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− | *2010年4月3日 ~ 2011年3月26日放映(テレビ東京系列) 全51話
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− | *初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦UX]](2013年)
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| <!-- ガンダムWikiからの転載は遠慮してください。 --> | | <!-- ガンダムWikiからの転載は遠慮してください。 --> |
| + | {{登場作品概要 |
| + | | 読み = |
| + | | 外国語表記 = |
| + | | 原作 = 矢立肇<br />富野由悠季 |
| + | | 著者 = |
| + | | 作画 = |
| + | | 挿絵 = |
| + | | 監督 = 森邦宏<br />鈴木健一 |
| + | | シリーズ構成 = 浦畑達彦 |
| + | | 脚本 = |
| + | | キャラクターデザイン = 寺島慎也(SDデザイン) |
| + | | メカニックデザイン = |
| + | | 音楽 = 吉川慶 |
| + | | 制作 = サンライズ(荻窪スタジオ) |
| + | | 放送局 = テレビ東京系列 |
| + | | 配給元 = |
| + | | 発売元 = |
| + | | 掲載誌 = |
| + | | 出版社 = |
| + | | レーベル = |
| + | | 配信元 = |
| + | | 放送期間 = 2010年4月3日 - <br />2011年3月26日 |
| + | | 公開日 = |
| + | | 発売日 = |
| + | | 発表期間 = |
| + | | 刊行期間 = |
| + | | 配信開始日 = |
| + | | 話数 = 全51話 |
| + | | 巻数 = |
| + | | シリーズ = [[ガンダムシリーズ]] |
| + | | 前作 = |
| + | | 次作 = |
| + | | アニメ版 = |
| + | | 漫画版 = |
| + | | 小説版 = |
| + | | 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦UX]] |
| + | | 初クレジットSRW = |
| + | | 備考 = |
| + | | その他 = |
| + | }} |
| + | 『'''SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors'''』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | [[SDガンダムシリーズ]]のプラモデル『BB戦士三国伝』のバックストーリーを原作としたアニメ作品。『SDガンダムフォース(SRW未参戦)』から約5年振りのテレビ放映されたSDガンダム作品でもある。『フォース』と同様にSDキャラクターたちは3D-CGで描かれている。 | + | [[SDガンダムシリーズ]]のプラモデル『BB戦士三国伝』のバックストーリーを原作としたアニメ作品。 |
| | | |
− | 中国歴史書『三国志』と中国古典小説『三国志演義』をモチーフとしており、キャラクター名や用語、劇中の出来事なども『三国志』・『三国志演義』に倣っている。原作であるプラモデルシリーズは『風雲豪傑編』『英雄激突編』『戦神決闘編』の三部構成で、アニメは『英雄激突編』(歴史上で言う赤壁の戦い)までが描かれた。SDガンダムとしては珍しくガンダム以外をモチーフとしたキャラクターのプラモデルも非常に多く、馬や船が含まれた高額商品も大ヒットした。
| + | 『SDガンダムフォース』(SRW未参戦)から約5年振りのテレビ放映されたSDガンダム作品で『フォース』と同様にSDキャラクターたちは3D-CGで描かれている。 |
| + | |
| + | テレビシリーズよりも先に同制作会社の『[[ケロロ軍曹 (TV)|ケロロ軍曹]]』の劇場版第5作目の同時上映作品として公開。テレビシリーズの放送時間は15分で本放送時も『ケロロ』と合わせる形で放送された。 |
| + | |
| + | 中国歴史書『三国志』と中国古典小説『三国志演義』をモチーフとしており、キャラクター名や用語、劇中の出来事なども『三国志』・『三国志演義』に倣っている。 |
