25行目: |
25行目: |
| 日系9世のエキゾチックな顔立ちの美女。 | | 日系9世のエキゾチックな顔立ちの美女。 |
| | | |
− | 元々は[[ティターンズ]]の一員だったが、ティターンズの[[バスク・オム]]が行った虐殺を知ったことをきっかけで、自分が誇りを持って所属していたティターンズという組織に疑問を抱き、[[ガンダムMk-II]]ごと[[エゥーゴ]]に参加する。初めは[[アーガマ]]に乗艦していたが、後に[[ラーディッシュ]]に移る。 | + | 元々は[[ティターンズ]]の一員だったが、ティターンズの[[バスク・オム]]が行った虐殺を知った事をきっかけで、自分が誇りを持って所属していたティターンズという組織に疑問を抱き、[[ガンダムMk-II]]ごと[[エゥーゴ]]に参加する。初めは[[アーガマ]]に乗艦していたが、後に[[ラーディッシュ]]に移る。 |
| | | |
− | [[シャア・アズナブル|クワトロ]]が不在、もしくは出撃できない(ダカール演説後は特に)場合、アーガマのMS隊の総指揮を任されるなどアーガマ・ラーディッシュクルーに信頼されるようになっていった。 | + | [[シャア・アズナブル|クワトロ]]が不在、もしくは出撃できない([[ダカール演説]]後は特に)場合、アーガマのMS隊の総指揮を任される等、アーガマ・ラーディッシュクルーに信頼されるようになっていった。 |
| | | |
| 生真面目さと短気さと気難しさが同居したような[[性格]]で、プライドが高い上にすぐに頭に血が上る性質なのか[[ウォン・リー]]に続いて、よく[[カミーユ・ビダン]]や[[ファ・ユイリィ]]に[[修正|手を上げていた]]。 | | 生真面目さと短気さと気難しさが同居したような[[性格]]で、プライドが高い上にすぐに頭に血が上る性質なのか[[ウォン・リー]]に続いて、よく[[カミーユ・ビダン]]や[[ファ・ユイリィ]]に[[修正|手を上げていた]]。 |
35行目: |
35行目: |
| ちなみに近藤和久氏が描いた[[漫画|漫画版]]では、シロッコの[[ジ・O]]を庇おうとしたレコアのパラス・アテネを撃墜した事でシロッコを激怒させてしまい、ガンダムMk-IIを撃墜される形で惨殺されてしまった。 | | ちなみに近藤和久氏が描いた[[漫画|漫画版]]では、シロッコの[[ジ・O]]を庇おうとしたレコアのパラス・アテネを撃墜した事でシロッコを激怒させてしまい、ガンダムMk-IIを撃墜される形で惨殺されてしまった。 |
| | | |
− | [[ヘンケン・ベッケナー]]からのアタックに劇中では戸惑い気味だったが、スパロボでは長いシリーズであればあるほど、良い雰囲気になっている。 | + | [[ヘンケン・ベッケナー]]からのアタックに劇中では戸惑い気味だったが、スパロボでは長いシリーズであればある程、良い雰囲気になっている。 |
| | | |
− | 劇場版は基本的な設定は変わっていないが、(富野由悠季監督曰く「健やかになった」カミーユと同様に)TV版よりも穏和な性格になっており、ヘンケンとの仲も良くなっている。また、レコアに対してもやや理解を示している。
| + | 劇場版は基本的な設定は変わっていないが、(富野由悠季監督曰く「健やかになった」カミーユと同様に)TV版よりも穏和な性格になっており、ヘンケンとの仲も良くなっている。また、レコアに対しても(同じ女性として)やや理解を示している。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| インターミッションでは割と出番は多く、[[ブライト・ノア]]の秘書官的なイメージが強い。『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』の序盤など[[アムロ・レイ]]や[[サウス・バニング]]不在の時はファや[[チャック・キース]]などを指揮する隊長的な役割を務めることもあり、職務に対して真面目である故の厳しさはあるものの、カミーユが原作よりも優等生になっている為、彼女もヒステリックな一面は薄れて温和な性格となっている。 | | インターミッションでは割と出番は多く、[[ブライト・ノア]]の秘書官的なイメージが強い。『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』の序盤など[[アムロ・レイ]]や[[サウス・バニング]]不在の時はファや[[チャック・キース]]などを指揮する隊長的な役割を務めることもあり、職務に対して真面目である故の厳しさはあるものの、カミーユが原作よりも優等生になっている為、彼女もヒステリックな一面は薄れて温和な性格となっている。 |
| | | |
