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== アンソロジーコミック(Anthology Comic) ==

元々は「詩選集」「名曲集」といった意味。

[[日本]]では読切漫画や短編漫画を集めた出版物のことだが、主にゲームを始め、アニメ・漫画を取り上げた二次創作物が多い(中には成人向けPCゲームソフトのアンソロジーを全年齢向けにして発売する事もある)。

ここでは原則スパロボシリーズの関連作品について記述する。

'''※代表的な作品及び人物とその概略を記述してください。'''
<!-- 量を減らすため、逐一「~シリーズの/での」といった記述をするのは避けてください。 -->

=== 概要 ===
スパロボシリーズのアンソロジーコミックが初めて出版されたのは、光文社の火の玉ゲームコミックスから出版された『[[第4次スーパーロボット大戦]]』の4コマギャグバトルである。その後双葉社からコミックアンソロジーが出版され、それ以降も長く続いたが、現在は一迅社のDNAメディアコミックスのみがスパロボのアンソロジーコミックを出版している。

内容はシリアスな内容とギャグ的な内容に分かれており、シリアスな物は短編のみ、ギャグは4コマ漫画の型式が多い(短編型式もある)。<br />
特にギャグ的な内容だと、描く者によっては登場するキャラが原作のイメージを覆す性格で描かれる事もある。<br />それぞれの参戦作品にコアなファンが付いているので、付け焼刃的な知識で描くと失笑を招く恐れがあり(実際、初期のシリーズでは[[スーパーロボット|スーパー系]]に疎い若手作家に有りがちな傾向だった)、作家陣にもネタの対象たる作品への或る程度の理解度=愛情が求められる。このように描き手にとっては比較的ハードルが高い題材と言え、その所為か1度執筆したのみで、後々のシリーズに参加しない作家が多いのも特徴のひとつである。

基本的にスパロボシリーズのアンソロジーコミックは、スパロボの新作が発売されてから数ヵ月後に出版されている。<br />
なお、現時点で最後に出版されたのは『NEO』のアンソロジーであり、『L』以降のシリーズの物は刊行されていない。

=== 参加した漫画家 ===

==== よく参加している漫画家 ====

;長谷川裕一
:ロボット物に詳しいファンに知らない人はいない漫画家。SFの素案や漫画のタッチは独特かつ簡潔。角川書店の[[D]]のアンソロジーに参加した。<br />『[[ガンダムシリーズ]]』と『[[伝説巨神イデオン]]』のクロスオーバー作品『'''機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス'''』は寺田プロデューサーがスパロボの構想を思い浮かぶ程の影響を及ぼす。また、[[αシリーズ]]の公式の前日談『[[スーパーロボット大戦α THE STORY 竜が滅ぶ日]]』も執筆。他にも長谷川氏が作画(原作:富野由悠季)を担当した『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』が参戦している。『[[ロマンロボシリーズ]]』のクロスオーバー作品『'''超電磁大戦ビクトリーファイブ'''』や、長谷川氏の執筆した漫画作品の一大クロスオーバーを描いた同人誌『'''長谷川裕一ひとりスーパーロボット大戦 大外伝'''』などの作品も発表している。21世紀のコミック作家の著作権を考える会の委員の一人。

;環望
:富士原氏(後述)と並ぶ漫画家。<br />『[[スーパーロボット大戦IMPACTコミック 衝撃騎士団|衝撃騎士団]]』『[[第2次スーパーロボット大戦α ロスト・チルドレン|ロスト・チルドレン]]』の作者。

;八房龍之助
:富士原氏と環望氏に次ぐ知名度を持つであろう漫画家。<br />かつてはアンソロジー作品に参加していたが、現在では『[[スーパーロボット大戦OGクロニクル|OGクロニクル]]』や『Record of ATX』などの作品で活躍中。<br />特に『OGクロニクル』はゲーム本編のシナリオにまで採用されている。メカデザインの他クトゥルフ神話などをモチーフにしたクリーチャーのデザインも得意としており、同作に登場する氏のデザインした[[フラットフィッシュ]]等のユニットは他のバンプレストオリジナルユニットとは一線を画す特異な容貌となっている。

