21行目: |
21行目: |
| ノベライズ版及びジオラマストーリー版(ASTRAY B)の[[主人公]]。 | | ノベライズ版及びジオラマストーリー版(ASTRAY B)の[[主人公]]。 |
| | | |
− | [[傭兵]]部隊[[サーペントテール]]のリーダー。連邦軍の制服を着崩したスタイルとオレンジのレンズのサングラスがトレードマーク。 | + | [[傭兵]]部隊[[サーペントテール]]のリーダー。連邦軍の制服を着崩したスタイルで着用していることが多く、戦闘時も外さないオレンジのレンズが入ったサングラスがトレードマーク。 |
| | | |
| 依頼されたミッションの行きがかり上[[アストレイブルーフレーム]]を入手し、以降愛機にする。[[ロウ・ギュール]]とはこれ以来の腐れ縁となる。 | | 依頼されたミッションの行きがかり上[[アストレイブルーフレーム]]を入手し、以降愛機にする。[[ロウ・ギュール]]とはこれ以来の腐れ縁となる。 |
| | | |
− | その素性は謎めいていたが、劇中のある事件に際してサーペントテールの関係者達には自ら明かした。彼は元々連合の戦闘用[[コーディネイター]]の試作体として育てられたが、マインドコントロールが不完全だったために脱走し傭兵の世界に身を投じていた<ref>脱走後の経緯はストーリー上明らかにされていない。</ref>。トレードマークのサングラスは、自身の網膜に判別用のコードが打ち込まれているため、分かる人が見れば素性が分かってしまうトラブルを避けるためにかけている。
| + | 同業者の世界では有名だったが素性は謎。しかし劇中のある事件に際してサーペントテールの関係者達には、元々連合の戦闘用[[コーディネイター]]の試作体として育てられたが、マインドコントロールが不完全だったために脱走、傭兵の世界に身を投じていた<ref>脱走後の経緯はストーリー上明らかにされていない。</ref>ことを明かす。トレードマークのサングラスは、自身の網膜に判別用のコードが打ち込まれているため、分かる人が見れば素性が分かってしまうトラブルを避けるためにかけている。 |
| | | |
| プロの[[傭兵]]として高い能力を持つが、それは戦闘用コーディネイターとしてだけではなく、戦いの中で生きてきたことによる実戦で身に付けていったものである。ストーリー中の愛機であるアストレイブルーフレームは、全くの偶然から手に入れたこの機体とたまたま相性がよかったため、任務に合わせたオプションを装備する形で継続使用するようになった。それ以前は現地で機体を調達しては自身のクセや任務の内容に合わせてカスタムし、終了時に乗り捨てるといったことを繰り返していた。 | | プロの[[傭兵]]として高い能力を持つが、それは戦闘用コーディネイターとしてだけではなく、戦いの中で生きてきたことによる実戦で身に付けていったものである。ストーリー中の愛機であるアストレイブルーフレームは、全くの偶然から手に入れたこの機体とたまたま相性がよかったため、任務に合わせたオプションを装備する形で継続使用するようになった。それ以前は現地で機体を調達しては自身のクセや任務の内容に合わせてカスタムし、終了時に乗り捨てるといったことを繰り返していた。 |
| | | |
− | その人生経験から性格はクールでリアリスト。「勝てる戦いしかしない」と発言するように、基本的に情報収集やトラップまで含めた装備の準備を怠らず、実力が上の相手でも絶対に勝てる状況にまで追い込んでから戦う。仮に急な遭遇戦などで苦戦していても冷静に勝機を見極めることのできる人物で、運命などの概念的なものは一切信じないタチである。ただ[[ロウ・ギュール]]との遭遇以来、無意識に感慨にふけるような呟きを零すことも増えた<ref>なお戸田版アストレイでは以上の性格は踏まえてはいるものの、'''作風に完全に染まった'''妙なキャラ付けになっている。</ref>。
| + | その人生経験から性格はクールでリアリスト。「勝てる戦いしかしない」と発言するように、基本的に情報収集やトラップまで含めた装備の準備を怠らず、実力が上の相手でも絶対に勝てる状況にまで追い込んでから戦う。仮に急な遭遇戦などで苦戦することがあっても冷静に勝機を見極めることのできるだけの経験も積んでいる。運命などの概念的なものは一切信じないタチだが、[[ロウ・ギュール]]との遭遇以来、無意識に感慨にふけるような呟きを零すことも増えた<ref>なお戸田版アストレイでは以上の性格は踏まえてはいるものの、'''作風に完全に染まった'''妙なキャラ付けになっている。</ref>。 |
| | | |
