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'''相葉昴治'''は『[[無限のリヴァイアス]]』の[[主人公]]。
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'''相葉昴治'''は『[[無限のリヴァイアス]]』の登場人物で、同作品の[[主人公]]。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
第二種航宙士免許取得の為、リーベ・デルタにやって来た少年。
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親友となっていた[[尾瀬イクミ]]と共にカリキュラムを受ける日々を送っていたが、何者かの策謀によってリーベ・デルタが制御不能に陥り、内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦「[[黒のリヴァイアス]]」に乗艦した事で、後にリヴァイアス事件と呼称される事件に巻き込まれていく。
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第二種航宙士免許取得の為リーベ・デルタにやって来た少年。
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== 人物 ==
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基本的には暴力を嫌い、温厚で忍耐強く、誰とでも仲良くなる柔軟性で揉め事を調停することを得意としている。成績自体は普通だが、判断力に優れる一面もある。その一方、優柔不断な面や、確固たる自分を打ち出せないことから正論に縋ることも多く、忍耐強さに関しても、ストレスを溜め込んだことで爆発してしまうこともある。幼い頃は活発な性格で、弟の[[相葉祐希|祐希]]をリードしていた。3年前の祐希との喧嘩で右肩を負傷し、傷跡が残っている<ref>「この傷が原因で、昴治の腕に背中が回らなくなりスポーツも制限されている」事が、[[小説|小説版]]で語られている。</ref>。
基本的には暴力を嫌う温厚な性格で、暴力を振るわれても忍耐強さを見せる芯の強さの持ち主。リーベ・デルタでの成績はパートナーを組んでいたイクミや弟の[[相葉祐希|祐希]]に比べると低く、幼馴染みの[[蓬仙あおい]]からもその事について散々な言われようであるが、それはあくまで並外れた能力と才能を持ち合わせた彼らに比べたらの話で、実技の低さを学科で補おうとしている点からも努力はしている。危機的状況においては冷静な判断力や柔軟性を発揮し、問題児として扱われる人間とも調和の取れる協調性や揉め事の仲裁を得意としている等、集団での行動においては必要不可欠な存在と言える。
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その一方、優柔不断な面や、確固たる自分を打ち出せず正論に縋る事も多いが、臆病者という訳でもなく、自分が間違っていると思う事については打開策が見出せなくともはっきりと主張し、自分が損をしてしまうのも承知の上で揉め事の仲裁を身体で張って行う点から見ても、決断力に乏しくとも勇気は持ち合わせている事を証明している。また、忍耐強さにおいても、理不尽な仕打ちを受ける事が多い事もあってか、ストレスを溜め込んだことで爆発してしまうこともある<ref>飲酒した際も、ストレスを爆発させてしまっている</ref>。
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リヴァイアス内では、雑用(第一次ツヴァイ政権)→ブリッジクルー(ブルー政権)→リフト艦クルー(第二次ツヴァイ政権)→雑用(イクミ政権)と政権ごとに職場が変わっていき、リフト艦クルーにおいては、「ブリッジとリフト艦のパイプ役」として派遣されたが、ブリッジ側のツヴァイは弱体化していたことから、昴治もパイプ役として機能できなかった。
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幼い頃は、やんちゃな[[性格]]で、当時はやや泣き虫であった祐希をリードしていた。しかし、両親が離婚してしまってからは、長男としての自覚や気負いから、そういう部分は鳴りを潜めていき、現在の性格にまで落ち着いた様だが、それが原因で祐希と3年前に大喧嘩となってしまい、右肩を負傷。その傷跡が残っている<ref>「この傷が原因で、昴治の腕に背中が回らなくなりスポーツも制限されている」事が、[[小説|小説版]]で語られている。</ref>。現在もそのしこりが残った結果、何かにつけて祐希が昂治に反発し、暴力や露骨な嫌がらせを行う要因になっており、兄弟仲は険悪化する一方となっており、リヴァイアス事件が切っ掛けで、それは悪化の一途を辿ってしまう事になる。
