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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
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| 所属 = ピースクラフト→科学特捜隊→[[ガイアセイバーズ]]→SRXチーム
 
| 所属 = ピースクラフト→科学特捜隊→[[ガイアセイバーズ]]→SRXチーム
 
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| 性別 = [[性別::男]]
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| 身長 = [[身長::190 cm]]
 
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*[[地球連邦軍 (OG)|地球連邦軍]]極東支部[[PTXチーム]]→[[SRXチーム]]⇒[[ゼ・バルマリィ帝国]]([[エアロゲイター]])
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| 階級 =  
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'''イングラム・プリスケン'''は『[[スーパーヒーロー作戦]]』の[[主人公]]。
 
'''イングラム・プリスケン'''は『[[スーパーヒーロー作戦]]』の[[主人公]]。
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彼にまつわる推測や謎の多くは、彼がSHOの主人公と「同一の存在、あるいは同一の人格を持った存在」なのか、「何の関係もない並行世界の別人なのか」がはっきりしていない部分に起因するものが多い。少なくともSHO-αシリーズにおいては同一人物であることが確定しているのだが、以後の彼がどうなったかが不明の上、OGSではその世界のバルシェムに何者かが憑依しており、さらにαシリーズのキャラクターであるクォヴレーとの邂逅もなされているため、ますますこの辺りが不明瞭になってきている。しかし、諸々の描写や示唆を鑑みるに、SHO-α-OGの繋がりにおいて、「イングラム・プリスケン」という存在が同一のものであることはほぼ疑いないだろう。
 
彼にまつわる推測や謎の多くは、彼がSHOの主人公と「同一の存在、あるいは同一の人格を持った存在」なのか、「何の関係もない並行世界の別人なのか」がはっきりしていない部分に起因するものが多い。少なくともSHO-αシリーズにおいては同一人物であることが確定しているのだが、以後の彼がどうなったかが不明の上、OGSではその世界のバルシェムに何者かが憑依しており、さらにαシリーズのキャラクターであるクォヴレーとの邂逅もなされているため、ますますこの辺りが不明瞭になってきている。しかし、諸々の描写や示唆を鑑みるに、SHO-α-OGの繋がりにおいて、「イングラム・プリスケン」という存在が同一のものであることはほぼ疑いないだろう。
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なお、かなり背が高く、2m近くある。
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なお、かなり背が高く、190cmある。
    
=== [[スーパーヒーロー作戦]](SHO)での設定 ===
 
=== [[スーパーヒーロー作戦]](SHO)での設定 ===
男主人公。民間人の多い市街地で戦闘を行う敵に怒りを露わにするなど、後のα・OGシリーズで受ける印象とは全く異なる正義感の強い性格で描かれている。
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男主人公。民間人の多い市街地で戦闘を行う敵に怒りを露わにするなど、後のα・OGシリーズで受ける印象とは全く異なる正義感の強い性格で描かれている。  
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反TDFレジスタンス組織・ピースクラフトの工作員であり、[[デビルガンダム|アルティメットガンダム]]を追う。追っていくうちにガイアセイバーズと協力して様々な敵組織の野望を打ち砕くが、後にユーゼスの[[クローン]]であることが判明する(単純にクローンなら顔や髪色が元のユーゼス準拠になるはずで、整形でもクローンのクローンが元のユーゼス準拠になるはずなので、ザラブ星人が瀕死のユーゼスを助けた措置により仮面姿のユーゼスは元とは違う遺伝子の身体になってしまったのかもしれない)。
 
反TDFレジスタンス組織・ピースクラフトの工作員であり、[[デビルガンダム|アルティメットガンダム]]を追う。追っていくうちにガイアセイバーズと協力して様々な敵組織の野望を打ち砕くが、後にユーゼスの[[クローン]]であることが判明する(単純にクローンなら顔や髪色が元のユーゼス準拠になるはずで、整形でもクローンのクローンが元のユーゼス準拠になるはずなので、ザラブ星人が瀕死のユーゼスを助けた措置により仮面姿のユーゼスは元とは違う遺伝子の身体になってしまったのかもしれない)。
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イングラムが生み出されたそもそもの目的は、ユーゼスの目的である「デビルガンダムを利用し、過去の世界でウルトラマンの力を手に入れる」により、ユーゼスの身代わりとしてデビルガンダムの生体ユニットとなるためであった。
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イングラムが生み出されたそもそもの目的は、ユーゼスの目的である「デビルガンダムを利用し、過去の世界でウルトラマンの力を手に入れること」を成すために、ユーゼスの身代わりとしてデビルガンダムの生体ユニットとするためであった。そのためにユーゼスはイングラムを造り出す際、己の全人格と記憶、そして命令を打ち込んだナノマシン型の簡易式クロスゲート・パラダイム・システムを彼の脳に投入していた。しかし、誕生したイングラムはユーゼスのものではない独自の人格を持っており、本来機能するはずのナノマシンは停止し、記憶を失っていた。
そのためにユーゼスはイングラムを造り出す際、己の全人格と記憶、そして命令を打ち込んだナノマシン型の簡易式クロスゲート・パラダイム・システムを彼の脳に投入していた。しかし、誕生したイングラムはユーゼスのものではない独自の人格を持っており、本来機能するはずのナノマシンは停止、記憶を失っていた。
      
その後、ネオバディムから[[トーラス]]を奪って逃走するが、その際の戦闘で撃墜され、瀕死の重傷を負い宇宙を漂っていたところをピースクラフトに救出される。
 
その後、ネオバディムから[[トーラス]]を奪って逃走するが、その際の戦闘で撃墜され、瀕死の重傷を負い宇宙を漂っていたところをピースクラフトに救出される。
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ユーゼスがデビルガンダムを取り戻し、デビルガンダム内のクロスゲート・パラダイム・システムの封印が解けた際、イングラムの脳内のクロスゲート・パラダイム・システムが活動を再開、頭痛に倒れ、ユーゼスの記憶を全て取り戻す。
 
ユーゼスがデビルガンダムを取り戻し、デビルガンダム内のクロスゲート・パラダイム・システムの封印が解けた際、イングラムの脳内のクロスゲート・パラダイム・システムが活動を再開、頭痛に倒れ、ユーゼスの記憶を全て取り戻す。
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最終決戦で、ユーゼスは計画の狂いでもう一人の己ではなく、イングラムという個人として生じた彼を利用し、自身と現世を繋ぐ[[因果律]]たる怪人や怪獣、そしてガイアセイバーズを始末することを決断。操られそうになったイングラムだが、リュウセイや仲間達の声で自我を取り戻し、対峙する。ユーゼスはその場において、本体であるユーゼスがダメージを受ければ、それはそのままイングラムにも跳ね返ることを告げるが、イングラムにとっては記憶を取り戻した時点で知っていることであるため、自分の消滅も覚悟の上で戦いに臨んだ。最後にはSRXチームと力を合わせ、ユーゼスが変化した「超神ゼスト」へとトドメを刺す。そしてユーゼスの全ての記憶を持つイングラムは、仲間にこの世界がユーゼスが作った虚構の世界であることを明かした。そして、ユーゼスが死に、CPSが消滅したことでユーゼスの虚構の世界は崩壊。イングラムもまた消滅したかに見えたが、リュウセイ達の属していた世界に飛ばされ、彼らの教官、SRX計画のメインメンバーとしてパートナー共々姿を現していた。αシリーズの世界だと思われるが、αではこの時点でユーゼスの枷を受けていたため、関係は不透明(こちらでは元の人格らしき描写がある)。
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最終決戦で、ユーゼスは計画の狂いでもう一人の己ではなく、イングラムという個人として生じた彼を利用し、自身と現世を繋ぐ[[因果律]]たる怪人や怪獣、そしてガイアセイバーズを始末することを決断。操られそうになったイングラムだが、リュウセイや仲間達の声で自我を取り戻し、対峙する。ユーゼスはその場において、本体であるユーゼスがダメージを受ければ、それはそのままイングラムにも跳ね返ることを告げるが、イングラムにとっては記憶を取り戻した時点で知っていることであるため、自分の消滅も覚悟の上で戦いに臨んだ。最後にはSRXチームと力を合わせ、ユーゼスが変化した「ゼスト」へとトドメを刺す。そしてユーゼスの全ての記憶を持つイングラムは、仲間にこの世界がユーゼスが作った虚構の世界であることを明かした。そして、ユーゼスが死に、CPSが消滅したことでユーゼスの虚構の世界は崩壊。イングラムもまた消滅したかに見えたが、リュウセイ達の属していた世界に飛ばされ、彼らの教官、SRX計画のメインメンバーとしてパートナー共々姿を現していた。αシリーズの世界だと思われるが、αではこの時点でユーゼスの枷を受けていたため、関係は不透明(こちらでは元の人格らしき描写がある)。
   −
ちなみに、この当時は後のスパロボとは全く声が違う(α味方版が一番この当時に近く、OGシリーズでは声が重くなっており別人の様になっている)。
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ちなみに、この当時は後のスパロボとは声が全く違う(α味方版が一番この当時に近く、OGシリーズでは声が重くなっており別人の様になっている)。
    
=== [[αシリーズ]]での設定 ===
 
=== [[αシリーズ]]での設定 ===
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地球へと送り込まれた彼は、ユーゼスから[[サイコドライバー]]能力者の誘拐とその能力を開花させるための命令プログラムを打ち込まれる。しかし、その中で彼はユーゼスに与えられたもの、そして本来のものともまた違う人格を作り出して、再び出会えたリュウセイやアヤの念動力を引き出し、次元を行き来する……[[XNディメンション]]を実現する機体の開発に協力した。
 
