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− プロジェクトの中核であるゲーム版を原作とし、内容的にもゲーム版への橋渡し役となる予定であったが、ゲーム版の開発が長引いたこともあり本アニメ版は世界観やキャラクター設定などに独自色を強めた結果、ゲーム版から大きくかけ離れたギャグテイストの非常に強い作品となっている。そのような経緯もあって、『ギャラクシーエンジェル』といえば原作であるゲーム版よりも本アニメ版を連想するファンも少なくない。+
− ゲーム版では戦闘に使用される紋章機であるが、アニメ版では移動手段程度の使い方しかされない。+
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− エンジェル隊(『II』の発表により後に「ムーンエンジェル隊」と改名)が主役のアニメは第4期まで続き、2006年に「ルーンエンジェル隊」が主役の『II』の世界観をベースにした『ギャラクシーエンジェる~ん』が放送された。
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→用語
ブロッコリーによるキャラクターメディアミックスプロジェクトである「Project G.A.」の一作となるアニメ作品。
ブロッコリーによるキャラクターメディアミックスプロジェクトである「Project G.A.」の一作となるアニメ作品。
プロジェクトの中核であるゲーム版を原作とするが、放送枠が10分しかない中でゲーム版の分厚くシリアスな設定を表現するのは不可能と判断され、1話完結の話を描くこととなった<ref>ブロッコリー『ぎゃらこん GALAXY ANGEL Complete』93頁。</ref>。アニメ版では世界観やキャラクター設定などに独自色が強められ、その結果ゲーム版から大きくかけ離れたギャグテイストの非常に強い作品となっている。そのような経緯もあって、『ギャラクシーエンジェル』といえば原作であるゲーム版よりも本アニメ版を連想するファンも少なくない。
エンジェル隊(アニメ版においては『ギャラクシーエンジェルII』発表後に原作ゲーム版と同様の「ムーンエンジェル隊」へ改称)が主役のアニメは第4期まで続き、2006年に「ルーンエンジェル隊」が主役の『II』の世界観をベースにした『ギャラクシーエンジェる~ん』が放送された。
== 登場人物 ==
== 登場人物 ==
=== ギャラクシーエンジェル隊 ===
=== ギャラクシーエンジェル隊 ===
;[[ミルフィーユ・桜葉]]
;[[ミルフィーユ・桜葉]]
:アニメ版における[[主人公]]で、『II』のヒロイン及び『る~ん』の主人公であるアプリコット・桜葉は実妹である。
:アニメ版における[[主人公]]。強運の力で意図せずによく騒動を巻き起こす天真爛漫な少女。
;[[蘭花・フランボワーズ]]
;[[蘭花・フランボワーズ]]
:
:格闘技を得意とする恋愛脳の少女。
;[[ミント・ブラマンシュ]]
;[[ミント・ブラマンシュ]]
:
:名門ブラマンシュ財閥の令嬢。ゲーム版ではテレパシー能力者。
;[[フォルテ・シュトーレン]]
;[[フォルテ・シュトーレン]]
:
:エンジェル隊の隊長。ガンマニア。
;[[ヴァニラ・H]](アッシュ)
;[[ヴァニラ・H]](アッシュ)
:
:寡黙で常に無表情な少女。エンジェル隊最年少。アニメ版では正体不明な宗教の信者として描写されている。
=== エンジェル隊の関係者 ===
=== エンジェル隊の関係者 ===
いずれも全期通して出演するアニメオリジナルキャラクター。
;ウォルコット・O・ヒューイ
;ウォルコット・O・ヒューイ
:
:エンジェル隊の上官。『X-Ω』では直接登場しないものの、彼から通信が届く形で登場。
;[[ノーマッド]]
;[[ノーマッド]]
:
:ヴァニラがいつも抱えているぬいぐるみ。中身は[[人工知能]]だが、非常に口が悪いため扱いがぞんざい。
== 登場メカ ==
== 登場メカ ==
== 用語 ==
== 用語 ==
;トランスバール皇国
;トランスバール皇国
:
