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===漫画版===
 
===漫画版===
旧シリーズの『BB戦士三国伝』においては、人物描写や性格が微妙に異なっている。風雲豪傑編での「うるさいよお前」という現在の曹操らしからぬ発言は、ファンからも公式からもネタにされるほど親しまれている。英雄激突編では理想の実現のためには手段を選ばぬ苛烈な一面がピックアップされ、自分達の主君を謀殺し曹操軍に寝返った武将が失態を演じると、同じく裏切った上司の片腕を問答無用で叩き落とし「次はしくじるな」という旨の厳命を下している。戦神決闘編では闇の勢力との戦いに備えて密かに孔明と接触し、正体を隠して機駕の動向や闇の力について単独で調査しつつ、馬超が「天の刃」として成長するよう導いていた。コミックワールド版とケロケロエース版では結末が異なり、コミックワールド版では戦い終えた後、機駕に戻って息子の曹丕を正式に皇帝とした。ケロケロエース版では劉備、孫権、呂布と共に司馬懿を倒した後、鳳凰となり、天に昇っていったようにも描かれ、エピローグにも姿を見せなかった。
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旧シリーズの『BB戦士三国伝』においては、人物描写や性格が微妙に異なっている。BBW創世記での「うるさいよお前」という現在の曹操らしからぬ発言は、ファンからも公式からもネタにされるほど親しまれている。英雄激突編では理想の実現のためには手段を選ばぬ苛烈な一面がピックアップされ、自分達の主君を謀殺し曹操軍に寝返った武将が失態を演じると、同じく裏切った上司の片腕を問答無用で叩き落とし「次はしくじるな」という旨の厳命を下している。戦神決闘編では闇の勢力との戦いに備えて密かに孔明と接触し、正体を隠して機駕の動向や闇の力について単独で調査しつつ、馬超が「天の刃」として成長するよう導いていた。コミックワールド版とケロケロエース版では結末が異なり、コミックワールド版では戦い終えた後、機駕に戻って息子の曹丕を正式に皇帝とした。ケロケロエース版では劉備、孫権、呂布と共に司馬懿を倒した後、鳳凰となり、天に昇っていったようにも描かれ、エピローグにも姿を見せなかった。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
 
