*アニメ版のキャラクターデザイナーだった安彦良和による漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、作者独自の視点により自治運動のレジスタンスとして名門出身ながらゲリラ戦を身に着ける経緯や、宇宙世紀0068年のダイクンの急死とザビ一党の権力闘争の敗北で没落していくラル家が詳細に語られている。キャスバルとアルテイシア、父ジンバ・ラルの地球亡命を手引きしたが、ラル家は壊滅状態となった。そしてハモンの酒場の用心棒まがいになっていたラルを、軍人としての能力と人望を見込んだドズルの計らいでモビルスーツ開発のテストパイロットとして軍務に復帰したが、一年戦争勃発直後のサイド2「ハッテ」で毒ガスによる住民虐殺作戦の実行<ref>ブリティッシュ作戦への布石。命じるドズル自身ですら非人道的にすぎる作戦として悩み、作戦後に「俺は何億人ものミネバを殺した」と号泣する描写がある。</ref>をドズルの前で拒否したため、抗命罪で予備役編入となってしまった。しかしドズルはラルを見捨てておらず、また酒場の用心棒になっていた彼の復権のため、ガルマ戦死後の仇討作戦の指揮官に抜擢、本編通りの結末へと繋がっていく。
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*アニメ版のキャラクターデザイナーだった安彦良和による漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、他のキャラクター同様年齢が上げられて45歳前後になっているほか、安彦独自の視点で名門ラル家をめぐるドラマが掘り下げられている。