差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
167 バイト追加 、 2019年10月27日 (日) 18:02
編集の要約なし
35行目: 35行目:  
「オルフェス」という機体名はリチャードが勝手に名付けたもので('''手に入れた時は名前の無い試作品だった'''とも言っている)、アーニーに譲られてしばらくした後、「あの機体はもうアーニーのものだから好きな名前を付けていい」と改名イベントが発生する。
 
「オルフェス」という機体名はリチャードが勝手に名付けたもので('''手に入れた時は名前の無い試作品だった'''とも言っている)、アーニーに譲られてしばらくした後、「あの機体はもうアーニーのものだから好きな名前を付けていい」と改名イベントが発生する。
   −
なお、機体名こそ[[ギリシア神話]]の竪琴弾き「オルフェウス」に由来するが、攻撃やパイロットなどの元ネタはズバリ「'''必殺シリーズ'''」。第3部に入ってアーニーの台詞が変わるとより顕著になる。[[OGシリーズ]]で共演した場合、時代劇マニアである[[リューネ・ゾルダーク|リューネ]]が反応するだろう。
+
なお、機体名こそ[[ギリシア神話]]の竪琴弾き「オルフェウス」に由来するが、'''攻撃手段やパイロットの台詞の元ネタは、ズバリ[[江戸時代|時代劇]]「必殺シリーズ」である'''。第3部に入ってアーニーの台詞が変わるとより顕著になる。[[OGシリーズ]]で共演した場合、時代劇マニアである[[リューネ・ゾルダーク|リューネ]]が反応するだろう。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
47行目: 47行目:  
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
=== 武装・[[必殺武器]] ===
全て「必殺シリーズ」が元ネタ。
+
'''全て[[江戸時代|時代劇]]「必殺シリーズ」が元ネタ'''。
 
;エナジー・ピック
 
;エナジー・ピック
 
:本機のメイン武装で、オデュサイトから得られるエネルギーを針状にして握り、敵の背後から突き刺す。
 
:本機のメイン武装で、オデュサイトから得られるエネルギーを針状にして握り、敵の背後から突き刺す。
:元ネタは必殺シリーズの原作に当たる「仕掛人 藤枝梅安」の針の首刺し。
+
:元ネタは「必殺シリーズ」の原作に当たる『仕掛人 藤枝梅安』の針の首刺し。
 
:;ピック・シュート
 
:;ピック・シュート
 
::エナジー・ピックを投げつける。
 
::エナジー・ピックを投げつける。
 
::本機の武装の中では一番手軽に多用でき(それでも消費10)、射程もそこそこなので反撃向き。
 
::本機の武装の中では一番手軽に多用でき(それでも消費10)、射程もそこそこなので反撃向き。
::こちらも「藤枝梅安」が元ネタ。
+
::こちらも『藤枝梅安』が元ネタ。
 
;ダスク・ライフル
 
;ダスク・ライフル
 
:手持ち式のエネルギーライフル。本体とは独立したジェネレータを持っており、その為か唯一の弾数制となっている。また、[[オデュッセア]]合体後は「エンド・オブ・リバース」使用時の刀の鞘にもなる。腰部後方にマウントされる。
 
:手持ち式のエネルギーライフル。本体とは独立したジェネレータを持っており、その為か唯一の弾数制となっている。また、[[オデュッセア]]合体後は「エンド・オブ・リバース」使用時の刀の鞘にもなる。腰部後方にマウントされる。
 
:高出力のビームを照射する装備だが、「撃ち落し」の演出を見ると低威力のビームの連射も可能な模様。
 
:高出力のビームを照射する装備だが、「撃ち落し」の演出を見ると低威力のビームの連射も可能な模様。
:一見必殺シリーズとは関係無いように見えるが、実は必殺シリーズには銃(と言うより大砲)による殺しの技法も存在するため、全くの無関係とは言えない。
+
:一見「必殺シリーズ」とは関係無いように見えるが、実は「必殺シリーズ」には銃(と言うより大砲)による殺しの技法も存在するため、全くの無関係とは言えない。
 
;ラスト・テスタメント
 
;ラスト・テスタメント
 
:オルフェス単体での必殺技。エネルギーを右手に集約して刃に変換し、敵の背後を取って横合いから貫手を叩き込む。
 
:オルフェス単体での必殺技。エネルギーを右手に集約して刃に変換し、敵の背後を取って横合いから貫手を叩き込む。
 
:装甲値低下の[[特殊効果]]があるため、[[オールキャンセラー]]持ちでないボスに対する最初の一撃に最適。
 
:装甲値低下の[[特殊効果]]があるため、[[オールキャンセラー]]持ちでないボスに対する最初の一撃に最適。
:こちらの元ネタは「暗闇仕留人」の村雨の大吉による心臓潰し。出だしのタメは大吉のクルミ3個鳴らしからの素手割りのパロディ。ご丁寧にヒット時にはレントゲン式に貫手のリアルカットインが入る。ついでにリチャードが使用した場合の「仕掛けて仕損じなし」は「必殺仕掛人」のOPナレーションネタ。
+
:こちらの元ネタは『暗闇仕留人』の村雨の大吉による心臓潰し。出だしのタメは大吉のクルミ3個鳴らしからの素手割りのパロディ。ご丁寧にヒット時にはレントゲン式に貫手のリアルカットインが入る。
 +
:ついでにリチャードが使用した場合の「仕掛けて仕損じなし」は『必殺仕掛人』のOPナレーションが元ネタ。
    