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| + | 原作であるプラモデルシリーズは展開期間は2007年~2011年。「風雲豪傑編」「英雄激突編」「戦神決闘編」の三部構成になっており、一部は三国志演義で言うところの董卓討伐まで、二部は赤壁の戦いまでを描いている。三部は司馬家による魏の簒奪を元ネタにしているがオリジナル色が強い展開になり、最終的には三璃紗を闇に陥れようとする魔神「蚩尤」との戦いが描かれる。アニメは二部までが描かれた。 |
| + | |
| + | SDガンダムとしては珍しくガンダム以外をモチーフとしたキャラクターのプラモデルも非常に多く、馬や船が含まれた高額商品も大ヒットした。アジア市場も視野に入れて展開され、華字文化圏での玩具の展開は日本よりも充実していた。 |
| + | |
| + | 舞台は「[[三璃紗]](ミリシャ)」と呼ばれる古代中国風のファンタジー世界で、三国志演義ほぼそのままの世界観を持つ。出てくるSDキャラクターたちは「三国志の武将名+モビルスーツ名」となっている(例・孔明リ・ガズィ)。裏設定として、SD戦国伝の影舞乱夢の未来の姿とされているが、戦国伝との表面的なつながりは描写されない。 |
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| == ストーリー == | | == ストーリー == |
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| :劉備の義兄弟の一人。演者は[[ΖΖガンダム]]。 | | :劉備の義兄弟の一人。演者は[[ΖΖガンダム]]。 |
| :;[[鬼牙装関羽ガンダム]] | | :;[[鬼牙装関羽ガンダム]] |
− | ::鎧を慎重にした関羽の新たな姿。演者は[[フルアーマーZZガンダム]]。 | + | ::鎧を新調にした関羽の新たな姿。演者は[[フルアーマーΖΖガンダム]]。 |
| ;[[孔明リ・ガズィ]] | | ;[[孔明リ・ガズィ]] |
| :劉備軍の軍師。演者は[[リ・ガズィ]]。 | | :劉備軍の軍師。演者は[[リ・ガズィ]]。 |
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| ;[[貂蝉キュベレイ]] | | ;[[貂蝉キュベレイ]] |
| :呂布に従う女将軍。演者は[[キュベレイ]]。 | | :呂布に従う女将軍。演者は[[キュベレイ]]。 |
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− | == 楽曲 ==
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− | 本作のOPはBGMのみとなっており、主題歌はEDで流れる。
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− | ;オープニングテーマ
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− | :
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− | :;「三璃紗神話」
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− | ::『UX』で採用。
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− | ;エンディングテーマ
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− | :
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− | :;「三璃紗伝説 〜The Brave Legend〜」(初代)
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− | ::プロモーションアニメ時代からの主題歌でもある。『UX』で採用。
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− | :;「Justice・伝説を刻め!」(2代目)
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− | ::劉備・曹操・孫権・関羽・張飛の声優五人によるボーカル。
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− | ::前EDに引き続き、歌い出しに'''「Justice fight!」'''という歌詞が採用される。これに由来し、ファンの間ではこの曲そのものを指して'''「ジャスティスファーイ」'''と呼ぶこともある(対して前EDは'''「ジャースティースファーイ」'''と呼ばれる)。
