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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 大きく分けて四つのパターンが存在し、更に幾つかの要因に別れる。
| + | 大きく分けて四つのパターンが存在し、更に幾つかの要因に分かれる。 |
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| === 敵から味方への裏切り === | | === 敵から味方への裏切り === |
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| ;2.敵組織から追われる | | ;2.敵組織から追われる |
| :何らかの理由で敵組織から追われ、結果的に味方サイドと共闘するケース。『[[機甲戦記ドラグナー]]』の[[マイヨ・プラート]]が代表格。 | | :何らかの理由で敵組織から追われ、結果的に味方サイドと共闘するケース。『[[機甲戦記ドラグナー]]』の[[マイヨ・プラート]]が代表格。 |
− | :他のパターンとの混合型で「母国から逃げている王族・要人を保護」というケースも散見される。『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』の[[テリウス・グラン・ビルセイア|テリウス]]は、死亡するわけでもないのに母国に戻らず、主人公陣営が保護するわけでもない(保護する[[シュウ・シラカワ|シュウ]]が主人公扱いの作品もあるはあるが…)という意味では珍しいケースと言える。 | + | :他のパターンとの混合型で「母国から逃げている王族・要人を保護」というケースも散見される。『[[スーパーロボット大戦EX|EX]]』『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』の[[テリウス・グラン・ビルセイア|テリウス]]は、死亡するわけでもないのに母国に戻らず、[[主人公]]陣営が保護するわけでもない(保護する[[シュウ・シラカワ|シュウ]]が主人公扱いの作品もあるはあるが…)という意味では珍しいケースと言える。 |
| ;3.主人公を初めとした味方側の影響で裏切る | | ;3.主人公を初めとした味方側の影響で裏切る |
| :[[主人公]]や味方サイドと恋愛関係になったり、思想信条に惹かれたりなど、何かしらの理由で味方側に魅力を感じて味方側に就くケース。代表的なものでは『[[マクロスシリーズ]]』の[[ゼントラーディ]]など。 | | :[[主人公]]や味方サイドと恋愛関係になったり、思想信条に惹かれたりなど、何かしらの理由で味方側に魅力を感じて味方側に就くケース。代表的なものでは『[[マクロスシリーズ]]』の[[ゼントラーディ]]など。 |
− | :恋愛の場合は『[[ガンダムシリーズ]]』の[[強化人間]]等を始め女性キャラクターに多いが、原作だと大抵は死亡するなど悲劇的な結末を迎える。ただし『[[機動戦士ガンダムF91|ガンダムF91]]』『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン・ガンダム]]』は、1.の要素も含まれた「敵方のお姫様が母国を裏切って主人公側につく」展開でどちらも生存している。 | + | :恋愛の場合は『[[ガンダムシリーズ]]』の[[強化人間]]等を始め女性キャラクターに多いが、原作だと大抵は死亡するなど悲劇的な結末を迎える。ただし『[[機動戦士ガンダムF91|ガンダムF91]]』『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム|クロスボーン・ガンダム]]』は、1.の要素も含まれた「敵方のお姫様が母国を裏切り主人公側につく」展開でいずれも生存している。 |
| :敵対勢力の種類によっては、「人間(地球人)の『他者を思いやる心』」に惹かれる場合も。所謂[[説得]]可能なキャラは、このケースに分類されることが多い。 | | :敵対勢力の種類によっては、「人間(地球人)の『他者を思いやる心』」に惹かれる場合も。所謂[[説得]]可能なキャラは、このケースに分類されることが多い。 |