=== [[合体攻撃]] ===
 
=== [[合体攻撃]] ===
 
;ヘル・ストリンガー
 
;ヘル・ストリンガー
:[[サヤ・クルーガー]]の[[ライラス]]との要ユニット攻撃武器。レプトン・ベクトラーを同期臨界させ、ライラスのパーツをビームストリングで連結して投げつける。その後、ユニットの片方をライラスが装着して牽引し、オルフェスはもう片方を掴んで空間跳躍で亜空間へ移動、一気に引っ張り上げる。その後、宙吊りになった敵機に対し、オルフェスが左手の指からエネルギーを流し込んで直接爆砕する。トドメ演出はパイロットの顔カットインに加えて「'''南無阿弥陀佛'''」の文字が入る。
+
:[[サヤ・クルーガー]]の[[ライラス]]との要ユニット攻撃武器。レプトン・ベクトラーを同期臨界させ、ライラスのパーツをビームストリングで連結して投げつける。その後、ユニットの片方をライラスが装着して牽引し、オルフェスはもう片方を掴んで空間跳躍で亜空間へ移動、一気に引っ張り上げる。その後、宙吊りになった敵機に対し、オルフェスが左手の指からエネルギーを流し込んで直接爆砕する。
 +
:[[トドメ演出]]はパイロットの顔カットインに加えて「'''南無阿弥陀佛'''」の文字が入る。
 
:プロローグでいきなり披露してプレイヤーの度肝を抜く必殺技だが、空間跳躍にはかなりの肉体的負荷がかかるため、第2部の中盤を迎えるまで通常使用は不可能。また同様の理由で、リチャード版はイベントでしか見られない。
 
:プロローグでいきなり披露してプレイヤーの度肝を抜く必殺技だが、空間跳躍にはかなりの肉体的負荷がかかるため、第2部の中盤を迎えるまで通常使用は不可能。また同様の理由で、リチャード版はイベントでしか見られない。
:元ネタは「必殺仕事人」の三味線屋の勇次が使う殺しの技法。吊り上げた糸を指で弾くのと「南無阿弥陀佛」がそれに当たる(またリチャード版の「いずれは我が身、か」は「新必殺仕置人」十八話の中村主水の台詞が元ネタ)。一応、ライラス=琴から伸びる糸を爪弾く、という意味で、機体名の元ネタであるオルフェウスの竪琴にもかかっているのだが、前述のとおり必殺シリーズの色が強く出ているので言われなければ普通気づかない。
+
:元ネタは『必殺仕事人』の三味線屋の勇次が使う殺しの技法。吊り上げた糸を指で弾くのと「南無阿弥陀佛」がそれに当たる(またリチャード版の「いずれは我が身、か」は『新必殺仕置人』第十八話の中村主水の台詞が元ネタ)。
 +
:一応「ライラス=琴から伸びる糸を爪弾く」という意味で、機体名の元ネタであるオルフェウスの竪琴にもかかっているのだが、前述のとおり「必殺シリーズ」の色が強く出ているので言われなければ普通気づかない。
    
=== [[特殊能力]] ===
 
=== [[特殊能力]] ===
99行目: 102行目:  
;「唸る必殺の一撃」
 
;「唸る必殺の一撃」
 
:ヘル・ストリンガーに設定されている武器BGM。優先度が低く、そのままだと流れないのに注意。部隊BGMを選択すると、必殺技使用時に流れる。
 
:ヘル・ストリンガーに設定されている武器BGM。優先度が低く、そのままだと流れないのに注意。部隊BGMを選択すると、必殺技使用時に流れる。
:ファンが聞くとわかるのだが(というか、雰囲気だけでも察することは難しくないだろうが)「仕置のテーマ」(必殺シリーズ)のオマージュ。
+
:ファンが聞くとわかるのだが(というか、雰囲気だけでも察する事は難しくないだろうが)、「仕置のテーマ」(必殺シリーズ)のオマージュ。
    
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
 
;一撃~さんじょう~
 
;一撃~さんじょう~
 
:『UX』プロローグより。竜宮島に来襲したフェストゥムを迎え撃つ[[マークエルフ]]と[[デスティニーガンダム|デスティニー]]だったが、数の多さと読心能力に苦戦を余儀なくされる。このままでは全滅すると危惧されたその時、颯爽と現れた蒼い機動兵器と紅い戦闘機がフェストゥムの軍団を撃破し、[[スフィンクス型]]を「ヘル・ストリンガー」で葬ったのち、どこかへ去って行った。
 
