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101 バイト追加 、 2018年8月28日 (火) 08:36
肉付けや舵取りをしたのは広井で間違いないけど、大元の大元を誰が作ったのかはこの際ハッキリさせておきたい。
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
本作はレッドカンパニー(後のレッド・エンタテインメント。以下「レッド」で統一)の若手が考案した『桜』と呼ばれていたボードゲームの企画が前身となっており、この時点で大正時代とロボットものという組み合わせは決まっていた。『桜』そのものは世に出る事はなかったが、セガがレッドにキャラクターゲームの製作依頼をした際に白羽の矢が立ち、『サクラ大戦』と名を改めて開発が決まった<ref>毎日コミュニケーションズ『サクラ大戦クロニクル』P316・343-345より。</ref>。
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本作はレッドカンパニー(後のレッド・エンタテインメント。以下「レッド」で統一)の若手数名<ref>後に『サクラ大戦』で設定を担当する金子良馬氏と森田直樹氏、加えて刈部という人物。</ref>が考案した『桜』と呼ばれていたボードゲームの企画が前身となっており、この時点で大正時代とロボットものという組み合わせは決まっていた。『桜』そのものは世に出る事はなかったが、セガがレッドにキャラクターゲームの製作依頼をした際に白羽の矢が立ち、『サクラ大戦』と名を改めて開発が決まった<ref>毎日コミュニケーションズ『サクラ大戦クロニクル』P316・343-345より。</ref>。
    
ジャンルはSRPGと美少女恋愛SLGを融合させた「ドラマチックアドベンチャー」。[[真宮寺さくら]]をはじめとする個性的な女性たちとの恋愛を楽しむ日常パートとターン制SRPGの戦闘パートで構成され、それらを交互に繰り返しながら進行する。対応プラットフォームは[[セガサターン]]より始まり、その後[[パソコン|PC]]や[[ドリームキャスト]]、[[プレイステーション2]]に移植・リメイクされた。
 
ジャンルはSRPGと美少女恋愛SLGを融合させた「ドラマチックアドベンチャー」。[[真宮寺さくら]]をはじめとする個性的な女性たちとの恋愛を楽しむ日常パートとターン制SRPGの戦闘パートで構成され、それらを交互に繰り返しながら進行する。対応プラットフォームは[[セガサターン]]より始まり、その後[[パソコン|PC]]や[[ドリームキャスト]]、[[プレイステーション2]]に移植・リメイクされた。
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**広井氏は本作のプロジェクト発表当時のゲーム雑誌インタビューにおいて、「メカニックのコンセプトは『[[聖戦士ダンバイン|ダンバイン]]』+『[[装甲騎兵ボトムズ|ボトムズ]]』になる」と説明している。この2つが本作のメカニックに与えた影響については、[[霊子甲冑]]の項目を参照。また世界観については、「『はいからさんが通る』と『[[機動警察パトレイバー|パトレイバー]]』に『サンダーバード』の要素を入れた」というコメントをしている<ref>角川書店『サクラ大戦活動写真―サクラムービーロマンチカ』P121より。</ref>。
 
**広井氏は本作のプロジェクト発表当時のゲーム雑誌インタビューにおいて、「メカニックのコンセプトは『[[聖戦士ダンバイン|ダンバイン]]』+『[[装甲騎兵ボトムズ|ボトムズ]]』になる」と説明している。この2つが本作のメカニックに与えた影響については、[[霊子甲冑]]の項目を参照。また世界観については、「『はいからさんが通る』と『[[機動警察パトレイバー|パトレイバー]]』に『サンダーバード』の要素を入れた」というコメントをしている<ref>角川書店『サクラ大戦活動写真―サクラムービーロマンチカ』P121より。</ref>。
 
**他方、コミカライズを担当している政一九氏は広井氏との対談において、「『サクラ大戦』は90年代の作品という要素も混じっているが、基本的には『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『ゴレンジャー』みたいな『[[機動戦士ガンダム|ガンダム]]以前』のものの世界観である」という見解を示している<ref>講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。</ref>。
 
**他方、コミカライズを担当している政一九氏は広井氏との対談において、「『サクラ大戦』は90年代の作品という要素も混じっているが、基本的には『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『ゴレンジャー』みたいな『[[機動戦士ガンダム|ガンダム]]以前』のものの世界観である」という見解を示している<ref>講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。</ref>。
*概要の通り、本作は原作の広井氏が所属していたレッドが企画段階から参加しており、これまでは[[著作者|版権表記]]もSEGAの名前と共にREDと必ず記されてきた。だが、2017年に入ってからこのREDの表記が消滅した(この事実は『X-Ω』でも確認出来る)。セガがレッドから権利を買い取ったのか、レッドが自ら権利を放棄したのかは不明である<ref>本作の設定に関わったレッドの森田直樹氏は2017年に自社ブランドで『俺達の世界わ終っている。』というタイトルのADVを発売した際、[https://goziline.com/archives/19517 「セガに寄りかかっていた十数年だったかなという思いがあり、今後のレッドためにも、今が新作を出すタイミングだと思った」]という趣旨の発言をしている。</ref>。因みにREDの記載が消えて以降も、広井氏自身は上述の男性キャストメインの『歌謡ショウ』の脚本を手掛け、前説として出演もしている。
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*概要の通り、本作は原作の広井氏が所属していたレッドが企画段階から参加しており、これまでは[[著作者|版権表記]]もSEGAの名前と共にREDと必ず記されてきた。だが、2017年に入ってからこのREDの表記が消滅した(この事実は『X-Ω』でも確認出来る)。セガがレッドから権利を買い取ったのか、レッドが自ら権利を放棄したのかは不明である<ref>レッドの森田氏は2017年に自社ブランドで『俺達の世界わ終っている。』というタイトルのADVを発売した際、[https://goziline.com/archives/19517 「セガに寄りかかっていた十数年だったかなという思いがあり、今後のレッドためにも、今が新作を出すタイミングだと思った」]という趣旨の発言をしている。</ref>。因みにREDの記載が消えて以降も、広井氏自身は上述の男性キャストメインの『歌謡ショウ』の脚本を手掛け、前説として出演もしている。
 
**なお、本作の主要スタッフの1人である藤島康介氏はナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)の『テイルズ オブ』シリーズのキャラクターデザインとしても知られており、同作ではその名が版権表記に記されているが、『サクラ大戦』ではあくまで「キャラクター原案」である為か、藤島氏の名前が版権表記に記載された事はこれまで1度もない。
 
**なお、本作の主要スタッフの1人である藤島康介氏はナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)の『テイルズ オブ』シリーズのキャラクターデザインとしても知られており、同作ではその名が版権表記に記されているが、『サクラ大戦』ではあくまで「キャラクター原案」である為か、藤島氏の名前が版権表記に記載された事はこれまで1度もない。
  
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