地球へと送り込まれた彼は、ユーゼスから[[サイコドライバー]]能力者の誘拐とその能力を開花させるための命令プログラムを打ち込まれる。しかし、その中で彼はユーゼスに与えられたもの、そして本来のものともまた違う人格を作り出して、再び出会えたリュウセイやアヤの念動力を引き出し、次元を行き来する……[[XNディメンション]]を実現する機体の開発に協力した。
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[[ロンド・ベル]]に対して敵対行動を取り、ユーゼスの下に戻った後は、自分の専用機である[[アストラナガン]]を開発。敵とも味方ともとれない行動で自らの真意を隠しつつ、SRXチームの成長を促し、力をつけさせる。
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[[ロンド・ベル]]に対して敵対行動を取り、ユーゼスの下に戻った後は、自分の専用機である[[アストラナガン]]を開発。敵とも味方ともとれない行動で自らの真意を隠しつつ、SRXチームの成長を促し、力をつけさせる。同時に[[ヴィレッタ・バディム]]や[[シュウ・シラカワ]]と協力してユーゼスを追い落とす計画を立て、一人でユーゼスに立ち向かうも、ユーゼスの意識から逃れられずに操られてしまい、SRXチームと再び相まみえることになった。しかし、最終決戦においてリュウセイらの説得を受け、本来の自分――即ちガイアセイバーズ時代の意識を取り戻し、結果的にユーゼスと相討ちとなって消息を絶った。
同時に[[ヴィレッタ・バディム]]や[[シュウ・シラカワ]]と協力してユーゼスを追い落とす計画を立て、一人でユーゼスに立ち向かうも、ユーゼスの意識から逃れられずに操られてしまい、SRXチームと再び相まみえることになった。
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しかし、最終決戦においてリュウセイらの説得を受け、本来の自分――即ちガイアセイバーズ時代の意識を取り戻し、結果的にユーゼスと相撃ちとなって消息を絶った。
      
==== α外伝~第2次α ====
 
==== α外伝~第2次α ====
 
姿を消した彼は、自身の本来の敵である[[宇宙]]を乱す存在「霊帝[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]」を知り、これに立ち向かう。
 
姿を消した彼は、自身の本来の敵である[[宇宙]]を乱す存在「霊帝[[ケイサル・エフェス (人物)|ケイサル・エフェス]]」を知り、これに立ち向かう。
しかし、無限力の反存在たる霊帝に単機で勝てるはずもなく敗北。乗機である[[アストラナガン]]は原型をとどめないほど破壊(回収した[[メイガス]]の台詞による。[[ズフィルード・クリスタル]]も機能せず)され、イングラム自身も肉体を失い魂だけの存在となった。
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この時点で肉体は負の無限力に取り込まれ、α世界においてイングラムの復帰は絶望的となった。この辺りの背景については断片的にしか明らかにされてない。
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しかし、無限力の反存在たる霊帝に然しものアストラナガンとイングラムでも敵わず敗北。乗機である[[アストラナガン]]は原型をとどめないほどに破壊(回収した[[メイガス]]の台詞による。[[ズフィルード・クリスタル]]も機能せず)され、イングラム自身も肉体を失い魂だけの存在となった。この時点で肉体は負の無限力に取り込まれ、α世界においてイングラムの復帰は絶望的となった。この辺りの背景については断片的にしか明らかにされてない。
    
大破したアストラナガンの一部(恐らくT-LINKシステム部分)に残った彼の魂は、[[ロンド・ベル]]の仲間達に霊帝の脅威を知らせるため、そして[[イージス計画]]に参加するため、新西暦の時代へと帰還しようとするが、霊帝に破壊され五体満足でないアストラナガンが正常に機能するはずもなく、システムは誤作動を起こし、イージス計画が失敗して荒廃した地球が誕生した未来に漂着してしまった。
 
大破したアストラナガンの一部(恐らくT-LINKシステム部分)に残った彼の魂は、[[ロンド・ベル]]の仲間達に霊帝の脅威を知らせるため、そして[[イージス計画]]に参加するため、新西暦の時代へと帰還しようとするが、霊帝に破壊され五体満足でないアストラナガンが正常に機能するはずもなく、システムは誤作動を起こし、イージス計画が失敗して荒廃した地球が誕生した未来に漂着してしまった。
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元々、機体本体に深刻なダメージを受けていた(下半身と右半身は霊帝の攻撃により完全に失われている状態)ために、漂着後はまともに操作する事すら適わず、なすすべなく[[アンセスター]]に機体毎回収され、[[アウルゲルミル]]のブラックボックスとして利用されてしまう。
 
元々、機体本体に深刻なダメージを受けていた(下半身と右半身は霊帝の攻撃により完全に失われている状態)ために、漂着後はまともに操作する事すら適わず、なすすべなく[[アンセスター]]に機体毎回収され、[[アウルゲルミル]]のブラックボックスとして利用されてしまう。
   −
機体に残されたイングラムの魂は、この間アンセスターにアストラナガンの制御を奪われていたが、新西暦にいるロンド・ベルを呼び出すべく、アンセスターに悟られないよう、修復されたシステムの一部を利用して何らかの方法で(恐らくはクロスゲートを利用して)この未来世界へと呼び寄せた。
+
機体に残されたイングラムの魂は、この間アンセスターにアストラナガンの制御を奪われていたが、新西暦にいるロンド・ベルを呼び出すべく、アンセスターに悟られないよう、修復されたシステムの一部を利用して何らかの方法で(恐らくはクロスゲートを利用して)この未来世界へと呼び寄せた。ロンド・ベルが未来世界へ来る事になったのは[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の駆る[[ネオ・グランゾン]]との戦闘で発生した爆発が原因だが、それは切っ掛けに過ぎなかった。なお、αではイングラム・シュウ・[[ヴィレッタ・バディム|ヴィレッタ]]らは打倒ユーゼスの共通の目的で動いていた。
ロンド・ベルが未来世界へ来る事になったのは[[シュウ・シラカワ|シュウ]]の駆る[[ネオ・グランゾン]]との戦闘で発生した爆発が原因だが、それは切っ掛けに過ぎなかった。なお、αではイングラム・シュウ・[[ヴィレッタ・バディム|ヴィレッタ]]らは打倒ユーゼスの共通の目的で動いていた。
      
==== 第3次α ====
 
==== 第3次α ====
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その最中、地球に[[クロスゲート]]が出現。イングラムはこれを利用し、再度新西暦の世界への帰還を試みる。
 
その最中、地球に[[クロスゲート]]が出現。イングラムはこれを利用し、再度新西暦の世界への帰還を試みる。
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そして、目論見通り新西暦の世界へと帰還した彼は、その場に居合わせた[[クォヴレー・ゴードン|アイン・バルシェム]]と彼の乗機[[ヴァルク・ベン]]に遭遇する。
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そして、目論見通り新西暦の世界へと帰還した彼は、その場に居合わせた[[クォヴレー・ゴードン|アイン・バルシェム]]と彼の乗機[[ヴァルク・ベン]]に遭遇する。イングラムの魂はアインの意識を取り込み、その肉体に乗り移ろうと謀った。しかし、機体融合時のショックでアインは記憶を失い、それに流される形でイングラムの魂も断片のみが深層意識に沈み、自身は[[ザ・パワー]]に取り込まれるというアクシデントが発生。直後の戦いでアインは[[ブライト・ノア]]の呼びかけによって自己を規定し、「[[クォヴレー・ゴードン]]」という存在となる。
イングラムの魂はアインの意識を取り込み、その肉体に乗り移ろうと謀った。しかし、機体融合時のショックでアインは記憶を失い、それに流される形でイングラムの魂も断片のみが深層意識に沈み、自身は[[ザ・パワー]]に取り込まれるというアクシデントが発生。直後の戦いでアインは[[ブライト・ノア]]の呼びかけによって自己を規定し、「[[クォヴレー・ゴードン]]」という存在となる。
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その後はクォヴレーの心の底で事態を傍観するしかなかったイングラムだったが、彼の危機に際して力を貸し、共に宿敵[[ケイサル・エフェス]]に立ち向かうことになる。
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その後はクォヴレーの心の底で事態を傍観するしかなかったイングラムだったが、彼の危機に際して力を貸し、共に宿敵[[ケイサル・エフェス]]に立ち向かうことになる。閉鎖空間でクォヴレーが生死を彷徨った際には、その心に語りかけることで自身の使命とその重さ、そして怒りと悲しみを伝えた。そして己が本来の役目「因果律の番人」の使命を託し、クォヴレーの中で解け合って、その心の最果てへと消えた。
閉鎖空間でクォヴレーが生死を彷徨った際には、その心に語りかけることで自身の使命とその重さ、そして怒りと悲しみを伝えた。そして己が本来の役目「因果律の番人」の使命を託し、クォヴレーの中で解け合って、その心の最果てへと消えた。
   
ザ・パワーから生を全うした者たちの魂が現れた時にはイングラムの魂も現れ、リュウセイ達SRXチームに詫びを入れ、リュウセイやクォヴレーに後を託した。
 
ザ・パワーから生を全うした者たちの魂が現れた時にはイングラムの魂も現れ、リュウセイ達SRXチームに詫びを入れ、リュウセイやクォヴレーに後を託した。
    
ケイサル・エフェスがこの宇宙から消滅したことにより、イングラムの魂は再び「[[因果律]]の番人」としての使命を全うすることになる。もう一人の己に別れを告げ、遥かな旅路に舞い戻ったイングラムだが……。
 
ケイサル・エフェスがこの宇宙から消滅したことにより、イングラムの魂は再び「[[因果律]]の番人」としての使命を全うすることになる。もう一人の己に別れを告げ、遥かな旅路に舞い戻ったイングラムだが……。
   −
なお、ユーゼスに回収された際、どういうわけかCPSとクロスゲートの情報を彼に伝えている。この時点でのイングラムにはそんなことをする理由がほぼないため、意図は不明。
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なお、ユーゼスに回収された際、どういうわけかCPSとクロスゲートの情報を彼に伝えている。この時点でのイングラムにはそんなことをする理由がほぼないため、意図は不明。また、勘違いされがちだがイングラムはα世界の人間ではなく、'''ユーゼスによって作られた「虚構の世界」の人間'''である。そのため現時点では、似たような境遇のギリアムと異なり、帰るべき「元の世界」がすでに存在していない。彼が「すべての世界においてかりそめの旅人に過ぎない」というのは、本来いるべき世界がすでにないという暗喩でもある。
 
