− | *動力:電力供給型内臓バッテリー | + | *動力:超伝導モーター、電力供給型内臓バッテリー |
| *所属:警視庁警備部特科車両二課 | | *所属:警視庁警備部特科車両二課 |
| *開発:篠原重工八王子工場 | | *開発:篠原重工八王子工場 |
− | *パイロット:[[泉野明]]、[[太田功]]、[[南雲しのぶ]](劇場版のみ) | + | *パイロット:[[泉野明]]、[[太田功]]、[[香貫花・クランシー]]、[[篠原遊馬]]、[[南雲しのぶ]] |
| *メカニックデザイン:出渕裕 | | *メカニックデザイン:出渕裕 |
| | | |
19行目: |
19行目: |
| 基本的に人間の出来る動作はほぼ全て再現可能だが、搭乗者の蓄積させたモーションデータにより成長や特性ががらりと変わってくる。 | | 基本的に人間の出来る動作はほぼ全て再現可能だが、搭乗者の蓄積させたモーションデータにより成長や特性ががらりと変わってくる。 |
| ;イングラム1号機 | | ;イングラム1号機 |
− | :主人公である泉野明が搭乗する。主にイングラムの器用さを活かした戦い方が目立つ。<br>野明はこの機体の事を昔飼っていたペットの名前を取って「アルフォンス」と呼んで非常に大事にしている。 | + | :主人公である泉野明が搭乗する。主にイングラムの器用さを活かした戦い方が目立つ。<br>アニメ版では、野明はこの機体に昔飼っていたペットの名前を取って「アルフォンス」と呼んで非常に大事にしている。 |
| ;イングラム2号機 | | ;イングラム2号機 |
− | :太田功が搭乗する。1号機とは対称的にパワーを活かした、射撃や格闘などで相手を力任せに捻じ伏せる戦い方が目立つ。<br>尚、2号機は頭部の形状が1号機と異なるが、これはあまりにも太田が頭部を破壊して帰ってくる為純正パーツが足りなくなり、急遽試作型の頭部に換装されたと言う経緯がある。 | + | :太田功が搭乗する。1号機とは対称的にパワーを活かした、射撃や格闘などで相手を力任せに捻じ伏せる戦い方が目立つ。<br>アーリーデイズでは後半に右肩を赤くした通称[[レッドショルダー]]と呼ばれる形態となった。それ以外のメディアでは頭部の形状が1号機と異なるが、漫画版では太田が頭部をしょっちゅう破壊して帰ってくる為に純正パーツが足りなくなり、急遽試作型の頭部に換装されたと説明されたが、テレビ版では最初から形状が異なっており、機体を識別する為(もしくは、様々なデータを収集する為)に頭部の形状を変更したと思われる。 |
| ;イングラム3号機 | | ;イングラム3号機 |
− | :基本的には予備機として保管され、データ収集用などに使われるが、有事には1号機のデータを使って動かされる事が多い。<br>しかしTV版では劇中で電子戦向けの強化が成され、ECM機能やECCM機能等搭載した頭部に換装された。<br>後に劇場版で第一小隊隊長の南雲しのぶが搭乗した。ゲームエディションではプレイヤーの使用する主人公機として登場する。 | + | :基本的には予備機として保管され、データ収集用などに使われるが、有事には1号機のデータを使って動かされる事が多い。<br>しかしTV版では劇中で電子戦向けの強化が成され、ECM機能やECCM機能等を搭載した頭部に換装された。頭部の形状は2種類あり、テレビ版ではメインとサブのセンサーを統合した一つ目のカメラと巨大化したアンテナが特徴であった。この頭部はPS版ゲームエディションの第1話で破壊され、新たに新型の頭部に換装された。新型の頭部は1号機の意匠を受け継いだデザインだが、ECM用のセンサーが各部に取り付けられており、使用時には頭部からセンサーが突き出てくる形状から「メデューサ」と呼ばれる。<br>対ファントム戦時に遊馬が使用した他、後期OVA版では香貫花が乗り込んで対グリフォン戦に投入され、PS版ではプレイヤーが操作する主役機となり、更に劇場版2では第一小隊隊長の南雲しのぶが搭乗するなど、使用したパイロットが一番多い機体となった。<br>なお、電子戦機能を強化した結果、機体単価が1号機や2号機より高額になり、(専任パイロットがPS版の主人公まで居なかった事もあるが)おいそれとは使えない機体になってしまう。 |
| | | |
| == 装備・機能 == | | == 装備・機能 == |
| ;電磁警棒 | | ;電磁警棒 |
− | :左腕部に装備したシールドの裏に収納された電磁式警棒。普通の警棒のように打撃武器として使ったり、突き立ててスパークさせる事で敵レイバーの電装系にダメージを与えるなど、用途は幅広い。 | + | :左腕部に装備したシールドの裏に収納された電磁式警棒。普通の警棒のように打撃武器として使ったり、突き立ててスパークさせる事で敵レイバーの電装系にダメージを与えるなど、用途は幅広い。なお、漫画版の前半では先端を尖らせただけの特殊警棒を使用していた。 |
| ;37mmリボルバーカノン | | ;37mmリボルバーカノン |