| 傭兵として「敵は倒せる時に倒す」という信条を持っており、基本的に相手の命を取らない戦い方をするロウとは好対照的である。ロウが見逃した[[ロンド・ギナ・サハク]]に対し、ロウを不意打ちしようとしたからとはいえ、わざわざトドメを刺した事もある。「確実に倒す」ためか、トドメを刺す際はアーマーシュナイダーでコックピットを抉る事が多い。この点はブルーフレームの武器のトドメ演出でもしっかり再現された。またその行動の基本は「脅しをしない」というもの。これは彼の性格を反映しており、「実行しないからこそ効果のある」脅迫はせず、殺すと言ったら絶対に殺す、というように事実しか言わず、その通りに行動するということである。 | | 傭兵として「敵は倒せる時に倒す」という信条を持っており、基本的に相手の命を取らない戦い方をするロウとは好対照的である。ロウが見逃した[[ロンド・ギナ・サハク]]に対し、ロウを不意打ちしようとしたからとはいえ、わざわざトドメを刺した事もある。「確実に倒す」ためか、トドメを刺す際はアーマーシュナイダーでコックピットを抉る事が多い。この点はブルーフレームの武器のトドメ演出でもしっかり再現された。またその行動の基本は「脅しをしない」というもの。これは彼の性格を反映しており、「実行しないからこそ効果のある」脅迫はせず、殺すと言ったら絶対に殺す、というように事実しか言わず、その通りに行動するということである。 |
| | | |
− | 『DESTINY ASTRAY B』(SRW未参戦)では「空間認識力」を生まれつき持っており(これは同作に登場するエルザ・ヴァイスの歌唱力も同様)、長年隠し続けていた。これは傭兵として生きていく限り、劾自身も含めた連合の戦闘用コーディネイター開発に関った傭兵ダンテ・ゴルディジャーニといつか戦うことが予想されていたため、彼の知らない切り札として使用するためであった。 | + | 『DESTINY ASTRAY B』(SRW未参戦)では「空間認識力」を生まれつき持っており(これは同作に登場するエルザ・ヴァイスの歌唱力も同様)、長年隠し続けていた。これは傭兵として生きていく限り、劾自身も含めた連合の戦闘用コーディネイター開発に関った傭兵ダンテ・ゴルディジャーニなど、少年時代から自分を育ててきた人物たちといつか戦うことが予想されていたため、彼らの知らない切り札として使用するためであった。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
69行目: |
69行目: |
| :同僚。情報担当。 | | :同僚。情報担当。 |
| ;[[ロウ・ギュール]] | | ;[[ロウ・ギュール]] |
− | :腐れ縁的な知人。'''面白そう'''という理由で劾の機体を改修する。 | + | :腐れ縁的な知人。'''面白そう'''という理由で劾の機体を改修する。劾はその腕前と人物に信頼を置いている。 |
| ;[[シーゲル・クライン]] | | ;[[シーゲル・クライン]] |
| :依頼人。作中、彼からの依頼を劾は何度か引き受けている。特に最後の依頼はシーゲルの死後に遂行する事になった。時が流れた「DESTINY ASTRAY」においてもその要請を実行し続けている。 | | :依頼人。作中、彼からの依頼を劾は何度か引き受けている。特に最後の依頼はシーゲルの死後に遂行する事になった。時が流れた「DESTINY ASTRAY」においてもその要請を実行し続けている。 |
162行目: |
162行目: |
| ;「…それは『無理』だな。なぜならお目当ての予備パーツはさっき見つけて、すべて破壊してしまったからだ~~~~~~!!!」 | | ;「…それは『無理』だな。なぜならお目当ての予備パーツはさっき見つけて、すべて破壊してしまったからだ~~~~~~!!!」 |
| :アストレイRの最終話、[[リジェネレイトガンダム|リジェネレイト]]の予備パーツを全て破壊して[[アッシュ・グレイ|アッシュ]]に対してノリノリで言い放った全くクールじゃない台詞。これも戸田版の劾を象徴する代表的な迷台詞の一つ。 | | :アストレイRの最終話、[[リジェネレイトガンダム|リジェネレイト]]の予備パーツを全て破壊して[[アッシュ・グレイ|アッシュ]]に対してノリノリで言い放った全くクールじゃない台詞。これも戸田版の劾を象徴する代表的な迷台詞の一つ。 |
− | :なぜか「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」でも使われているが、井上氏はときた版風のクールな劾のトーンで演じており、非常にカッコいい台詞に仕上がっている。 | + | :なぜか「機動戦士ガンダム エクストリームバーサス」でも使われているが、井上氏はときた版風のクールなトーンで演じており、非常にカッコいい台詞に仕上がっている。 |
| | | |
| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
214行目: |
214行目: |
| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |
| ;[[劾専用ジン]] | | ;[[劾専用ジン]] |
− | :劾は毎回カスタマイズされた機体を使用しては乗り捨てるので「専用」は無数にあるとも言える。ここではザフト軍の補給基地を破壊するミッションを行う際に使用した機体を指す。 | + | :劾はブルーフレームを入手するまで毎回カスタマイズされた機体を使用しては乗り捨てていたので「専用」は無数にあるとも言える。ここではザフト軍の補給基地を破壊するミッションを行う際に使用した機体を指す。 |
| ;[[メビウス]] | | ;[[メビウス]] |
| : | | : |