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また、勘違いされがちだがイングラムはα世界の人間ではなく、'''ユーゼスによって作られた「虚構の世界」の人間'''である。そのため現時点では、似たような境遇のギリアムと異なり、帰るべき「元の世界」がすでに存在していない。
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彼が「すべての世界においてかりそめの旅人に過ぎない」というのは、本来いるべき世界がすでにないという暗喩でもある。
      
ちなみに、このシリーズではSHOと同一人物であるため、よく考えると年齢は高く見積もっても20代前半である。
 
ちなみに、このシリーズではSHOと同一人物であるため、よく考えると年齢は高く見積もっても20代前半である。
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『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]』では、「鋼の戦神」におけるクォヴレーとの対話が互いの乗機による交戦のイメージで行われ、融合ではなく完全な分離に至り、その意識がDWのアウレフ・バルシェムに憑依している(銀河大戦の終結を待たずしてOG世界に転移している)。その後はOGとほぼ同じ経過を辿るが、後にネビーイームの創造者であるユーゼスの人格を移植した制御システムに精神を乗っ取られて「最後の審判者」を名乗り、ユーゼスのような仮面を付けた状態でセプタギンに乗り込むなど最終的にはゲーム版とかなり異なる展開を辿る(どちらかというとSH作戦本来の境遇に近い)。
 
『[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]』では、「鋼の戦神」におけるクォヴレーとの対話が互いの乗機による交戦のイメージで行われ、融合ではなく完全な分離に至り、その意識がDWのアウレフ・バルシェムに憑依している(銀河大戦の終結を待たずしてOG世界に転移している)。その後はOGとほぼ同じ経過を辿るが、後にネビーイームの創造者であるユーゼスの人格を移植した制御システムに精神を乗っ取られて「最後の審判者」を名乗り、ユーゼスのような仮面を付けた状態でセプタギンに乗り込むなど最終的にはゲーム版とかなり異なる展開を辿る(どちらかというとSH作戦本来の境遇に近い)。
   −
その後、再度現れたクォヴレーの働きかけによって自我を確立し、己の使命を取り戻したイングラムはズフィルード・クリスタルを操作してアストラナガンを呼び出し、満身創痍のSRXを[[セプタギン]]から救出。直後、[[DiSRX]]がセプタギンを撃破したことで自身も枷から解き放たれることとなる。DVDに収録された26話では精神世界でクォヴレーと対面した後何処へともなく姿を消したが、宇宙を二つの光が別れて消えていくという、クォヴレーと同じく平行世界へ旅立っていったとも取れる描写であり、今後の扱いが気になる所である。なお、DVDに収録された26話予告では、ギャグとは言え「'''実はまだ生きている'''」と言っている。
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その後、再度現れたクォヴレーの働きかけによって自我を確立し、己の使命を取り戻したイングラムはズフィルード・クリスタルを操作してアストラナガンを呼び出し、満身創痍のSRXを[[セプタギン]]から救出。直後、[[DiSRX]]がセプタギンを撃破したことで自身も枷から解き放たれることとなる。DVDに収録された26話では精神世界でクォヴレーと対面した後何処へともなく姿を消したが、宇宙で二つの光が別れて消えていくという、クォヴレーと同じく平行世界へ旅立っていったとも取れる描写であり、今後の扱いが気になる所である。なお、DVDに収録された26話予告では、ギャグとはいえ「'''実はまだ生きている'''」と言っている。
    
冷徹な印象が強いOGシリーズの彼だが、クスハの栄養ドリンクで倒れたり、ヴィレッタに対抗してラーダのアサナに挑戦して身体を傷めたりなど、ヴィレッタに通じる天然ボケ的な一面もあった(ちなみに意外と体が硬い)。
 
冷徹な印象が強いOGシリーズの彼だが、クスハの栄養ドリンクで倒れたり、ヴィレッタに対抗してラーダのアサナに挑戦して身体を傷めたりなど、ヴィレッタに通じる天然ボケ的な一面もあった(ちなみに意外と体が硬い)。
   −
スパロボではどのシリーズにおいても真意に即した行動はとれず、死に際、あるいは最後の最後の局面で自我を取り戻すことが多い、自分の意思で行動できるのは死んでいる時だけ、というオリジナルキャラでも屈指の苦労人である。
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スパロボではどのシリーズにおいても真意に即した行動はとれず、死に際、あるいは最後の局面で自我を取り戻すことが多い、自分の意思で行動できるのは死んでいる時だけ、というオリジナルキャラでも屈指の苦労人である。
    
=== 総論 ===
 
=== 総論 ===
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
;[[スーパーロボット大戦α]]
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;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α}}
:αシリーズのプロフィールは上記参照。能力的には高水準で各特殊技能、精神も優秀。何故か念動力の成長が遅いが、裏切る事が確定しているので使う必要は無い。また、条件を満たせば最終話で自軍に復帰。搭乗機の[[アストラナガン]]と併せて非常に強力だが、イングラムの[[2回行動]]可能レベルが結構高めに設定されている為、2回行動が出来ない。ちなみにパロディ漫画「さいこどらいばあず」にも出演しており、この作品は現在に至るまで唯一死亡していない作品でもある。
+
:初登場作品。αシリーズのプロフィールは上記参照。能力的には高水準で各特殊技能、精神も優秀。何故か念動力の成長が遅いが、裏切る事が確定しているので使う必要は無い。敵対時はステータスが更に上昇し、[[アストラナガン]]の性能と相まって非常に強い。また、条件を満たせば最終話で自軍に復帰。能力が敵時のままなので非常に強力だが、イングラムの[[2回行動]]可能レベルが70とギリギリ届いていない為(高熟練度ルートでは69、通常ルートでは68)、2回行動が出来ない。ちなみにパロディ漫画「さいこどらいばあず」にも出演しており、この作品は現在に至るまで唯一死亡していない作品でもある。
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
+
:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦α for Dreamcast}}
 
;:新規EDルートでは最終話手前のシナリオで復帰。最終話前半マップで出撃させると[[破嵐万丈|万丈]]との特殊会話が発生する。何故か仲間にしてもエピローグではリュウセイ達に倒された扱いになっている。詳細は明らかではないが閉鎖空間に残った主人公と恋人を地球に帰還させたのはイングラムのようである。
 
;:新規EDルートでは最終話手前のシナリオで復帰。最終話前半マップで出撃させると[[破嵐万丈|万丈]]との特殊会話が発生する。何故か仲間にしてもエピローグではリュウセイ達に倒された扱いになっている。詳細は明らかではないが閉鎖空間に残った主人公と恋人を地球に帰還させたのはイングラムのようである。
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
 
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
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;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
 
:イングラムのものと思われる没データが存在するが、撃墜時の汎用台詞が設定されていない。BGMはACE ATTACKER。
 
:イングラムのものと思われる没データが存在するが、撃墜時の汎用台詞が設定されていない。BGMはACE ATTACKER。
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
+
;{{参戦作品 (人物)|第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ}}
:[[クォヴレー・ゴードン]]編における最重要人物。全主人公通じて[[ザ・パワー]]の力により幽体として復活。この時の彼は以前と同じバルマー時代のパイロットスーツを着ている。また、用語に名前が存在。ちなみに気づかれにくいが、SHO以降、何気に最初から最後まで本来の人格(=ガイアセイバーズ時代の人格)のまま登場する唯一の作品。内部データには没パイロットデータ(顔グラのみで能力値は未設定。戦闘ボイスは没キャラ共通の暴走初号機の咆哮)と未使用の顔グラが数種類存在しており、この内幾つか(怒りの表情等)は後のOGsにて再利用されている。本来ならば彼も何らかの形で参戦を果たしていたと思われる。
+
:[[クォヴレー・ゴードン]]編における最重要人物。全主人公通じて[[ザ・パワー]]の力により幽体として復活。この時の彼は以前と同じバルマー時代のパイロットスーツを着ている。また、用語に名前が存在。ちなみに気づかれにくいが、『SHO』以降、最初から最後まで本来の人格(=ガイアセイバーズ時代の人格)のまま登場する唯一の作品。内部データには没パイロットデータ(顔グラのみで能力値は未設定。戦闘ボイスは没キャラ共通の暴走初号機の咆哮)と未使用の顔グラが数種類存在しており、この内幾つか(怒りの表情等)は後の『OGs』にて再利用されている。本来ならば彼も何らかの形で参戦を果たしていたと思われる。
;スーパーロボット大戦α さいこどらいばあず
+
;スーパーロボット大戦α さいこどらいばあず
:主役の一人。「コミックブロス」で連載されていたこいでたく氏作の漫画で、クスハと大きくかかわるギャグ調のストーリーであり、スパイなのに目立ちたがり、マイペースで本音が読めない変人、さらには敵のボス格と温泉に入っていたりするという、ファンが唖然とするようなおかしなキャラクターとして登場。おまけにシリアス顔が長く続かないという、いわゆる「残念なイケメン」になってしまっている。その反動なのかこの作品、現状唯一イングラムが死亡しない。
+
:主役の一人。『コミックブロス』で連載されていたこいでたく氏作の漫画で、クスハと大きく関わるギャグ調のストーリーであり、スパイなのに目立ちたがり、マイペースで本音が読めない変人、さらには敵のボス格と温泉に入っているという、ファンが唖然とするようなおかしなキャラクターとして登場。おまけにシリアス顔が長く続かないという、いわゆる「残念なイケメン」になってしまっている。その反動なのかこの作品、現状唯一イングラムが死亡しない。
   −
=== [[OGシリーズ|ORIGINAL GENERATIONシリーズ]] ===
+
=== 単独作品 ===
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
 +
:2019年3月のイベント「鋼の魂」より登場。[[R-GUNパワード]]のパイロット。
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦DD}}
 +
:2020年12月開催の第5回制圧戦「打てよ、鋼の拳」のボスキャラクター。R-GUNに搭乗。
 +
:2021年7月のイベント「イングラムの回顧録」ではプレイアブルキャラとして参戦し、今回は特別仕様として味方時でもR-GUNの演出内で[[R-GUNリヴァーレ]]を持ち出してくる。
 +
:敵対時と味方時では別々に図鑑に登録される。なお、担当声優の古澤氏は制圧戦とイベントの間の2021年4月に芸名を改名しているが、図鑑のクレジットは両方とも旧芸名のままとなっている。
 +
 