;津島直人
:上記の三人に次ぐ知名度を持つ漫画家。アンソロジーではギャグ作品も書くことが多い。<br />また、寺田プロデューサーが作品中に登場する他、元々兇悪顔のキャラの兇悪顔を前面に押し出したギャグもある。<br />『[[マジンカイザー(OVA)|マジンカイザー]]』『[[劇場版 機動戦士Ζガンダム|機動戦士ΖガンダムIII 星の鼓動は愛]]』のコミカライズも手掛け、『[[ゲッターロボシリーズ|ゲッターロボ飛焔 ~THE EARTH SUICIDE~]]』『トランスフォーマー スターゲート戦役』(全てSRW未参戦)などのロボ漫画を手掛ける事も多い。<br />『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』に登場した[[ベルゲルミル]]のメカデザインも担当。

;川石哲哉
:こちらもシリアス漫画を多く描くベテラン。ダイナミック系を中心に扱う。

;蜂文太
:出版社の枠を超え、不定期で多く参加している。上記の6人とは対照的に、ギャグ担当である。<br />特に光文社の火の玉ゲームコミック及び一迅社(旧:スタジオDNA)のDNAメディアコミックスでは自分の本音(例:「[[神勝平|誰かのぶ代を呼んで来い!]]」、「[[大空魔竜ガイキング|もっと描いておくべきだった…新で]]」等)や当時は声の無い64や携帯機系でしか参戦しなかった『[[無敵超人ザンボット3|ザンボット3]]』や『[[UFOロボ グレンダイザー|グレンダイザー]]』の事をネタにしたもの(例:「ザンボットとダイザーはここだけなのか!?」等)をタイトルにしている。<br />主に女性キャラを色気重視で描く事を得意としているが、たまに女装ネタ・下ネタを描く事もある。

;二十五円(旧名:廣野誠)
:出版社の枠を超えて不定期で多く参加している漫画家で、上記の蜂氏同様ギャグ系がメイン。オチの多くが、被害を受けたキャラやシャレが通じないキャラがマジ切れするオチである(例:[[サイ・サイシー]]の「白菜自由落下」でキレて攻撃する[[出雲銀河|銀河]]、「電磁」と「電池」をかけたダジャレを言う[[葵豹馬|豹馬]]にキレて追いかける[[ラージ・モントーヤ|ラージ]]等)。

;こしじまかずとも
:出版社の枠を超え、不定期でアンソロジーに参加している漫画家。女性キャラを常にエロかっこよく描くのが特徴。

;K-×6(けい・ぺけむっつ)
:現在も多く参加している漫画家。「あやしいスパロボワールド」の如くホ○ネタや全裸ネタ、女装ネタ等が多く、それを見た人たちが泣き出すオチがあるため、好みが分かれる作風である。<br />[[シャア・アズナブル]]のロリコンネタをよく使ったり、「強化型ロケットパンチ」を「強化型ロケットパンツ」と書いたりした。

;柊誠亜
:上記のK-×6氏同様、現在も参加している。『[[第4次]]』の頃から参加しているが、かなり作風が変化している。要所要所で顔をゴツくデフォルメする作風が特徴。『[[α]]』における[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]が[[ライディーン]]の足に飛びついて火傷するというエピソードは、柊氏が『[[新]]』の頃に描いた4コマが初出である。他にも[[ジャック・キング|ジャック]]の鬼兄のネタも最初に出した人である(ちなみに、柊氏の作品では兄キャラは総じて「馬鹿兄」になる)。他には『[[鋼鉄ジーグ(TV)|鋼鉄ジーグ]]』並びに『[[鋼鉄神ジーグ]]』や竜巻と馬にこだわる[[レーツェル・ファインシュメッカー|レーツェル]]等のネタや、[[アイナ・サハリン|アイナ]]を黒いキャラとして描く。また、よく[[真ゲッターロボ(原作漫画版)|ゲッター原作漫画]]を小ネタに使用している。<br />ちなみに、Gガンダムが大好きな模様。

;白石琴似
:古くからアンソロジーに参加している漫画家で、現在でも不定期でアンソロジーに参加している。<br />『[[重戦機エルガイム]]』や『[[劇場版 機動戦士Ζガンダム|機動戦士ΖガンダムII 恋人たち]]』のコミカライズも手掛けている。