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− | ::『UX』では採用されなかった……のだが、劉備が登場する中断メッセージにおいて、'''「ジャスティスファーイ!」'''を聞くことができる。なお、これはSEと同様の扱いなのか'''テキストウィンドウに台詞として表記されない'''ため、本曲を知らないプレイヤーにとっては劉備からの忠告の最後に突然入った謎の野太い叫びにしか聞こえなかったであろう。
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− | == 登場作品と扱われ方 ==
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− | === 携帯機シリーズ ===
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− | ;[[スーパーロボット大戦UX]]
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− | :初参戦作。[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|リアル]][[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|ガンダム]]と共に同時参戦。原作アニメ終了後であり、原作アニメ最終話における赤壁の戦いの最終激突の後、劉備・曹操・孫権の三侯をはじめとした本作の主要人物の何人かが『UX』の世界に転移してきた、という設定。但し、アニメ版では赤壁の戦い以前に官渡の戦いで曹操に打倒された呂布と貂蝉も生存し、同じく『UX』の世界に転移してきている(一応官渡の戦いで戦死してはいたらしい)。因みにあくまでも劉備たちは'''三璃紗の「人間」'''という設定である為'''全員SSサイズ'''である(ガンダムでSSサイズというのは[[ガンダムファイター]]以外では初)。また、正式参戦するのも劉備一行ではなく孫権軍が先。
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− | :その出自やキャラクター性もあり物語中でもその存在感は大きい。第1部中盤では全ルートに各人物が登場し、玉璽が重要な要素にあるなど非常に優遇された扱いである。
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− | :今作では本作のキャラクター達が実在の三国志(正史や三国志演義だけでなく派生の漫画作品なども含む)を知る事になり、現実世界で知られている様々な三国志に関係する会話が非常に多い他、他参戦作品群と比べてもかなり浮いているためか、他作品の人物たちに会うたび[[早瀬浩一|驚愕]][[ショット・ウェポン|される]][[シンジロウ・サコミズ|事]]も多ければ、[[ゴゴール|その生態に]][[桐山英治|興味を持たれる事]]もある。[[JUDA]]による身体検査では'''間違いなく人間'''とのこと(どんな検査をしたのだろうか?)。普通の人間を「'''やわらか人間'''(尚香曰く)」と呼んでいるので、皮膚の代わりに装甲板があるという感じと思われる。間違いなく人間ではあるものの、'''宇宙空間でも平気で行動可能(全員が宇宙適正:A)'''。[[近藤剣司]]が「空気とかは大丈夫か」と疑問を口にしたが、[[雷装張飛ガンダム|張飛]]が「空気」という言葉で切れたためうやむやになった。ユーザーからも発売前はSDガンダムが他参戦作品と共演する事を不安視する声もあったが、発売後は'''「プレイしている内に違和感がなくなり、大した問題だと思えなくなる」'''と評された(本作は想像を絶する展開が山盛りなので、この程度は些事である)。
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− | :SDガンダムは基本的に「衣服」という概念がなく、素の状態にあたる「軽装モード」の上に鎧や武具を身に着けた状態となる。第2部序盤で自軍メンバーみんなで海水浴をする水着回があるのだが、その時は孫権や尚香が軽装モードとなっておりSDガンダムたちの感覚では軽装モードは裸に近い状態のようだ。しかし外見的には鎧兜がなくなっただけである為、見ていた海動達は「あいつらの生態はさっぱりわからん」と半ば理解を放棄していた。
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− | :今作の世界観では三璃紗の人間達は、[[マキナ|ヒトマキナ]]や[[ラインバレル]]をルーツとする「魂を持った機人」であるとされており、文面通りに受け取るなら「生命体としての能力を備えた機械=人間になったモビルスーツ」と言える。何気にSDガンダム戦国伝シリーズの『ムシャジェネレーション』を彷彿とさせる設定である。