 +
=== [[OGシリーズ]] ===
 +
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION}}
 
:リュウセイ編では序盤から加入し、キョウスケ編では中盤以降加入するが、どちらも30話で裏切り離脱。裏切り時の[[R-GUN]]は撃墜しないと持ち逃げされる上、リュウセイ編では[[ゲシュペンストMk-II]]・Sのフラグが立たない。またリュウセイ編では彼の離脱前のレベルが32、撃墜数が20以上あると[[ヒュッケバイン]]008Lが入手可能なので、29話までに[[修理装置]]や[[補給装置]]でレベルを上げておくこと。メイン搭乗機は[[ビルトシュバイン]]だが、[[裏切りイベント]]では[[R-GUN]]に搭乗。後に召喚した[[R-GUNリヴァーレ]]で立ちはだかる。
 
:リュウセイ編では序盤から加入し、キョウスケ編では中盤以降加入するが、どちらも30話で裏切り離脱。裏切り時の[[R-GUN]]は撃墜しないと持ち逃げされる上、リュウセイ編では[[ゲシュペンストMk-II]]・Sのフラグが立たない。またリュウセイ編では彼の離脱前のレベルが32、撃墜数が20以上あると[[ヒュッケバイン]]008Lが入手可能なので、29話までに[[修理装置]]や[[補給装置]]でレベルを上げておくこと。メイン搭乗機は[[ビルトシュバイン]]だが、[[裏切りイベント]]では[[R-GUN]]に搭乗。後に召喚した[[R-GUNリヴァーレ]]で立ちはだかる。
;[[スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATIONS]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS}}
 
:OG1シナリオのオープニングで、ユーゼスらしき人物に洗脳され、後半ではクォヴレーらしき人物に自我の覚醒を促されるシーンが追加。その他は、基本的にはGBA版と同じだが、「枷」に関する設定が一部変わっている。
 
:OG1シナリオのオープニングで、ユーゼスらしき人物に洗脳され、後半ではクォヴレーらしき人物に自我の覚醒を促されるシーンが追加。その他は、基本的にはGBA版と同じだが、「枷」に関する設定が一部変わっている。
;[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OG外伝}}
 
:直接は出てこないが、フリーバトルモードとカードゲームで登場する。
 
:直接は出てこないが、フリーバトルモードとカードゲームで登場する。
 +
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 +
:死亡しているため登場しないが、終盤のボスから彼のことが語られるほか、イング関連でSRXチームが彼のやり方を思い返す場面が多くみられる。また、真ラスボスの攻撃演出に愛機・アストラナガンが登場している。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ]]
 
:アニメ作品なので説明は上記参照。ただし、R-GUNリヴァーレ撃破後は、イングラムの身体は[[セプタギン]]に囚われているというアニメオリジナルの描写があった。ズフィルード・クリスタルの元ネタはDG細胞なので、これは元々デビルガンダムのコアとして作られたという「SHO」の設定の再現なのだろう。しかし、αに繋がるこの設定が引っ張られたということは、OGの彼はやはり……。
 
:アニメ作品なので説明は上記参照。ただし、R-GUNリヴァーレ撃破後は、イングラムの身体は[[セプタギン]]に囚われているというアニメオリジナルの描写があった。ズフィルード・クリスタルの元ネタはDG細胞なので、これは元々デビルガンダムのコアとして作られたという「SHO」の設定の再現なのだろう。しかし、αに繋がるこの設定が引っ張られたということは、OGの彼はやはり……。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ Record of ATX]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ディバイン・ウォーズ Record of ATX]]
 
:アニメとは違い、セプタギンには乗らない。また、リヴァーレの崩壊とともにその肉体も崩壊しており消滅後にR-GUNからHTBキャノンの制御等のデータを送っている。
 
:アニメとは違い、セプタギンには乗らない。また、リヴァーレの崩壊とともにその肉体も崩壊しており消滅後にR-GUNからHTBキャノンの制御等のデータを送っている。
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
  −
:死亡しているため登場しないが、終盤のボスから彼のことが語られるほか、イング関連でSRXチームが彼のやり方を思い返す場面が多くみられる。また、真ラスボスの攻撃演出に愛機・アストラナガンが登場している。
      
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
 
;[[スーパーヒーロー作戦]]
 
;[[スーパーヒーロー作戦]]
:初登場作品。主人公として登場。αシリーズの前日談的扱いであり、イングラムやリョウト、レオナ達はこの時点でαへの登場が決定していた。
+
:初出作品。主人公として登場。αシリーズの前日譚的扱いであり、イングラムやリョウト、レオナ達はこの時点でαへの登場が決定していた。
   −
== パイロットステータスの傾向 ==
+
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
αでは全能力が非常に高く、戦闘向け精神を豊富に習得し、特殊技能も充実しているので文句なしのエースパイロット。だが、彼自身の境遇と乗機[[アストラナガン]]の複雑な設定のせいで、今現在のシリーズまで彼が自軍に参加する作品はSHOを除いて必ず離脱してしまう(つまりスパロボでは最後まで使える作品がない)ので真の意味ではまだ自軍に加入していない。そのため、活躍させる意味は殆ど無く折角の高い能力値を活かす機会が全く無い。今後のシリーズで何時か再登場してくれればいいが。
 
αでは全能力が非常に高く、戦闘向け精神を豊富に習得し、特殊技能も充実しているので文句なしのエースパイロット。だが、彼自身の境遇と乗機[[アストラナガン]]の複雑な設定のせいで、今現在のシリーズまで彼が自軍に参加する作品はSHOを除いて必ず離脱してしまう(つまりスパロボでは最後まで使える作品がない)ので真の意味ではまだ自軍に加入していない。そのため、活躍させる意味は殆ど無く折角の高い能力値を活かす機会が全く無い。今後のシリーズで何時か再登場してくれればいいが。
    
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[スーパーロボット大戦α|α]][[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC版α]]、[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]
+
;[[スーパーロボット大戦α|α]][[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]]
 
:'''[[必中]]、[[ひらめき]]、[[てかげん]]、[[熱血]]、[[魂]]、[[覚醒]]'''
 
:'''[[必中]]、[[ひらめき]]、[[てかげん]]、[[熱血]]、[[魂]]、[[覚醒]]'''
 
:どの精神も有用な物ばかりだが、[[集中]]がないため少し不安。とは言ってもイングラムの能力値が高いので余り気にならず、命中面・回避面も必中・ひらめきを所持しているので心配無用。攻撃面も魂・覚醒を所持しているので頼もしい。ユーゼスに強烈な一撃をお見舞いしてやろう。
 
:どの精神も有用な物ばかりだが、[[集中]]がないため少し不安。とは言ってもイングラムの能力値が高いので余り気にならず、命中面・回避面も必中・ひらめきを所持しているので心配無用。攻撃面も魂・覚醒を所持しているので頼もしい。ユーゼスに強烈な一撃をお見舞いしてやろう。
;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS|OGS]]
+
;[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]
 +
:'''[[奇襲]]、[[神速]]、[[直撃]]'''
 +
:;パイロットパーツ装備時
 +
::'''[[直感]]、[[激闘]]、[[再動]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]
 +
:'''[[必中]]、[[ひらめき]]、[[直撃]]、[[熱血]]、[[激闘]]、[[刮目]]'''
 +
;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS|OGs]]
 
:'''[[直感]]、[[偵察]]、[[てかげん]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[直撃]]'''
 
:'''[[直感]]、[[偵察]]、[[てかげん]]、[[加速]]、[[熱血]]、[[直撃]]'''
 
:必中・ひらめきが直感に統合されたが、魂と覚醒を失い、あろうことか殆どの精神が2軍向けパイロットの代表的精神である偵察・加速・直撃に変更されてしまい弱体化した。そして、相変わらず集中がないため扱い難い。
 
:必中・ひらめきが直感に統合されたが、魂と覚醒を失い、あろうことか殆どの精神が2軍向けパイロットの代表的精神である偵察・加速・直撃に変更されてしまい弱体化した。そして、相変わらず集中がないため扱い難い。
      