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ファイナ・S・篠崎と恋仲になっていくが、彼女の思想についていけなくなり、破局。その後、蓬仙あおいを支える中で彼女への恋心を自覚する。
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== 劇中の動向 ==
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[[尾瀬イクミ]]が独裁者と化し、彼を隠れ蓑としたシュタイン・ヘイガーの手でEランクに隔離されながらも脱出し、イクミに独裁政権の中止を訴えるが、聞き入れられず、エアーズ・ブルーから託されたニードルガンを奪われ、それを手にしたイクミにより、瀕死の重傷を負う。Eランクの仲間たちのおかげで一命を取り留めた後、リヴァイアス内の歪みにケジメをつける為、イクミに殺されることも承知の上で投降を訴え、その覚悟は現場に居合わせた人間たちに大きな影響を与えた。
リーベ・デルタの異変に巻き込まれ、脱出の際にイクミと共に気絶していたファイナ・S・篠崎を救出。内部に隠されていたリヴァイアスに乗艦し、宛の無いに等しい航海を続ける事になる。
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リヴァイアス内では当初雑用であったのだが、チーム・ブルーにブリッジが制圧された際、偶然その場に居合わせて今後の方針を提案したのを機に、リーダーであるエアーズ・ブルーに見込まれてブリッジクルーの一人として活動する事になる(第一次ツヴァイ政権)。
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事件後、イクミに撃たれた右肩は後遺症により、肩から上に上がらなくなったが、あおいと正式に付き合い始め、祐希との仲も改善していった。
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その後は、ファイナと共にブリッジのオペレーターとしての任務に就き、そんな中でファイナとは恋仲になる。リフト艦でツヴァイのメンバーであるグランとチーム・ブルーのトッポが[[ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト]]を利用した裏切り行動が発生。何とか阻止されて裏切りを行った2人は制裁されるものの、艦内の雰囲気が悪くなってしまう事を苦慮してパーティーの開催を提案。その準備に勤しみ何とか場の雰囲気を改善させるが、運の悪い事にリヴァイアスに乗った自分達をテロリストとして扱う報道が行われてしまい、パーティーは中断で終わった。その後、土星圏での青のインプルスとの戦闘中にてブルーが裏切りを行おうとしていた事実がヘイガーの策謀で暴露されてしまう事になり、それまでブルー達を宛にしていた[[ユイリィ・バハナ]]を除くツヴァイのメンバー達が、チーム・ブルーそのものに掌返しを行った薄情さに失望を覚え、更にはファイナの常軌を逸した思想についていけずその関係に嫌気が差した事もあり、自分の行動が一種の逃避である事を自覚しながらも、ユイリィからの頼みを引き受け、「ブリッジとリフト艦のパイプ役」としてリフト艦に派遣される(エアーズ・ブルー政権)。
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リヴァイアスの再乗艦については、当初は大人たちが許せず、依頼に来た矩継真琴を殴り飛ばす程激しい怒りを見せたが、他人事ではないことに気づいたことから、自分で考えた末に再乗艦を決意。ルクスンとユイリィから新たな航海の最初の進路を頼まれ、リヴァイアス事件において最後の受け入れ先になる予定であったチタニア行きを提案する。
 
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しかし、リフト艦への派遣を受け入れてしまった事は、不運も重なって完全に裏目に出てしまう。リフト艦でのエースになっていた祐希からはこれまで以上に疎まれて衝突を繰り返し、更には一般生徒にまで「ツヴァイに取り入っているだけ」と妬みによる難癖をつけられ、闇討ちまでされてしまうという災難に見舞われる。ツヴァイも弱体化していた事で、パイプ役としての機能もうまく働けない状態となっており、それでも我慢してリフト艦クルーとしての勤めを果たそうとしていたのだが、真紅のディカスティア戦にてイクミからの指示でバルジキャノンのサーバーを見に行った際、不運にも逃亡中のエアーズ・ブルーと遭遇。