;牧野博幸
:こちらも出版社の枠を超えて多く参加している漫画家。タイトルや内容にはパロディネタを使う事が多く、「'''町営まんがまつりシリーズ'''」を展開している。[[J]]のアンソロジーで[[西川大作]]が出版社に持ち込んだ漫画をボツにされた事から出版社を破壊するというブラックなネタを出した。基本ダイナミック系を中心としたスーパー系が多く、ガンダム系のノリをスーパーに変える事も多い。有名ネタとしては[[デューク・フリード|大介さん]]ネタや[[アストナージ・メドッソ|アストナージ]]弄りなどがある。また他の漫画でも多いネタで老人同士の罵声の言い合いが多い。<br />時折シリアスな題材を描く事もあるが、大抵オチがつく。

;谷和也
:K-×6氏等と同じく最近は殆ど参加している。[[OGS]]の[[中断メッセージ]]におけるスペースノア級メガネの元ネタを書いていた。一方でK-×6氏が参加しなかった[[D]]の4コマでは、彼の作風のオマージュとも取れるネタを描いていた。現在は月刊ガンダムエースにて[[宇宙世紀]]ガンダムを題材にしたパロディ4コマ『機動戦士ガンダム ハイブリッド4コマ大戦線』を連載中。

;景山まどか
:近年多く参加している漫画家の一人。アンソロジーではシリアス、且つ心温まる優しいエピソードを描く事が多く、『[[機甲戦記ドラグナー]]』が参戦した作品のアンソロジーでは同作をよく中心的に扱っている。また、[[ギュネイ・ガス]]や[[イザーク・ジュール]]、[[ジョナサン・グレーン]]といった、どこか捻くれていて素直になれないキャラクターをエピソードのメインに据える事が多いのも特徴。

;三橋貴志
:上記の景山氏同様、近年多く参加している。シャープな絵柄でギャグを描くのが特徴。

;中村カンコ
:上記二人と同じく、近年多く参加。しばしば表紙も担当する。女性向け的な絵柄だが、漫画では下ネタが出ることも少なくない。<br />同人業界でもスパロボ同人を出す事がありその時は下ネタ全開の時もある。

;浦稀えんや
:やはり近年多く参加している作家。繊細なタッチの絵柄で強烈なギャグを描くのが特徴。

;田中正樹
:古くからアンソロジーに参加しているベテランで4コマでも活躍する。それほどインパクトのあるネタを描かないが、主役メカを多数描く事が多い。

;五十嵐愛美
:上記の田中氏同様、古くからアンソロジーに参加しているベテラン。'''[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]をオバサンとおちょくったネタ'''があり、後に[[第2次α]]でそのネタが実際に取り上げられた。<br />Dの4コマにおいて、誰もが好意的に扱った熱気バサラについて、ただ一人'''ありがたいけどウザイ'''と描写したただ一人の人物。

;苺畑みなも
:4コマを中心に参加しているベテラン。デフォルメされたキャラクターが活躍するほのぼの系がメイン。版権キャラでは[[エルピー・プル|プル]]と[[プルツー]]、オリジナルでは[[アイビス・ダグラス|アイビス]]と[[ツグミ・タカクラ|ツグミ]]がお気に入りキャラらしく、彼女達が参戦する作品の4コマでは必ずと言っていいほど登場する。また、絵柄も徐々に変わっている。ちなみに、この人の作品ではオリジナルの女主人公やヒロインは大体'''かわいい女の子好き'''になる。

;磨伸映一郎
:最近アンソロジーに参加している漫画家。かなりの眼鏡っ子好きであり、自分の描く漫画は必ず[[アマノ・ヒカル]]などの眼鏡っ子を中心人物として描く。本当は[[ミリィ・チルダー]]を描きたいが、殆ど出演しないため描く機会がない、とのこと。また現実世界の時事ネタを絡めるなどパロディネタも得意とする<br />また、自身のSRWとは全く無関係な美少女ゲームのアンソロジー作品集において、「このゲームに登場するメイドロボがSRWに参戦してくれたら、SRWのアンソロジーで描いた作品も『関連作』という事で収録する事によってもう一冊アンソロジー集を出せるのに」と(無論ネタとしてではあるが)発言している。

;藤井昌浩
:黎明期から出版社を問わず幅広く活躍しているベテランで、一度目にしたら記憶に残り易い独特の絵柄が最大の特徴。当人曰く「SRW参戦作品を全てリアルタイムで視聴している」らしい。[[スーパーロボット|スーパー系]]を中心としたギャグを得手とするが、時折[[リアルロボット|リアル系]]をネタの中心に据えたり、シリアスな題材を手掛けたりと引き出しが多い。<br />中でも、『スーパーロボットマガジン』に於ける『[[UFOロボ グレンダイザー|グレンダイザー]]』の[[デューク・フリード]]と、SRW未参戦作品である『宇宙円盤大戦争』版デュークを共演させた短編の完成度は秀逸であった。<br />[[エリ・アンザイ]]をドリルフェチにした張本人でもある。

