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894 バイト追加 、 2013年2月20日 (水) 20:49
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<!-- 問題記事として扱っているので記入前に深く考えた上で、自分の考えについてはこの記事の議論ページへ(この注意事項を削除するのも控えて下さい)。 -->
 
<!-- 問題記事として扱っているので記入前に深く考えた上で、自分の考えについてはこの記事の議論ページへ(この注意事項を削除するのも控えて下さい)。 -->
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『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[主人公]]<br />
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『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の[[主人公]]。(であったが脚本及び監督らのや周辺人物によるテコ入れにより後半悪役と化した挙句主人公の座を奪われた。)<br />
 
[[キラ・ヤマト]]、[[アスラン・ザラ]]に続く『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の「第3の主人公」に位置する。
 
[[キラ・ヤマト]]、[[アスラン・ザラ]]に続く『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の「第3の主人公」に位置する。
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人種は[[コーディネイター]]であるが、家族や妹のマユがコーディネイターであったかは不明。
 
人種は[[コーディネイター]]であるが、家族や妹のマユがコーディネイターであったかは不明。
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本質的には純粋で正義感の強い性格の持ち主と言えるが、パイロットとして天性の才能を持つ一方、メンタル面には大きな問題点がいくつか残っている。家族を失った時の絶望と哀しみ、戦争の諸悪への激しい怒りが彼の行動の機軸となっている為に、激情に駆られやすい上に、戦闘中は冷静な判断が殆ど出来ず、独断行為に走りやすい傾向がある。また、これらの性質は、自分を理解しようとしてくれる人物には根拠なく信頼を置いてしまう等、騙されやすい要因となっており、時には傲慢に陥ってしまう事もあった。
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本質的には純粋で正義感の強い性格の持ち主と言えるが、パイロットとして天性の才能を持つ一方、メンタル面には大きな問題点がいくつか残っている。家族を失った時の絶望と哀しみ、戦争の諸悪への激しい怒りが彼の行動の機軸となっている為に、激情に駆られやすい上に、戦闘中は冷静な判断が殆ど出来ず、独断行為に走りやすい傾向がある。また、これらの性質は、自分を理解しようとしてくれる人物には根拠なく信頼を置いてしまう等、騙されやすい要因となっており(そのためアスランの自分を棚に上げた無理な説教を聞き入れてしまったことも)、時には傲慢に陥ってしまう事もあった。
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次第に様々な状況に翻弄され、やがては自分が本当に望んでいたのは何であったのかを気づかない内に見失っていったシンは、その心の隙を[[ギルバート・デュランダル]]に利用されるようになっていく。
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次第に様々な状況に翻弄され、しかし平和を目指すという根本的な望みのみは守り通し、[[ギルバート・デュランダル]]を信じ手足となることを望んだ。
    
射撃よりは格闘を好み、高速一撃離脱戦重視の[[デスティニーガンダム]]は格闘戦が得意なシンの戦闘データに基づき調整されており、射撃武器は殆ど牽制用として活用されている。拳銃射撃は日頃からレイと共に訓練しているが、活かされる機会は無かった。<br />スチール缶を片手で握りつぶす、(一般ザフト兵を一撃で昏倒させる)アスランの本気パンチを顔に受けてもびくともしない等、妙にタフな描写がされている。このためファンからは「ガンダムに乗らなければキラさんなんて瞬殺」などとネタにされる。
 
射撃よりは格闘を好み、高速一撃離脱戦重視の[[デスティニーガンダム]]は格闘戦が得意なシンの戦闘データに基づき調整されており、射撃武器は殆ど牽制用として活用されている。拳銃射撃は日頃からレイと共に訓練しているが、活かされる機会は無かった。<br />スチール缶を片手で握りつぶす、(一般ザフト兵を一撃で昏倒させる)アスランの本気パンチを顔に受けてもびくともしない等、妙にタフな描写がされている。このためファンからは「ガンダムに乗らなければキラさんなんて瞬殺」などとネタにされる。
    