半ば衰弱していた彼を突き出す事が出来ず匿うことを優先した結果、仕事を果たせないままとなってしまい、事情も話せなかった事からリフト艦のクルー達には誤解され、イクミからも失望される。この後、[[和泉こずえ]]の暴行事件もあって、イクミとの関係は険悪化する一方となってしまい、更に再び一般生徒からの暴行を受けて窮地に陥り(一応、祐希に助けられている)、今後の自分がどうすべきなのか見失いかけてしまうが、自分の人柄に可能性を感じていたブルーから彼が所持していたニードルガンを託されたり、自身を治療したカレン・ルシオラからの助言を受けて何とか立ち直り、リヴァイアスのスフィクスである[[ネーヤ]]とと対話して自己紹介を交わすまでに至る。それから数日後、治安の悪化に業を煮やしたイクミが、アインヴァルトを用いて、実質的にクーデターを起こした結果、政権は彼を中心としたリフト艦のクルーによって掌握してしまう事になり、IDも書き換えられてしまった事で、まともに話し合う事も出来ないまま、ブリッジ艦のクルーとして解雇されてしまう事になった(第二次ツヴァイ政権)。
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イクミが独裁者となってから1ヵ月後、リヴァイアスはファイナの故郷・チタニアに進路が取られ、昴治は初期と同じく、雑用に戻っていた。ある日、あおいがファイナの差し向けたアラネアの襲撃を受ける事になり、こずえやレイコを失ってから孤独に耐えられず精神的に追い込まれてしまった彼女は現実を受け入れられないあまり殆ど自我が崩壊しかけてしまうが、自身もこれまでの苦しみを吐き出す形で泣きながら「これが現実だ」と必死に訴えて説得。この出来事を機に、あおいが何よりも大切な存在である事を自覚し、以降は彼女の傍で支え続ける事を決意する。シュタイン・ヘイガーの策略でCランクではなく、Eランクにされた昴治は、同じEランクメンバーと共に隔離されてしまう。ネーヤのおかげで逸早く脱出できた昴治は、イクミたちと1ヶ月ぶりの再会を果たす。すぐに事情を話して、今の独裁政権を止めるべきだと主張するも、イクミと祐希は同行しているヘイガーに利用されているだけに気づかず、昴治に八つ当たりを始め、昴治は怒りからニードルガンを取り出すが、イクミに奪われた上、逆にニードルガンで致命傷を負わされた上に放置されてしまう。この時の会話を聞いて、本性を露にしたファイナに殺されかけるが、そこに現れたネーヤに助けられ、元チーム・ブルーのメンバーであったクリフ・ケイや自身と同じくEランクに落とされた生徒達の尽力で、九死に一生を得る。そんな中、灰のゲシュペンストとの戦闘に突入し、リヴァイアス本体にいた自分達はヘイガーの策謀で見捨てられてしまうが、ユイリィや[[ルクスン・北条]]達の手助けを借りる形であおいと共に作業艇でリフト艦へと向かい、途中であおいを隔離した後、イクミたちの許に向かい、歪みにケジメを付けるべく、投降を進言。ヘイガーの裏切りやファイナの殺人も暴き、2人を無力化する。イクミに殺されることも承知の覚悟を決めた姿に改心した祐希に助けられながらも、昴治はイクミとの命懸けの話し合いをやめずにいたが、救助に転じたゲシュペンストの乗組員達と共にユイリィやルクスンが現れ、こずえに止められた事もあってイクミは戦意を喪失。独裁政権は終止符が打たれ、その時に見せた覚悟は現場に居合わせた人間達に大きな影響を与えた(尾瀬イクミ政権)。
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リヴァイアス事件の終結後、イクミに撃たれた右肩は後遺症により、肩から上に上がらなくなり、少なくとも半年以上は通院生活を送っていた。その間、あおいと正式に付き合い始め、祐希との仲もケンカしない程度には改善している。
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リヴァイアスの再乗艦については、当初は大人たちが許せず、依頼に来た矩継真琴を殴り飛ばす程、激しい怒りを見せたが、他人事ではないことに気づいたことから、自分で考えた末に再乗艦を決意。艦長のルクスンと副艦長のユイリィから、新たな航海の最初の進路を頼まれ、リヴァイアス事件において、最後の受け入れ先になるはずだったチタニアにしてもらう。
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なお、再乗艦直後に再会したイクミを許しながらも、彼の独裁政権は未だに許していないのか、そのことを蒸し返している。先の矩継への制裁もあって、成長しながらも昴治は単なる聖人君子ではないことも描かれたといえる。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==

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