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士官学校を主席で卒業後に工作隊に配属され、たった四年で大佐にまで上り詰めた人物。ただし工作部隊の特性上、表舞台には出ない功績が多いため、その後10年以上大佐のままで将官にはなっていないが、実質的には中将クラスの待遇を受けているとされる。任務を通じて得た機密を利用して政界などにも影響力を広げており、ゾラウシャルド大統領とも深い関係を保っている。
 
士官学校を主席で卒業後に工作隊に配属され、たった四年で大佐にまで上り詰めた人物。ただし工作部隊の特性上、表舞台には出ない功績が多いため、その後10年以上大佐のままで将官にはなっていないが、実質的には中将クラスの待遇を受けているとされる。任務を通じて得た機密を利用して政界などにも影響力を広げており、ゾラウシャルド大統領とも深い関係を保っている。
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傲慢かつ冷酷で権力欲が強い性格だが、祖国愛は強く慈善事業や基金の設立に熱心な活動を行っている。ウェンディ曰く「自分の命令に従うものには情け深いけど、敵対するものには容赦しないタイプ」。また、捕虜となっていた[[シモーヌ・キュリアン]]を解放し魔装機神操者を助けるのを黙認するなど、女性に対しては紳士的な一面も持つ。しかし'''人の顔を覚えるのが下手'''という欠点があり、そのために'''[[ひょっとこ仮面]]の正体を一人だけ見抜けない'''など、どこか抜けた一面(ただし作中の描写からすると単なるギャグ描写と言いきれない可能性もある。詳細は余談の項目を参照)も持ち合わせた人物である。
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傲慢かつ冷酷で権力欲が強い性格だが、祖国愛は強く慈善事業や基金の設立に熱心な活動を行っている。ウェンディ曰く「自分の命令に従うものには情け深いけど、敵対するものには容赦しないタイプ」。また、捕虜となっていた[[シモーヌ・キュリアン]]を解放し魔装機神操者を助けるのを黙認するなど、女性に対しては紳士的な一面も持つ。しかし'''人の顔を覚えるのが下手'''という欠点があり、そのために'''[[ひょっとこ仮面]]の正体を一人だけ見抜けない'''など、どこか抜けた一面も持ち合わせた人物である。
    
『魔装機神』第一章では、[[シュウ・シラカワ]]ら[[ヴォルクルス]]信徒と結託し、ラングラン王国を崩壊させることに成功。その際、部隊長を反乱兵に仕立てることで全責任を負わせ自身はシュテドニアスに撤退している。<ref>この時は覆面で素顔を隠していたが、ラセツはあれで'''完璧な変装だったつもりらしい'''。実際、マサキからは第二章での初対面で「どこかで会った事がないか」と指摘されており、魔装機神IIの時点では「ラングラン崩壊時に対峙した覆面の士官=ラセツ」と認識しているので全く正体を隠せていない。</ref>
 
『魔装機神』第一章では、[[シュウ・シラカワ]]ら[[ヴォルクルス]]信徒と結託し、ラングラン王国を崩壊させることに成功。その際、部隊長を反乱兵に仕立てることで全責任を負わせ自身はシュテドニアスに撤退している。<ref>この時は覆面で素顔を隠していたが、ラセツはあれで'''完璧な変装だったつもりらしい'''。実際、マサキからは第二章での初対面で「どこかで会った事がないか」と指摘されており、魔装機神IIの時点では「ラングラン崩壊時に対峙した覆面の士官=ラセツ」と認識しているので全く正体を隠せていない。</ref>
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:エウリードを改造した魔装機。ラセツルート限定で戦闘できるが他のルートではお披露目こそすれど完成せずに終わってしまう。
 
:エウリードを改造した魔装機。ラセツルート限定で戦闘できるが他のルートではお披露目こそすれど完成せずに終わってしまう。
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== 余談 ==
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彼の特徴の1つである「人の顔を覚えるのが苦手」という点について、基本的に作中では「有能そうに見える彼に備わった欠点」程度の描写で済まされているが、その特徴は「相貌失認」と呼ばれる症状とほぼ一致する。これは脳障害による失認の一種で、顔を見た際に目や口といったパーツは認識できるものの、統合的な一つの顔として識別することが出来ず、結果として個人の識別が出来なくなる症状が現れる。この症状が現れても知能や五感、認知機能等に重大な欠陥がなければ、声や顔のパーツ毎の差異などから個人の識別をすること自体は可能であるが、健常者と比べればこの点については極めて苦手になり、結果として日常生活に支障をきたすれっきとした障害である。この点を考えれば決してギャグとして描写するような特徴ではないと思われるが…。
   
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
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