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== 概要 ==
== 概要 ==
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[[ネオ・アトランティス]]の首領。[[仮面キャラ|仮面]]と黒い頭巾を着け素顔を隠しており、赤いスーツと白いネクタイ・手袋を着用している。部下達に対する指示の合図として、よくフィンガースナップ(手袋をしていても小気味良い音を鳴らせる)を用いる。
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[[ネオ・アトランティス]]の首領。[[仮面キャラ|仮面]]<ref>基本的には無機質な表情だが、口元が動く機能でもあるのか、劇中で度々不気味な笑みを浮かべている。</ref>と黒い頭巾を着け素顔を隠しており、赤いスーツと白いネクタイ・手袋を着用している。部下達に対する指示の合図として、よくフィンガースナップ(手袋をしていても小気味良い音を鳴らせる)を用いる。
古代アトランティス人の遺した科学技術を利用して世界征服を企んでおり、その為に[[ナディア・ラ・アルウォール|ナディア]]の持つブルーウォーターを狙っている。冷淡冷徹かつ尊大な[[性格]]で、自らを「アトランティス人の末裔」や「[[神]]」と称している。
古代アトランティス人の遺した科学技術を利用して世界征服を企んでおり、その為に[[ナディア・ラ・アルウォール|ナディア]]の持つブルーウォーターを狙っている。冷淡冷徹かつ尊大な[[性格]]で、自らを「アトランティス人の末裔」や「[[神]]」と称している。
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終盤、[[ジャン・ロック・ラルティーグ|ジャン]]達の命と引き換えにナディアの身柄を拘束、[[宇宙]]へと上がる。最終決戦では追いかけてきた[[ネモ (ナディア)|ネモ船長]]達と対峙するが、正気を取り戻した[[ネオ・イコン・エピファネス|ネオ皇帝]]によってナディアの洗脳を解かれる。反発するナディアからブルーウォーターを奪うためにジャンを殺害してみせるが、直後に進入してきた[[N-ノーチラス号]]の砲撃を浴びて瀕死の重傷を負う。
終盤、[[ジャン・ロック・ラルティーグ|ジャン]]達の命と引き換えにナディアの身柄を拘束、[[宇宙]]へと上がる。最終決戦では追いかけてきた[[ネモ (ナディア)|ネモ船長]]達と対峙するが、正気を取り戻した[[ネオ・イコン・エピファネス|ネオ皇帝]]によってナディアの洗脳を解かれる。反発するナディアからブルーウォーターを奪うためにジャンを殺害してみせるが、直後に進入してきた[[N-ノーチラス号]]の砲撃を浴びて瀕死の重傷を負う。
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ジャンの蘇生のためにナディアが力を解放したブルーウォーターの光の前にボロボロの状態で現れ、ネモの制止にも耳を貸さず妨害しようと光に触れたが途端にその体は塩と化し、自身が古代アトランティス人の末裔ではない事を知って塩の柱になるという無惨な最期を迎えた。
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ジャンの蘇生の為にナディアが力を解放したブルーウォーターの光の前にボロボロの状態で現れ、ネモの制止にも耳を貸さず妨害しようと光に触れたが途端にその体は塩と化し、自身が古代アトランティス人の末裔ではない事を知って塩の柱になるという無惨な最期を迎えた。
ノベライズ版では、上述のN-ノーチラス号の砲撃で消し飛ばされて死亡している。
ノベライズ版では、上述のN-ノーチラス号の砲撃で消し飛ばされて死亡している。
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:ネオ・アトランティスの皇帝。立場上は目上の存在だが、実はガーゴイルが精神操作と肉体の機械化を施した傀儡である。
:ネオ・アトランティスの皇帝。立場上は目上の存在だが、実はガーゴイルが精神操作と肉体の機械化を施した傀儡である。
;[[ネオアトラン幹部]]、[[ネオアトラン兵]]
;[[ネオアトラン幹部]]、[[ネオアトラン兵]]
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:部下。使い捨ての駒としか考えておらず、ナディアへの尋問のために射殺したり、失敗した者をカルカロドンから落として処刑するなどしている。
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:部下。使い捨ての駒としか考えておらず、ナディアへの尋問の為に射殺したり、失敗した者をカルカロドンから落として処刑するなどしている。
== 他作品との人間関係 ==
== 他作品との人間関係 ==
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:ノーチラスの攻撃を防いだ際に行われるやり取り。N-ノーチラスの初陣時は逆になった。
:ノーチラスの攻撃を防いだ際に行われるやり取り。N-ノーチラスの初陣時は逆になった。
:ちなみにこのやり取り、互いに通信などしておらず、独り言である。
:ちなみにこのやり取り、互いに通信などしておらず、独り言である。
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;「発掘戦艦っ!?」
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:最終回より。レッドノア内部に突入してきたN-ノーチラス号に驚愕して。この直後砲撃をまともに浴び、呆気ない最期を迎えたかに見えたが…。
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:ノベライズ版ではこれが最期の言葉となった。
;「ハハハハハハハハハ! ネオ君、君も所詮は機械人形だよ。電源を切れば、その様だ」<br/>「奇跡はここで終わりだよ。もはや君は指先一つ動かせまい。さあ、そのまま死にたまえ」
;「ハハハハハハハハハ! ネオ君、君も所詮は機械人形だよ。電源を切れば、その様だ」<br/>「奇跡はここで終わりだよ。もはや君は指先一つ動かせまい。さあ、そのまま死にたまえ」