=== 来歴 ===
 
=== 来歴 ===
どんな人種でも法さえ守れれば国民となれる[[オーブ連合首長国]]で、家族と共に平和に暮らしていた。しかし[[コズミック・イラ]]71年における[[地球連合]]のオーブ侵攻で、家族と共に避難艇に向おうとした際、妹マユの携帯を拾おうと家族から離れた瞬間に[[フリーダムガンダム]]と[[カラミティガンダム]]両機の戦闘に巻き込まれて家族を失う。家族を失った後は、避難艇で出会ったオーブ軍人トダカの勧めで[[プラント]]へ移住した。<br />
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どんな人種でも法さえ守れれば国民となれる[[オーブ連合首長国]]で、家族と共に平和に暮らしていた。しかし[[コズミック・イラ]]71年における[[地球連合]]のオーブ侵攻で、家族と共に避難艇に向おうとした際、妹マユの携帯を拾おうと家族から離れた瞬間に[[フリーダムガンダム]]と[[カラミティガンダム]]両機の戦闘(厳密にはフリーダムの砲撃、この描写は後にテコ入れでなかったことにされ総集編の映像ではカラミティガンダムの砲撃に巻き込まれたかのような編集がなされた)に巻き込まれて家族を失う。家族を失った後は、避難艇で出会ったオーブ軍人トダカの勧めで[[プラント]]へ移住した。<br />
 
プラントで出会ったルナマリアやレイなどと意気投合。優秀な成績でアカデミーを卒業し[[ザフト]]に入隊、エリート集団「赤服」の一員となる。そして、新型[[モビルスーツ]]・[[インパルスガンダム]]を駆り、活躍することになる。
 
プラントで出会ったルナマリアやレイなどと意気投合。優秀な成績でアカデミーを卒業し[[ザフト]]に入隊、エリート集団「赤服」の一員となる。そして、新型[[モビルスーツ]]・[[インパルスガンダム]]を駆り、活躍することになる。
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=== キャラクターとしての総評 ===
 
=== キャラクターとしての総評 ===
特に故国オーブに向けられる偏った言動、上官であるアスランへの挑発や増長した態度(ただし有名なアスランの行動一覧のコピペが示すように、上官としてのアスランの行動のおかしさを指摘する声が多くある)や勝手にステラを返還する等周囲の迷惑を顧みない軍人として問題のある行動、終盤におけるまで妹のマユやステラの死を乗り越える事が出来なかった事、デュランダルが大量破壊兵器による敵国民間人の虐殺を選択肢に入れてもなお従ったことなど、[[主人公]]としてはマイナス面が目立った点が批判されている。その反面前回の主人公の一人として、シンの精神面における導き手の役割を期待されたアスランの行動があまりにも理不尽すぎたために成長を描かれ切れなかった不運なキャラクターともいえる。
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特に故国オーブに向けられる偏った言動、上官であるアスランへの挑発や増長した態度(ただし有名なアスランの行動一覧のコピペが示すように、上官としてのアスランの行動のおかしさを指摘する声が多くある)や勝手にステラを返還する等周囲の迷惑を顧みない軍人として問題のある行動(しかしこれに関しては前作主人公も・・・)、終盤におけるまで妹のマユやステラの死を乗り越える事が出来なかった事、デュランダルが大量破壊兵器による敵国民間人の虐殺を選択肢に入れてもなお従ったことなど、[[主人公]]としてはマイナス面が目立った点が批判されている。その反面前回の主人公の一人として、シンの精神面における導き手の役割を期待されたアスランの行動があまりにも理不尽すぎたために成長を描かれ切れなかった不運なキャラクターともいえる。
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とくに理不尽さは描写においても目立ち、シン=悪役と視聴者に刷り込むため表情及び搭乗機であるデスティニーガンダムの扱い(初出撃が格下の機体相手に2対1、雨の中で画面は暗い)などが特に酷いことになっていた。
    
彼の戦う動機は親しい人物の死が大きな要因であり、それ故戦争をなくすことを誰より強く願っていたのは間違いなく、感情まで否定される類のものではない。アスランに対する態度もシンにも非はあるが、先述の通りアスランの上官としての不手際にも一因がある。<br />
 
彼の戦う動機は親しい人物の死が大きな要因であり、それ故戦争をなくすことを誰より強く願っていたのは間違いなく、感情まで否定される類のものではない。アスランに対する態度もシンにも非はあるが、先述の通りアスランの上官としての不手際にも一因がある。<br />
歴代の主人公達が多くの人間に出会って成長していったことに比べると、彼自身は良き理解者や人との出会いに恵まれず、比較的良好な関係であったトダカやハイネはあまりにも出会った期間が短く、アスランもシンを導くのには未熟、キラに直接出会って和解したのも最後の最後でステラの死後は彼自身の人間関係の希薄さ([[オーブ]]時代の人間関係が不明なのもあるが)も含めて、歴代のガンダム主人公の中でも孤独な境遇だったと言える。<br />
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歴代の主人公達が多くの人間に出会って成長していったことに比べると、彼自身は良き理解者や人との出会いに恵まれず、比較的良好な関係であったトダカやハイネはあまりにも出会った期間が短く、アスランもシンを導くのには未熟かつ一貫性や判断力に欠け、キラに直接出会って和解(屈服?洗脳?)したのも最後の最後でステラの死後は彼自身の人間関係の希薄さ([[オーブ]]時代の人間関係が不明なのもあるが)も含めて、歴代のガンダム主人公の中でも孤独な境遇だったと言える。<br />
 