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| == 用語 == | | == 用語 == |
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| ;G記(じき) | | ;G記(じき) |
| :三璃紗の歴史が綴られている書物。未来のことも記されており予言書としても認識されている。モデルは古代中国の歴史書『史記』。 | | :三璃紗の歴史が綴られている書物。未来のことも記されており予言書としても認識されている。モデルは古代中国の歴史書『史記』。 |
− | ;三候(さんこう) | + | ;三侯(さんこう) |
− | :三璃紗の創世記、蚩尤を封印した伝説の3人の英雄。劉備、曹操、孫権が三候の生まれ変わりと言われている。だが、歴史の闇に埋もれた4人目の存在がおり、呂布がその4人目の生まれ変わりと言われている。 | + | :三璃紗の創世神話に登場する「龍帝」「雀瞬」「虎暁」の三英雄。蚩尤を封印した後、それぞれ海、太陽、月となり世界を形作ったとされる。作中では劉備、曹操、孫権が三柱の生まれ変わりと言われている。だが実は、三侯と共に戦い大地へと変じるも歴史から存在を抹消された四人目の英雄「武義」がおり、呂布がその生まれ変わりと言われている。モデルは古代中国の伝説に登場する『三皇五帝』、及び四神。 |
| ;玉璽(ぎょくじ) | | ;玉璽(ぎょくじ) |
| :聖印。基底部が印章となっている龍の小像で、三璃紗の創造神である三候が残した伝説のアーティファクト。 | | :聖印。基底部が印章となっている龍の小像で、三璃紗の創造神である三候が残した伝説のアーティファクト。 |
| :手にした者に万物を支配する王の力が与えられるとされるが、それが資質なき者であった場合は闇の力が引き起こされる。 | | :手にした者に万物を支配する王の力が与えられるとされるが、それが資質なき者であった場合は闇の力が引き起こされる。 |
− | :漫画版では玉璽の対となる反存在ともいうべき闇印「'''暗黒玉璽'''」が存在する。 | + | :漫画版では玉璽の対となる反存在ともいうべき闇印'''暗黒玉璽'''が存在する。 |
| :モデルは中国歴代王朝に代々伝わった印章。『三国志演義』でも王権の正当性を示す重要なアイテムとして登場している。 | | :モデルは中国歴代王朝に代々伝わった印章。『三国志演義』でも王権の正当性を示す重要なアイテムとして登場している。 |
| ;天玉鎧(てんぎょくがい) | | ;天玉鎧(てんぎょくがい) |
− | :玉璽を入手したものの内、三候と歴史の闇に埋もれた4人目の英雄の生まれ変わりとなる者のみが召還できる伝説の鎧。蒼龍・炎鳳・弩虎・真武の4つがあり、これらは各種ガンダム作品の換装パーツ、[[Gファイター]](蒼龍)、[[ガンダム試作3号機|デンドロビウム]](弩虎)、[[Gファルコン]](炎鳳)がモチーフとなっているが、真武のモチーフとなるものは存在しない。 | + | :玉璽を入手したものの内、三侯の生まれ変わりとなる者のみが召喚可能とされる伝説の鎧。「蒼龍」「炎鳳」「弩虎」の3つがあり、これらは各種ガンダム作品の換装パーツ、[[Gファイター]](蒼龍)、[[ガンダム試作3号機|オーキス]](弩虎)、[[Gファルコン]](炎鳳)がモチーフとなっている。しかし劇中では呂布が存在しないはずの形態「真武」を召喚した事で、伝説を知る者たちの困惑を招いている。なお真武には明確なモチーフが存在しない。 |
| ;侠(おとこ) | | ;侠(おとこ) |
| :いわゆる『三國志もの』において使われる「武将」や「漢(おとこ)」とほぼ同義。用語と言うよりは『三国伝独自の言い回し』に近いが、一応記述する(本Wikiでも割とナチュラルに使われているので困惑しないよう注意されたし)。 | | :いわゆる『三國志もの』において使われる「武将」や「漢(おとこ)」とほぼ同義。用語と言うよりは『三国伝独自の言い回し』に近いが、一応記述する(本Wikiでも割とナチュラルに使われているので困惑しないよう注意されたし)。 |
| ;蚩尤(しゆう) | | ;蚩尤(しゆう) |
| :三璃紗の伝承に言い伝えられている暗黒神。漫画版では曹操が消息不明になった後の機駕の裏で暗躍している黒幕であり、その正体は三璃紗の人々の負の感情の集合体。演者は[[ノイエ・ジール]]。 | | :三璃紗の伝承に言い伝えられている暗黒神。漫画版では曹操が消息不明になった後の機駕の裏で暗躍している黒幕であり、その正体は三璃紗の人々の負の感情の集合体。演者は[[ノイエ・ジール]]。 |
| + | ;天の刃(てんのやいば) |
| + | :闇の力を持ちながらもそれに支配されずに使いこなせるものの総称。劇中では馬超ブルーディスティニーは西、孟獲ガンダムは南、的盧は東、呂布トールギスは北。それぞれが東西南北における天の刃の代表となった。 |
| + | ;演者 |