:アニメ版・ゲーム版共に舞台となる星系国家。
;ギャラクシーエンジェル隊
;ギャラクシーエンジェル隊
:
:アニメ版ではロストテクノロジーの回収を主な任務とした、紋章機で編成された特殊部隊…と言えば聞こえはいいのだが、実態はほぼ雑務に追われる何でも屋である。
:ゲーム版では「ギャラクシーエンジェル隊」という名称は使われず、部隊名は「'''ムーンエンジェル隊'''」。初期3部作の3作目の終盤ではじめて「白き月だけではなく、全銀河を守る天使たち」という意味で「ギャラクシーエンジェル」と呼ばれる。ゲーム版・アニメ版両方でよく「エンジェル隊」に省略される。
;白き月 / ポジティブ・ムーン
:約400年前に惑星トランスバールの衛星軌道上に突如出現し皇国にロストテクノロジーをもたらした謎の人工衛星、あるいは機動要塞。エンジェル隊はゲーム版では白き月の警備隊であり、物語開始前では基本的にはこちらに滞在していた。
;エンジェルベース
:アニメ版におけるエンジェル隊専用(?)の基地かつ滞在先。基本的にはアニメ版オリジナルの世界観・設定と思われるが、ゲーム1作目のオープニングで一瞬だけ反乱軍の攻撃で破壊されているカットがある。
;エルシオール
:トランスバール皇国の皇帝座乗艦で、全長800m余りの大型戦艦。ゲーム版の母艦であり、この艦そのものがロストテクノロジーの塊である。本来は戦闘艦ではなく、『白き月』の聖母シャトヤーンの為の「動く宮殿」『儀礼艦』である。
;ロストテクノロジー
;ロストテクノロジー
:
:ゲーム版では崩壊した(とされている)先史文明、EDENが作り出した超科学技術(それを利用して作られた様々な物品)の総称で、超兵器などとして軍事利用されているものが多い。
;紋章機
:一方アニメ版では突拍子のない効果をもたらす正体不明のギャグアイテムとして描写されており、起源に関する描写は一度だけ「ロストテクノロジーを作った人」として似非外国人訛りのアメリカ人風の男が出てくると、ギャグに一貫している。
:
;時空震 / クロノクェイク
:ロストテクノロジーの発端となった時空震動で、アニメ版で詳細不明のままだが、ゲーム版では後に飛来した白き月以外の'''宇宙に存在した全ての人工物がクロノクェイクによって破壊されてしまった'''。
:「時空震」はゲーム1作目と3作目では「クロノ・クエイク」と読まれるが、2作目でのみ「じくうしん」と読まれる。
;紋章機 / エンブレムフレーム
:エンジェル隊で運用される大型戦闘機。
:ロストテクノロジーであるクロノ・ストリング・エンジンやH.A.L.O.(ヘイロゥ)システムを搭載しており、機体を動かすだけでも特殊な適性が必要となるが、アニメ版ではそれらについての言及は特に行われず、扱いについても移動手段程度の使い方くらいしかされていない。
:戦闘機ではあるが、全長は35~60mと、並みのスーパーロボットよりよっぽど大きい(スパロボ未登場のGA-007にいたっては全長300m以上で、その殆どは母艦であるエルシオールから本機にほぼ無理矢理取り付けたクロノブレイクキャノン)。
:なお「エンブレムフレーム」という呼称は一部書籍にしか登場せず、アニメ・ゲーム作中では「もんしょうき」としか呼ばれない。
:また、ゲームのブリーフィング画面では「Angel Wing」と表示されるが、この呼称がブリーフィング画面以外で使われることはない。
== 楽曲 ==
== 楽曲 ==
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
:初参戦作品。2019年1月のイベント「ギャラクシーフルコース」期間限定参戦。
:初参戦作品。2019年1月のイベント「ギャラクシーフルコース」期間限定参戦。
:アニメ版名義での参戦でキャラクター設定も概ねそちらに準拠するが、先述の通りアニメ版では紋章機が殆ど登場しないためか、機体の設定などはゲーム版のものが使用されている。
<!-- == 各話リスト == -->
<!-- == 各話リスト == -->
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<!-- == 余談 == -->
