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| コンパチとはコンパチブル(compatible)のことであり、この言葉には「両立」「調和」「互換性」などといった意味がある。このことからコンパチヒーローとは「版権元の異なるヒーローたちを公平に共演させる」というような意味が込められていると思われる。実際、特定の版権元のヒーローを中心とした作り方にはなっていない。 | | コンパチとはコンパチブル(compatible)のことであり、この言葉には「両立」「調和」「互換性」などといった意味がある。このことからコンパチヒーローとは「版権元の異なるヒーローたちを公平に共演させる」というような意味が込められていると思われる。実際、特定の版権元のヒーローを中心とした作り方にはなっていない。 |
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− | [[戦士ロア|ロア]]や[[エミィ]]などのバンプレストオリジナルキャラクターを生み出したシリーズでもあり、彼らは後に[[OGシリーズ]]へと組み込まれることになる。 | + | 本シリーズより生まれた[[戦士ロア|ロア]]や[[エミィ]]といったバンプレストオリジナルキャラクターは、後に[[OGシリーズ]]へと組み込まれることになる。 |
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| == コンパチヒーローシリーズの特色 == | | == コンパチヒーローシリーズの特色 == |
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| ここで述べた特色はコンパチヒーローシリーズの多くに該当するものであるが、無論例外も一部存在する。例えば、『[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]』や『[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]』などのRPG作品はスパロボ同様にロボットの擬人化がされてないうえに原作ベースの改変世界観を持つ作品であるが、これらもコンパチヒーローシリーズと捉えられている。 | | ここで述べた特色はコンパチヒーローシリーズの多くに該当するものであるが、無論例外も一部存在する。例えば、『[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]』や『[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]』などのRPG作品はスパロボ同様にロボットの擬人化がされてないうえに原作ベースの改変世界観を持つ作品であるが、これらもコンパチヒーローシリーズと捉えられている。 |
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− | 1990年代中頃あたりからは、上述した「擬人化」を徹底する版権クロスオーバー作品が激減し、バンプレストも「コンパチヒーロー」という言葉自体を使わなくなり、シリーズは実質的な休眠期間に入る。
| + | 1990年代中頃あたりからは、上述した「擬人化」を徹底する版権クロスオーバー作品が激減し、バンプレストも「コンパチヒーロー」という言葉自体を使わなくなり、シリーズは事実上の休眠期間に入る。 |
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− | その後、約10年に渡る沈黙を破り2012年にコンパチヒーローシリーズの「再始動」が公式にアナウンスされ、その第1弾としてザ・グレイトバトルシリーズ20周年記念タイトル『グレイトバトル フルブラスト』が発売、その後2015年までコンパチヒーローシリーズ作品の完全新作が順次展開された。本項目で「新コンパチヒーローシリーズ」と書かれているものは、この2012年以降に発売されたラインナップである。新シリーズは擬人化されたキャラクターを使用するという点で旧シリーズを踏襲しつつも、旧シリーズとは異なり原作設定を重視するという内容だったが、これらはあまり噛み合わず違和感のある描写になっていた。結果過去のシリーズファンにも現在のユーザーにも受け入れられず、2015年発売の『ロストヒーローズ2』を最後にシリーズは停止、2018年3月にポータルサイトも閉鎖された。2010年代後半からは『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』や『[[宇宙刑事ギャバン]]』、『[[デビルマン (原作漫画版)|デビルマン]]』といった、以前ならばコンパチヒーローシリーズに登場していたであろう作品がスパロボに登場するようになっており、原作設定を重視するようになった時代の流れとともに、コンパチヒーローシリーズはその役目をスパロボに統合され、再び終了することとなった。 | + | その後、約10年に渡る沈黙を破り2012年にコンパチヒーローシリーズの「再始動」が公式にアナウンスされ、その第1弾としてザ・グレイトバトルシリーズ20周年記念タイトル『グレイトバトル フルブラスト』が発売、その後2015年までコンパチヒーローシリーズ作品の完全新作が順次展開された。本項目で「新コンパチヒーローシリーズ」と書かれているものは、この2012年以降に発売されたラインナップである。新シリーズは擬人化されたキャラクターを使用するという点で旧シリーズを踏襲しつつも、旧シリーズとは異なり原作設定を重視する方針が採られている。大々的に復活をアピールし展開された新コンパチシリーズであったが、互いの隔たりが大きくなった現在の特撮とアニメのファンシーンにそぐわない部分もあって再周知には苦戦し<ref>アニメ側には既にスパロボシリーズが存在し、特撮側にもクロスオーバー系作品が充実していたため、コンパチシリーズ復活についても当初より疑問視する声が少なくなかった。</ref>、2015年発売の『ロストヒーローズ2』を最後に新作タイトルのリリースが途絶え2018年3月にポータルサイトも閉鎖し、実質的に再休眠状態となっている。 |
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| + | その後は、『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』『[[宇宙刑事ギャバン]]』『[[デビルマン (原作漫画版)|デビルマン]]』といった、本来であればコンパチヒーローシリーズに登場していたであろう作品がスパロボシリーズに参戦するようになっており、コンパチヒーローシリーズのコンセプトは事実上スパロボシリーズに統合され、結果的にその役目を終えたと言える。 |
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| 上述したようにバンプレストは1990年代後半よりコンパチヒーローシリーズという名前をあまり使わなくなったが、新コンパチヒーローシリーズが展開されるまでの間にも、上述したようなコンパチヒーローシリーズのコンセプトを受け継いだと思しきタイトルは単発的ながらリリースされていた。それらをコンパチヒーローシリーズに加えるかどうかは意見が別れるところであったが、新コンパチヒーローシリーズの展開にあわせて公開されたポータルサイトで、コンパチヒーローシリーズに属する作品のリストが掲載されたことからバンプレスト側の見解は明確となった。 | | 上述したようにバンプレストは1990年代後半よりコンパチヒーローシリーズという名前をあまり使わなくなったが、新コンパチヒーローシリーズが展開されるまでの間にも、上述したようなコンパチヒーローシリーズのコンセプトを受け継いだと思しきタイトルは単発的ながらリリースされていた。それらをコンパチヒーローシリーズに加えるかどうかは意見が別れるところであったが、新コンパチヒーローシリーズの展開にあわせて公開されたポータルサイトで、コンパチヒーローシリーズに属する作品のリストが掲載されたことからバンプレスト側の見解は明確となった。 |
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| :『ロストヒーローズ』では決まった姿を持たず、ガンダム・ライダー・ウルトラシリーズそれぞれの絶望の象徴([[デビルガンダム]]、仮面ライダーCORE、百体怪獣ベリュドラ)として、ヒーロー達と対決。 | | :『ロストヒーローズ』では決まった姿を持たず、ガンダム・ライダー・ウルトラシリーズそれぞれの絶望の象徴([[デビルガンダム]]、仮面ライダーCORE、百体怪獣ベリュドラ)として、ヒーロー達と対決。 |
| :1度は倒されるものの、続編『ロストヒーローズ2』において、[[袖付き]]、クライシス帝国、ベリアル軍団の暗躍によって復活。今度は何と、戦士ロアに酷似した姿となった(意図的なものか単なるファンサービスかは不明)。 | | :1度は倒されるものの、続編『ロストヒーローズ2』において、[[袖付き]]、クライシス帝国、ベリアル軍団の暗躍によって復活。今度は何と、戦士ロアに酷似した姿となった(意図的なものか単なるファンサービスかは不明)。 |
− | | + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
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