| + | :モチーフになっているモビルスーツのことだが、設定的にはSD三国伝のキャラを演じている役者のこと。[[マクロスシリーズ]]のようにSD三国伝はSDガンダムキャラが暮らす世界で作られた歴史ドラマなのである。 |
| + | |
| + | == 楽曲 == |
| + | 本作のOPはBGMのみとなっており、主題歌はEDで流れる。 |
| + | ;オープニングテーマ |
| + | : |
| + | :;「三璃紗神話」 |
| + | ::『UX』で採用。 |
| + | : |
| + | ;エンディングテーマ |
| + | : |
| + | :;「三璃紗伝説 〜The Brave Legend〜」(初代) |
| + | ::作詞:小川マキ / 作曲・編曲:吉川慶 / 歌:Ko-saku |
| + | ::プロモーションアニメ時代からの主題歌でもある。『UX』で採用。 |
| + | :;「Justice・伝説を刻め!」(2代目) |
| + | ::劉備・曹操・孫権・関羽・張飛の声優五人によるボーカル。 |
| + | ::前EDに引き続き、歌い出しに'''「Justice fight!」'''という歌詞が採用される。これに由来し、ファンの間ではこの曲そのものを指して'''「ジャスティスファーイ」'''と呼ぶこともある(対して前EDは'''「ジャースティースファーイ」'''と呼ばれる)。 |
| + | ::『UX』では採用されなかった……のだが、劉備が登場する中断メッセージにおいて、'''「ジャスティスファーイ!」'''を聞くことができる。なお、これはSEと同様の扱いなのか'''テキストウィンドウに台詞として表記されない'''ため、本曲を知らないプレイヤーにとっては劉備からの忠告の最後に突然入った謎の野太い叫びにしか聞こえなかったであろう。 |
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− | == 主要スタッフ == | + | == 登場作と扱われ方 == |
− | ;企画 | + | === 携帯機シリーズ === |
− | :サンライズ | + | ;[[スーパーロボット大戦UX]] |
− | ;制作
| + | :初参戦作品。[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|リアル]][[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|ガンダム]]と共に同時参戦。原作アニメ終了後であり、原作アニメ最終話における赤壁の戦いの最終激突の後、劉備・曹操・孫権の三侯をはじめとした本作の主要人物の何人かが『UX』の世界に転移してきた、という設定。但し、アニメ版では赤壁の戦い以前に官渡の戦いで曹操に打倒された呂布と貂蝉も生存し、同じく『UX』の世界に転移してきている(一応官渡の戦いで戦死してはいたらしい)。因みにあくまでも劉備たちは'''三璃紗の「人間」'''という設定である為'''全員SSサイズ'''である(ガンダムでSSサイズというのは[[ガンダムファイター]]以外では初)。また、正式参戦するのも劉備一行ではなく孫権軍が先。 |
− | :サンライズ(荻窪スタジオ) | + | :その出自やキャラクター性もあり物語中でもその存在感は大きい。第1部中盤では全ルートに各人物が登場し、玉璽が重要な要素にあるなど非常に優遇された扱いである。 |
− | ;監督
| + | :今作では本作のキャラクター達が実在の三国志(正史や三国志演義だけでなく派生の漫画作品なども含む)を知る事になり、現実世界で知られている様々な三国志に関係する会話が非常に多い他、他参戦作品群と比べてもかなり浮いているためか、他作品の人物たちに会うたび[[早瀬浩一|驚愕]][[ショット・ウェポン|される]][[シンジロウ・サコミズ|事]]も多ければ、[[ゴゴール|その生態に]][[桐山英治|興味を持たれる事]]もある。[[JUDA]]による身体検査では'''間違いなく人間'''とのこと(どんな検査をしたのだろうか?)。普通の人間を「'''やわらか人間'''(尚香曰く)」と呼んでいるので、皮膚の代わりに装甲板があるという感じと思われる。間違いなく人間ではあるものの、'''宇宙空間でも平気で行動可能(全員が宇宙適正:A)'''。[[近藤剣司]]が「空気とかは大丈夫か」と疑問を口にしたが、[[雷装張飛ガンダム|張飛]]が「空気」という言葉で切れたためうやむやになった。ユーザーからも発売前はSDガンダムが他参戦作品と共演する事を不安視する声もあったが、発売後は'''「プレイしている内に違和感がなくなり、大した問題だと思えなくなる」'''と評された(本作は想像を絶する展開が山盛りなので、この程度は些事である)。 |
