差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
180 バイト追加 、 2017年10月29日 (日) 13:30
特攻の注釈の追加
158行目: 158行目:  
== メモ ==
 
== メモ ==
 
*統帥の外道と称された通り、悲劇的な作戦であった特攻作戦だったが、一方でアメリカ軍が受けた損害も大きかった事が近年になって判明している。
 
*統帥の外道と称された通り、悲劇的な作戦であった特攻作戦だったが、一方でアメリカ軍が受けた損害も大きかった事が近年になって判明している。
**人的損害に限っても、特攻を行った日本軍の戦死者は5300人余りに対し、アメリカ軍の戦死者は3倍近い15000人以上にも達しており、戦後、アメリカ海軍上層部は口を揃えて「カミカゼこそ、我が軍に最大級の損害を与えた作戦であった」と語っている。
+
**人的損害に限っても、特攻を行った日本軍の戦死者は5300人余りに対し、アメリカ軍の戦死者は3倍近い15000人以上にも達しており、戦後、アメリカ海軍上層部は口を揃えて「カミカゼこそ、我が軍に最大級の損害を与えた作戦であった」と語っている。(とはいえ、日本軍の戦死者はほぼ全員航空機パイロットであるのに対し、アメリカ軍の戦死者はほとんどが艦船の乗務員である)
 
**航空機や人間魚雷による体当たり攻撃の他、軍艦が帰還を前提にせず出撃する『艦隊特攻』も行われた。大戦末期、戦艦大和が僅かに残存した艦艇と共に[[沖縄]]救援のために出撃したが、圧倒的な米軍の航空攻撃に成すすべもなく、[[ヤマト|坊ノ岬沖で轟沈している。]]
 
**航空機や人間魚雷による体当たり攻撃の他、軍艦が帰還を前提にせず出撃する『艦隊特攻』も行われた。大戦末期、戦艦大和が僅かに残存した艦艇と共に[[沖縄]]救援のために出撃したが、圧倒的な米軍の航空攻撃に成すすべもなく、[[ヤマト|坊ノ岬沖で轟沈している。]]
 
**航空機に爆弾を積んでの体当たりというのは他国でも研究されており、アメリカ軍は対ドイツ用に無線操縦で体当たりさせる無人爆撃機を開発していた。
 
**航空機に爆弾を積んでの体当たりというのは他国でも研究されており、アメリカ軍は対ドイツ用に無線操縦で体当たりさせる無人爆撃機を開発していた。
164行目: 164行目:  
**第一次大戦では、ロシア帝国の空軍パイロットが「タラン」と呼ばれる航空機による体当たりを敢行する事があった。
 
**第一次大戦では、ロシア帝国の空軍パイロットが「タラン」と呼ばれる航空機による体当たりを敢行する事があった。
 
**大戦末期、米軍の攻撃で南方航路を失った日本は、戦争継続の為に少数の高速タンカーに多数の護衛艦を付けた船団による輸送作戦を強行。「特攻精神で輸送を完遂する」と評された事から特攻輸送と呼ばれた。しかし、制空権も制海権も失った状態での輸送は無謀極まりなく、日本に辿り着けたタンカーは僅か6隻のみだった。
 
**大戦末期、米軍の攻撃で南方航路を失った日本は、戦争継続の為に少数の高速タンカーに多数の護衛艦を付けた船団による輸送作戦を強行。「特攻精神で輸送を完遂する」と評された事から特攻輸送と呼ばれた。しかし、制空権も制海権も失った状態での輸送は無謀極まりなく、日本に辿り着けたタンカーは僅か6隻のみだった。
 +
**
 
{{DEFAULTSORT:とつこう}}
 
{{DEFAULTSORT:とつこう}}
 
[[Category:小辞典]]
 
[[Category:小辞典]]
34

回編集

案内メニュー