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− また、第4部「グレートパンクラチオン」では、天宮、スダ・ドアカ、ガンドランド大陸の未来の姿である「メビウス銀河」が登場。騎士、武者、ガンドランダーの3シリーズのクロスオーバーを実現した。このあたりもとてもスパロボ的と言えるかも知れない。+
→SDガンダムシリーズの世界観
初期の頃はただ「このシリーズは原作とは異なるギャグ世界で描かれるコメディである」ことさえ伝えられればよく、「ギャグ世界」には細かい設定などは不要であった。作家ごとにキャラクター設定や世界観も異なっていた。しかしそのうち、ギャグではなくシリアスな独自世界でもSDキャラクターたちを展開させる企画が出てくる。「漠然としたギャグ」ではなく「確固とした背景ストーリー」を伝えるために漫画連載はますます重要視され、SDガンダムの玩具展開とコミックによる背景世界観の描写は不可分のものとなった。しかし、2007年にボンボンが休刊したことで(後釜を月刊ケロケロエースが引き継いだとはいえ)、SDガンダムの新しいシリーズ展開が難しくなってしまっている現状がある。
初期の頃はただ「このシリーズは原作とは異なるギャグ世界で描かれるコメディである」ことさえ伝えられればよく、「ギャグ世界」には細かい設定などは不要であった。作家ごとにキャラクター設定や世界観も異なっていた。しかしそのうち、ギャグではなくシリアスな独自世界でもSDキャラクターたちを展開させる企画が出てくる。「漠然としたギャグ」ではなく「確固とした背景ストーリー」を伝えるために漫画連載はますます重要視され、SDガンダムの玩具展開とコミックによる背景世界観の描写は不可分のものとなった。しかし、2007年にボンボンが休刊したことで(後釜を月刊ケロケロエースが引き継いだとはいえ)、SDガンダムの新しいシリーズ展開が難しくなってしまっている現状がある。
SDガンダムシリーズがコミックを使って作り出した世界観やテーマは様々なものがある。原作をパロディしたギャグもの、原作と全く無関係にモビルスーツたちがユルい日常生活を送っているというナンセンスもの、シリアスな異世界ファンタジーもの、果ては学園コメディまで、何でもありである。<br />端的に言えば「わざわざガンダムを使って表現する必要のない世界観」にまでガンダムを無理にでも使うのがSDガンダムシリーズであり、このカオスな自由さこそが現在まで愛されている最大の魅力である。
SDガンダムシリーズがコミックを使って作り出した世界観やテーマは様々なものがある。原作をパロディしたギャグもの、原作と全く無関係にモビルスーツたちがユルい日常生活を送っているというナンセンスもの、シリアスな異世界ファンタジーもの、果ては学園コメディまで、何でもありである。<br />端的に言えば「わざわざガンダムを使って表現する必要のない世界観」にまでガンダムを無理にでも使うのがSDガンダムシリーズであり、このカオスな自由さこそが現在まで愛されている最大の魅力である。しかし、その一方で[[シャア・アズナブル]]役の池田秀一氏は下品な台詞が多いSDガンダムの仕事を快く思っていなかったという暗い側面も存在する。
現在までSDガンダムが公式で展開してきたテーマや世界観は大きく分けると以下のようになる。
現在までSDガンダムが公式で展開してきたテーマや世界観は大きく分けると以下のようになる。
;新SDガンダム外伝(第5弾 ~ 第7弾)
;新SDガンダム外伝(第5弾 ~ 第7弾)
:二番目に展開された騎士ガンダムシリーズ。これはさらに「ナイトガンダム物語」「黄金神話」「鎧闘神戦記」の三部に分けることができる。
:二番目に展開された騎士ガンダムシリーズ。これはさらに「ナイトガンダム物語」「黄金神話」「鎧闘神戦記」の三部に分けることができる。
:前作よりも派手な展開となっており、この手の大河ファンタジーものの連載でありがちな展開インフレが目立つ。ただしこれでストーリーが破綻しているわけでなく、スダ・ドアカの創世と崩壊に絡む壮大な神話が描かれた。
:前作よりも派手な展開となっており、この手の大河ファンタジーものの連載でありがちな展開やインフレが目立つ。ただしこれでストーリーが破綻しているわけでなく、スダ・ドアカの創世と崩壊に絡む壮大な神話が描かれた。
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;SDガンダム聖伝(第8弾)
;SDガンダム聖伝(第8弾)
;SDガンダム列伝 ガンダム騎士団(第9弾)
;SDガンダム列伝 ガンダム騎士団(第9弾)
:過去のシリーズの騎士たちが「エレナ・ルウム」に召還されて、勇者として戦うクロスオーバーもの。
:過去のシリーズの騎士たちが「エレナ・ルウム」に召還されて、勇者として戦うクロスオーバーもの。
:漫画のみで展開してカードダス化されず、騎士ガンダム自体のブームの終焉から半年で打ち切られたという扱いなため、公式からはなかば[[黒歴史]]的に扱われている風がある。2011年にアスキー・メディアワークスから販売された『SDガンダム大全集 騎士ガンダム編』でも触れられていない。
:漫画のみで展開してカードダス化されず、騎士ガンダム自体のブームの終焉から半年で打ち切られた(しかも過去シリーズの騎士たちが'''次々と敵に殺されていく'''という展開)という扱いなため、公式からはなかば[[黒歴史]]的に扱われている風がある。2011年にアスキー・メディアワークスから販売された『SDガンダム大全集 騎士ガンダム編』でも触れられていない。
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;SDガンダム英雄伝(第10弾)
;SDガンダム英雄伝(第10弾)
デザイン的には既存のモビルスーツたちの「フルアーマー化」を過激にしたようなもので、著名なモビルスーツにミサイルやバズーカがゴテゴテとつけられる姿は男の子心をくすぐるものであった。キャラクターたちは軍人といってもどこかコミカルに描かれ、海外ドラマの『特攻野郎Aチーム』、スパロボ参戦作でいうなら『[[J9シリーズ]]』のような、若干ライトなノリがある。
デザイン的には既存のモビルスーツたちの「フルアーマー化」を過激にしたようなもので、著名なモビルスーツにミサイルやバズーカがゴテゴテとつけられる姿は男の子心をくすぐるものであった。キャラクターたちは軍人といってもどこかコミカルに描かれ、海外ドラマの『特攻野郎Aチーム』、スパロボ参戦作でいうなら『[[J9シリーズ]]』のような、若干ライトなノリがある。
また、第4部「グレートパンクラチオン」では、天宮、スダ・ドアカ、ガンドランド大陸の未来の姿である「メビウス銀河」が登場。騎士、武者、ガンドランダーの3シリーズのクロスオーバーを実現した。このあたりもとてもスパロボ的と言えるかも知れない(ただし、武者シリーズと騎士シリーズは初期の時点で繋がりがあったため、各作品間のクロスオーバーはSDガンダムでは珍しくはない)。
===SDガンダム三国伝===
===SDガンダム三国伝===