− | また、原作では死亡したキャラクターであるが、スパロボでは[[説得]]するしないにも関わらず生きている事がほとんど。稀に『[[スーパーロボット大戦D|D]]』や『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』など原作終了後の設定では故人である事も。 | + | また、原作では死亡したキャラクターであるが、スパロボでは[[説得]]するしないにも関わらず生きている事がほとんど。稀に『[[スーパーロボット大戦D|D]]』や『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』等、原作終了後の設定では故人である事も。 |
| | | |
| シリーズもの作品だと、部隊の女性陣にヘンケンとの仲を茶化されるのはある意味お約束の展開である。 | | シリーズもの作品だと、部隊の女性陣にヘンケンとの仲を茶化されるのはある意味お約束の展開である。 |
54行目: |
54行目: |
| ;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]) | | ;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]) |
| :最初からMk-IIで参戦。精神コマンドは「[[ひらめき]]」「[[集中]]」「[[熱血]]」と戦闘面でのバランスが良く、後半は覚醒や激励を覚えるので[[オールドタイプ]]としては有用な方である。 | | :最初からMk-IIで参戦。精神コマンドは「[[ひらめき]]」「[[集中]]」「[[熱血]]」と戦闘面でのバランスが良く、後半は覚醒や激励を覚えるので[[オールドタイプ]]としては有用な方である。 |
− | :育てていないと後半に愚痴をこぼすイベントが用意されている。'''エンディングではヘンケンのプロポーズに応えて結婚準備中'''との事。 | + | :育てていないと後半に愚痴をこぼすイベントが用意されている。'''エンディングでは「ヘンケンのプロポーズに応えて結婚準備中」'''との事。 |
| ;[[スーパーロボット大戦F]] | | ;[[スーパーロボット大戦F]] |
| :今回から声が入った。能力的には[[ニュータイプ]]インフレのため使われることはない。ただし、[[精神コマンド]]のラインナップは良く「[[集中]]」「[[ひらめき]]」「[[努力]]」を覚える。 | | :今回から声が入った。能力的には[[ニュータイプ]]インフレのため使われることはない。ただし、[[精神コマンド]]のラインナップは良く「[[集中]]」「[[ひらめき]]」「[[努力]]」を覚える。 |
122行目: |
122行目: |
| === 関連作品 === | | === 関連作品 === |
| ;[[ヒーロー戦記]] | | ;[[ヒーロー戦記]] |
− | :[[ティターンズ]]所属。エリート意識の強いティターンズの中ではアムロ達ゼウスに友好的。だがそのためにジェリドに疎まれる事になり、内偵任務に就いていたカミーユと共に捨て駒にされてしまう。その後アムロ達に助け出され、ゼウスの一員となる(その際に服装が[[エゥーゴ]]の制服に変わる)。ゼウスでは戦闘には参加せず、本部付きのオペレーターとなる。余談だが、エマが初登場するラサ市などの一般人男性に話しかけると美人のエマにファンが多い事が分かる。 | + | :[[ティターンズ]]所属。エリート意識の強いティターンズの中ではアムロ達ゼウスに友好的。だがそのためにジェリドに疎まれる事になり、内偵任務に就いていたカミーユと共に捨て駒にされてしまう。 |
| + | :その後アムロ達に助け出され、ゼウスの一員となる(その際に服装が[[エゥーゴ]]の制服に変わる)。ゼウスでは戦闘には参加せず、本部付きのオペレーターとなる。 |
| + | :余談だが、エマが初登場するラサ市等の一般人男性に話しかけると、'''美人のエマにファンが多い'''事が分かる。 |
| ;[[リアルロボット戦線]] | | ;[[リアルロボット戦線]] |
| :[[アマンダラ・カマンダラ|ポセイダル]]ルート、ラズロルートでは未登場。それ以外のルートでは敵として登場し、やがて仲間になる(シロッコルートのみ条件付き)。 | | :[[アマンダラ・カマンダラ|ポセイダル]]ルート、ラズロルートでは未登場。それ以外のルートでは敵として登場し、やがて仲間になる(シロッコルートのみ条件付き)。 |
130行目: |
132行目: |
| | | |
| === [[能力|能力値]] === | | === [[能力|能力値]] === |
− | 平均的なMSパイロット。正規の軍人だけありそこそこの能力だが、[[エース]]が出揃うと苦しい。近年の作品では養成で対応できる程度。作中で時折見せる感じ方からか、一部のゲームでは[[ニュータイプ]]能力を持っている場合もあるが、SRWでは現時点で習得したことはない。 | + | 平均的なMSパイロット。正規の軍人だけありそこそこの能力だが、[[エース]]が出揃うと苦しい。近年の作品では養成で対応できる程度。作中で時折見せる感じ方からか、一部のゲームでは[[ニュータイプ]]能力を持っている場合もあるが、SRWでは現時点で習得した事は無い。 |