;結城心一
:多くのアンソロジーに参加していた漫画家。スパロボ作品中のシステムから原作の設定・シナリオ・スタッフ事情にいたる様々な要素をネタとして絡めるコメディがメイン。多忙な身となった現在でも不定期で参加し、最近では『[[K]]』の表紙や『[[NEO]]』巻頭のイラストを手掛けている。

==== かつて参加していた漫画家 ====

;富士原昌幸
:アンソロジーコミックにおいては、ファンなら知らない人はいないと言われている漫画家。<br />初期のアンソロジーでは大トリを勤め、その作品の最終決戦を描く事が多い。<br />『[[超機人 龍虎王伝奇]]』の作者。最近はアンソロジーには参加していない(スパロボ関係の同人誌は出版している)。<br />また、『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』ではラストで、原作では全員死亡してしまった[[伝説巨神イデオン|イデオンキャラ]]のハッピーエンド的な後日談を描き、[[ユウキ・コスモ|コスモ]]に[[機動戦士ガンダム|ファースト]]時代の[[アムロ・レイ|アムロ]]と同じ制服、[[イムホフ・カーシャ|カーシャ]]にファースト時代の連邦軍の女性用の制服を着せたりしていた。

;吉田創
:スパロボに限らず、ガンダムゲームのアンソロジーならとにかく'''[[カツ・コバヤシ|カツ]]を酷い目に合わせる'''ネタが多い(理由は所謂私怨目的で、この事で苦情が来たと他作品の4コマで言及しているほど)。そして、[[ブライト・ノア|ブライト]]の性格がとてつもなく黒く病んでおり(あまりの捻くれぶりに、とうとうある編集者から『本人(吉田氏)の性格そのまま』と皮肉を言われたそうな)、カツを虐待する側の急先鋒である他、機体の横流といった犯罪を企む等かなり改変されている([[アムロ・レイ|アムロ]]等他のキャラもカツ絡みでは相当黒くなるが、ツッコミ役を果たす事も多い)。一方、カツはカツでここまで虐待されながらも、ちょっと良い事があると図に乗るキャラだったりする。まともなアンソロジーを描いたと思ったら、ちっちゃく[[Gディフェンサー]]が落とされている…なんて事もあったりする。カツが出ない作品となると、代わりに酷い目に合うキャラが登場する([[A]]の[[三輪防人|三輪長官]]等)。

;アミーゴ隆造(旧名:外間隆想)
:上記の吉田氏とは親交がある。そのためか、『[[F完結編]]』のアンソロジーで'''[[チャック・キース|役に立たないパイロット]]達を人肉にして食堂でふるまう'''という恐ろしくブラックなネタを披露した事がある。一方で吉田氏の自画像を基にした絵や、[[マキ・イズミ]]のダジャレ、[[夕月京四郎|夕月]]のアフロネタを描いている。また、[[レオタード]]な戦闘服ではなく珍しく普段着姿の[[パイ・サンダー|パイ]]も描いていた。現在は「単ユキモト」名義で成年コミックを執筆している。

;奥谷かひろ
:月刊『OUT』誌上にて、2色ページの漫画を担当していたベテラン作家で、少女漫画的なタッチでのギャグを得手とする。『[[F]]』など、比較的初期のシリーズで活躍。<br />現在は主に『サクラ大戦』(SRW未参戦)関連の4コマ漫画を手掛けている。<br />ちなみに『[[NG騎士ラムネ&40]]』等の脚本を手がけたあかほりさとる氏の実妹である。

;神楽つな
:双葉社系のアンソロジーに参加していた漫画家で、4コマを連続した小話とし、キャラクターを八頭身か二頭身のどちらかで描く事が特徴。<br />しかもキャラクターのほとんどが原作のイメージを覆す性格で描かれており、'''お笑い好き[[綾波レイ|綾波]]'''、'''極S[[クリスチーナ・マッケンジー|クリス]]'''、'''はっちゃけ[[ミア・アリス|ミア]]'''と多い。ちなみに妻である漫画家のまつやま登氏もスパロボのアンソロジーに参加していた事がある。