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
 
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
;[[念動力]]L9 [[シールド防御]]L9 [[切り払い]]L9 [[カウンター]]L4 [[インファイト]]L3 [[ガンファイト]]L3 [[指揮官]]L3 [[底力]]L7 [[リベンジ]]
+
;[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]])
:αでは念動力・シールド防御・切り払いがL9まで上昇する数少ないパイロット。だが、離脱を前提としているためか、技能Lの上昇が遅めに設定されているので最終話で再加入した時にしか力を発揮できないだろう。2回行動Lも少し高め。敵になるとアストラナガンの能力とイングラムの強さに苦しめられるが条件を満たせば終盤に復帰してくれる。彼の強さを堪能しよう。乗機の関係でシールド防御が死に技能になっているのは内緒。<br />DC版では敵対時の能力が強化され、2回行動Lも70に引き下げられているので更に手強くなったが、自軍に再加入しても敵対時のステータスが引き継がれるのでより頼もしい存在に。新規エンディングルートならば待望の2回行動が可能だ。<br />α外伝ではなんと没データが存在し、ゲーム中では唯一各技能が全てL9まで到達する貴重なパイロット。<br />OGシリーズでは残念ながら強さの要だった念動力・切り払いを習得しなくなり、中途半端な技能しか覚えずしかも殆ど成長しない。基礎能力が高い事がせめてもの救いか。一応、隠し機体の入手条件に絡んでくるのである程度は成長させる必要がある。底力・リベンジは敵時専用技能だが、味方側も養成で習得できる。
+
:'''[[念動力]]L9 [[シールド防御]]L9、 [[切り払い]]L9'''
 +
:αでは念動力・シールド防御・切り払いがL9まで上昇する数少ないパイロット。だが、離脱を前提としているためか、技能Lvの上昇が遅めに設定されているので最終話で再加入した時にしか力を発揮できないだろう。念動力のカンストレベルは75なので最終話での加入時にも残念ながら届いていない。[[2回行動]]Lvも70と少し高め。ちなみに離脱前は必要Lvは79と更に高い。敵になるとアストラナガンの能力とイングラムの強さに苦しめられるが条件を満たせば終盤に復帰してくれる。彼の強さを堪能しよう。乗機の関係でシールド防御が死に技能になっているのは内緒。<br />DC版では敵対時の能力が強化されているので更に手強くなったが、自軍に再加入しても敵対時のステータスが引き継がれるのでより頼もしい存在に。新規エンディングルートでも残念ながら2回行動レベルには届いていないが、イングラムでユーゼスを倒せば70以上になるため、待望の2回行動ができる。
 +
:『α外伝』ではなんと没データが存在し、ゲーム中では唯一各技能が全てL9まで到達する貴重なパイロット。
 +
;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS|OGs]]
 +
:;味方時
 +
::'''[[カウンター]]L4、[[インファイト]]L3、[[ガンファイト]]L3、[[指揮官]]L3'''
 +
::OGシリーズでは残念ながら強さの要だった念動力・切り払いを習得しなくなり、中途半端な技能しか覚えずしかも殆ど成長しない。基礎能力が高い事がせめてもの救いか。一応、隠し機体の入手条件に絡んでくるのである程度は成長させる必要がある。
 +
:;敵対時
 +
::'''[[底力]]L7、[[カウンター]]L6、[[ガンファイト]]L3、[[指揮官]]L4、[[リベンジ]]'''
 +
::インファイトが無くなった代わりに底力とリベンジが追加。カウンターと指揮官のレベルも上がっている。ガンファイトのレベルが半端なままであるが、本作でも敵になると能力が大きく上昇するため、これでも十分に手強い。
 +
;[[スーパーロボット大戦DD|DD]]
 +
:'''TIME DIVER'''
 +
:攻撃力が増加する。気力130以上のとき、ステージ中一度だけ「[[魂]]」(レベルが上がると「[[狙撃]]」が追加される)がかかる。
 +
:'''[[SRXチーム]][[指揮官]]'''
 +
:照準値が増加する。攻撃を命中させたときの気力上昇量が増加する(LV10で追加される)。
 +
:'''[+]好敵手'''
 +
:攻撃力・照準値が増加する。気力上限が増加する。
    
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS|OGS]]
+
;[[スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS|OGs]]
 
:'''クリティカル発生率+20%、SP+10'''
 
:'''クリティカル発生率+20%、SP+10'''
 
:クリティカルによりダメージが底上げされ、最大SPが増えるので精神を少し使い易くなる有用なボーナスだが、彼に愛着が無い限りこのボーナスを習得することはまず無いだろう。ちなみにヴィレッタも同じボーナスを持つ。
 
:クリティカルによりダメージが底上げされ、最大SPが増えるので精神を少し使い易くなる有用なボーナスだが、彼に愛着が無い限りこのボーナスを習得することはまず無いだろう。ちなみにヴィレッタも同じボーナスを持つ。
201行目: 241行目:  
;「虚空からの使者」
 
;「虚空からの使者」
 
:敵に回った後のデフォルトテーマ。クォヴレーには、アレンジBGMの『THE GUN OF DIS』が用意されている。
 
:敵に回った後のデフォルトテーマ。クォヴレーには、アレンジBGMの『THE GUN OF DIS』が用意されている。
;「ACE ATTACKER ver.α2」
+
;「ACE ATTACKER」
:第2次αの没データではこれ。本作で没になったイングラムの大切な仲間達SRXチームのBGMは全てこれが設定されている。
+
:第2次αで没になったイングラムの大切な仲間達SRXチームのBGMは全てこれが設定されている。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
232行目: 272行目:  
:特脳研の人物。念動力に強い関心を持っていたイングラムは、周囲の疑問を押し切ってSRX計画の開発スタッフに招き入れる。
 
:特脳研の人物。念動力に強い関心を持っていたイングラムは、周囲の疑問を押し切ってSRX計画の開発スタッフに招き入れる。
 
;[[クスハ・ミズハ]]
 
;[[クスハ・ミズハ]]
:スーパーヒーロー作戦では選択肢次第で恋人になる。OGシリーズではさらった彼女に暗示をかけて操り、リュウセイ達にぶつける。特製ドリンクをのまされてふらついたこともある。αでは主人公選択によっては彼女の能力に目をつけることになる。また「さいこどらいばあず」では彼女に接触すべく東城学園の非常勤講師として潜入している。
+
:スーパーヒーロー作戦では選択肢次第で恋人になる。OGシリーズではさらった彼女に暗示をかけて操り、リュウセイ達にぶつける。特製ドリンクを飲まされてふらついたこともある。αでは主人公選択によっては彼女の能力に目をつけることになる。また「さいこどらいばあず」では彼女に接触すべく東城学園の非常勤講師として潜入している。
 
;[[レオナ・ガーシュタイン]]
 
;[[レオナ・ガーシュタイン]]
 
:スーパーヒーロー作戦では選択肢次第で恋人になる。『DW』ではトロイエ隊時代の彼女の上司である[[ユーリア・ハインケル]]にトドメをさしており、これは『RoA』でも同様である。
 
:スーパーヒーロー作戦では選択肢次第で恋人になる。『DW』ではトロイエ隊時代の彼女の上司である[[ユーリア・ハインケル]]にトドメをさしており、これは『RoA』でも同様である。
252行目: 292行目:  
:バルシェム3号体にして、クォヴレーを除けばもっともイングラムに近い存在。オリジネイターであるイングラムの影に怯え続け、その存在に成り代わろうとしていたが、最期はイングラムの使命を受け継いだクォヴレーに討たれた。
 
:バルシェム3号体にして、クォヴレーを除けばもっともイングラムに近い存在。オリジネイターであるイングラムの影に怯え続け、その存在に成り代わろうとしていたが、最期はイングラムの使命を受け継いだクォヴレーに討たれた。
 
;[[アーマラ・バートン]]
 
;[[アーマラ・バートン]]
:OG世界における代役の一人。ユーゼスの造り出したバルシェムであり、ちょうど「α」「α外伝」におけるイングラムの立ち位置を一度に再現している。
+
:OG世界における代役の一人。ユーゼスの造り出したバルシェムであり、ちょうど『α』『α外伝』におけるイングラムの立ち位置を一度に再現している。
 
;[[イーグレット・イング]]
 
;[[イーグレット・イング]]
:OG世界における代役の一人。ユーゼスの造り出した人造マシヤフであり、こちらは「SHO」におけるイングラムと第3次αでのクォヴレーの立ち位置を再現している。
+
:OG世界における代役の一人。ユーゼスの造り出した人造マシヤフであり、こちらは『SHO』におけるイングラムと『第3次α』でのクォヴレーの立ち位置を再現している。
    
== 版権作品との人間関係 ==
 
== 版権作品との人間関係 ==
 
=== スーパーヒーロー作戦 ===
 
=== スーパーヒーロー作戦 ===
;一条寺 烈 / 宇宙刑事ギャバン
+
;一条寺 烈 / 宇宙刑事[[ギャバン]]
 
:ガイアセイバーズの一員。ユーゼス及びイングラムとの関係が深い人物。
 
:ガイアセイバーズの一員。ユーゼス及びイングラムとの関係が深い人物。
 
;ハヤタ / ウルトラマン
 
;ハヤタ / ウルトラマン
287行目: 327行目:  
=== 戦闘台詞 ===
 
=== 戦闘台詞 ===
 
;「デッド・エンド・シュート!」
 
;「デッド・エンド・シュート!」
:αシリーズを初出とするメタルジェノサイダーなどの使用時の決め台詞。意味を考えてはいけない。ちなみにこのフレーズは、彼に深く関係するキャラクターに受け継がれており(事実、そうでないキャラクターは全く使わない)、ユーザー間ではこの台詞を受け継ぐものを総称して「デッドエンド一族」なるスラングが存在する<ref>[[ガルムレイド・ブレイズ|「デッドエンド」の入った武器名]]を叫ぶ[[アクア・ケントルム|アクア]]を一族に含めるかは解釈の別れる所。</ref>。ちなみに斬撃武器の場合「スラッシュ」となる。OGでイングラムやヴィレッタをグルンガストに乗せるか、シシオウブレードで攻撃させると出る。<br/>ちなみに、この系統の台詞を使ったのは、現状イングラム以外ではヴィレッタ、クォヴレー、キャリコ、スペクトラ、アーマラ。この内ヴィレッタ、クォヴレー、アーマラにはバリエーションとして「マキシマム・シュート!」という決め台詞が存在する。
+
:αシリーズを初出とするメタルジェノサイダーなどの使用時の決め台詞。意味を考えてはいけない。なおこのフレーズは、彼に深く関係するキャラクターに受け継がれており(事実、そうでないキャラクターは全く使わない)、ユーザー間ではこの台詞を受け継ぐものを総称して「デッドエンド一族」なるスラングが存在する<ref>該当するのは現状全てバルシェムである。</ref>。ちなみに斬撃武器の場合「スラッシュ」となる。OGでイングラムやヴィレッタをグルンガストに乗せるか、シシオウブレードで攻撃させると出る。
 +
:なお「'''マキシマム・シュート!'''」というバリエーションもあるが、実は'''デッドエンド一族がこちらの台詞を使わなかった場合最終的に死ぬ'''というジンクスが存在する。
 
;「時を遡り…お前は無に帰するのだ…!」
 
;「時を遡り…お前は無に帰するのだ…!」
:αシリーズを初出とするインフィニティ・シリンダー使用時の台詞。なお、[[第3次α]]の没データで、アイン・ソフ・オウル使用時にも言う。
+
:αシリーズを初出とするインフィニティ・シリンダー使用時の台詞。なお、『[[第3次α]]』の没データで、アイン・ソフ・オウル使用時にも言う。
 
