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| == 歴史 == | | == 歴史 == |
− | 玩具シリーズは1983年から「'''メカ生体ゾイド'''」の名で展開が開始されている。商品展開のためのバックグラウンド要素として「地球型惑星"Zi"(旧設定では"ゾイド星")を舞台に、へリック共和国とゼネバス帝国がゾイドを用いた戦争を繰り広げる」という戦記ものの世界観が設定された。この背景設定は[[ガンダムシリーズ]]以後の所謂[[リアルロボット]]アニメの影響を強く受けているが、ミリタリー要素をより強く推し出すことで、よくあるガンダムの模倣ではない独自の作風を確立する事に成功した。 | + | 玩具シリーズは1983年から「'''メカ生体ゾイド'''」の名で展開が開始されている。商品展開のためのバックグラウンド要素として「[[惑星Zi|地球型惑星"Zi"]](旧設定では"ゾイド星")を舞台に、へリック共和国とゼネバス帝国がゾイドを用いた戦争を繰り広げる」という戦記ものの世界観が設定された。この背景設定は[[ガンダムシリーズ]]以後の所謂[[リアルロボット]]アニメの影響を強く受けているが、ミリタリー要素をより強く推し出すことで、よくあるガンダムの模倣ではない独自の作風を確立する事に成功した。 |
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| このバックストーリー設定は玩具パッケージの解説書やジオラマ本「ゾイドバトルストーリー」「ゾイドグラフィックス」などで丁寧に積み重ねられており、これをベースとしたコンピュータゲームやコマーシャルビデオも制作され、これらも人気を博した。1980年代当時の一連のゾイド展開は、現在もひとつのSF仮想戦記として高く評価されている。 | | このバックストーリー設定は玩具パッケージの解説書やジオラマ本「ゾイドバトルストーリー」「ゾイドグラフィックス」などで丁寧に積み重ねられており、これをベースとしたコンピュータゲームやコマーシャルビデオも制作され、これらも人気を博した。1980年代当時の一連のゾイド展開は、現在もひとつのSF仮想戦記として高く評価されている。 |
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| :タカラトミー発足後初の新作ゾイドアニメであり、『ジェネシス』以来約13年ぶりのTVシリーズにして『/ZERO』以来のMBS製作作品となる。 | | :タカラトミー発足後初の新作ゾイドアニメであり、『ジェネシス』以来約13年ぶりのTVシリーズにして『/ZERO』以来のMBS製作作品となる。 |
| :世界観も従来のゾイドシリーズから一新されており、シリーズ初の地球を舞台とした作品となっている他、「人間の相棒(一緒にカメラに写る)にふさわしいサイズ」として全体的に小型化している<ref>設定上は本作の「XLゾイド」でも旧作の「小型ゾイド」並みのサイズしかない。ただし玩具は縮尺が1/72から1/35に変更されているので大きさ据え置きである(逆に言うとパイロット人形が倍の大きさになっている)。この影響で、大型恐竜などをモチーフとした一部の機体は'''モチーフとなった生物よりもサイズが小さい'''というロボットアニメとしては珍しい設定になっている。</ref>。 | | :世界観も従来のゾイドシリーズから一新されており、シリーズ初の地球を舞台とした作品となっている他、「人間の相棒(一緒にカメラに写る)にふさわしいサイズ」として全体的に小型化している<ref>設定上は本作の「XLゾイド」でも旧作の「小型ゾイド」並みのサイズしかない。ただし玩具は縮尺が1/72から1/35に変更されているので大きさ据え置きである(逆に言うとパイロット人形が倍の大きさになっている)。この影響で、大型恐竜などをモチーフとした一部の機体は'''モチーフとなった生物よりもサイズが小さい'''というロボットアニメとしては珍しい設定になっている。</ref>。 |
− | :作風については当初は従来作以上に低年齢層を意識した内容となっていたが、ストーリー後半は敵組織である「デスメタル帝国」の勢力拡大に伴いシリアスの度合いを高めていく。 | + | :当初は従来作以上に低年齢層を意識した作風となっていたが、ストーリー後半は敵組織である「デスメタル帝国」の勢力拡大に伴いシリアスの度合いを高めていく。 |
| ;''ゾイドワイルド ZERO'' | | ;''ゾイドワイルド ZERO'' |
| :第6作。2019年放送予定。 | | :第6作。2019年放送予定。 |
| :『ワイルド』のアニメ第2期。同じく地球を舞台とする点以外は『ワイルド』から設定やキャラクターが一新され、放送局もテレビ東京系列に変更されている。 | | :『ワイルド』のアニメ第2期。同じく地球を舞台とする点以外は『ワイルド』から設定やキャラクターが一新され、放送局もテレビ東京系列に変更されている。 |
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− | ===漫画=== | + | ===[[漫画]]=== |
| ギャグ作品やホビーとしてのゾイドを扱った作品は割愛。 | | ギャグ作品やホビーとしてのゾイドを扱った作品は割愛。 |
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| :上山道郎による漫画作品で、『月刊コロコロコミック』にて1999年から2001年まで連載。バンやフィーネなどアニメシリーズ第1作のメインキャラクターの多くは本作を初出としており、コミカライズでありながら原作でもあるという特殊な立ち位置にある作品となっている。掲載誌の方針転換によりストーリー半ばで打ち切られ、以降は上山氏の個人サイトにおいてタカラトミーの非公認ながら継続されていたが現在は更新停止中。 | | :上山道郎による漫画作品で、『月刊コロコロコミック』にて1999年から2001年まで連載。バンやフィーネなどアニメシリーズ第1作のメインキャラクターの多くは本作を初出としており、コミカライズでありながら原作でもあるという特殊な立ち位置にある作品となっている。掲載誌の方針転換によりストーリー半ばで打ち切られ、以降は上山氏の個人サイトにおいてタカラトミーの非公認ながら継続されていたが現在は更新停止中。 |