;佐原一光
:双葉社のアンソロジーでギャグをメインに活動していた作家。キャラ・メカ共に非常に洗練されたシャープなタッチで描かれ、読み易さには定評がある。

;小林真文
:双葉社のアンソロジーを中心に活動していた女性作家で、テンポの良いギャグを得手とする。同じ本に執筆していた故・石川賢氏をリスペクトして(?)、[[ゲッター線]]を浴びた[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[ハロ]]がグルグル目玉の石川顔に変貌する…というネタを描いたチャレンジャーでもある。ギャグ作家としての印象が強い一方で[[ブロッケン伯爵]]を主役に据え、徹底したダークヒーローとして描く異色のシリアス短編も手掛けている。

;今木商事
:双葉社のアンソロジーで活躍した実力派。コミックボンボンでガンプラ漫画『プラモウォーズ』を連載、さらに『[[GEAR戦士電童]]』のコミカライズなどを手がけた。スパロボアンソロジーではギャグ作家として活躍した。

;冬凪れく
:コミックボンボンでのアンソロジーで活躍していた。<br />『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』ネタが殆どであり、[[碇ゲンドウ]]が暴走して周囲の人物に多大な迷惑をかけたりするなどの内容のインパクトの大きさで有名である。

;志条ユキマサ
:シリアス漫画を描くベテラン作家。[[主人公]]をメインにした作品が多い。

;寺蔵
:4コマを中心に参加していた。主に女性キャラクターの色気を重視したセクシー系ギャグが多い。

;秋田大作
:4コマを中心に参加していた作家の一人。デフォルメされた絵柄と濃い絵柄が混在する癖の強い作風が特徴。

;忍豚
:4コマ最初期から描いていたベテランの一人。少女漫画を思わせる絵柄が特徴で、この人の描く少年や青年キャラは('''あの[[ジロン・アモス|ジロン]]でさえ''')実物より美化されている事が多い。

;飛鷹ゆうき
:週刊少年ジャンプでの連載経験を持つ女性作家で、流麗なタッチが魅力。<br />『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL|魔装機神]]』の皆さんに並々ならぬ思い入れが有るご様子。

;松本英孝
:4コマ主体で黎明期より参加。絵柄・ネタともに「特徴が無いのが特徴」とも言うべき作風なのだが、長期に渡って活動していた。<br />DNAメディアコミックス版『[[IMPACT]]』にて'''「[[神隼人|隼人]]のライダースーツを[[流竜馬|竜馬]]に着せる」'''というミスをした事もある。

;松本久志
:学研のアンソロジーで活躍後、コミックボンボンにて『小さな巨人ミクロマン』(SRW未参戦)のコミカライズを手掛ける事に。漫才コンビ・ダウンタウンのギャグや特撮ネタなどを巧みに取り入れる作風が特徴。<br />また、講談社の「スーパーロボット大戦トリビュート」では、オリジナル漫画作品『真ゲッターロボ!! 異聞 Try to Remember』(脚本:今川泰宏)を全3話で連載していた。

;高雄右京
:『To Heart』、『マブラヴ』といったPCゲームのコミカライズを手掛けていた作家で、DNAメディアコミックス版『[[α外伝]]』のみに登場し、『[[∀ガンダム(TV)|∀ガンダム]]』を主軸にしたリリカルな短編を執筆している。中性的な風貌の男性キャラを美少女タッチで描きつつ、[[剣鉄也|鉄也]]や[[ティンプ・シャローン|ティンプ]]といった骨太なメンズもワイルドに描写している。

;桜多吾作
:へヴィな展開の桜多版[[マジンガーシリーズ]]でカルト的人気を誇る玄人好みの作家。近年は釣りなどのアウトドア関連作品を中心に活動し、長らくSF系ジャンルから遠ざかっていた為、『[[新]]』を題材にしたMOVIC刊の『SUPAROBO COMIC X』で突如参戦した際には、多くのファンの度肝を抜いた。<br />嘗ての'''毒のある展開'''こそ鳴りを潜めているものの、ダイナミック系以外のロボット描写に果敢に挑戦したり、SRW未登場である『[[マジンガーZ(TV)|マジンガーZ]]』後期のレギュラーキャラ・みさとが登場したりと、見所は多い。<br />現時点で、アンソロジー本への参加はこの一作のみ。

==== 表紙を描いた事がある漫画家・イラストレーター ====

;うるし原智志
:主に学研の『ギャグウェポン・シリーズ』の表紙を描いていた。

;かわらじま晃
:火の玉ゲームコミックで多くの表紙を描いていた。

;結城信輝
:DNAメディアコミックス版『[[α外伝]]』の表紙を担当。<br />通常のイラストとタッチを変えている様子なので、気付かない人も多い?

