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312 バイト除去 、 2018年2月10日 (土) 09:10
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21世紀の新しいガンダムシリーズを標榜し、「21世紀の1stガンダム」の謳い文句は有名。以前の平成ガンダム作品にも多くのパロディ・オマージュが散見されたものの、それらよりも1stガンダムを彷彿とさせるシーンが多く、かつ同様のコンセプトの作品であり監督が当時スタッフとして参加していた『[[機甲戦記ドラグナー]]』を思わせる点も見受けられる。前半は1stを踏襲した展開だが、後半からは独自の展開に進んでゆく。
 
21世紀の新しいガンダムシリーズを標榜し、「21世紀の1stガンダム」の謳い文句は有名。以前の平成ガンダム作品にも多くのパロディ・オマージュが散見されたものの、それらよりも1stガンダムを彷彿とさせるシーンが多く、かつ同様のコンセプトの作品であり監督が当時スタッフとして参加していた『[[機甲戦記ドラグナー]]』を思わせる点も見受けられる。前半は1stを踏襲した展開だが、後半からは独自の展開に進んでゆく。
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作品内容としては賛否両論であるが、結果的に新たなガンダムシリーズの支持層を得たため、興行的には成功。また、凝ったギミックを盛り込んだ各種プラモデルは好評で、作品自体には否定的でもメカデザイン・造形面に関しては評価するといった層も散見された<ref>なお、この傾向は後年の『[[機動戦士ガンダムAGE]]』『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』(SRW未参戦)などでも見られている。</ref>。このためか、模型誌を中心に活動していた外伝『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY|アストレイシリーズ]]』は今でも続く息の長い作品となっている。
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作品内容としては賛否両論であるが、結果的に新たなガンダムシリーズの支持層を得たため、商業的には成功を収めた。その後アジア圏でも放送され人気を博しプラモデルが好セールスとなり、その関係で外伝作品の『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』が現在も継続展開するなど、長期シリーズとなっている。
    
なお続編の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではなく、本タイトルでの劇場版制作がアナウンスされているが、2015年現在、「キラがザフトの白服を着ている」以外の情報は全く流れていない。2011年には放送局であるMBSとの契約が切れ、劇場版の企画継続が難しくなったため実質的に白紙化、脚本担当の両澤千晶氏も2016年に鬼籍に入られたため、頓挫したものと考えられている。
 
なお続編の『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』ではなく、本タイトルでの劇場版制作がアナウンスされているが、2015年現在、「キラがザフトの白服を着ている」以外の情報は全く流れていない。2011年には放送局であるMBSとの契約が切れ、劇場版の企画継続が難しくなったため実質的に白紙化、脚本担当の両澤千晶氏も2016年に鬼籍に入られたため、頓挫したものと考えられている。
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[[コズミック・イラ]]と呼ばれる宇宙時代。遺伝子操作により優れた能力を持った人類を生み出すという技術が実用化された。その結果、「[[コーディネイター]]」と呼ばれる遺伝子操作人種と「[[ナチュラル]]」と呼ばれる自然種は互いへの差別的偏見から事あるごとに対立するようになり、最終的には利権争いも絡んで宇宙居住者の連合勢力「[[プラント]]」と地球居住者の連合勢力「[[地球連合]]」との間で戦争が発生した。
 