| ;ZOIDS惑星Zi | | ;ZOIDS惑星Zi |
− | :塩崎雄二による漫画作品で前述の『機獣新世紀ZOIDS』と入れ替わる形で連載開始。世界観は一新され登場するゾイドも当時商品展開されていた「ブロックスゾイド」が中心となっている。 | + | :塩崎雄二による漫画作品で前述の『機獣新世紀ZOIDS』と入れ替わる形で連載開始。世界観は一新され、登場するゾイドも当時商品展開されていた「ブロックスゾイド」が中心となっている。 |
| ;ZOIDS妄想戦記 | | ;ZOIDS妄想戦記 |
| :トミー(現:タカラトミー)公式サイトにおいて掲載されていたWebコミック。バトルストーリーのサイドエピソードを扱った作品だが一部の設定にバトルストーリーとの矛盾があるため「妄想」のタイトルの通りif作品であるという見方もある。 | | :トミー(現:タカラトミー)公式サイトにおいて掲載されていたWebコミック。バトルストーリーのサイドエピソードを扱った作品だが一部の設定にバトルストーリーとの矛盾があるため「妄想」のタイトルの通りif作品であるという見方もある。 |
| ;ゾイドワイルド2 | | ;ゾイドワイルド2 |
− | :2019年より連載。『ワイルド』の数100年後を舞台とした作品。 | + | :2019年より連載。『ワイルド』の数百年後を舞台とした作品。 |
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| ===ジオラマシリーズ=== | | ===ジオラマシリーズ=== |
− | ゾイドシリーズには伝統的にジオラマを使ってストーリーを語っていくコンテンツが雑誌連載もしくは書き下ろし書籍として展開している。
| + | ゾイドシリーズでは伝統的にジオラマを使ってストーリーを語っていくコンテンツが雑誌連載もしくは書き下ろし書籍として展開している。 |
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| ;ゾイドグラフィックス | | ;ゾイドグラフィックス |
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| ;ゾイドバトルストーリー(平成版) | | ;ゾイドバトルストーリー(平成版) |
| :1999年~2004年にかけて展開された。ゾイド再始動にあわせてコロコロコミック誌上で展開。第一期のゾイドバトルストーリーからは地続きの話となる。 | | :1999年~2004年にかけて展開された。ゾイド再始動にあわせてコロコロコミック誌上で展開。第一期のゾイドバトルストーリーからは地続きの話となる。 |
− | :単行本版は『ゾイド公式ファンブック』(やはり連載版と内容が変更されている部分がある。)だが、こちらも書籍分は4巻で終了。続きは『ゾイド公式ファンブックEX』名義でキットに封入された小冊子にて完結。 | + | :単行本版は『ゾイド公式ファンブック』(やはり連載版と内容が変更されている部分がある)だが、こちらも書籍分は4巻で終了。続きは『ゾイド公式ファンブックEX』名義でキットに封入された小冊子にて完結。 |
| :同時期に展開していたアニメ四作の何れとも世界観の繋がりはない。 | | :同時期に展開していたアニメ四作の何れとも世界観の繋がりはない。 |
| ;月刊ゾイドグラフィックス | | ;月刊ゾイドグラフィックス |
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| *『[[絶対無敵ライジンオー]]』の没シナリオの1つに、「ライジンオーとキングゴジュラスを競演させる」という話があった。ちなみに『ライジンオー』もトミーがメインスポンサーである。 | | *『[[絶対無敵ライジンオー]]』の没シナリオの1つに、「ライジンオーとキングゴジュラスを競演させる」という話があった。ちなみに『ライジンオー』もトミーがメインスポンサーである。 |
| *『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズの福田巳津央監督はインタビューに際し、同作を作るうえで自身の子供に(当時の)若年層の流行をリサーチしたところ、そこにゾイドやデジモンシリーズがあったことからガンダムシリーズ初の4足獣型MS・[[バクゥ]]が登場したと語っている。 | | *『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズの福田巳津央監督はインタビューに際し、同作を作るうえで自身の子供に(当時の)若年層の流行をリサーチしたところ、そこにゾイドやデジモンシリーズがあったことからガンダムシリーズ初の4足獣型MS・[[バクゥ]]が登場したと語っている。 |
− | *2018年放送のTVドラマ『おっさんずラブ』では主人公の趣味としてゾイドが登場する。劇中では[[シールドライガー]]と[[セイバータイガー]]が登場し、後者は'''何気なく物語の伏線を担っている。''' | + | *2018年放送のTVドラマ『おっさんずラブ』では主人公の趣味としてゾイドが登場する。劇中では[[シールドライガー]]と[[セイバータイガー]]が登場し、後者は'''何気なく物語の[[伏線]]を担っている。''' |
| **タカラトミーのTwitter上でも同ドラマを意識した発言を行っている。 | | **タカラトミーのTwitter上でも同ドラマを意識した発言を行っている。 |
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