;[[スーパーロボット大戦UX]]
:初参戦作品。プロローグにて赤壁の戦いのクライマックスにおける劉備・孫権との激突が描かれ、その後、彼ら同様に「UX」の舞台の地球へと転移する。プロローグ後の登場は劉備や孫権よりも少し遅れての第14話(アメリカルート)で、第15話にてUXの危機を颯爽と救い、元の世界に戻る方法を探すと共に、この世界の真実を見極めるためにUXに加わる。三璃紗にて赤壁の戦いで激突した劉備や孫権たちとも一時休戦し、共闘する。「UX」の世界でもその圧倒的なカリスマと天才的な能力は健在で、物語の要所要所で活躍を見せる。
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:初参戦作品。プロローグにて赤壁の戦いのクライマックスにおける劉備・孫権との激突が描かれ、その後、彼ら同様に「UX」の舞台の地球へと転移する。プロローグ後の登場は劉備や孫権よりも少し遅れての第14話(アメリカルート)で、第15話にてUXの危機を颯爽と救い、元の世界に戻る方法を探すと共に、この世界の真実を見極めるためにUXに加わる。三璃紗にて赤壁の戦いで激突した劉備や孫権たちとも一時休戦し、共闘する。「UX」の世界でもその覇王ぶりは健在で、物語の要所要所で様々な活躍を見せる。
:なお、今回はある場面で[[声優ネタ]]と思わしき発言をする(後述)。
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:なお、今回はある場面でとあるガンダム作品の名脇役キャラにちなんだ[[声優ネタ]]と思わしき発言をする(後述)。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「うるさいよオマエ」
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:本編の前日譚『BBW創世記』にて描かれた、若き日の曹操の口癖。この頃の曹操は(史実の曹操がそうであったように)まだ荒々しさが残り、やんちゃで砕けた一面も持つ、様々な意味で「若い」侠だった。
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;「散っていった者たちに報いる方法はただひとつ…勝つことだけだ!」
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:一度は帰順したはずの張繍の裏切りにあって窮地に陥るも、部下の典韋が自らの命を賭して曹操の命を救って戦死した後、決意を新たにして。しかし、この苛烈とも言える決意と信念は、アニメ版では曹操と劉備の決別のきっかけとなってしまう…。<br />UXでは甲洋がフェストゥムに同化されてしまったことで悲しみと憤りを抑えられない一騎たちをこの台詞で鼓舞する。
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;「三璃紗の民はすべて余の民。その礼にはおよばぬ」
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:ケロケロエース版『英雄激突編』より。袁紹との決着をつけた後、公孫瓚を救えなかったことを悔いる曹操に対して、幽州の民を救ってもらったことへの礼を言う関羽に対して。苛烈とも言える信念を以って覇道を歩む曹操も、その本質は民の平和を真剣に願う侠に変わりはなかった。
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;「玉璽とは天の意思そのもの」<br />「いずれ向こうからくる」
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:上記の場面の後、再びいずこへと飛び去っていく玉璽を追うことなく、天を指さしながら。関羽はその大器ぶりに感嘆するばかりだった。どことなく、別の三国志漫画『蒼天航路』の曹操を髣髴させる場面でもある。
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;「…そうだ! 三璃紗の明日はこの曹操が!」<br />「為すべきは正義! 成るべきは天!!」
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:三璃紗の明日を築くために、民の憎しみや恨みをも一身に背負い、修羅たらんとする決意を固め、南方への進軍を開始する。
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;「全軍突撃ィッ!」
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:UXでも度々叫ぶ台詞。熱い。
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;「劉備よ、貴様こそなぜ余に従わぬ!? 貴様ほどの侠であれば何を為すべきか理解できよう!」<br />「民を連れて逃げ回ることが正義か!?」<br />「貴様のやり方で天が掴めたか! 民は満たされたかッ!」<br />「誰かがやらねばならぬのだ! たとえどれほどの犠牲が出ようと誰かが…!」
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:赤壁の戦いにて、劉備に対して。その強固な信念と力で、一度は劉備を長江に沈めるも…
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;「認めよう…その力! 認めよう、その信念ッ! だがッ! 余とて退くわけにはゆかぬッ!」
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:赤壁の戦いのクライマックスにて、劉備と孫権に対して。三侯全員が天玉鎧を発動させての戦いの果てに…
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;「賈詡よ、余の顔を見忘れたか」
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:ケロケロエース版『戦神決闘編』より。賈詡の用いる暗黒玉璽の力で操られた徐晃たち機駕の将に追いつめられた馬超たち翔の五誇将を救出し、驚愕する賈詡に対して。台詞の元ネタは言うまでもなく国民的時代劇『暴れん坊将軍』の徳川吉宗の名台詞。
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;「目を覚ませ!!」<br />「いつまで寝ぼけておる。とっとと目を覚まし余のために働けぃ」<br />「フ、笑止。 侠の絆で繋がった心が貴様ごときに消せるものか!」
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:更に、暗黒玉璽に操られた徐晃を拳一つで正気に戻してみせる。そして、熱い侠たちの反撃が始まる。
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== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
 