[[コズミック・イラ]]と呼ばれる宇宙時代。遺伝子操作により優れた能力を持った人類を生み出すという技術が実用化された。その結果、「[[コーディネイター]]」と呼ばれる遺伝子操作人種と「[[ナチュラル]]」と呼ばれる自然種は互いへの差別的偏見から事あるごとに対立するようになり、最終的には利権争いも絡んで宇宙居住者の連合勢力「[[プラント]]」と地球居住者の連合勢力「[[地球連合]]」との間で戦争が発生した。
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戦争勃発から11ヶ月後のコズミック・イラ71年、中立コロニーである資源衛星ヘリオポリスにプラントの軍隊「[[ザフト]]」が突然侵攻。コロニーは爆破され住人たちは地球連合の戦艦アークエンジェルに乗り込み地球の中立国家オーブへ避難するための長い旅を始めることになる。この混乱の中、民間人のコーディネイターであった[[キラ・ヤマト]]は偶然発見した地球連合の新型[[モビルスーツ]]・[[ストライクガンダム|ストライク]]を動かし敵を撃退する。その操縦センスを買われ[[アークエンジェル]]の軍属となったキラだが、ザフトの中にはキラの幼い頃の友人であった[[アスラン・ザラ]]がいた。かつての親友たちは敵味方に分れて戦いあうことになる…
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戦争勃発から11ヶ月後のコズミック・イラ71年、中立コロニーである資源衛星ヘリオポリスにプラントの軍隊「[[ザフト]]」が突然侵攻。コロニーは爆破され住人たちは地球連合の戦艦アークエンジェルに乗り込み地球の中立国家オーブへ避難するための長い旅を始めることになる。この混乱の中、民間人のコーディネイターであった[[キラ・ヤマト]]は偶然発見した地球連合の新型[[モビルスーツ]]・[[ストライクガンダム|ストライク]]を動かし敵を撃退する。その操縦センスを買われ[[アークエンジェル]]の軍属となったキラだが、ザフトの中にはキラの幼い頃の友人であった[[アスラン・ザラ]]がいた。かつての親友たちは敵味方に分れて刃を交えることとなる……
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*午後六時というほぼ全ての年齢層の視聴者が目にする時間帯に放送する番組にも関わらず、性行為の暗喩及び残酷な死亡シーンは物議を醸し、BPO(番組倫理・番組向上機構)には視聴者の意見が多数寄せられ、TBSには名指しで回答を求められた<ref>[https://www.bpo.gr.jp/?p=1925 『機動戦士ガンダムSEED』に関する毎日放送からの回答]</ref>。通常は、「アニメ。人間同士の戦争をテーマにした作品であるが、人の死をここまで鮮明に写す必要はあるのか? 子供が観るに相応しい作品とは言い難い。」という具合に指摘をするのが一般的であり、作品名を名指しで具体的に表記するケースはごく稀なケースで、当時は重大な案件だったことが窺える。
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*午後6時というほぼ全ての年齢層の視聴者が目にする時間帯に放送する番組にも関わらず、性行為の暗喩及び残酷な死亡シーンは物議を醸し、BPO(番組倫理・番組向上機構)には視聴者の意見が多数寄せられ、TBSが名指しで回答を求められる事態となった<ref>[https://www.bpo.gr.jp/?p=1925 『機動戦士ガンダムSEED』に関する毎日放送からの回答]</ref>。通常は、「アニメ。人間同士の戦争をテーマにした作品であるが、人の死をここまで鮮明に写す必要はあるのか? 子供が観るに相応しい作品とは言い難い。」という具合に指摘をするのが一般的であり、作品名を名指しで具体的に表記するケースはごく稀なケースで、当時は重大な案件だったことが窺える。
**なお、当時の「土6」枠(というよりはMBS制作アニメ全般)はこうした過激なシーンが多く描写される傾向にあり、その都度BPOに意見が多く寄せられていた。
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**当時の「土6」枠(というよりはMBS制作アニメ全般)はこうした過激なシーンが多く描写される傾向にあり、その都度BPOに意見が多く寄せられていた。その後「日5」枠となってからはこうした傾向は徐々に抑えられている。
**「日5」枠となってからはこうした傾向は徐々に抑えられていった。
   
**なお、スペシャルエディション<ref>全50話の本編を、第一部「虚空の戦場」第二部「遥かなる暁」第三部「鳴動の宇宙」の三本の作品にして再編集した物。代表的な物として、フラガの戦死シーンでヘルメットが消滅する(フラガは生存してる可能性がある、と書き換えた。)などのシーンがある。</ref>で例の性的なシーンは'''事後描写'''から'''暗がりの中での行為中'''のカットに差し替えられ、製作者が本当に反省したのかについては疑問が残る。<ref>HDリマスター版でも同カットが使われている。</ref>
 
**なお、スペシャルエディション<ref>全50話の本編を、第一部「虚空の戦場」第二部「遥かなる暁」第三部「鳴動の宇宙」の三本の作品にして再編集した物。代表的な物として、フラガの戦死シーンでヘルメットが消滅する(フラガは生存してる可能性がある、と書き換えた。)などのシーンがある。</ref>で例の性的なシーンは'''事後描写'''から'''暗がりの中での行為中'''のカットに差し替えられ、製作者が本当に反省したのかについては疑問が残る。<ref>HDリマスター版でも同カットが使われている。</ref>
  

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