− | :森邦宏<br />鈴木健一 | + | :「生身の人間」であるにも拘わらず[[改造]]での強化が可能だが、これについては彼らの使う武器や鎧を強化していると見ればそこまで不自然ではない。……[[EN]]の改造については説明しづらいが<ref>次作『[[BX]]』に参戦した『[[SDガンダム外伝]]』勢はENではなく[[MP]]制ユニットとなることで不自然さを解消している。</ref>。 |
− | ;シリーズ構成
| + | :SDガンダムは基本的に「衣服」という概念がなく、素の状態にあたる「軽装モード」の上に鎧や武具を身に着けた状態となる。第2部序盤で自軍メンバーみんなで海水浴をする水着回があるのだが、その時は孫権や尚香が軽装モードとなっておりSDガンダムたちの感覚では軽装モードは裸に近い状態のようだ。しかし外見的には鎧兜がなくなっただけである為、見ていた海動達は「あいつらの生態はさっぱりわからん」と半ば理解を放棄していた。 |
− | :浦畑達彦 | + | :今作の世界観では三璃紗の人間達は、[[マキナ|ヒトマキナ]]や[[ラインバレル]]をルーツとする「魂を持った機人」であるとされており、文面通りに受け取るなら「生命体としての能力を備えた機械=人間になったモビルスーツ」と言える。何気にSDガンダム戦国伝シリーズの『ムシャジェネレーション』を彷彿とさせる設定である。 |
− | ;SDデザイン
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− | :寺島慎也
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− | ;デザインワークス
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− | :下田竜彦(PLEX)
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− | :今石進
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− | :宮本崇
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− | :沙倉拓実
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− | :佐藤舞雨
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− | ;音楽
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− | :吉川慶 | |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *本作に登場する演者モビルスーツには『[[機動戦士ガンダムSEED]]』以降のモビルスーツは一切登場していない。これは本作がテレビ東京系列での放送である事と当時、放送権を毎日放送が所持していた事による版権関係による影響である(後年テレ東系列で放送された『ガンダムビルドファイターズ』(SRW未参戦)も同様の理由で『[[機動戦士ガンダム00]]』のセカンドシーズン以降の作品が扱われていない。ただし、『[[機動戦士ガンダムUC]]』は毎日放送が関わっていないためか、劇中で扱われてはいる)。 | + | *本作に登場する演者モビルスーツには『[[機動戦士ガンダムSEED]]』以降のモビルスーツは一切登場していない。これは本作がテレビ東京系列での放送である事と当時、放送権を毎日放送が所持していた事による版権関係による影響である(後年テレ東系列で放送された『[[ガンダムビルドファイターズ]]』も同様の理由で『[[機動戦士ガンダム00]]』のセカンドシーズン以降の作品が扱われていない。ただし、『[[機動戦士ガンダムUC]]』は毎日放送が関わっていないためか扱われている)。 |
| **後に旧作のキットをリメイクする『LEGEND BB』にて[[ストライクガンダム|ストライク]]劉備ガンダムが発売された際に連動企画『BB戦士三国伝 LEGEND BB』が製作され、こちらでは演者が『SEED』関連作品のモビルスーツに変更されている。 | | **後に旧作のキットをリメイクする『LEGEND BB』にて[[ストライクガンダム|ストライク]]劉備ガンダムが発売された際に連動企画『BB戦士三国伝 LEGEND BB』が製作され、こちらでは演者が『SEED』関連作品のモビルスーツに変更されている。 |
| *何故か漫画公式サイトの武将紹介メッセージには画像掲示板『ふたば☆ちゃんねる』ネタなどオタクネタやキャラクター崩壊ネタを頻繁に多用しており、非常にカオスな様相を見せていた。 | | *何故か漫画公式サイトの武将紹介メッセージには画像掲示板『ふたば☆ちゃんねる』ネタなどオタクネタやキャラクター崩壊ネタを頻繁に多用しており、非常にカオスな様相を見せていた。 |
