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『'''サクラ大戦'''』は、セガが発売したゲーム作品。並びにそれを原作とするメディアミックス作品。
『'''サクラ大戦'''』は、セガ(現:セガゲームス。以下、「セガ」で統一。)が発売したゲーム作品。並びにそれを原作とするメディアミックス作品。
== 概要 ==
== 概要 ==
2017年2月22日の生スパロボチャンネルで期間限定での参戦が発表された。原作を担当した広井王子氏が過去にスパロボ参戦に否定的な発言をしたとして、参戦は不可能と長らく言われていた。その発言はソースが残っていないのであくまで憶測の域を出ず、広井氏が同じように原作を担当し本作以前に発表された『[[魔神英雄伝ワタル]]』も後に参戦が実現したため、仮に氏の意向が真実であったとしても、最早参戦の障害にはならないと思われる。
2017年2月22日の生スパロボチャンネルで期間限定での参戦が発表された。原作を担当した広井王子氏が過去にスパロボ参戦に否定的な発言をしたとして、参戦は不可能と長らく言われていた。その発言はソースが残っていないのであくまで憶測の域を出ず、広井氏が同じように原作を担当し本作以前に発表された『[[魔神英雄伝ワタル]]』も後に参戦が実現したため、仮に氏の意向が真実であったとしても、最早参戦の障害にはならないと思われる。
オオチP曰く、セガとの協議で『[[ボーダーブレイク]]』が参戦決定した際、本作の参戦も既に決まっていたのだが「サクラといえば春」という理由で翌年の春まで保留させていたとの事。
『サクラ大戦』のシリーズプロデューサーである寺田'''貴治'''氏<ref>原作の広井氏は本作の総合プロデューサーとしても有名だが、広井氏がレッド・エンタテインメントの会長から顧問になり第一線を退きエグゼクティブプロデューサーだった大場規勝氏がセガを退社した現在では、開発現場でチーフディレクター等を務めていたセガゲームスの寺田氏がプロデューサーに昇格して事実上の責任者として活躍している。</ref>が以前から参戦を希望していたが、寺田貴信プロデューサーは「当時<ref>2002年3月29日発売の『ドリマガ』4月12日増刊号において、『サクラ大戦4』と『[[スーパーロボット大戦IMPACT]]』の発売日が近かった事、両方とも「ロボット」と「大戦」を題材にしたSLGである事、そして寺田貴治氏と寺田貴信氏の名前が1文字違いである事などを理由に、特別企画として両者の対談が実現した。当時とはその対談の時期を指している。</ref>のスパロボでは難しかった」とファミ通Appのインタビューで明かしている。<ref>https://app.famitsu.com/20170308_989310/</ref>。
『サクラ大戦』のシリーズプロデューサーである寺田'''貴治'''氏<ref>原作の広井氏は本作の総合プロデューサーとしても有名だが、広井氏がレッド・エンタテインメントの会長から顧問になり第一線を退きエグゼクティブプロデューサーだった大場規勝氏がセガを退社した現在では、開発現場でチーフディレクター等を務めていたセガの寺田氏がプロデューサーに昇格して事実上の責任者として活躍している。</ref>が以前から参戦を希望していたが、寺田貴信プロデューサーは「当時<ref>2002年3月29日発売の『ドリマガ』4月12日増刊号において、『サクラ大戦4』と『[[スーパーロボット大戦IMPACT]]』の発売日が近かった事、両方とも「ロボット」と「大戦」を題材にしたSLGである事、そして寺田貴治氏と寺田貴信氏の名前が1文字違いである事などを理由に、特別企画として両者の対談が実現した。当時とはその対談の時期を指している。</ref>のスパロボでは難しかった」とファミ通Appのインタビューで明かしている。<ref>https://app.famitsu.com/20170308_989310/</ref>。
== ストーリー ==
== ストーリー ==