| | | |
| === [[精神コマンド]] === | | === [[精神コマンド]] === |
− | 精神のラインナップは、攻撃寄りだったり補助寄りだったりと、作品によってまちまちだが、ひらめきや集中、といった回避・防御系の精神を覚えることが多く、バランスは良い方である。
| + | 精神のラインナップは、攻撃寄りだったり補助寄りだったりと、作品によってまちまちだが、「ひらめき」や「集中」といった回避・防御系の精神を覚える事が多く、バランスは良い方である。 |
| | | |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]] |
296行目: |
298行目: |
| :第2話において、[[グリーンノア]]で行われた[[ガンダムMk-II (黒)|ガンダムMk-II]]のテスト中に、[[コロニー]]内の居住区で禁止されている超低空飛行を行った挙句、[[ティターンズ]]の本部ビルに突っ込んでしまった同僚の[[ジェリド・メサ|ジェリド]]を諌めた初めての台詞。 | | :第2話において、[[グリーンノア]]で行われた[[ガンダムMk-II (黒)|ガンダムMk-II]]のテスト中に、[[コロニー]]内の居住区で禁止されている超低空飛行を行った挙句、[[ティターンズ]]の本部ビルに突っ込んでしまった同僚の[[ジェリド・メサ|ジェリド]]を諌めた初めての台詞。 |
| :第1話で登場した[[ティターンズ兵|ティターンズの兵士達]]は、傍若無人かつ横暴な人物が多かった中、エマだけは筋の通った考え方をするまともな人物である事が窺える。 | | :第1話で登場した[[ティターンズ兵|ティターンズの兵士達]]は、傍若無人かつ横暴な人物が多かった中、エマだけは筋の通った考え方をするまともな人物である事が窺える。 |
− | :なお、台詞はないがエマも第1話で既に登場しているのだが、絵柄のせいかファーストシーンは少々性格のキツそうな女兵士にしか見えなかった(実際、キツいところもあるのが…)。 | + | :なお、台詞は無いもののエマも第1話で既に登場しているのだが、絵柄のせいかファーストシーンは少々性格のキツそうな女兵士にしか見えなかった(実際、キツいところもあるのが…)。 |
| ;「ティターンズは、ジオンの残党狩りのチームですよ? あたしもその一員です」 | | ;「ティターンズは、ジオンの残党狩りのチームですよ? あたしもその一員です」 |
| : [[エゥーゴ]]の[[リック・ディアス]]隊が、ティターンズのシンボルとも言えるMk-IIを強奪するべく本格的に奇襲を始め、守備隊であるジムIIで編成されたMS部隊が応戦するものの、機体性能の差とパイロットの腕の格の違いから押されつつあり、整備が完了しチェックが終わったMk-II3号機に手配されたパイロットは自分だと、檄を飛ばす[[ブライト・ノア|ブライト]]に名乗り出て、ブライトに驚かれた時に返した台詞。 | | : [[エゥーゴ]]の[[リック・ディアス]]隊が、ティターンズのシンボルとも言えるMk-IIを強奪するべく本格的に奇襲を始め、守備隊であるジムIIで編成されたMS部隊が応戦するものの、機体性能の差とパイロットの腕の格の違いから押されつつあり、整備が完了しチェックが終わったMk-II3号機に手配されたパイロットは自分だと、檄を飛ばす[[ブライト・ノア|ブライト]]に名乗り出て、ブライトに驚かれた時に返した台詞。 |
| :エマのティターンズに対する認識と言うより、寧ろこれが世間のティターンズに対する一般的な認識であったろう。しかし、実際はエマが思っているような高潔な部隊ではなく、実態も全く違う。それにさえ気付かずにその在りもしない建前の理想を追い求め、それに誇りを持っているエマの姿は可哀想な感じがする。 | | :エマのティターンズに対する認識と言うより、寧ろこれが世間のティターンズに対する一般的な認識であったろう。しかし、実際はエマが思っているような高潔な部隊ではなく、実態も全く違う。それにさえ気付かずにその在りもしない建前の理想を追い求め、それに誇りを持っているエマの姿は可哀想な感じがする。 |
− | :後に、エマも実態に気づくからいいようなものの、実態を知らずに信念と軍人としてのプライドを持って作戦に参加する一兵卒ほど、悲哀を感じるものはない。世の中には、知らない方が幸せな事もあると言ういい例なのだろう。 | + | :後に、エマも実態に気づくからいいようなものの、実態を知らずに信念と軍人としてのプライドを持って作戦に参加する一兵卒ほど、悲哀を感じるものはない。「世の中には、知らない方が幸せな事もある」という好例なのだろう。 |