逆に言えば、そうした境遇もあってか、主人公という立場の割には重大な情報を得る機会が乏しく、本人も積極的に情報を集める描写は無かった。その結果、[[レイ・ザ・バレル|レイ]]以外の主要人物が有する「秘密」や抱えている「事情」、「背景」等については、文字通り「何も知らない」状態だった。これがシンの思考が(良くも悪くも)一方向に固まってしまう原因だったと言える。<br />
 
逆に言えば、そうした境遇もあってか、主人公という立場の割には重大な情報を得る機会が乏しく、本人も積極的に情報を集める描写は無かった。その結果、[[レイ・ザ・バレル|レイ]]以外の主要人物が有する「秘密」や抱えている「事情」、「背景」等については、文字通り「何も知らない」状態だった。これがシンの思考が(良くも悪くも)一方向に固まってしまう原因だったと言える。<br />
 
最後のキラとの和解(※)も賛否両論あるが、新たな人間関係を構築する一歩を踏み出したとも言えるので、もしSEEDの続編が描かれて彼が登場するならばその変化も注目すべきだろう。<br />(※FINAL PLUS及びスペシャルエディション版のみで、TV放送版ではない場面)
 
最後のキラとの和解(※)も賛否両論あるが、新たな人間関係を構築する一歩を踏み出したとも言えるので、もしSEEDの続編が描かれて彼が登場するならばその変化も注目すべきだろう。<br />(※FINAL PLUS及びスペシャルエディション版のみで、TV放送版ではない場面)
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作中における[[主人公]]であるものの、主人公として全体的に出番や活躍が多いとは言えず、特にストーリー後半はメイン視点が前作主人公である[[キラ・ヤマト]]に移ってしまい、終盤はキラ側に敗北する結末も手伝って、実質主人公の座を失ってしまったといえる。EDのキャストクレジットではシンがリストの一番上だったが、終盤ではキラに奪われてしまった(シンはアスランより下の三番目に)。さらに雑誌のインタビューにて遂に監督自ら「主人公は[[キラ・ヤマト]]です」と言われてしまう。
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作中における[[主人公]]であるものの、(理不尽で身勝手なテコ入れの結果)主人公として全体的に出番や活躍が多いとは言えず、特にストーリー後半はメイン視点が前作主人公である[[キラ・ヤマト]]に移ってしまい、終盤はキラ側に敗北する結末も手伝って、実質主人公の座を失ってしまったといえる。EDのキャストクレジットではシンがリストの一番上だったが、終盤ではキラに奪われてしまった(シンはアスランより下の三番目に)。さらに雑誌のインタビューにて遂に監督自ら「主人公は[[キラ・ヤマト]]です」と言われてしまう。
    
ストーリーの途中で、前作主人公や他のキャラクターに出番を喰われる事例というのは、アニメや漫画等では決して少なくないが(スパロボ参戦作品では『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』終盤の[[剣鉄也]]や『[[機甲戦記ドラグナー]]』終盤の[[ケーン・ワカバ]]等)、彼の場合2000年代の中でも著名な作品であるのも手伝い、OP演出や脚本進行上もそれが露骨に顕在化したため、主役の座を奪われた人物の代表的存在となってしまった。その影響もあって一部のメディア等においてはDESTINYの主人公=キラと紹介される事もある。
 
ストーリーの途中で、前作主人公や他のキャラクターに出番を喰われる事例というのは、アニメや漫画等では決して少なくないが(スパロボ参戦作品では『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』終盤の[[剣鉄也]]や『[[機甲戦記ドラグナー]]』終盤の[[ケーン・ワカバ]]等)、彼の場合2000年代の中でも著名な作品であるのも手伝い、OP演出や脚本進行上もそれが露骨に顕在化したため、主役の座を奪われた人物の代表的存在となってしまった。その影響もあって一部のメディア等においてはDESTINYの主人公=キラと紹介される事もある。

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