;出口竜正
:DNAメディアコミックスでの『[[A]]』の表紙を担当した。

;綱島志郎
:DNAメディアコミックでの『[[Z]]』の表紙を担当した。これについて本人は、自身のHP内にて苦労話を含めて'''多くのロボットを描けて楽しかった'''とコメントしている。<br />『ジンキ』シリーズ(SRW未参戦)の作者で、そのうち『ジンキ・エクステンド』はTVアニメにもなっている。

;ときた洸一
:火の玉ゲームコミックでの『[[IMPACT]]』の表紙(並びにアンソロジー)を担当した漫画家。<br />漫画版の平成アナザーガンダム三作とその派生作品、漫画版『[[∀ガンダム(TV)|∀ガンダム]]』、『SDガンダム英雄伝』、『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』シリーズ(一部除く)、『SDガンダム三国伝 ~風雲豪傑編~』の作者。むしろガンダム系コミックの作者としての印象が強い。<br />なお、[[機動武闘伝Gガンダム|G]]や[[新機動戦記ガンダムW|W]]、[[機動新世紀ガンダムX|X]]のデフォルメキャラが総出演の4コマ漫画も描いていたため、その方面の技術もある。また『ASTRAY』シリーズでも恒例として巻末に4コマを描いている。

;サダタロー
:TV番組の企画で人気を博した漫画家。講談社出版の第2次αアンソロジーの裏表紙を2冊連続で描いた。その内容はオールキャラ&オールロボットという豪華なものである。

=== その他 ===

==== 原作とはキャラが異なるキャラクター ====
;[[クワトロ・バジーナ]]
:柊誠亜氏の描くアンソロジーでは、本当は[[シャア・アズナブル|シャア]]なのに『シャアが来る!』のBGMが流れると'''「そのBGMはやめい!!」'''と逆ギレした。また、ロリコン扱いされる機会が非常に多く(原作においてはロリコン呼ばわりされるのは『逆襲のシャア』時代からである)、幼い少女が仲間に加わった際に他のメンバーが「クワトロから隔離しろ!」と指示する、といったネタが多数の作家によってしばしば描かれている。また、最初からグラサンなのに[[シャア・アズナブル|仮面時代]]を示唆するネタや逆襲しない作品なのに[[シャア・アズナブル|オールバックシャア]]を示唆するネタなどが登場する事が多々ある(逆に終始オールバックの[[第2次α]]では[[ララァ・スン|MSに出る少女の霊]]の噂を聞きつけてクワトロに戻ろうとするというネタもある)。その一方で、最初から最後まで味方になる[[D]」では、これまでの作品における行いに対する報いからか、ろくに出撃してもらえず、[[ナイチンゲール]]を改造して貰えない惨めな一面もあった。
;[[アムロ・レイ]]
:終始[[機動戦士Zガンダム|Z]]以降の設定で参戦しているにもかかわらず、[[機動戦士ガンダム]]時代の神経質キャラを示唆するネタが描かれる事が多々ある。また、柊誠亜氏のアンソロジーなどでは'''[[シャア・アズナブル|シャア]]限定で黒いキャラ'''にされる事が多い。
;[[レーツェル・ファインシュメッカー]]
:柊誠亜氏の描くアンソロジーでは、馬と竜巻に対する拘りがかなり病的なレベルに強調されて描かれている。
;[[ラーダ・バイラバン]]
:柊誠亜氏の描くアンソロジーでは、悪ふざけの限りを尽くした[[エルザム・V・ブランシュタイン|エルザム]]([[レーツェル・ファインシュメッカー|レーツェル]])に対し『'''実にいいアサナ'''』と称した関節技でお仕置きをする。ちなみに柊氏は以前自身のHPにて以前OGのアンソロジーにてあまりにもやりすぎたヨガネタを描いたら怒られたと告白していた。
;[[ブライト・ノア]]
:[[ミスマル・ユリカ]]をはじめとする他の艦の艦長に対して強い対抗心を抱くネタが多く描かれている。また吉田創氏の描くアンソロジーでは異常に黒く病んだ描写が多い(ある編集者から『本人(吉田氏)の性格そのまま』と皮肉を言われたそうな)。
;[[リリーナ・ドーリアン]]
:対立した相手を抹殺するために[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]を都合よく利用するなど、全体的に腹黒キャラとして描かれる事が多い。
;[[綾波レイ]]
:神楽つな氏の描くアンソロジーでは、極度のお笑い好きになっている。殺伐とした泥沼な光景を笑いに変えようとしたり、某お笑いのバイブルをいろんな人に無理やり解かせようとしたり、某お昼の国民的番組の台本を隠し持ってたりして、何かあると'''「みんなには内緒よ」'''と一言。某お笑いのバイブルを[[ミオ・サスガ|ミオ]]に解かれてからは彼女と意気投合して[[アレンビー・ビアズリー|アレンビー]]と一緒に大喜利をやったりしている。
;[[クリスチーナ・マッケンジー]]
:神楽つな氏の描くアンソロジーでは、腹黒かつ極Sキャラとして描かれている。人の弱みを付け込んだり、都合が悪いと必ず撲殺や毒カラスを放つというとんでもない極悪非道キャラになっている。
;[[ミア・アリス]]
:普段はおとなしいキャラのはずが、神楽つな氏の描くアンソロジーでは[[スーパーロボット大戦K|K]]での[[ピンクカバ]]を見た以上にハイテンションではっちゃけたキャラになっている。一方で、無愛想キャラに対しては、何を考えてるのかテレパシーで調べる事もある。
;[[流竜馬]]
:富士原昌幸・牧野博幸両氏の手掛けるものにはTV版のキャラデザインを使用しつつも、漫画版寄りの性格・言動で描かれる作品がいくつか見受けられる。<br />坂井孝之氏の作品においても、TV版名義の作品で『[[世界最後の日]]』準拠の外見・性格で登場した事がある。
;[[アマノ・ヒカル]]
:磨伸映一郎氏の作品では眼鏡に異常なこだわりを見せる、オタクネタで暴走するなどかなりエキセントリックなキャラとして登場する事が多い。また、'''漫画家'''という設定から、'''ネタ出し'''や'''締め切り'''等の'''漫画家の現実'''ネタに使われる事も多い。