| ;4.味方サイドの捕虜になった後に裏切る | | ;4.味方サイドの捕虜になった後に裏切る |
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| :味方側から送り込まれていた[[スパイ]]、あるいは味方を裏切ったと思われていたが、実は敵組織を欺く為だったというケース。『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』第2部の[[ロアン・デミトリッヒ]]が代表格。 | | :味方側から送り込まれていた[[スパイ]]、あるいは味方を裏切ったと思われていたが、実は敵組織を欺く為だったというケース。『[[蒼き流星SPTレイズナー]]』第2部の[[ロアン・デミトリッヒ]]が代表格。 |
| ;6.本来は主人公側に出自を持つが敵対勢力に育てられる | | ;6.本来は主人公側に出自を持つが敵対勢力に育てられる |
− | :幼少期に敵対勢力によって拉致されるなどし、本来戦うべき敵方に取り込まれ、敵対勢力の一員として現れるケース。『[[獣神ライガー (TV)|獣神ライガー]]』の[[リュウ・ドルク]]などが該当。事実を知ってすぐに味方サイドへ下るよりは、上記1~4あたりのパターンを経ることが多い。 | + | :幼少期に敵対勢力によって[[誘拐・拉致イベント|拉致される]]などし、本来戦うべき敵方に取り込まれ、敵対勢力の一員として現れるケース。『[[獣神ライガー (TV)|獣神ライガー]]』の[[リュウ・ドルク]]などが該当。事実を知ってすぐに味方サイドへ下るよりは、上記1~4あたりのパターンを経ることが多い。 |
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| === 味方から敵への裏切り === | | === 味方から敵への裏切り === |
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| ;7.味方側と対立・失望する | | ;7.味方側と対立・失望する |
− | :1の逆バージョン。何らかの理由で味方と対立したり、味方内のやり方に失望して結果的に敵となるケース。『[[忍者戦士飛影]]』の[[イルボラ・サロ]]が代表格。 | + | :1の逆バージョン。何らかの理由で味方と対立したり、味方内のやり方に失望して結果的に敵となるケース。 |
| + | :シリーズプレイヤーには『[[スーパーロボット大戦IMPACT|IMPACT]]』『[[スーパーロボット大戦64|64]]』の[[シャア・アズナブル|シャア]]達が印象深いだろう。原作準拠性を含む彼自身はさておき、その2作での[[アナベル・ガトー|ガトー]]は[[スパロボ補正|生存するが故]]の「スパロボならでは」の再転身という面でレアケースである。 |
| + | :他には『[[忍者戦士飛影]]』の[[イルボラ・サロ]]が代表格。 |
| ;8.不本意な形での裏切り | | ;8.不本意な形での裏切り |
| :家族等を人質に取られるなど、やむを得ない状況で寝返るケース。基本的にはすぐに味方に復帰する。『[[機甲戦記ドラグナー]]』の[[ケーン・ワカバ]]が代表格。 | | :家族等を人質に取られるなど、やむを得ない状況で寝返るケース。基本的にはすぐに味方に復帰する。『[[機甲戦記ドラグナー]]』の[[ケーン・ワカバ]]が代表格。 |
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| :アニメ版では13に該当。戦いを邪魔した上、同じ呂布隊の貂蝉と張遼を傷つけた董卓に怒りを爆発させた呂布は天玉鎧を呼び出して制裁を加えた。 | | :アニメ版では13に該当。戦いを邪魔した上、同じ呂布隊の貂蝉と張遼を傷つけた董卓に怒りを爆発させた呂布は天玉鎧を呼び出して制裁を加えた。 |
| ;[[シャナルア・マレン]] | | ;[[シャナルア・マレン]] |