;「こやつめ、ははは」
 
;「こやつめ、ははは」
:三国伝漫画版の公式サイトにて、曹操ガンダムのキャラクター紹介ページにて2008年10月10日に曹操が言った台詞の一つ。この日のメッセージでは武将のパワーアップや読者応募作品についてコメントしているのだが、「曹操自身はパワーアップしないのか?」と問われたらしく、この台詞を笑って返している。<br />…という流れなのだが、実はこの台詞、元ネタが存在しており、この台詞の元ネタは、登場人物の人物描写や台詞、物語の展開が色々と凄まじい事で三国志ファンの間でも怪作として知られる、久保田千太郎原作、園田光慶作画の漫画『三国志(通称・園田三国志)』にて、曹操が司馬懿の冗談に対して笑顔で返した台詞である。この台詞はネット上でも有名な台詞だったりする。ちなみに、元ネタでの表記は「こやつめ ハハハ!」<br />[[UX]]では中盤の宴会の席にてデントンに対して笑ってこの台詞を返しており、多くのファンの笑いを誘った。
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:三国伝漫画版の公式サイトにて、曹操ガンダムのキャラクター紹介ページにて2008年10月10日に曹操が言った台詞の一つ。この日のメッセージでは武将のパワーアップや読者応募作品についてコメントしているのだが、「曹操自身はパワーアップしないのか?」と問われたらしく、この台詞を笑って返している。<br />…という流れなのだが、実はこの台詞、元ネタが存在しており、この台詞の元ネタは、登場人物の人物描写や台詞、物語の展開などが色々な意味で凄まじい事で三国志ファンの間でも怪作として知られる、久保田千太郎原作、園田光慶作画の漫画『三国志(通称・園田三国志)』にて、物語の終盤に曹操が司馬懿の冗談に対して笑顔で返した台詞である。この台詞はネット上でも有名な台詞だったりする。ちなみに、元ネタでの表記は「'''こやつめ ハハハ!'''」<br />[[UX]]では中盤の宴会の席にてデントンに対して笑ってこの台詞を返しており、多くのファンの笑いを誘った。
== スパロボシリーズの名(迷)台詞 ==
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
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;「あの程度の炎で、天を焼き尽くそうなど…笑止!」
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:[[UX]]アメリカルート第15話より。その再生能力を駆使し、更にクトゥグアの力で巨大なプラズマ超火球を作り出してUXを追い詰める[[ティベリウス]]。絶体絶命と思われたその瞬間、空を切る紅蓮の一閃がプラズマ超火球を吹き飛ばし、UXを救う。超世の傑、時の河を越えて、UXの世界に降臨す。
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;「余には三璃紗統一の理想あり。その理想の前に立ちはだかる者は、たとえそれが親兄弟であろうと…斬る!」<br />「ただし、その逆もまた然り。貴公らが余と共に歩む者であれば、過去の遺恨も、出自も問わぬ」
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:[[UX]]アメリカルート第15話のシナリオエンドデモより、UXに仲間入りする際に。異世界でもそのカリスマぶりは変わらず。
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;「フ…百万を謳われた袁紹軍に比べれば、たかだ数万の雑兵など…!」
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:[[UX]]アメリカルート第16話より。[[スクラッグ]]の大軍相手に囮役を買って出て、ロックオンたちに心配されて。亡きかつてのライバルの率いた軍に比べれば、「理想もなき侵略者」のスクラッグなどは曹操にとって恐るるに足らずな存在だった。
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;「限界を強いられているのは、他の空に向かった者たちも同じだ!」
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:[[UX]]第22話のクライマックス、[[加藤機関]]によって世界中に発射された核ミサイルを撃墜する局面にて、弱音を吐く剣司を鼓舞する。さりげなく「強いられている」と言っているのは、おそらく[[声優ネタ]]であろう(後述)。
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;「それはおそらく、信念の為せる業であろうな」<br />「たとえ泥水をすすってでも、決して折れぬ心… それが信念であり、誇りだ」<br />「それは、強き者も弱き者も関係ない。 人間なら、誰しもが持つ心なのだ」<br />「劉備、あの赤壁の戦いの中で、余がお前たちから感じたことだ…」
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:[[UX]]バイストン・ウェルルート第27話より。苦境に屈することなくホウジョウ軍と戦い続けるアマルガンたち反乱軍を知って。
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;「だが、それはサコミズも承知の上であろう」<br />「敵対した者や、謀反の機を伺う者までも懐に収めてこそ覇王の器というもの」<br />「でなければ、天下の統一など叶わぬ。そうは思わんか、司馬懿よ?」
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:[[UX]]バイストン・ウェルルート第28話より。サコミズとの会談に赴いた後、彼の側のショットが野心を抱くことを見抜く司馬懿に対して。その言葉通り、曹操はこれまで張遼や徐晃、張郃たちをはじめ、かつて敵対していた将も配下としてきた。そう、司馬懿に対しても…
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;「サコミズ…貴様の掲げる理想とは、この程度のものだったのか?」<br />「犠牲をいとわぬはよい。だが、奸計に堕ちた者に覇道は貫けぬと知れッ!」
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:[[UX]]バイストン・ウェルルート第28話より。反乱軍とUXを壊滅させるべく奸計を用いたサコミズに失望と憤りを露わにする。
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;「己が覇業を良しとするならば、お前が駆り立てる情念の源、ここに見せてみよ!」
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:[[UX]]バイストン・ウェルルート第28話より。三璃紗の覇王とホウジョウの王、ここに激突す。
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*曹操は中国後漢末から三国時代の武将、政治家で、後漢の丞相・魏王に就き、魏の礎を築いた人物。(155~220)
 
*曹操は中国後漢末から三国時代の武将、政治家で、後漢の丞相・魏王に就き、魏の礎を築いた人物。(155~220)
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