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− つまり、本編の時代の200年前に暴走に巻き込まれたリチャードは未来へと飛ばされており、本編の時代には既に存在しない。本編でアーニーが出会ったリチャードは、ノーヴルによって前の宇宙からサヤと共に跳んで来た存在だった、ということである。+
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− つまり、UXの世界はナイアの企みとそれによるループさえも一つの事象として無限に廻っているメビウスの輪である、ということである。無論この中には、本編と同じ展開を迎えたループばかりではなく、たとえばUXが敗北したり、スクラッグがいなかったり、あるいはアーニーがアーカムシティで死に、ジンがUXにいる可能性も存在している。+
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これだと31話・32話で明かされた行動が矛盾して来るが、これについてはこう説明することが出来る。
これだと31話・32話で明かされた行動が矛盾して来るが、これについてはこう説明することが出来る。
つまり、本編の時代の200年前に暴走に巻き込まれたリチャードは未来へと飛ばされており、本編の時代には既に存在しない。本編でアーニーが出会ったリチャードは、ノーヴルによって前の宇宙からサヤと共に跳んで来た存在だった、ということである。なお、作中ではほとんど触れられていないが、リチャードが「未来の過去」でノーヴルと再会するつもりだったこととライオットの発展形であるヴィジャーヤに未来の技術である臨界同期が実装されていることからすると、前の宇宙から飛んできたリチャードはストーリー開始以前に一度ノーヴルに会って「過去の未来」の情報を授けている可能性がある。ただし、作中ではノーヴルが一体どのようにして200年前と現在と人類絶滅後の3つの時代に存在しているか明かされないので、確実な推測とはいえない。
しかし、何度も何度も同じループを繰り返す内、そこに生きた者達の「意志」は可能性となって積み重なり、何億回目かのループにおいていくつかのイレギュラーを生み出した。その一つが[[ヒーローマン]]である。また、このループにおいては、リチャードが未来へと飛ばされた際、入れ替わりに別の世界から一つの意志を呼び込んでいた。その意志たる電脳の歌姫・初音ミクは、さらに別の世界からバーチャロイド・ファイユーヴを呼び込み、融合する形で実体化。結果として現れたのが[[フェイ・イェンHD]]である。
しかし、何度も何度も同じループを繰り返す内、そこに生きた者達の「意志」は可能性となって積み重なり、何億回目かのループにおいていくつかのイレギュラーを生み出した。その一つが[[ヒーローマン]]である。また、このループにおいては、リチャードが未来へと飛ばされた際、入れ替わりに別の世界から一つの意志を呼び込んでいた。その意志たる電脳の歌姫・初音ミクは、さらに別の世界からバーチャロイド・ファイユーヴを呼び込み、融合する形で実体化。結果として現れたのが[[フェイ・イェンHD]]である。
………と、ここまでは真実の一端である。
………と、ここまでは真実の一端である。
さらなる真相は、実はループを仕組んだナイア自身もまた、無限輪廻に組み込まれた一人に過ぎなかった、というものである。というのは、エンディングにおいて、三璃紗に伝わる「G記」を、この世界に残った司馬懿が書いたものである、という事実が明かされたことにある。このG記には、本編のラスボスである[[カリ・ユガ]]が「ジョカ」という名で記されている。そのカリ・ユガは、結局のところナイアの企みの後始末に現れているため、'''本編以前のいつかのループでも、UXはカリ・ユガと戦っている=ナイアの企みは本編以前のいつかにも行われ、頓挫している'''ということになるからである。
さらなる真相は、実はループを仕組んだナイア自身もまた、無限輪廻に組み込まれた一人に過ぎなかった、というものである。というのは、エンディングにおいて、三璃紗に伝わる「G記」を、この世界に残った司馬懿が書いたものである、という事実が明かされたことにある。このG記には、本編のラスボスである[[カリ・ユガ]]が「ジョカ」という名で記されている。そのカリ・ユガは、結局のところナイアの企みの後始末に現れているため、'''本編以前のいつかのループでも、UXはカリ・ユガと戦っている=ナイアの企みは本編以前のいつかにも行われ、頓挫している'''ということになるからである。そして、また遠い未来の果てにナイアがループを仕込み、ノーヴルがそれを砕くための仕込みを行う、という流れが再開する。
つまり、UXの世界はナイアの企みとそれによるループさえも一つの事象として無限に廻っているメビウスの輪である、ということである。無論この中には、本編と同じ展開を迎えたループばかりではなく、たとえばUXが敗北したり、スクラッグがいなかったり、あるいはアーニーがアーカムシティで死に、ジンがUXにいる可能性も存在している。今回の戦いで'''たまたま'''プレイヤーの目に触れた可能性が、スクラッグなどが襲来し、それに立ち向かうのがアーニー、という世界なのだ。これらの事実あるいは推測から判断できることは、「'''ゲーム中の周回プレイが、ナイアすら巻き込んだ世界のループそのもの'''」ということである。G記に記されたジョカとは、要は過去の周回で葬られたカリ・ユガと言うことになる。
またこの事実から、周回プレイの際に登場するキャラクターたちは'''同一人物ではなく、並行同位体である'''という事実が見える。
またこの事実から、周回プレイの際に登場するキャラクターたちは'''同一人物ではなく、並行同位体である'''という事実が見える。拡大解釈をすると、'''プレイヤー一人一人が見ているキャラすら全て並行同位体'''であるとすら言える(ルート・隠しキャラが仲間になる順序・キャラや機体の強化具合など、あらゆる要素がプレイヤー次第なので)。では、一番最初にクリアした人のG記に記されているジョカは誰のプレイのものかと言えば、言ってしまえばスタッフのものであり、この大々的なループを作ったのは'''ゲームクリエイター'''ということになる。
== 余談 ==
== 余談 ==