;「フフフ…メタルジェノサイダー…デッド・エンド・シュート!」
 
;「フフフ…メタルジェノサイダー…デッド・エンド・シュート!」
 
:OGシリーズ敵対時のR-GUN搭乗時。イングラムの台詞ではもっとも有名なうちのひとつで、ネット上では「フフフ…」の台詞がよくネタにされている。
 
:OGシリーズ敵対時のR-GUN搭乗時。イングラムの台詞ではもっとも有名なうちのひとつで、ネット上では「フフフ…」の台詞がよくネタにされている。
 
:[[シュウ・シラカワ|シュウ]]も時折似たような笑い方をするが、あちらはほぼ同じ発音ながらも「ククク…」と表記されている。
 
:[[シュウ・シラカワ|シュウ]]も時折似たような笑い方をするが、あちらはほぼ同じ発音ながらも「ククク…」と表記されている。
 +
:2022年10月、イングラム関係でよくネタにされているが何故なのか?と寺田氏がTwitterで呟きそのツイートに多くのイングラムファンがリプライを送り<ref>[https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1580909664229027841 寺田貴信の2022年10月15日のツイート]Twitter</ref>、'''「フフフ…そんな所でネタにされていたからか、フフフ…公には認められないがな、フフフ…」'''とユーモアたっぷりで公式側に認知される事となった。
 
;「…こ、これで…俺は………」
 
;「…こ、これで…俺は………」
 
:OGシリーズで敵対後に撃墜された際の台詞。常に冷静さと余裕さを崩さないイングラムだが、撃墜時だけは何処か思い詰めたような表情で、寂しげにこの言葉を発する。
 
:OGシリーズで敵対後に撃墜された際の台詞。常に冷静さと余裕さを崩さないイングラムだが、撃墜時だけは何処か思い詰めたような表情で、寂しげにこの言葉を発する。
302行目: 344行目:  
:力尽きたユーゼスに対しての返答。正義のヒーローらしい答えだが、スパロボでのイングラムを考えると、かなり皮肉な内容である。
 
:力尽きたユーゼスに対しての返答。正義のヒーローらしい答えだが、スパロボでのイングラムを考えると、かなり皮肉な内容である。
 
;「ユーゼスが創り出した虚構の世界は抹消され……君達は記憶を失い、元の世界に帰る……」<br />「俺達の行動は無意味ではない……それぞれの世界に、必ず何らかの結果を生み出しているはず……」
 
;「ユーゼスが創り出した虚構の世界は抹消され……君達は記憶を失い、元の世界に帰る……」<br />「俺達の行動は無意味ではない……それぞれの世界に、必ず何らかの結果を生み出しているはず……」
:世界崩壊後の仲間たちの行く末を示して。そして、リュウセイ達のいる「α」においての「何らかの結果」とは……。この台詞はαでも意外な形で登場する。
+
:世界崩壊後の仲間たちの行く末を示して。そして、リュウセイ達のいる『α』においての「何らかの結果」とは……。この台詞はαでも意外な形で登場する。
 
;「それは、わからない……存在そのものが抹消されるか……それとも……別の人格を持ち、別の存在となるか……」<br />「だが……俺は……お前たちのことを……俺を仲間として認め、共に戦ってくれたお前たちのことを……忘れはしない」
 
;「それは、わからない……存在そのものが抹消されるか……それとも……別の人格を持ち、別の存在となるか……」<br />「だが……俺は……お前たちのことを……俺を仲間として認め、共に戦ってくれたお前たちのことを……忘れはしない」
:別れ際の台詞。確かに、αで自我を取り戻したイングラムは、リュウセイ達のことを忘れてはいなかった。
+
:別れ際の台詞。確かに、『α』で自我を取り戻したイングラムは、リュウセイ達のことを忘れてはいなかった。
 
;「……みんな、ありがとう……また……どこかで会える事を祈っている……」<br />「さらばだ!! ガイアセイバーズ……俺のかけがえのない仲間達……」
 
;「……みんな、ありがとう……また……どこかで会える事を祈っている……」<br />「さらばだ!! ガイアセイバーズ……俺のかけがえのない仲間達……」
:SHO最後の台詞。崩壊する虚構の世界の中、仲間達との再会を願い、イングラムの物語はここに一つの幕を閉じる。だが、後に果たされた再会は哀しき結末に……。第3次αでのクォヴレーのEDでの台詞はこれが元ネタ。なお、それぞれのその後を描いたシーンでは[[DVE]]で再現されている。
+
:『SHO』最後の台詞。崩壊する虚構の世界の中、仲間達との再会を願い、イングラムの物語はここに一つの幕を閉じる。だが、後に果たされた再会は哀しき結末に……。『第3次α』でのクォヴレーのEDでの台詞はこれが元ネタ。なお、それぞれのその後を描いたシーンでは[[DVE]]で再現されている。
    
=== αシリーズ ===
 
=== αシリーズ ===
343行目: 385行目:  
==== 第3次α ====
 
==== 第3次α ====
 
;「世界は幾重にも重なり、その均衡が崩れることは、全ての世界……全ての宇宙の崩壊を意味する」<br />「ゆえに宇宙は、それを歪めるものの存在を許しはしない」<br />「繰り返される死と再生……そして、それにまつろわぬ霊たち……」<br />「正と負の無限力のぶつかり合いは宇宙を歪め、ついには世界の崩壊を呼ぼうとしている」<br />「アストラナガンはその狭間に立つ因果律の番人……」
 
;「世界は幾重にも重なり、その均衡が崩れることは、全ての世界……全ての宇宙の崩壊を意味する」<br />「ゆえに宇宙は、それを歪めるものの存在を許しはしない」<br />「繰り返される死と再生……そして、それにまつろわぬ霊たち……」<br />「正と負の無限力のぶつかり合いは宇宙を歪め、ついには世界の崩壊を呼ぼうとしている」<br />「アストラナガンはその狭間に立つ因果律の番人……」
:第3次α「鋼の戦神」にて、クォヴレーの精神と対話して。スパロボ世界の基本である「並行世界」の成り立ちとアポカリュプシスについて語る他、アストラナガンの開発目的についても僅かに言及している。
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:「鋼の戦神」にて、クォヴレーの精神と対話して。スパロボ世界の基本である「並行世界」の成り立ちとアポカリュプシスについて語る他、アストラナガンの開発目的についても僅かに言及している。
 
;「そうだ。俺は全ての世界に存在し、全ての世界においてかりそめの旅人に過ぎん……」<br />「だが、俺の肉体は負の無限力に呑まれ、その魂のみがこの世界に逃げ込んだ」<br />「違うな。俺がお前を取り込んだのではない。お前が俺を取り込んだのだ」<br />「……俺は失われた肉体の代わりとして、虚ろな器であるお前を選んだ。だが、予想外の事態によりお前は記憶を失い、俺の魂はお前の精神の底に沈むこととなった」<br />「そして、お前は数々の経験を経て、自我を自ら確立し始めた。それは徐々に俺の魂を蝕み、俺の存在はもうすぐ消えようとしている……」
 
;「そうだ。俺は全ての世界に存在し、全ての世界においてかりそめの旅人に過ぎん……」<br />「だが、俺の肉体は負の無限力に呑まれ、その魂のみがこの世界に逃げ込んだ」<br />「違うな。俺がお前を取り込んだのではない。お前が俺を取り込んだのだ」<br />「……俺は失われた肉体の代わりとして、虚ろな器であるお前を選んだ。だが、予想外の事態によりお前は記憶を失い、俺の魂はお前の精神の底に沈むこととなった」<br />「そして、お前は数々の経験を経て、自我を自ら確立し始めた。それは徐々に俺の魂を蝕み、俺の存在はもうすぐ消えようとしている……」
 
:自身の存在について。少々わかりづらいが、スーパーヒーロー作戦のエンディングを見ると理解できる。イングラムは既に存在しない「虚構の世界」の人間であり、それを構成していた世界の全てに「ガイアセイバーズの記憶」と言う形で痕跡を残している。しかしそのどれも、イングラムの属すべき世界ではない。後にクォヴレーが同様の存在となっている。後半の台詞は肉体を失った理由とその後の行動だが、ここからするとケイサル・エフェスとは別世界で戦っていた様子。
 
:自身の存在について。少々わかりづらいが、スーパーヒーロー作戦のエンディングを見ると理解できる。イングラムは既に存在しない「虚構の世界」の人間であり、それを構成していた世界の全てに「ガイアセイバーズの記憶」と言う形で痕跡を残している。しかしそのどれも、イングラムの属すべき世界ではない。後にクォヴレーが同様の存在となっている。後半の台詞は肉体を失った理由とその後の行動だが、ここからするとケイサル・エフェスとは別世界で戦っていた様子。
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:『[[スーパーヒーロー作戦]]』エンディング後からαエンディング後までの行動の概略。虚構の世界を脱出して後は並行世界を巡り、歪む因果律を追ってα世界でケイサル・エフェスを発見したものの、宇宙を漂流している所をユーゼスに回収され、利用され、戦役後にあらためて霊帝に挑んで敗れた……というもの。なおユーゼスも「奴の意」に気付いて従っていたのであり、イングラムを利用して「因果律の支配を目論んだ」とのこと。
 
:『[[スーパーヒーロー作戦]]』エンディング後からαエンディング後までの行動の概略。虚構の世界を脱出して後は並行世界を巡り、歪む因果律を追ってα世界でケイサル・エフェスを発見したものの、宇宙を漂流している所をユーゼスに回収され、利用され、戦役後にあらためて霊帝に挑んで敗れた……というもの。なおユーゼスも「奴の意」に気付いて従っていたのであり、イングラムを利用して「因果律の支配を目論んだ」とのこと。
 
;「頼むぞ、SRXチーム。俺の大切な仲間達よ…」<br />「俺に代わり、奴を…ケイサル・エフェスを討て」
 
;「頼むぞ、SRXチーム。俺の大切な仲間達よ…」<br />「俺に代わり、奴を…ケイサル・エフェスを討て」
:[[第3次α]]最終話でSRXチームに事の真相を明かし、指揮官としての最後の指令を下す。
+
:最終話でSRXチームに事の真相を明かし、指揮官としての最後の指令を下す。
 