==== よく取り上げられるネタ ====
;赤好き[[シャア・アズナブル|シャア]]([[クワトロ・バジーナ|クワトロ]])
:柊誠亜氏の名物ネタの一つで、[[シャア・アズナブル|シャア]]が登場すると必ずネタになる。最初は「赤ゆえに…」というタイトルだったが、この後赤好きがエスカレートし、[[D]]の4コマでは[[イグニス]]が他人の部屋を赤くして人々を絶望と憎しみに満ち溢れようとした時に[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆シャア]]版で登場したシャアが出てきて'''「赤いのならいいではないか?」'''と発言し、[[イグニス]]を撃沈させた事も。[[IMPACT]]の4コマではゲームで熟練度が50以上で隠しシナリオに進む事から、赤ネタを振られる度に'''逆襲度'''が1ポイントずつ溜まるというネタが振られた。[[GC]]では[[V-MAX]]レッドパワーで'''赤く光る金色の機体'''[[ザカール]]を[[捕獲]]しようとするネタも。また、これらの作品では[[アムロ・レイ|アムロ]]が率先してシャアをおちょくる若干黒いキャラとして描かれる事が多い。

;[[カツ・コバヤシ|カツ]]虐待ネタ
:その名の通り[[カツ・コバヤシ|カツ]]が虐められるという、吉田創氏の鉄板ネタ。ただ殴る蹴るの暴行を与える(最終的には「今回はどうしてもネタが思いつかなかった」と言って無意味に首を絞めたことも)他、生身同然で出撃させる、他のキャラをカツと同視して絶望させ間接的に貶めるなどその内容は多岐に渡る。これは、元々[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]を実際にプレイしていた吉田氏が、カツが敵に攻撃を全く当てられず、敵の攻撃を必ず喰らった事を根に持ち、所謂'''私怨目的で展開された復讐ネタ'''だが、その凄まじさや長期に渡って展開されたことからか、他の漫画家に影響を与えるほどだった。ちなみにその時のネタの一部は吉田氏のHPで公開されているので容易に読む事が出来る。