| ;「カミーユ・ビダン! やめなさい! 男のヒステリーはみっともないわ!」 | | ;「カミーユ・ビダン! やめなさい! 男のヒステリーはみっともないわ!」 |
| :第4話で眼前でカプセルに入れられた母を射殺され錯乱し、停戦信号が出ているにも関わらずジェリドの[[ハイザック]]を何度も殴りつけ[[ビームサーベル]]を抜いて飛び掛らんとする[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]のMk-II3号機を[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]と共に鎮めようとした際に呼びかけた台詞。カミーユの気持ちなど、まるで考えていない物の言い様である。 | | :第4話で眼前でカプセルに入れられた母を射殺され錯乱し、停戦信号が出ているにも関わらずジェリドの[[ハイザック]]を何度も殴りつけ[[ビームサーベル]]を抜いて飛び掛らんとする[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]のMk-II3号機を[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]と共に鎮めようとした際に呼びかけた台詞。カミーユの気持ちなど、まるで考えていない物の言い様である。 |
306行目: |
308行目: |
| :当然、こんな言葉をかけられたカミーユには逆効果で「目の前で親を殺されたんだぞ!」とますます頭に血が上り、クワトロからは「これ以上、カミーユを刺激するな!」と注意されるのを見ても明らかだろう。 | | :当然、こんな言葉をかけられたカミーユには逆効果で「目の前で親を殺されたんだぞ!」とますます頭に血が上り、クワトロからは「これ以上、カミーユを刺激するな!」と注意されるのを見ても明らかだろう。 |
| ;「あ、お入りなさいな。ただね、慰めてもらいたいだけなら無駄よ。あなたと私は恋人でも何でもないのだから…」 | | ;「あ、お入りなさいな。ただね、慰めてもらいたいだけなら無駄よ。あなたと私は恋人でも何でもないのだから…」 |
− | :第6話で両親をなくしたカミーユが話をしに、エマの部屋に来た時の台詞。面倒を見て貰っていたレコアがジャブローへ偵察に行く任務のため、クワトロと打ち合わせをしていたところ、2人が仲睦まじく話しているのを見たカミーユが不快感を感じて、代わりにエマに慰めてもらおうとしたのである。確かにこの言葉の通りかも知れないが、両親を無くしたばかりの少年に対して少し邪険すぎる態度でもある。 | + | :第6話で両親をなくしたカミーユが話をしに、エマの部屋に来た時の台詞。面倒を見て貰っていたレコアがジャブローへ偵察に行く任務のため、クワトロと打ち合わせをしていたところ、二人が仲睦まじく話しているのを見たカミーユが不快感を感じて、代わりにエマに慰めてもらおうとしたのである。 |
| + | :確かにこの言葉の通りかも知れないが、両親を無くしたばかりの少年に対しては少し邪険すぎる態度でもある。 |
| :本音を見抜かれたカミーユはバツの悪い思いをしたのか、これを聞いて「なんで貴女のような方がティターンズになんかいたのか、聞こうと思っただけです!」 と臍を曲げてしまう。 | | :本音を見抜かれたカミーユはバツの悪い思いをしたのか、これを聞いて「なんで貴女のような方がティターンズになんかいたのか、聞こうと思っただけです!」 と臍を曲げてしまう。 |
| ;「女同士でガソリン車のドライブ旅行をした時に、シャイアンの方で彼に会ったのよ。その時は、こんな時代にも親の財産を相続している暗い青年がいるって笑ったのよね。その青年は酷く疲れているんだけど、夢を見続けているような人だなって…そう思っていたんだけど、その人が最近、[[アムロ・レイ]]だってわかってきたの」 | | ;「女同士でガソリン車のドライブ旅行をした時に、シャイアンの方で彼に会ったのよ。その時は、こんな時代にも親の財産を相続している暗い青年がいるって笑ったのよね。その青年は酷く疲れているんだけど、夢を見続けているような人だなって…そう思っていたんだけど、その人が最近、[[アムロ・レイ]]だってわかってきたの」 |
− | :第8話にて、カミーユにアムロに会った時のことを語って。 | + | :第8話にて、カミーユにアムロに会った時の事を語って。 |
| ;「自分の都合で大人と子供を使い分けないで!」 | | ;「自分の都合で大人と子供を使い分けないで!」 |
| :第9話で遅刻した上に謝ろうとせず、屁理屈ばかりこね回したため[[ウォン・リー]]に気絶するまで[[修正]]され、いじけて愚痴を言うカミーユに対しての言葉。 | | :第9話で遅刻した上に謝ろうとせず、屁理屈ばかりこね回したため[[ウォン・リー]]に気絶するまで[[修正]]され、いじけて愚痴を言うカミーユに対しての言葉。 |