| *月刊ガンダムエースにて連載された漫画『SDガンダム三国伝BraveBattleWarriors 創世記(ゲネシス)』には'''SDガンダム史上初となる濡れ場が描かれた事で有名'''。ちなみに、貂蝉キュベレイ役の恒松あゆみ氏は当該シーンを見て「わーお!」と声を挙げた逸話があり、[http://www.sdgundam3gd.net/tv/special/index.html 特別編]でその事が語られている(その時のツイート [https://twitter.com/amyonn/status/25786097076 1][https://twitter.com/amyonn/status/25786310718 2] [https://twitter.com/amyonn/status/25786360340 3])。 | | *月刊ガンダムエースにて連載された漫画『SDガンダム三国伝BraveBattleWarriors 創世記(ゲネシス)』には'''SDガンダム史上初となる濡れ場が描かれた事で有名'''。ちなみに、貂蝉キュベレイ役の恒松あゆみ氏は当該シーンを見て「わーお!」と声を挙げた逸話があり、[http://www.sdgundam3gd.net/tv/special/index.html 特別編]でその事が語られている(その時のツイート [https://twitter.com/amyonn/status/25786097076 1][https://twitter.com/amyonn/status/25786310718 2] [https://twitter.com/amyonn/status/25786360340 3])。 |
| *パイロットの概念がない、ユニット自体が自我を持つSDガンダムとしての参戦は初代『[[スーパーロボット大戦]]』以来となる。ある意味スパロボの原点回帰とも言える。 | | *パイロットの概念がない、ユニット自体が自我を持つSDガンダムとしての参戦は初代『[[スーパーロボット大戦]]』以来となる。ある意味スパロボの原点回帰とも言える。 |
| + | *本放送時に'''騎馬ブレイカー'''なる商品が発売されたが、同社であるサンライズとバンダイの関連作品『クラッシュギア』シリーズのクラッシュギアの流用である。 |
| + | *2019年より展開が開始された(但し、当初は海外展開がメインであり、日本国内での本格展開は2021年から)『SDガンダムワールド 三国創傑伝』は本作と同じく『三国志(演義)』をモチーフとしているが、本作の続編などではない完全な新シリーズであり、世界観や各キャラクターのモチーフ(演者)等はすべて一新されている。 |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |
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| <amazon>4046311347</amazon><amazon>B0047R1YZ2</amazon> | | <amazon>4046311347</amazon><amazon>B0047R1YZ2</amazon> |
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− | == 資料リンク == | + | === 動画配信 === |
− | *[http://bandai-hobby.net/sangokuden/index.html BB戦士三国伝公式サイト]
| + | {| class="wikitable" |
| + | |- |
| + | ! サイト名 !! 取扱いの有無 !! 備考 |
| + | |- |
| + | | [https://streaming.yahoo.co.jp/ GYAO! ストア] || [https://streaming.yahoo.co.jp/p/y/00066/v12175/ ○] || 配信期限あり( - 2019年3月1日) |
| + | |- |
| + | | [https://www.b-ch.com/ バンダイチャンネル] || [https://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=2631 ○] || |
| + | |} |
| + | |
| + | == 脚注 == |
| + | <references/> |
| + | |
| + | <!-- == 資料リンク == --> |
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| {{ガンダムシリーズ}} | | {{ガンダムシリーズ}} |
| {{DEFAULTSORT:SDかんたむさんこくてん BraveBattleWarriors}} | | {{DEFAULTSORT:SDかんたむさんこくてん BraveBattleWarriors}} |