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:同上。正気に戻ったネオがナディアの制御装置を取り外しに向かったため、ネオに銃撃を加えるも、鋼鉄の体には銃が通じないため、自らプラグを外すことでネオの動きを停止させ、勝ち誇る。シリアスな場面だが、巨大なプラグを抱えている姿はどこかシュール。
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:最終回より。正気に戻ったネオがナディアの制御装置を取り外しに向かったため、ネオに銃撃を加えるも、鋼鉄の体には銃が通じないため、自らプラグを外すことでネオの動きを停止させ、勝ち誇る。シリアスな場面だが、巨大なプラグを抱えている姿はどこかシュール。
;「馬鹿な!? こんな非科学的な事が…!」<br/>「人の意志の力は、科学をも超えるというのか!?」
;「馬鹿な!? こんな非科学的な事が…!」<br/>「人の意志の力は、科学をも超えるというのか!?」
:同上。それでも機能停止せずに活動しているのを見て。劇中で初めて驚愕の表情を見せる。
:同上。それでも機能停止せずに活動しているのを見て。劇中で初めて驚愕の表情を見せる。
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;「な…なぜだ…なぜ私が塩に…」<br/>ネモ「ネメシス・ラ・アルゴール。君は人間だ。ナディアとたった二人の異星人で何ができる」<br/>「そうか…さらばだ…」
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;「発掘戦艦っ!?」
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:同上。レッドノア内部に突入してきたN-ノーチラス号に驚愕して。この直後、砲撃をまともに浴びて吹き飛ばされてしまう。
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:ノベライズ版ではこれが最期の言葉となった。
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;「いかん…!やめろ!」<br/>「そんな事をすればブルーウォーターは、その輝きを永遠に失ってしまう…!」
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:呆気ない最期を迎えたかに見えたが、ジャンを蘇生させるべくナディアがブルーウォーターの力を解放しようとした際に、再び姿を現す。
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:全身が焼け爛れた無残な姿ながら、仮面のみが何故か笑みを浮かべており、非常に鬼気迫る物がある。
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;「いかん!やめるんだ!!」<br/>「私の夢を…!希望の光を…!消してはならん…!!」
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:なおも自身の野望を捨て切れず、ネモの制止も無視してブルーウォーターへ手を伸ばすが…。
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;「な…なぜだ…なぜ私が塩に…!?」<br/>「まさか…!」
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:ブルーウォーターの光に触れた瞬間、彼の体は塩と化していく。
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:自身をアトランティス人と信じ、人間を見下し続けて来た男に突きつけられた真実は、'''「自分もまた人間に過ぎなかった」'''という皮肉なものであった。
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;「では…私のやって来た事は全て…」<br/>ネモ「幻だったのだよ。ナディアとたった二人の異星人で何が出来る?この星はもう、人間達の物だ」<br/>「そうか…さらばだ…」
:辞世の句。自身の野望が根底から間違っており、身体が塩と化すという無残な形で命を落とすも、その最期は事実を受け入れてどこか悟ったかの様に静かに呟き、散っていった。
:辞世の句。自身の野望が根底から間違っており、身体が塩と化すという無残な形で命を落とすも、その最期は事実を受け入れてどこか悟ったかの様に静かに呟き、散っていった。
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*劇中では素顔はほとんど見られなかったが、2001年に発売されたDVD-BOXにて素顔が描かれており、その風貌は声優が同じである『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の[[冬月コウゾウ]]によく似ている(冬月のキャラクターモデルは清川氏を参考にしている)。
*劇中では素顔はほとんど見られなかったが、2001年に発売されたDVD-BOXにて素顔が描かれており、その風貌は声優が同じである『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の[[冬月コウゾウ]]によく似ている(冬月のキャラクターモデルは清川氏を参考にしている)。
**一応、若い頃の顔がネモ(当時はエルシス)達とともに撮影した写真に写っている。上記の件と合わせると、この頃からモデルにしていたと思われる。
**一応、若い頃の顔がネモ(当時はエルシス)達とともに撮影した写真に写っている。上記の件と合わせると、この頃からモデルにしていたと思われる。
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== 脚注 ==
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{{DEFAULTSORT:かあこいる}}
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[[category:登場人物か行]]
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[[Category:ふしぎの海のナディア]]
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