| ;「出来るわけないでしょ! あたしはジャブローに降りなければ…」 | | ;「出来るわけないでしょ! あたしはジャブローに降りなければ…」 |
| :第11話にて、[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]の[[メッサーラ]]に乗機の左腕を斬られ、カミーユの制止を聞かずに破損した[[リック・ディアス]]で大気圏に突入しようとして。 | | :第11話にて、[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]の[[メッサーラ]]に乗機の左腕を斬られ、カミーユの制止を聞かずに破損した[[リック・ディアス]]で大気圏に突入しようとして。 |
− | :本人も降下できないことにうすうす感付いてはいたのだろうが、意地を張ってしまうのは責任感の強いエマだからなのだろう。しかし、今回はその強すぎる責任感が完全に裏目に出てしまって、シャアの制止がなかったらアーガマに帰還していたのかも怪しい。 | + | :本人も降下できない事にうすうす感付いてはいたのだろうが、意地を張ってしまうのは責任感の強いエマだからなのだろう。 |
| + | :しかし、今回はその強すぎる責任感が完全に裏目に出てしまって、クワトロの制止が無かったらアーガマに帰還していたのかも怪しい。 |
| ;「ありがとうございます…地球に降りられましたのに…」 | | ;「ありがとうございます…地球に降りられましたのに…」 |
| :この後、嫌々ながらもアーガマに帰還した時にブライトに言った台詞。 | | :この後、嫌々ながらもアーガマに帰還した時にブライトに言った台詞。 |
− | :ブライトとしてはアーガマが燃え尽きるか燃え尽きないかギリギリの高度まで降下して、クルーを危険にまで晒してまで彼女を回収したのに、こんな不遜な物言いをされたのでは、ブライトじゃなくても頭に来るだろう。たちまち彼の怒りを買ってしまう事に…。 | + | :ブライトとしては「地球の重力に捕らわれてアーガマが燃え尽きるか否かのギリギリの高度に降下する」という、クルー全員を危険(最悪の場合、アーガマは全滅だった)に晒してまでエマを回収したのに、こんな不遜な物言いをされたのでは、ブライトじゃなくても頭に来るだろう。たちまち彼の怒りを買ってしまう事に…。 |
| ;「地球ではご活躍で。自信を付けたからって、宇宙は違うのよ」<br />カミーユ「そんなに増長したつもりはありません」<br />「ホームシックではないけど、同じようなものがあるわ。自分が寂しいからって他人に八つ当たりをしない」<br />カミーユ「寂しい? 僕が?」<br />「鈍感なのね。だから他人に噛み付くのよ」<br />カミーユ「本気で言ってるんですか?」<br />「自分の事も分からないくせに偉ぶるのではなくてよ」<br />カミーユ「そんな」<br />「地球で恋をしてきたんでしょ」 | | ;「地球ではご活躍で。自信を付けたからって、宇宙は違うのよ」<br />カミーユ「そんなに増長したつもりはありません」<br />「ホームシックではないけど、同じようなものがあるわ。自分が寂しいからって他人に八つ当たりをしない」<br />カミーユ「寂しい? 僕が?」<br />「鈍感なのね。だから他人に噛み付くのよ」<br />カミーユ「本気で言ってるんですか?」<br />「自分の事も分からないくせに偉ぶるのではなくてよ」<br />カミーユ「そんな」<br />「地球で恋をしてきたんでしょ」 |
| :第21話にて。[[地球]]から還って来たのだが、[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]と別れて寂しいのか、ついつい[[トーレス]]や[[サエグサ]]に八つ当たりしてしまうカミーユを窘めて。 | | :第21話にて。[[地球]]から還って来たのだが、[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]と別れて寂しいのか、ついつい[[トーレス]]や[[サエグサ]]に八つ当たりしてしまうカミーユを窘めて。 |
− | :こういうところをすぐさま見抜いてしまうのが彼女の凄いところなのだが、カミーユを説教する姿は、まるで弟を叱る姉そのものである。彼のマザコンを良くないと思っているのであれば、これは逆効果だと思うし、言ってる事は全然間違っていないのだが、エマもどうも癪に障る言い方や言葉遣いをしてしまう悪癖があるようである。 | + | :こういうところをすぐさま見抜いてしまうのがエマの凄いところなのだが、カミーユを説教する姿は、まるで弟を叱る姉そのものである。 |