− | :8と11に該当。妹の[[医療・病障害|病気]]の治療費を稼ぐためにヴェイガンに雇われ[[スパイ|内通]]していた。 | + | :8と11に該当。妹の[[医療・病障害|病気]]の治療費を稼ぐために[[ヴェイガン]]に雇われ[[スパイ|内通]]していた。 |
| ;[[ジラード・スプリガン]] | | ;[[ジラード・スプリガン]] |
− | :7に該当。以前から連邦軍に対して強い反感を抱いていたが、ヴェイガンのルナベース襲撃を機に裏切る。 | + | :7に該当。以前から[[地球連邦軍|連邦軍]]に対して強い反感を抱いていたが、ヴェイガンのルナベース襲撃を機に裏切る。 |
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| === [[マクロスシリーズ]] === | | === [[マクロスシリーズ]] === |
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| :1に該当。師匠[[シュメル・ヒュール|シュメル]]を拉致(最終的には殺害)した[[ゼツ・ラアス・ブラギオ|ゼツ]]を擁するバゴニアを裏切る。その後はルートによって仲間に加わるかどうかが変わる。 | | :1に該当。師匠[[シュメル・ヒュール|シュメル]]を拉致(最終的には殺害)した[[ゼツ・ラアス・ブラギオ|ゼツ]]を擁するバゴニアを裏切る。その後はルートによって仲間に加わるかどうかが変わる。 |
| ;[[ロドニー・ジェスハ]] | | ;[[ロドニー・ジェスハ]] |
− | :2に該当。[[ラセツ・ノバステ|ラセツ]]が起こしたクーデターによりシュテドニアスを追われる。 | + | :2に該当。[[ラセツ・ノバステ|ラセツ]]が起こしたクーデターにより[[シュテドニアス共和国]]を追われる。 |
| ;[[エリス・ラディウス]] | | ;[[エリス・ラディウス]] |
| :「悲しみのエリス」を通るルートでは2と9の複合、「復讐のエリス」を通るルートでは7に近いだろう。 | | :「悲しみのエリス」を通るルートでは2と9の複合、「復讐のエリス」を通るルートでは7に近いだろう。 |
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| :最初は[[αナンバーズ]]から[[ザフト]]へ、2度目はザフトからαナンバーズへ。3度目はαナンバーズから[[ゼ・バルマリィ帝国]]へと裏切り、更には後に脱出している。1度目と2度目は7に、3度目は8に該当する。 | | :最初は[[αナンバーズ]]から[[ザフト]]へ、2度目はザフトからαナンバーズへ。3度目はαナンバーズから[[ゼ・バルマリィ帝国]]へと裏切り、更には後に脱出している。1度目と2度目は7に、3度目は8に該当する。 |
| :1度目と2度目の裏切りは、己の目的の為である。3度目の裏切りは、[[スペクトラ・マクレディ|スペクトラ]]との戦いで追い詰められ、生きる為に止むを得ずであった。彼女は[[スレイ・プレスティ|スレイ]]の駆る[[ベガリオン]]を撃墜し、ゼ・バルマリィ帝国に下った(素振りをして欺いた)。この時、重要な機関を避けて派手な爆発をさせるという卓越した技量で、スレイとベガリオンに対する配慮を見せているが、この件によりαナンバーズ内での信頼を完全に失う。 | | :1度目と2度目の裏切りは、己の目的の為である。3度目の裏切りは、[[スペクトラ・マクレディ|スペクトラ]]との戦いで追い詰められ、生きる為に止むを得ずであった。彼女は[[スレイ・プレスティ|スレイ]]の駆る[[ベガリオン]]を撃墜し、ゼ・バルマリィ帝国に下った(素振りをして欺いた)。この時、重要な機関を避けて派手な爆発をさせるという卓越した技量で、スレイとベガリオンに対する配慮を見せているが、この件によりαナンバーズ内での信頼を完全に失う。 |
− | :最後の件は目的は違えど同様の事を『[[第2次Z再世篇]]』でキリコが(上記の原作再現で)やっており、それにより[[ZEXIS]]からの信頼を一時的に失っているのだが、キリコは直後にワイズマンに反旗を翻し、事情を察したZEXISは即座にキリコの行動を支持している。ここまで味方側の対応に差が出てくるのは互いの日頃の行動の違いのためだろうか。 | + | :最後の件は目的は違えど同様の事を『[[第2次Z再世篇]]』でキリコが(上記の原作再現で)やっており、それによりZEXISからの信頼を一時的に失っているのだが、キリコは直後にワイズマンに反旗を翻し、事情を察したZEXISは即座にキリコの行動を支持している。ここまで味方側の対応に差が出てくるのは互いの日頃の行動の違いのためだろうか。 |