− | :イングラムの右脚側面に収納されているレイバーサイズのリボルバー式ハンドガン。装弾数6発。<br>当初は20mmとされていたが、何時の間にやらドサクサ紛れに37mmに名称変更された。<br>使用弾は基本的に貫通による被害を防ぎ、且つそれなりに強力な犯罪者のレイバーに対しても十分なストッピングパワーを確保する為にホローポイント弾が採用されている。他にも用途に応じてウイルス弾や磁気ネット弾なども使用可能。ちなみに予備弾薬は左脚の側面に収納されている。 | + | :イングラムの右脚側面に収納されているレイバーサイズのリボルバー式ハンドガン。装弾数6発。<br>アーリーデイズでは20mmとされていたが、何時の間にやらドサクサ紛れに37mmに名称変更された。<br>使用弾は基本的に貫通による被害を防ぎ、且つそれなりに強力な犯罪者のレイバーに対しても十分なストッピングパワーを確保する為にホローポイント弾が採用されている。他にも用途に応じてウイルス弾や磁気ネット弾なども使用可能。漫画版ではブロッケンが出現した事で徹甲弾も開発された。ちなみに予備弾薬は左脚の側面に収納されているがクイックローダーが無い為、人間が手で装弾する。 |
| ;90mmライアットガン | | ;90mmライアットガン |
− | :整備員のシバシゲオがシコシコ材料を掻き集めて4ヶ月と16日を掛けて作り上げたり、最初から特車二課の10号ロッカーに保管されてたりと導入は媒体によって異なるが、特車二課の装備する中では最大火力を誇るレイバー用ショットガン。<br>あまりに威力が高い為、余程の事が無い限りは使用が自粛されているが、有事の際には主に2号機が使用している。<br>弾種は通常のショットシェルの他に爆裂弾やライフルスラッグ弾などがある模様。 | + | :整備員のシバシゲオが予備の材料を掻き集めて4ヶ月と16日を掛けて作り上げたり、最初から特車二課の10号ロッカーに保管されてたりと導入は媒体によって異なるが、特車二課の装備する中では最大火力を誇るレイバー用ショットガン。<br>あまりに威力が高い為、余程の事が無い限りは使用が自粛されているが、有事の際には主に2号機が使用している。<br>弾種は通常のショットシェルの他に爆裂弾やライフルスラッグ弾などがある模様。 |
| ;シールド | | ;シールド |
| :左腕部に装備された「警視庁」のロゴマークが目を引くシールド。 | | :左腕部に装備された「警視庁」のロゴマークが目を引くシールド。 |
| ;リアクティブアーマー | | ;リアクティブアーマー |
− | :劇場版2作目で使用された、モスグリーンカラーのジャケットを思わせるリアクティブアーマー。<br>多脚型レイバー「イクストル」の20mmバルカンの斉射から太田を護った。 | + | :劇場版2で使用された、モスグリーンカラーのジャケットを思わせるリアクティブアーマー。元々は自衛隊の99式ヘルダイバー用に開発されたものを流用した追加装甲である。<br>多脚型レイバー「イクストル」の20mmバルカンの斉射からパイロットを護った。 |
| ;ワイヤー | | ;ワイヤー |
− | :イングラムの股間部に装備されているワイヤー。細いが、イングラムの自重すら支え切る頑丈さを誇る。<br>野明はTV・漫画版共にこれの扱いに長けている。 | + | :イングラムの股間部に装備されているウィンチワイヤー。細いが、イングラムの自重すら支え切る頑丈さを誇る。<br>野明はTV・漫画版共にこれの扱いに長けている。 |
| ;ECM、ECCM | | ;ECM、ECCM |
− | :電子戦装備の改修を受けた3号機の追加装備。使用時には3号機の頭部が展開され、その奇怪さ故に「メデューサ」等と呼ばれることもある。<br>主に劇場版2作目の対イクストル、ゲームエディションの対ガネーシャ戦等で使用された。 | + | :電子戦装備の改修を受けた3号機の追加装備。使用時には3号機の頭部が展開され、その奇怪さ故に「メデューサ」等と呼ばれることもある。<br>TV版の対ファントム戦や後期OVA版の対グリフォン戦、劇場版2の対イクストル、ゲームエディションの対ガネーシャ戦等で使用された。 |
| | | |
| === 特殊能力 === | | === 特殊能力 === |
48行目: |
48行目: |
| | | |
| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
− | | + | ;AV-98Tドーファン |
| + | :イングラムの試作機を元にして作られた教習機。漫画版では一般向けにも販売されていた。 |
| + | ;AVS-98zイングラム・エコノミー |
| + | :部品の精度や機能を簡略化してコストを下げる事で量産化を狙った機体。しかし、簡略化しすぎた為に様々な機能低下を引き起こし、晴海のレイバーショーでグリフォンに一蹴された。 |
| + | ;AVS-98Mk-Ⅱイングラム・スタンダード |
| + | :テレビ版と漫画版双方に登場。扱いは大きく異なっており、テレビ版ではエコノミーの反省点を踏まえて開発され、一時は第1小隊に配備が内定していたが諸々の事情で見送られた。<br>漫画版ではAVS-98の名称で登場。新設予定だった第3小隊の発足が白紙になった為に第1小隊に配備された。 |
| + | ;MPL97AV-T教習用レイバー |
| + | :アーリーデイズにおける試作機で教習用に改修された。性能はイングラムとほぼ同じである。 |
| <!-- == 話題まとめ == --> | | <!-- == 話題まとめ == --> |
| <!-- == メモ == --> | | <!-- == メモ == --> |