| + | :彼のマザコンを良くないと思っているのであれば、これは逆効果だと思うし、言ってる事は全然間違っていないのだが、この台詞に限らずエマには'''相手の癪に障ってしまう言い方や言葉遣いをしてしまう欠点を抱えている'''ようである。 |
| :その上、カミーユが地球で恋に落ちた事まで言い当てたのは、鋭い女の勘から分かったのであろう。言われたカミーユは「違いますよ!」と反論するが、これでは図星だと言っているようなものである。 | | :その上、カミーユが地球で恋に落ちた事まで言い当てたのは、鋭い女の勘から分かったのであろう。言われたカミーユは「違いますよ!」と反論するが、これでは図星だと言っているようなものである。 |
| ;「男って戦争になると元気で頭も回るようね」 | | ;「男って戦争になると元気で頭も回るようね」 |
− | :[[ドゴス・ギア]]から発進したMSが新型であると見抜いたカミーユが、増長していると思って諌めた台詞。実際、カミーユは地球から帰って来てからかなり勘が冴え始めているのだが、それを増長と一方的に断定したエマもまだまだである。 | + | :[[ドゴス・ギア]]から発進したMSが新型であると見抜いたカミーユが、増長していると思って諌めた台詞。実際、カミーユは地球から帰って来てからかなり勘が冴え始めているのだが、それを「増長」と一方的に断定したエマもまだまだである。 |
| :しかし、これは世の中の男を全て敵に回しかねないし、こんな事言われたら増長したカミーユでなくたって腹も立つ。 | | :しかし、これは世の中の男を全て敵に回しかねないし、こんな事言われたら増長したカミーユでなくたって腹も立つ。 |
| ;「キャプテンもあまり無理をなさらないで下さい。いざ休みというときに、デートもできなくなっては困りますから」 | | ;「キャプテンもあまり無理をなさらないで下さい。いざ休みというときに、デートもできなくなっては困りますから」 |
− | :第34話で、やっと[[ヘンケン・ベッケナー|ヘンケン]]のアプローチに答え始めた台詞。生真面目、実直、仕事一徹な彼女にも心の変化が現れ始めたのであろうか…。 | + | :第34話で、やっと[[ヘンケン・ベッケナー|ヘンケン]]のアプローチに答え始めた台詞。「生真面目、実直、仕事一徹」なエマにも心の変化が現れ始めたのであろうか…。 |
| ;「あの声、まさか…そんな…」 | | ;「あの声、まさか…そんな…」 |
− | :第40話で、[[メッサーラ]]と交戦した際、搭乗していたレコアの「離して! エマ中尉!!」という声を聞いて驚愕した時の台詞。死んだと思っていたレコアが生きていた上に、自分たちを裏切って[[ティターンズ]]にいたのだから、これにはエマも驚きを隠しきれずにいた。 | + | :第40話で、[[メッサーラ]]と交戦した際、搭乗していたレコアの「離して! エマ中尉!!」という声を聞いて驚愕した時の台詞。 |
| + | :死んだと思っていたレコアが生きていた上に、自分達を裏切って[[ティターンズ]]にいたのだから、これにはエマも驚きを隠しきれずにいた。 |
| ;「殺してしまうべきだったのよ!」 | | ;「殺してしまうべきだったのよ!」 |
− | :同話、カミーユからレコアの裏切りの詳細を聞いてのストレートな激昂。普段は冷静なエマだからこそ、過激な台詞がより際立つ。 | + | :同話、カミーユからレコアの[[裏切りイベント|裏切り]]の詳細を聞いてのストレートな激昂。普段は冷静なエマだからこそ、過激な台詞がより際立つ。 |
| ;「私見たのよ…ヘンケン艦長が死ぬ所を…」 | | ;「私見たのよ…ヘンケン艦長が死ぬ所を…」 |
| :第49話より。流石のエマも[[母艦]][[ラーディッシュ]]を盾にしてまで自分を庇ってくれたヘンケンの戦死には堪えたようで、呆然としていた。 | | :第49話より。流石のエマも[[母艦]][[ラーディッシュ]]を盾にしてまで自分を庇ってくれたヘンケンの戦死には堪えたようで、呆然としていた。 |
| :ちなみに、そんなエマを見たカミーユは彼女の前で宇宙空間で[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]のバイザーを開けている。そんな光景を見たエマは正気に戻り、カミーユの(生命の危険に晒す)行動を咎めたのであった。 | | :ちなみに、そんなエマを見たカミーユは彼女の前で宇宙空間で[[パイロットスーツ|ノーマルスーツ]]のバイザーを開けている。そんな光景を見たエマは正気に戻り、カミーユの(生命の危険に晒す)行動を咎めたのであった。 |
− | ;「レコアさん! あなたは女であり過ぎた!」 | + | ;「レコアさん! ''あなたは女であり過ぎた!''」 |