| ;[[アリエイル・オーグ]] | | ;[[アリエイル・オーグ]] |
| :『第2次OG』では1や2に該当。 | | :『第2次OG』では1や2に該当。 |
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| :巨人族に教化されたので9のケースに近い。 | | :巨人族に教化されたので9のケースに近い。 |
| ;[[ガエン]] | | ;[[ガエン]] |
− | :[[シュウ・シラカワ|シュウ]]に[[ヴォルクルス]]の真実を見せられたことで[[ヴォルクルス教団]]から脱退、アンティラス隊に投降する。ケースとしては1と4に該当するだろう。 | + | :[[シュウ・シラカワ|シュウ]]に[[ヴォルクルス]]の真実を見せられたことで[[ヴォルクルス教団]]から脱退、[[アンティラス隊]]に投降する。ケースとしては1と4に該当するだろう。 |
| ;[[グ=ランドン・ゴーツ]] | | ;[[グ=ランドン・ゴーツ]] |
| : 『[[OGMD]]』では13に該当が、上記のドルチェノフと同様に「裏切り」というよりは「野心を優先させた」という表現の方が適切だろうか。 | | : 『[[OGMD]]』では13に該当が、上記のドルチェノフと同様に「裏切り」というよりは「野心を優先させた」という表現の方が適切だろうか。 |
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| ;[[アル=ヴァン・ランクス]] | | ;[[アル=ヴァン・ランクス]] |
| : 『J』では1及び2に該当。 | | : 『J』では1及び2に該当。 |
− | :『OGMD』では『J』と同様[[フューリー]]から脱走し、プレイヤー部隊(鋼龍戦隊)と共闘するも、鋼龍戦隊との協力時点で主君も鋼龍戦隊側に合流している為、「裏切り」というよりは「主君の元へ帰ってきた」という表現の方が適切だろうか。 | + | :『OGMD』では『J』と同様[[フューリー]]から脱走し、プレイヤー部隊([[鋼龍戦隊]])と共闘するも、鋼龍戦隊との協力時点で主君も鋼龍戦隊側に合流している為、「裏切り」というよりは「主君の元へ帰ってきた」という表現の方が適切だろうか。 |
| ;[[ホリス・ホライアン]] | | ;[[ホリス・ホライアン]] |
| :11と3の複合といったところ。そもそも裏切るべき組織が開始時点で既に消滅しており、あくまでも意外な過去という扱いである。 | | :11と3の複合といったところ。そもそも裏切るべき組織が開始時点で既に消滅しており、あくまでも意外な過去という扱いである。 |
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| :[[ザ・ブーム軍]]を打倒するには忍者伝説の真実に迫る必要があり、そのためには敢えてザ・ブームに与するしかなかったと終盤で[[ロミナ・ラドリオ|ロミナ姫]]に打ち明けている。 | | :[[ザ・ブーム軍]]を打倒するには忍者伝説の真実に迫る必要があり、そのためには敢えてザ・ブームに与するしかなかったと終盤で[[ロミナ・ラドリオ|ロミナ姫]]に打ち明けている。 |
| ;[[ズワウス]]([[ネオブラックドラゴン]]) | | ;[[ズワウス]]([[ネオブラックドラゴン]]) |
− | :『BX』では自身の復活のためにブライティクスの協力者として振る舞うので、11に該当。 | + | :『BX』では自身の復活のために[[ブライティクス]]の協力者として振る舞うので、11に該当。 |
| :[[闇の皇帝ジークジオン]]との戦いでの共闘には6、10、13の要素も含まれる。 | | :[[闇の皇帝ジークジオン]]との戦いでの共闘には6、10、13の要素も含まれる。 |
| ;[[新見薫]] | | ;[[新見薫]] |