5行目: |
5行目: |
| | 分類 = [[分類::アーム・スレイブ]] | | | 分類 = [[分類::アーム・スレイブ]] |
| | 生産形態 = 試験機 → [[量産機]] | | | 生産形態 = 試験機 → [[量産機]] |
− | | 型式番号 = [[型式番号::Plan-1501]] | + | | 型式番号 = [[型式番号::Plan-1501]],Plan-1502(改良型) |
| | 全高 = 40 m | | | 全高 = 40 m |
| | 重量 = 数千t | | | 重量 = 数千t |
21行目: |
21行目: |
| 本機のラムダ・ドライバは自重を支える為の「Aファンクション」とその他武器や盾等に使用する「Bファンクション」に分かれている。二つのイメージを同時にしなければならないと言う時点で並のオペレーターでは操縦できない事がうかがえる。ラムダ・ドライバが使用不能になると陸の鯨状態になり、上記のとおり自重で崩壊する。A21仕様はそのラムダ・ドライバの冷却ユニットが脚部のスリットにあり、ここを撃たれるとラムダ・ドライバが崩壊してしまう弱点がある。欠点が目立つが、その巨体故の攻撃力と重装甲にラムダ・ドライバを加えた防御力は紛れも無く脅威である。 | | 本機のラムダ・ドライバは自重を支える為の「Aファンクション」とその他武器や盾等に使用する「Bファンクション」に分かれている。二つのイメージを同時にしなければならないと言う時点で並のオペレーターでは操縦できない事がうかがえる。ラムダ・ドライバが使用不能になると陸の鯨状態になり、上記のとおり自重で崩壊する。A21仕様はそのラムダ・ドライバの冷却ユニットが脚部のスリットにあり、ここを撃たれるとラムダ・ドライバが崩壊してしまう弱点がある。欠点が目立つが、その巨体故の攻撃力と重装甲にラムダ・ドライバを加えた防御力は紛れも無く脅威である。 |
| | | |
− | また、製造コストの方も膨大でべヘモス1機の製造コストが巡洋艦2隻の建造費と同等<ref>参考までに、アメリカ海軍のタイコンデロガ級イージス・ミサイル巡洋艦が10億ドルだといわれている。</ref>という。A21に運用された機体は武装面は殆ど搭載されていない試験機であり、本来は重武装を施した仕様。後にアマルガムはこれを'''本来の仕様で量産している'''。作中では明確にされていないが、A21仕様で問題になった冷却ユニットの弱点も廃されていると思われる。また、赤以外のカラーリングのバリエーションが存在する。 | + | また、製造コストの方も膨大でべヘモス1機の製造コストが巡洋艦2隻の建造費と同等<ref>参考までに、現実のアメリカ海軍のタイコンデロガ級イージス・ミサイル巡洋艦が10億ドルだといわれている。作中当時のASの第一線を張っているM6A2は中古で1000万ドル。実に現行ASの200機分ということになる。</ref>という。A21に運用された機体は武装面は殆ど搭載されていない試験機であり、本来は重武装を施した仕様。後にアマルガムはこれを'''本来の仕様で量産し'''、またPlan名がコダール→コダールiなどと同様に更新されている(1501から1502)。作中では"どうせ対策されているだろう"と思われたため試されず明確にもされていないが、A21仕様で問題になった冷却ユニットの弱点も廃されていると思われる。また、赤以外のカラーリングのバリエーションが存在する。 |
| | | |
− | 前述の通りラムダ・ドライバはほとんど主戦闘目的には使えていない。だが、逆に言えばベヘモスは、いくつかの問題を解決さえすればラムダ・ドライバ抜きでも成立しうる可能性を秘めた機体である<ref>事実十数年後を舞台にした「アナザー」では技術革新でラムダ・ドライバ抜きで建造された後継機が登場している</ref>。 | + | 前述の通りラムダ・ドライバはほとんど主戦闘目的には使えていない。だが、逆に言えばベヘモスは、いくつかの問題を解決さえすればラムダ・ドライバ抜きでも成立しうる可能性を秘めた機体である<ref>事実十数年後を舞台にした「アナザー」では技術革新でラムダ・ドライバ抜きで建造された、当機と同様に40メートル級の巨体をもつ機体が登場している。さすがに仕様面で制限はあり、単騎でベヘモスと同じように戦うことはできないが、ある程度の戦果を挙げることに成功している。</ref>。 |
| | | |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
79行目: |
79行目: |
| *本機体の名前の由来は『旧約聖書』に登場する[[陸|陸地]]に生息する巨大な怪物ベヘモス([[ヘブライ語]]で「獣」の意味を持つ。ベヒ(ー)モス、ビヒ(ー)モス、ベヘモ(ッ)トとも言う)から。 | | *本機体の名前の由来は『旧約聖書』に登場する[[陸|陸地]]に生息する巨大な怪物ベヘモス([[ヘブライ語]]で「獣」の意味を持つ。ベヒ(ー)モス、ビヒ(ー)モス、ベヘモ(ッ)トとも言う)から。 |
| **ベヘモスは[[海|海中]]に生息する巨大な怪物レヴィアタン(リヴァイアサン)と対になる存在で、[[天使・悪魔|悪魔]]の一種と見なされる場合がある。 | | **ベヘモスは[[海|海中]]に生息する巨大な怪物レヴィアタン(リヴァイアサン)と対になる存在で、[[天使・悪魔|悪魔]]の一種と見なされる場合がある。 |
− | **なお、ベヘモスのアラビア語読みが「[[バハムート]]」である。ついでに、バハムートの本来の姿は巨大な魚であるが、RPG『ファイナルファンタジーシリーズ』の影響によって今日では[[ドラゴン]]の王としての姿の方で有名になってしまっている。 | + | **なお、ベヘモスのアラビア語読みが「[[バハムート]]」である。ついでに、バハムートの本来の姿は巨大な魚であるが、テーブルトークRPGの『D&D』並びにRPG『ファイナルファンタジーシリーズ』の影響によって今日では[[ドラゴン]]の王としての姿の方で有名になってしまっている。 |
| ***本機体の武装である30mm機関砲『竜の吐息(ドラゴンブレス)』は、おそらくドラゴンの王としてのバハムート(=ベヘモス)に由来するものと思われる。 | | ***本機体の武装である30mm機関砲『竜の吐息(ドラゴンブレス)』は、おそらくドラゴンの王としてのバハムート(=ベヘモス)に由来するものと思われる。 |
| | | |