− | :最終決戦で[[レコア・ロンド|レコア]]と対峙した時に言い放った言葉。エマ自身、ヘンケンからの好意により女としての充足感を感じ始めていたようだが、軍人としての使命感故に女にこだわり続けたレコアを理解する事は出来なかった(一方、[[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]]ではある程度理解している節がある)。 | + | :最終決戦で[[レコア・ロンド|レコア]]と対峙した時に言い放った言葉。 |
| + | :エマ自身、ヘンケンからの好意により女としての充足感を感じ始めていたようだが、軍人としての使命感故に女にこだわり続けたレコアを理解する事は出来なかった(一方、[[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]]では、同じ女性としてある程度理解している節がある)。 |
| ;「…カミーユ…私の命を…吸って…」<br />「私の命を吸って…そして、勝つのよ!」 | | ;「…カミーユ…私の命を…吸って…」<br />「私の命を吸って…そして、勝つのよ!」 |
| :最終話より。[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]との戦闘に巻き込まれ瀕死の重傷を負った自分を抱えるカミーユに対して。 | | :最終話より。[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]との戦闘に巻き込まれ瀕死の重傷を負った自分を抱えるカミーユに対して。 |
349行目: |
356行目: |
| | | |
| ===その他=== | | ===その他=== |
− | ;「なに!? このあと味の悪さは」 | + | ;「なに!? このあと味の悪さは」 |
− | :近藤和久氏の描く漫画版にて。シロッコを庇ったレコアを撃墜した後に。直後、激昂したシロッコのジ・Oが襲い掛かり… | + | :近藤和久氏の描く漫画版『Ζ』より。シロッコを庇ったレコアを撃墜した後に。直後、激昂したシロッコの[[ジ・O]]が襲い掛かり…。 |
| ;「カミーユ、あなた、自分が今どこに顔を埋めているのか判っていて?」 | | ;「カミーユ、あなた、自分が今どこに顔を埋めているのか判っていて?」 |
− | :漫画版『Define』にて。目の前で無残な死を遂げた母の最期に、意気消沈するカミーユを慰めるべく抱き締めた際の台詞。事情を知らなかったという違いはあるものの、突き放して叱咤したTV版とは対照的である。 | + | :北爪宏幸氏の[[漫画]]『機動戦士ΖガンダムDefine』より。目の前で無残な死を遂げた母の最期に、意気消沈するカミーユを慰めるべく抱き締めた際の台詞。事情を知らなかったという違いはあるものの、突き放して叱咤したTV版とは対照的である。 |
− | :無論、抱き締めているのでカミーユはエマの胸に顔を埋める形となっていた。そして挙句、「硬くなってるわよ」ととんでもない場所に手を添えながら言う。なんて羨まし…いやなんと大胆な限りである。これにはさしものカミーユも一瞬で恥ずかしさに思考が暴発したようで、「ぼ、僕は本当はロベルト中尉が好きなんです!」と支離滅裂かつ全力な照れ隠しで必死に誤魔化していたが、消沈した感情を振り切る切っ掛けとなった。 | + | :無論、抱き締めているのでカミーユはエマの胸に顔を埋める形となっていた。そして挙句、「硬くなってるわよ」と、'''とんでもない場所に手を添えながら言う'''。なんて羨まし…いや、なんとも大胆な限りである。 |
| + | :これにはさしものカミーユも一瞬で恥ずかしさに思考が暴発したようで、「ぼ、僕は本当は[[ロベルト (ガンダム)|ロベルト中尉]]が好きなんです!」と支離滅裂かつ全力な照れ隠しで必死に誤魔化していたが、消沈した感情を振り切る切っ掛けとなった。 |
| | | |
| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
368行目: |
376行目: |
| : | | : |
| :;「あ、コウ。いえ、ちょっとね…私、最近あまり出番がないでしょ。ちょっと、自分の存在価値に、疑問持っちゃって」 | | :;「あ、コウ。いえ、ちょっとね…私、最近あまり出番がないでしょ。ちょっと、自分の存在価値に、疑問持っちゃって」 |
− | ::「オルドナ=ポセイダル」より。エマのレベルが39以下だと発生するイベントで、浮かぬ顔をしてコウに心配された時の返答。 | + | ::「オルドナ=ポセイダル」より。エマの[[レベル]]が39以下だと発生するイベントで、浮かぬ顔をして[[コウ・ウラキ|コウ]]に心配された時の'''(若干メタフィクションが入った)返答'''。 |
− | ::コウからは気にする事は無いと言われるが、軍人としてのプライドが高いエマにとっては些細な問題では無いのであろう。 | + | ::コウからは「気にする事は無い」と言われるが、軍人としてのプライドが高いエマにとっては些細な問題では無いのであろう。 |