;あやしいスパロボワールド
:K-×6氏の十八番であるシリーズネタ。前述の通り○モ、全裸、女装、ロリコン、下ネタなど非常にネタの幅が広く、参戦キャラたちが悉く変態として扱われていくのが特徴である。そして見ていた人の殆どが泣いてしまうというオチが多い。今でも展開されていることもあってか、アミーゴ隆造(外間隆想)氏の4コマでの『[[リィナ・アーシタ|リィナ]]のコスプレをした[[ギャリソン時田|ギャリソン]]』、谷和也氏の4コマでの『[[早乙女博士(OVA)|早乙女のじじい]]のズボンのチャックが開いていたビジョンが写り、それを見て泣きながらマジ切れする[[ケイ]]』といったオマージュがある。

;[[シーマ・ガラハウ|シーマ]]おちょくりネタ
:五十嵐愛美氏の余りにも有名なネタ。シーマが年増とかいろいろと言われて逆上しまくるオチがほとんどである。

;[[西川大作]]&[[剛大次郎]]ネタ
:作品内における立ち位置や体格などで、双子的扱いを受ける事が多い。実際は容易に見分けがつくのだが、作者が抱いた初見での印象をネタにしたものであろう。

;髪型ネタ
:キャラの特徴的な髪型に触れたネタ。特に[[夕月京四郎]]のアフロネタは非常に有名なネタであり、彼が参戦する作品では外間隆想氏をはじめ、多くの漫画家によって必ずと言っていいほど描かれている。

;[[カーメン・カーメン|キングコブラ]]ネタ
:『[[銀河旋風ブライガー]]』の[[カーメン・カーメン]]が登場する作品で多くの漫画家が展開するネタの一つ。作者によっては[[カーメン・カーメン|意外]][[シュウ・シラカワ|な]][[ベン・ルーニー|人々]]がコブラの餌食になることがある。

;[[パイロットスーツ|レオタード]]ネタ
:『[[破邪大星ダンガイオー]]』や『[[神魂合体ゴーダンナー!!]]』がSRWに参戦すると必ず多くの漫画家が展開するネタ。

;[[ゲッター線]]ネタ
:ゲッター線の性質や危険性に触れたネタ。特にスパロボでは[[マジンカイザー]]という前例が存在するためか、機体などがゲッター線を浴びる事で進化するというネタが多数描かれている。似たネタに[[ビムラー]]ネタ等がある。

;メカニック弄り
:整備班が様々な無茶振りをされるというネタ。特に牧野博幸氏の[[アストナージ・メドッソ|アストナージ]]いじめは有名。機体では[[ダイターン3]]等の巨大な機体、自己防衛機能を持つ[[グレンダイザー]]、自爆ネタでおなじみの[[ウイングガンダムゼロ]]等が整備班泣かせの機体として定着している。

;黒い[[アイナ・サハリン|アイナ]]
:『08小隊』が参戦した作品で多く使用されるネタで、主に[[ギニアス・サハリン|兄]]がそのターゲットとなる。有名なのは柊誠亜氏で、特に[[A]]の4コマでは'''[[ギニアス・サハリン|実兄]]のみならず、他の[[クワトロ・バジーナ|兄]][[リヒテル|キャ]][[剣鉄也|ラ]][[マイヨ・プラート|達]]の抹殺まで企てる'''という驚きの黒さを見せた。

;[[EVA初号機]]の暴走
:EVAが参戦した作品ではほぼ確実にネタになっており、敵味方を問わずにトラウマになる事が多い。また、原作でゼルエルを捕食した事から必ず「喰う」という表現が使われる。

;不参戦作品ネタ
:そのゲームに参戦していない作品を臭わせるネタ。主に参戦作品の関連作品やスパロボの常連作品が使われることが多い。また、その時点ではスパロボ[[未参戦作品|未参戦の作品]]のネタが出る事もあり、後にその作品が実際に参戦を果たす事もある。

;超電磁烈風正拳突き
:実はこの技は[[スーパーロボット大戦A|A]]で出たネタで作者は「勝手に無許可の合体技」と言って繰り出したら[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]で本当に実現してしまった(アンソロジーでは「超電磁ダッシャー正拳突き」という名称で、グランダッシャーに変形した[[コン・バトラーV]]の上に[[ダイモス]]が乗る等の違いはあるが)。
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[[Category:小辞典]]
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