**広井氏は本作のプロジェクト発表当時のゲーム雑誌インタビューにおいて、「メカニックのコンセプトは『[[聖戦士ダンバイン|ダンバイン]]』+『[[装甲騎兵ボトムズ|ボトムズ]]』になる」と説明している。この2つが本作のメカニックに与えた影響については、[[霊子甲冑]]の項目を参照。また世界観については、「『はいからさんが通る』と『[[機動警察パトレイバー|パトレイバー]]』に『サンダーバード』の要素を入れた」というコメントをしている<ref>角川書店『サクラ大戦活動写真―サクラムービーロマンチカ』P121より。</ref>。
**広井氏は本作のプロジェクト発表当時のゲーム雑誌インタビューにおいて、「メカニックのコンセプトは『[[聖戦士ダンバイン|ダンバイン]]』+『[[装甲騎兵ボトムズ|ボトムズ]]』になる」と説明している。この2つが本作のメカニックに与えた影響については、[[霊子甲冑]]の項目を参照。また世界観については、「『はいからさんが通る』と『[[機動警察パトレイバー|パトレイバー]]』に『サンダーバード』の要素を入れた」というコメントをしている<ref>角川書店『サクラ大戦活動写真―サクラムービーロマンチカ』P121より。</ref>。
**他方、コミカライズを担当している政一九氏は広井氏との対談において、「『サクラ大戦』は90年代の作品という要素も混じっているが、基本的には『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『ゴレンジャー』みたいな『[[機動戦士ガンダム|ガンダム]]以前』のものの世界観である」という見解を示している<ref>講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。</ref>。
**他方、コミカライズを担当している政一九氏は広井氏との対談において、「『サクラ大戦』は90年代の作品という要素も混じっているが、基本的には『[[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]』や『ゴレンジャー』みたいな『[[機動戦士ガンダム|ガンダム]]以前』のものの世界観である」という見解を示している<ref>講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。</ref>。
*本作は原作の広井氏が所属していたレッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント)が企画段階から参加しており、これまでは[[著作者|版権表記]]もSEGAの名前と共にREDと必ず記されてきた。だが、2017年に入ってからこのREDの表記が消滅した(この事実は『X-Ω』でも確認出来る)。セガゲームスがレッドから権利を買い取ったのか、レッドが自ら権利を放棄したのかは不明である<ref>本作の設定に関わったレッド・エンタテインメントの森田直樹氏は2017年に自社ブランドで『俺達の世界わ終っている。』というタイトルのADVを発売した際、[https://goziline.com/archives/19517 「セガに寄りかかっていた十数年だったかなという思いがあり、今後のレッドためにも、今が新作を出すタイミングだと思った」]という趣旨の発言をしている。</ref>。因みにREDの記載が消えて以降も、広井氏自身は上述の男性キャストメインの『歌謡ショウ』の脚本を手掛け、前説として出演もしている。
*本作は原作の広井氏が所属していたレッドカンパニー(現:レッド・エンタテインメント)が企画段階から参加しており、これまでは[[著作者|版権表記]]もSEGAの名前と共にREDと必ず記されてきた。だが、2017年に入ってからこのREDの表記が消滅した(この事実は『X-Ω』でも確認出来る)。セガがレッドから権利を買い取ったのか、レッドが自ら権利を放棄したのかは不明である<ref>本作の設定に関わったレッド・エンタテインメントの森田直樹氏は2017年に自社ブランドで『俺達の世界わ終っている。』というタイトルのADVを発売した際、[https://goziline.com/archives/19517 「セガに寄りかかっていた十数年だったかなという思いがあり、今後のレッドためにも、今が新作を出すタイミングだと思った」]という趣旨の発言をしている。</ref>。因みにREDの記載が消えて以降も、広井氏自身は上述の男性キャストメインの『歌謡ショウ』の脚本を手掛け、前説として出演もしている。
**なお、本作の主要スタッフの1人である藤島康介氏はナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)の『テイルズ オブ』シリーズのキャラクターデザインとしても知られており、同作ではその名が版権表記に記されているが、『サクラ大戦』ではあくまで「キャラクター原案」である為か、藤島氏の名前が版権表記に記載された事はこれまで1度もない。
**なお、本作の主要スタッフの1人である藤島康介氏はナムコ(現:バンダイナムコエンターテインメント)の『テイルズ オブ』シリーズのキャラクターデザインとしても知られており、同作ではその名が版権表記に記されているが、『サクラ大戦』ではあくまで「キャラクター原案」である為か、藤島氏の名前が版権表記に記載された事はこれまで1度もない。