| | | |
| ==== [[αシリーズ]] ==== | | ==== [[αシリーズ]] ==== |
376行目: |
384行目: |
| :;「それ以上言わない方がいいわ。カミーユに殴られるわよ」 | | :;「それ以上言わない方がいいわ。カミーユに殴られるわよ」 |
| ::第6話「対決、極東基地」or「アーガマ撃墜命令」より。[[兜甲児|甲児]]がカミーユと初対面の際にお互いに自己紹介をした際に、危うく最大の禁句である'''「女の子のみたいな名前」'''と言いそうになったのを止めた台詞。 | | ::第6話「対決、極東基地」or「アーガマ撃墜命令」より。[[兜甲児|甲児]]がカミーユと初対面の際にお互いに自己紹介をした際に、危うく最大の禁句である'''「女の子のみたいな名前」'''と言いそうになったのを止めた台詞。 |
− | ::もう、[[グリーンノア]]の時のようないざこざが起こるのは勘弁してもらいたかったのだろう。 | + | ::もう、[[グリーンノア]]の時のような、いざこざが起こるのは勘弁してもらいたかったのだろう。 |
| : | | : |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] |
425行目: |
433行目: |
| *[[声優]]の岡本麻弥氏はこの役で注目されて活躍を始めるが、'''放送開始当時はまだ高校生'''(エマの設定年齢は24歳)であった。 | | *[[声優]]の岡本麻弥氏はこの役で注目されて活躍を始めるが、'''放送開始当時はまだ高校生'''(エマの設定年齢は24歳)であった。 |
| **しかも、岡本氏本人の弁によれば、「初めて決まった仕事がエマ役だった」と言う(後に決まった『[[メガゾーン23]]』の方が先に発売されたため、公式デビュー作はそちら)。 | | **しかも、岡本氏本人の弁によれば、「初めて決まった仕事がエマ役だった」と言う(後に決まった『[[メガゾーン23]]』の方が先に発売されたため、公式デビュー作はそちら)。 |
− | **また、エマを演じていた頃収録が終わった後の飲み会の席で、酔っ払った[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]役の池田秀一氏から毎回のように「お前の演技はまだまだだ!」とダメ出しを食らっていたとの事である。しかし、池田氏本人は酔っていた為この事を覚えていない。 | + | **また、エマを演じていた頃収録が終わった後の飲み会の席で、酔っ払った[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]役の[[声優:池田秀一|池田秀一]]氏から毎回のように「お前の演技はまだまだだ!」とダメ出しを食らっていたとの事である。しかし、池田氏本人は酔っていた為この事を覚えていない。 |
| *富野由悠季監督によれば、『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[続編]]である『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』の当初の企画書ではエマは[[グリプス戦役]]を生き抜き、引き続き『ΖΖ』でも登場するものの、物語の途中で戦死する予定だった。 | | *富野由悠季監督によれば、『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[続編]]である『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』の当初の企画書ではエマは[[グリプス戦役]]を生き抜き、引き続き『ΖΖ』でも登場するものの、物語の途中で戦死する予定だった。 |
| **この設定は変更されてエマは退場したものの岡本氏は『ΖΖ』において(スタッフの指名によって)[[リィナ・アーシタ]]役で続投することになった。 | | **この設定は変更されてエマは退場したものの岡本氏は『ΖΖ』において(スタッフの指名によって)[[リィナ・アーシタ]]役で続投することになった。 |
− | *『[[ガンダムビルドファイターズ]]』に登場するキャラクターであるヤサカ・マオは、一番好きなガンダムキャラがエマと設定されている。ちなみに外見のみではなく、内面の芯の強さにも惚れ込んでいるそうな。 | + | *『[[ガンダムビルドファイターズ]]』に登場するキャラクターである[[ヤサカ・マオ]]は、一番好きなガンダムキャラがエマと設定されている。ちなみに外見のみではなく、内面の芯の強さにも惚れ込んでいるそうな。 |
| | | |
| == 資料リンク == | | == 資料リンク == |