:『UX』プロローグより。竜宮島に来襲したフェストゥムを迎え撃つ[[マークエルフ]]と[[デスティニーガンダム|デスティニー]]だったが、数の多さと読心能力に苦戦を余儀なくされる。このままでは全滅すると危惧されたその時、颯爽と現れた蒼い機動兵器と紅い戦闘機がフェストゥムの軍団を撃破し、[[スフィンクス型]]を「ヘル・ストリンガー」で葬ったのち、どこかへ去って行った。
:'''必殺仕事人のテーマを意識したBGMをバックに登場、これまた「必殺仕事人」の三味線屋の勇次を意識した技でフェストゥムを倒すイベント戦闘'''は多くのプレイヤーの度肝を抜いた。
+
:'''『必殺仕事人』の「仕置のテーマ」を意識したBGMをバックに登場し、これまた『必殺仕事人』の三味線屋の勇次を意識した技でフェストゥムを倒すイベント戦闘'''は多くのプレイヤーの度肝を抜いた。
 
;未来への闘志
 
;未来への闘志
:『UX』第22話より。[[加藤機関]]と[[ザ・ブーム軍]]との三つ巴の戦いで勝利をつかんだ[[アンノウン・エクストライカーズ]]であったが、それも束の間、加藤機関によって世界中に核ミサイルが発射されてしまった。そこで自軍部隊は4つに分かれ、[[ユニオン (00)|ユニオン]]、[[AEU]]、中東、そして人格連に向けられた核ミサイルを迎撃するミッションが始まった。
+
:『UX』第22話より。[[加藤機関]]と[[ザ・ブーム軍]]との三つ巴の戦いで勝利をつかんだ[[アンノウン・エクストライカーズ]]であったが、それも束の間、加藤機関によって世界中に核ミサイルが発射されてしまった。そこで自軍部隊は4つに分かれ、[[ユニオン (00)|ユニオン]]、[[AEU]]、中東、そして人格連に向けられた[[核ミサイル]]を迎撃するミッションが始まった。
:議会にいるカガリやシーリンはその光景を見ているしかないのかと歯がゆく感じたが、私たちにもできることはあると、一人の女性が立ち上がった。その女性、[[マリナ・イスマイール|マリナ]]は生放送を通じて、全世界に生きる人間たちに演説を行った。[[ハザード・パシャ|何者か]]の策略により世界の敵となり、心身ともに傷ついてもなお、世界のために戦い続ける者たちに対して何もできない自分たちができること、「'''それは、信じることです…!'''」と呼びかけた。
+
:議会にいるカガリやシーリンはその光景を見ているしかないのかと歯がゆく感じたが、私たちにもできることはあると、一人の女性が立ち上がった。その女性、[[マリナ・イスマイール|マリナ]]は生放送を通じて、全世界に生きる人間たちに演説を行った。[[ハザード・パシャ|何者か]]の策略により世界の敵となり、心身ともに傷ついてもなお、世界のために戦い続ける者たちに対して何もできない自分達ができること、「'''それは、信じることです…!'''」と呼びかけた。
 
:「'''未来への闘志'''」のBGMをバックに世界中の人々に自軍部隊が「'''罪を背負い、傷ついて、それでも世界中のために闘っている'''」と熱弁するマリナ、自軍部隊に所属している者の家族、友人がそれを視聴して迎撃する彼らの無事を信じて見守り、そして核ミサイルを必殺技で次々と撃ち落とすシーンはまさに第1部を締めくくるにふさわしい場面であろう。
 
:「'''未来への闘志'''」のBGMをバックに世界中の人々に自軍部隊が「'''罪を背負い、傷ついて、それでも世界中のために闘っている'''」と熱弁するマリナ、自軍部隊に所属している者の家族、友人がそれを視聴して迎撃する彼らの無事を信じて見守り、そして核ミサイルを必殺技で次々と撃ち落とすシーンはまさに第1部を締めくくるにふさわしい場面であろう。
 
;永訣
 
;永訣
117行目: 120行目:     
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*「必殺シリーズ」が元ネタなのは上述の通りだが、これは「必殺シリーズ」の大ファンであった本作シナリオライターの岸本みゆき氏の要望によるものも大きいらしい。
+
*[[江戸時代|時代劇]]「必殺シリーズ」が元ネタなのは上述の通りだが、これは「必殺シリーズ」の大ファンであった本作シナリオライターの岸本みゆき氏の要望によるものも大きいらしい。
*第1部終盤に機体名を変更することが出来るが、その都合上、ボイスつきで機体名が呼ばれることはない。また、変更後にも「オルフェス」という名前が前提となっている会話が時折出てくるため、変更していると微妙に噛み合わない会話となってしまう。
+
*第1部終盤に機体名を変更する事が出来るが、その都合上、ボイスつきで機体名が呼ばれる事はない。また、変更後にも「オルフェス」という名前が前提となっている会話が時折出てくるため、変更していると微妙に噛み合わない会話となってしまう。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
880

回編集

案内メニュー