;「それでいい。お前は俺ではない」<br />「クォヴレー……俺の全てはお前に託された。もう会う事はないだろう」
 
;「それでいい。お前は俺ではない」<br />「クォヴレー……俺の全てはお前に託された。もう会う事はないだろう」
 
:クォヴレーとの対話。しかし、後にまったく意外な形で再び邂逅することとなる……。
 
:クォヴレーとの対話。しかし、後にまったく意外な形で再び邂逅することとなる……。
 
;「お前たちにも迷惑をかけた……ただ一言、それを詫びたかった」<br />「負けるなよ、二人とも。お前達に与えられた力は運命を切り開くためのものだ」
 
;「お前たちにも迷惑をかけた……ただ一言、それを詫びたかった」<br />「負けるなよ、二人とも。お前達に与えられた力は運命を切り開くためのものだ」
:第3次αクスハルートではこの台詞。バルマー戦役でクスハ達を巻き込んでしまったことを、魂のみとなってなお悔やんでいたことがわかる。
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:クスハルートではこの台詞。バルマー戦役でクスハ達を巻き込んでしまったことを、魂のみとなってなお悔やんでいたことがわかる。
    
=== OGシリーズ ===
 
=== OGシリーズ ===
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;(訓練を受けていない王女でも戦闘が可能…ならば…)<br/>(ゲイム・システムの正体は無人機の制御装置だな)<br/>(だが、人間の脳を借りなければならないのなら……)<br/>(T-LINKシステムと同じく…マン・マシーン・インターフェイスとしては未完成か)※GBA版<br/>(今のT-LINKシステムと同じく…マン・マシーン・インターフェイスとしては未完成か)※PS2版
 
;(訓練を受けていない王女でも戦闘が可能…ならば…)<br/>(ゲイム・システムの正体は無人機の制御装置だな)<br/>(だが、人間の脳を借りなければならないのなら……)<br/>(T-LINKシステムと同じく…マン・マシーン・インターフェイスとしては未完成か)※GBA版<br/>(今のT-LINKシステムと同じく…マン・マシーン・インターフェイスとしては未完成か)※PS2版
 
:『OG』第28話「十字軍が消える日」より。シャインの搭乗するヴァルシオン改を見て曰く。
 
:『OG』第28話「十字軍が消える日」より。シャインの搭乗するヴァルシオン改を見て曰く。
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;(どうせ無駄だ。俺たちの手に負える代物では……ない)
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:『OG』キョウスケ編第35話「奪還」より。32話で拉致した[[エクセレン・ブロウニング]]の体の大半が未知の細胞で構成されているという事実を黙っていたことを、アタッドに指摘されて曰く。
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:洗脳された地球人&人造人間ばかりのエアロゲイターとは言え、バルマーの技術を持っていても[[アインスト|古の監察者]]の力は手に余る代物だったらしく、エクセレンが拉致されないリュウセイ編でも「寝た子を起こす必要はない」とスルーを決め込んでいる。
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;「釈明も何も、俺の枷が簡単に外れるような代物ではないことは……お前が最も良く理解しているはずだが?」<br/>「いいか、レビ……ジュデッカの枷からは何者も逃れられない……お前はそれを知っているはずだ……」
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:その場面の直後、アタッドの報告を受けたレビに呼び出された際に。この世界のアウレフ・バルシェムには備わっていないはずの念動力でレビを威圧し、エアロゲイターは全てが操り人形であるという事実を言い含めるように見下す。
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:34話ではギリアムから「策略を好む者はヒントを与えたがるが、イングラムのヒントはあまりにも易し過ぎる」と指摘されていた通り、この時点のイングラムは枷による洗脳と本来の人格が入り混じったどっちつかずの状態にあった。
 
;「何者だ、貴様…!?」<br />「フッ…。とんだイレギュラーが紛れ込んで いたようだな」
 
;「何者だ、貴様…!?」<br />「フッ…。とんだイレギュラーが紛れ込んで いたようだな」
:『OG』キョウスケ編第35話「奪還」より。先輩キャラにしてモチーフの1人であるギリアムと対峙して。散々状況を引っかき回したOGのイングラムだが、ギリアムの正体を暴く事が出来ず、ある意味では彼には完敗したと言える。
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:同ステージの戦闘マップ、先輩キャラにしてモチーフの1人であるギリアムと対峙して。散々状況を引っかき回したOGのイングラムだが、ギリアムの正体を暴く事が出来ず、ある意味では彼には完敗したと言える。
 
;ゼンガー「最後に聞こう、イングラム。貴様は善か? 悪か?」<br/>イングラム「俺を善悪という下らない基準に当てはめるのは…よせ」<br/>イングラム「ただ… 自分に課せられた使命を果たすのみ」<br/><br/>ゼンガー「このゼンガー・ゾンボルト、悪を断つことに容赦はせん!」<br/>イングラム「俺を善悪という基準に当てはめるな…!」
 
;ゼンガー「最後に聞こう、イングラム。貴様は善か? 悪か?」<br/>イングラム「俺を善悪という下らない基準に当てはめるのは…よせ」<br/>イングラム「ただ… 自分に課せられた使命を果たすのみ」<br/><br/>ゼンガー「このゼンガー・ゾンボルト、悪を断つことに容赦はせん!」<br/>イングラム「俺を善悪という基準に当てはめるな…!」
:同上。『悪を断つ剣』[[ゼンガー・ゾンボルト]]と対峙した際に。後者は戦闘前台詞。立場は異なるが奇しくも味方を裏切り、敵として育てようとした点が似ている。
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:同上。『悪を断つ剣』[[ゼンガー・ゾンボルト]]と対峙した際に。後者は戦闘前台詞。立場は異なるが奇しくも味方を裏切り、敵としてその力を鍛えようとした点が似ている。
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;「……まだ……手ぬるい……彼が我々の求める域へ達するには……まだ試練が必要だ」<br/>「あのサンプル達の力は…極限状態となった時、最大限に発揮…されるからな」
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:リュウセイ編第38話「オペレーションSRW」より。枷の支配によって元の人格を完全に押しのけられた結果、譫言のようにつっかえながら話すようになってしまっている。
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;「来たか……俺が選び出した巫女は神のもとへ召された。あとは……最後の仕上げをするのみ。そう……最後のな」
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:リュウセイ編第41話「手にする剣は諸刃なり」における登場時。イングラムにしては珍しく詩的な言い回しで、戦いの佳境を告げる。
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:αシリーズにおけるバルマーと同じ設定だとするならば、ネビーイームが本星、神=ジュデッカが[[ゲベル・ガンエデン|創世神ズフィルード]]、巫女=レビが霊帝あるいはズフィルードの巫女に当てはめられるので、ある意味OGのホワイトスターはバルマーにおけるガンエデンシステムの大雑把な模倣だった可能性も考えられる(何の因果か[[ケイサル・エフェス|システムの裏に存在する]][[セプタギン|最後にして最強の力]]の存在も共通)。
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:バルマーの価値観では「神=ズフィルード」なのだが、それを当てはめれば「神(ズフィルード)=ジュデッカ」となる。[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ|どこかで聞いたような……?]]
 
;「お前が残りさえすれば、俺もまた生き続ける事になる…」<br />「…後は任せるぞ…ヴィレッタ…ヴィレッタ・プリスケン…」
 
;「お前が残りさえすれば、俺もまた生き続ける事になる…」<br />「…後は任せるぞ…ヴィレッタ…ヴィレッタ・プリスケン…」
:『OG』リュウセイ編第41話「手にする剣は両刃なり」orキョウスケ編第40「賭けの代償」に於けるモノローグ。何気に「後は任せる」が出ている。これは『第3次α』でも存在。
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:『OG』リュウセイ編第41話「手にする剣は両刃なり」orキョウスケ編第40「賭けの代償」に於けるモノローグ。
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:よく見ると何気に「後は任せる」が出ている。これは『第3次α』でも存在。
 
;(だが、例え一瞬でも……俺はイングラム・プリスケンという人格を…確立…出来たのだ……)<br />(…それが…何回目なのか…何人目の俺なのかは…わからないが……)<br />(…迎える結末は…全て同じ……らしい………………)
 
;(だが、例え一瞬でも……俺はイングラム・プリスケンという人格を…確立…出来たのだ……)<br />(…それが…何回目なのか…何人目の俺なのかは…わからないが……)<br />(…迎える結末は…全て同じ……らしい………………)
 
:『OG』キョウスケ編第40話「賭けの代償」撃破時の台詞。どの世界においても自らの自我を確立させることを目指し、自我の確立と共に散っていくという過酷な宿命を背負っているとされている(よく考えると、スーパーヒーロー作戦でも死にはしなかったが、似たような道を辿っている)。『OGs』では表情が安らかな物に変更され、台詞も「全て」で終わっている。<br/>実は、後半の台詞がまんまユーゼスに当てはまったりする。
 
:『OG』キョウスケ編第40話「賭けの代償」撃破時の台詞。どの世界においても自らの自我を確立させることを目指し、自我の確立と共に散っていくという過酷な宿命を背負っているとされている(よく考えると、スーパーヒーロー作戦でも死にはしなかったが、似たような道を辿っている)。『OGs』では表情が安らかな物に変更され、台詞も「全て」で終わっている。<br/>実は、後半の台詞がまんまユーゼスに当てはまったりする。
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==== DW ====
 