<!-- == 余談 == -->
<!-- *本文。概要に収まるならそちらへ。 -->
<!-- *本文。概要に収まるならそちらへ。 -->
== 商品情報 ==
== 商品情報 ==
== リンク ==
===[[Blu-ray]]===
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== 余談 ==
== 余談 ==
* キャラクターのネーミングは多くが食べ物(主に菓子類)や酒類を由来としており、各話サブタイトル名にも食べ物の要素が盛り込まれている。
*キャラクターのネーミングは多くが食べ物(主に菓子類)や酒類を由来としており、各話サブタイトル名にも食べ物の要素が盛り込まれている。
* 監督の浅香守生氏やキャラクターデザインの藤田まり子氏など、同じマッドハウス制作の『カードキャプターさくら』に参加していたスタッフ陣が名を連ねており、本作のプロモーションについても「『カードキャプターさくら』スタッフによる新作アニメ」という触れ込みがなされていた。
*監督の浅香守生氏やキャラクターデザインの藤田まり子氏など、同じマッドハウス制作の『カードキャプターさくら』に参加していたスタッフ陣が名を連ねており、本作のプロモーションについても「『カードキャプターさくら』スタッフによる新作アニメ」という触れ込みがなされていた。
* アニメ版のシリーズ構成を担当している井上敏樹氏はその風貌からミルフィーユ役の新谷良子氏に'''「ヤのつく職業の関係者」と勘違いされた'''エピソードがある。
*1期はCS放送(アニマックス)で放送されたが、2期以降はテレビ大阪発、テレビ東京系の地上波で放送された。2期および3期は、2期の前番組の[[打ち切り]]によって急遽放送予定が変更となり、日曜朝9:30の枠で放送されたためか、放送局変更の関係もあって蘭花とフォルテの肌が露出している部分が一部布になるなど衣服のデザインが変更された。スパクロ参戦の際は露出の多い1期のデザインで参戦している。アニメ1期はゲームのデザインに準拠したデザインであり、ゲームの方は基本的にデザインは変更されていない。
* 1期は衛星放送のアニマックスで放送されたが、2期以降はテレビ大阪他、テレビ東京系の地上派で放送された。放送局変更の際に蘭花とフォルテの肌が露出している部分が一部布になるなど衣服のデザインが変更された。スパクロ参戦の際は露出の多い1期のデザインで参戦している。アニメ1期はゲームのデザインに準拠したデザインであり、ゲームの方は基本的にデザインは変更されていない。
**以上のようにデザイン変更等手が加えられているとはいえ、2期および3期は放送時間相応の子供向けアニメ扱いを受けており、その最たるものとして'''小学館の幼年雑誌『幼稚園』に連載されていた。'''
**TV版放映時は2期以降も『ギャラクシーエンジェル』の同一タイトルを使用しているが、ビデオパッケージでのタイトルは第2期より末尾にアルファベットが付与され、区別をつけている。それぞれ第2期が『Z』、第3期が時期によって『A(エース)』『AA(ダブルエース)』『S』<ref>『A』は第13回まで、『AA』は第14回から。TV放送後の製作分が『S』。</ref>、第4期が『X』。
*キャラクターデザイン原案及び[[漫画|コミカライズ]]作画担当のかなん(現・大月悠祐子)氏は本作の参戦を祝して久しぶりに本作の漫画を描きTwitter上で発表している。
*キャラクターデザイン原案及び[[漫画|コミカライズ]]作画担当のかなん(現・大月悠祐子)氏は本作の参戦を祝して久しぶりに本作の漫画を描きTwitter上で発表している。
*原作者の水野良氏が執筆した小説版も存在しており、氏曰く「自分の書く小説版が『ギャラクシーエンジェル』世界の正史」としていたが、氏が手掛けたのは1巻のみに留まり、4年後にようやく1巻を加筆修正した完全版が発売された。ただし加筆部分はゲーム版の共通ルートのダイジェストである。
**他のノベライズには別の執筆者による2本の番外編(アニメ版準拠とゲーム版準拠が各1本ずつ)がある。
== 脚注 ==
== 脚注 ==