差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
3,370 バイト追加 、 2018年7月25日 (水) 19:14
『生物・種族としての「SDガンダム」』の段落を追加
90行目: 90行目:     
2007年からの展開にも関わらず、[[コズミック・イラ]]作品のモビルスーツをモチーフにした武将が一人もいない。これは当時の放送契約上の都合によるものとされており、2013年にはコズミック・イラ作品のモビルスーツをモチーフにリデザインされた武将勢が描かれている。
 
2007年からの展開にも関わらず、[[コズミック・イラ]]作品のモビルスーツをモチーフにした武将が一人もいない。これは当時の放送契約上の都合によるものとされており、2013年にはコズミック・イラ作品のモビルスーツをモチーフにリデザインされた武将勢が描かれている。
 +
 +
==生物・種族としての「SDガンダム」==
 +
シリーズ開始当初はコメディ作品だったこともあって、ロボットであるはずのSDガンダムたちが喋ったり身長が人間並だったりするのは「そういうもの」でしかなく、特にこれといった設定は存在しなかった(必要なかった、とも言える)。
 +
 +
このあたりについて明確に設定されたのは『[[SDガンダム外伝]]』が初めてで、同シリーズにおいては「[[モビルスーツ]]族(以下MS族)」という人間とは異なる知的生命体という設定。所謂一般的なファンタジー作品に登場するエルフやドワーフのような「人間と同等の知性を持つ異種族」と同様の存在である、と位置付けられた。また同時期に展開された『SD戦国伝』と併せてSDガンダムたちが飲食を行う光景、親子・兄弟などの血縁関係といった有機生命体であることを示す描写もこの時期からより顕著になっており、SDガンダムは「見た目がガンダムなだけで本質は人間と変わらない」存在となっていった。実際『外伝』の一部作品では'''人間族とMS族の夫婦'''も登場しており、生殖行為が可能であるならば生物学的にも人間との差異がほとんど存在しないことになる。『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』において三璃紗の武将たちが「れっきとした人間」と看做されたのもこうした描写からのものだろう。
 +
 +
また戦国伝シリーズの一作にして、最も過去の時系列の出来事である『SDガンダム ムシャジェネレーション』では生物としてのSDガンダムのルーツが断片的に描かれている。この作品では「生物としてのSDガンダム」は登場せず、[[マウンテンサイクル]]よろしく地中に埋まっていたMSを発掘して改修した「武者MS」という兵器が人間によって運用されている<ref>これら武者MSは描写こそSDだが、リアルガンダム世界に存在したMSそのものであることが匂わされている。……つまり'''SDガンダム世界はリアルガンダム世界の遥か未来([[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]よりもさらに後)である'''可能性がある(この「リアル世界→SD世界」という時系列についてはムシャジェネ以前の作品から既に示唆されてはいた)。</ref>。同作ではコミックボンボンで連載された漫画版と、説明書付属のコミックワールドでは設定や物語がやや異なっているが、最終決戦の結末にて'''「[[∀ガンダム|ターン]][[ターンX|タイプ]]の武者MSが大爆発する」'''という点は共通している。この大爆発によってターンタイプを構成する[[ナノマシン]]が広範囲にばら撒かれ、それが[[DG細胞|MSの自己進化を促して機械から生物へと至らせた]]……と推察されている(公式で明言はされていない)。『UX』では同じく[[ヒトマキナ|ナノマシンによって機械から生物へと進化した存在]]を擁する『[[鉄のラインバレル]]』とのクロスオーバーが行われている。
    
==アニメ作品==
 
==アニメ作品==
3,234

回編集

案内メニュー