==== DW ====
 
;「さあ、己の運命を受け入れろ!」 <br />「言ったはず。それが俺達の運命なのだと…!」
 
;「さあ、己の運命を受け入れろ!」 <br />「言ったはず。それが俺達の運命なのだと…!」
:DW第1話より。交戦中のクォヴレーに対して、一つの存在となるのが運命だと語り、「それを受け入れろ」と促す。「アストラナガンを駆り、クォヴレーを知る」ところを見るとαのイングラムのようだが、それにしては、[[第3次α]]で告げた「運命に抗え」とはまるで逆のことを言っている。そして…。
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:『DW』第1話より。交戦中のクォヴレーに対して、一つの存在となるのが運命だと語り、「それを受け入れろ」と促す。「アストラナガンを駆り、クォヴレーを知る」ところを見ると『α』のイングラムのようだが、それにしては、『[[第3次α]]』で告げた「運命に抗え」とはまるで逆のことを言っている。そして…。
;「あくまでもそれを拒むと言うのなら…'''その呪われた機体を、抹消するまで'''!」
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;「あくまでもそれを拒むと言うのなら…その呪われた機体を、抹消するまで!」
:最後の一撃の際の台詞。確かにディス・アストラナガンは負の無限力(に近い力)を操るが、その覚醒を促したのは他ならぬイングラム当人であって、むしろ「あってはならないもの」として、最終決戦でディス・レヴを葬り去ろうとしたのはクォヴレーである。クォヴレーと共に在り、最後はその魂と溶け合って一つとなったイングラムの魂の欠片のほか、最後にクォヴレーと邂逅した本体も居るが、こちらも彼が「クォヴレー・ゴードン」という個人として己を確立したことを「それでいい」と認めていた。<br />最近ではこの場面は、「第3次α44話「鋼の戦神」のインターミッションにおける、クォヴレーとイングラムの融合直前のやり取りを『搭乗機での交戦』というイメージで再現し、かつ『完全に分離した』という結末へ持ち込んだIF展開」という見方が有力。<br />ちなみにこの場面、クォヴレーが登場するということで制作サイドは情報を開示していなかった(サプライズ狙い)のだが、テレビ東京のHPで明かされてしまったという逸話がある。
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:最後の一撃の際の台詞。確かにディス・アストラナガンは負の無限力(に近い力)を操るが、その覚醒を促したのは他ならぬイングラム当人であって、むしろ「あってはならないもの」として、最終決戦でディス・レヴを葬り去ろうとしたのはクォヴレーである。クォヴレーと共に在り、最後はその魂と溶け合って一つとなったイングラムの魂の欠片のほか、最後にクォヴレーと邂逅した本体も居るが、こちらも彼が「クォヴレー・ゴードン」という個人として己を確立したことを「それでいい」と認めていた。
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:最近ではこの場面は、『第3次α』第44話「鋼の戦神」のインターミッションにおける、クォヴレーとイングラムの融合直前のやり取りを『搭乗機での交戦』というイメージで再現し、かつ『完全に分離した』という結末へ持ち込んだIF展開」という見方が有力。
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:ちなみにこの場面、クォヴレーが登場するということで制作サイドは情報を開示していなかった(サプライズ狙い)のだが、テレビ東京のHPで明かされてしまったという逸話がある。
 
;「む……!?」<br />「……悪くは……ないな」
 
;「む……!?」<br />「……悪くは……ないな」
 
:クスハの栄養ドリンクを飲んで。もちろんそんなはずはないが、クスハにはその事を告げなかった。
 
:クスハの栄養ドリンクを飲んで。もちろんそんなはずはないが、クスハにはその事を告げなかった。
390行目: 447行目:  
;「お前達の兵器としての成長に敬意を表し その魂に枷をかける好敵手を用意してやろう」
 
;「お前達の兵器としての成長に敬意を表し その魂に枷をかける好敵手を用意してやろう」
 
:R-GUNをリヴァーレへと変異させた際の台詞。何気にこの時、'''生身で宇宙空間に出ている'''(ヘルメットすら被っていない)。そしてこの場面より度々顔に'''4つ目のシルエット'''が表れる。
 
:R-GUNをリヴァーレへと変異させた際の台詞。何気にこの時、'''生身で宇宙空間に出ている'''(ヘルメットすら被っていない)。そしてこの場面より度々顔に'''4つ目のシルエット'''が表れる。
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;「もう十分だ お前たちは現在のレベルのまま キブツに保管する」
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:その直後のシーン。「キブツ」とは「集団・集合」を意味するヘブライ語で、現実ではイスラエルにおける農業共同体、およびその管理する集団農場の形態の一つで、徹底した自治組織と平等と共有の思想に基づいて管理されている。ここでは地球人を「兵器のサンプル」として管理するという意味での名称であろう。
 
;「ハ!」<br />「それは素質開花の片鱗か? それとも幼さ故の直感か?」
 
;「ハ!」<br />「それは素質開花の片鱗か? それとも幼さ故の直感か?」
 
:リュウセイの「いつからイングラム・プリスケンじゃなくなったんだ?」という問いに対して、イングラムを操る者の人格が表れ始める。
 
:リュウセイの「いつからイングラム・プリスケンじゃなくなったんだ?」という問いに対して、イングラムを操る者の人格が表れ始める。
402行目: 461行目:  
:「さいこどらいばあず」の一幕。FのドラマCDにおける[[声優:神谷明|アキラ・カミヤ教官]]が元ネタ。
 
:「さいこどらいばあず」の一幕。FのドラマCDにおける[[声優:神谷明|アキラ・カミヤ教官]]が元ネタ。
 
;「医務室だけは駄目だ…!」<br />「ぐぅおぉぉ……」
 
;「医務室だけは駄目だ…!」<br />「ぐぅおぉぉ……」
:DWにおける栄養ドリンクを飲んだ後の追加台詞。クスハが立ち去った後、顔色を悪くしているのを一般兵に心配されて。もちろん医務室にクスハ(看護兵)がいるから嫌がっているわけだが、また栄養ドリンクを飲まされるのが嫌なのか、実はクスハを気遣ってやせ我慢していたのをバレるのが嫌なのか、微妙なところである。ちなみにOGSでは何とかこらえ、自室に退散している。
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:DWにおける栄養ドリンクを飲んだ後の追加台詞。クスハが立ち去った後、顔色を悪くしているのを一般兵に心配されて。もちろん医務室にクスハ(看護兵)がいるから嫌がっているわけだが、また栄養ドリンクを飲まされるのが嫌なのか、実はクスハを気遣ってやせ我慢していたのをバレるのが嫌なのか、微妙なところである。ちなみに『OGS』では何とかこらえ、自室に退散している。
 
;「ヴィレッタが? ならば……」<BR/>「む、これ以上は……」
 
;「ヴィレッタが? ならば……」<BR/>「む、これ以上は……」
 
:ラーダからヨガを薦められて断ったところ、「ヴィレッタはこのアサナをこなしましたよ?」と言われて対抗意識を燃やす。ちなみにイングラムは意外と体が固かったらしい。
 
:ラーダからヨガを薦められて断ったところ、「ヴィレッタはこのアサナをこなしましたよ?」と言われて対抗意識を燃やす。ちなみにイングラムは意外と体が固かったらしい。
 
;「実はまだ生きている」<br />「死んでないって」<br />「まだ出番あるって!」
 
;「実はまだ生きている」<br />「死んでないって」<br />「まだ出番あるって!」
 
:DWのDVD版最終話予告にて、イングラムの死を嘆くリュウセイ達に対して。リュウセイ達は気付こうともしない。
 
:DWのDVD版最終話予告にて、イングラムの死を嘆くリュウセイ達に対して。リュウセイ達は気付こうともしない。
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;「…急用を思い出した。客員、模擬戦の時間に遅れるな」
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:『DD』ショートシナリオイベント「イングラムの回顧録」第2話「銃と拳」でクスハが栄養ドリンクを持ってきた時の'''逃走用の言い訳'''。同イベントでは過去に'''飲んで昏倒したことがある'''らしく、やせ我慢できなかったらしい…。ちなみにこの栄養ドリンクは、後におかしくなったリュウセイにイングラムの指示で処方され、リュウセイを元に戻した。
    
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
430行目: 491行目:  
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*彼のキャラクターの原案となったのは、『[[ヒーロー戦記]]』の主人公である[[ギリアム・イェーガー]]とスクウェア社(現スクウェア・エニックス社)のRPGゲーム『ファイナルファンタジーVII』の登場キャラクターの一人「セフィロス」であると寺田プロデューサーによって明言されている。そのためか、イングラム・ギリアム・セフィロスの三者にはいくつかの共通点が見出せる。
 
*彼のキャラクターの原案となったのは、『[[ヒーロー戦記]]』の主人公である[[ギリアム・イェーガー]]とスクウェア社(現スクウェア・エニックス社)のRPGゲーム『ファイナルファンタジーVII』の登場キャラクターの一人「セフィロス」であると寺田プロデューサーによって明言されている。そのためか、イングラム・ギリアム・セフィロスの三者にはいくつかの共通点が見出せる。
 +
**ちなみに、セフィロスの声優は初めて声が収録された『エアガイツ』では[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]役の三木眞一郎氏が、『キングダムハーツ』以降では[[キョウスケ・ナンブ|キョウスケ]]役の森川智之氏が担当している。
 
*名前のイングラムはサブマシンガン(短機関銃)の「イングラム」から取っていると思われる。なお、この「銃器関連のネーミング」は、イングラム以後、彼に深く関連する人物やその機体に共通したテーマとなっている。
 
*名前のイングラムはサブマシンガン(短機関銃)の「イングラム」から取っていると思われる。なお、この「銃器関連のネーミング」は、イングラム以後、彼に深く関連する人物やその機体に共通したテーマとなっている。
 +
*彼を代表する先述の台詞「デッド・エンド・シュート!」だが、当時台本提出の〆切が迫っていたことで、「〆切がもうデッドだ、終わりだ、どうしよう」と言ったことから、その勢いで転じて生まれたことが寺田貴信氏によって後年明かされている<ref>https://twitter.com/TakanobuTerada/status/1471750125941067784</ref>。
 +
*担当声優の古澤徹氏が演じたテレビアニメ『ふしぎ遊戯』の青龍七星士・心宿は、「[[アヤ・コバヤシ|冬馬由美氏]]と[[ヴィレッタ・バディム|田中敦子氏]]が演じた女性と深く関わる美形悪役(ちなみにCDブック版の前任者が[[ライディース・F・ブランシュタイン|置鮎龍太郎]]氏で田中氏の前任者は[[レビ・トーラー|折笠]][[マイ・コバヤシ|愛]]氏)」「[[ユーゼス・ゴッツォ|大友龍三郎氏]](ゲーム版の後任者は乃村健次氏)が演じた部下を支配」「敵が[[マサキ・アンドー|緑川光氏]]と[[シュウ・シラカワ|子安武人氏]]」「番外編では先輩格の主人公たちを敬う新人で悪役のイメージに振り回される」等のイングラムと関連する点が見られる。また、ゲーム版の後任者が[[キャリコ・マクレディ|イングラムのコピー]]を演じた成田剣氏という奇妙な偶然も。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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