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| 不安定化した[[平行世界]]を再構築し、崩壊を食い止める「調律」という行為が近年のスパロボの世界観にマッチしているためか、参戦時にはいずれも非常に重要な役割を担わされている。しかしその結果、彼の辿る運命は「'''人を越えた存在となって世界の外へ旅立ってしまう'''」というものになりがちで、シンプルに人間のままの姿で救われるという結末を迎えられない苦労人でもある。 | | 不安定化した[[平行世界]]を再構築し、崩壊を食い止める「調律」という行為が近年のスパロボの世界観にマッチしているためか、参戦時にはいずれも非常に重要な役割を担わされている。しかしその結果、彼の辿る運命は「'''人を越えた存在となって世界の外へ旅立ってしまう'''」というものになりがちで、シンプルに人間のままの姿で救われるという結末を迎えられない苦労人でもある。 |
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− | 一方、[[プレイステーション2|PS2]]ゲーム『蒼穹幻想曲』ではルート次第で、鳥飼・朝比奈・久遠らを生存させつつ人間のまま物語に決着を付ける事が出来る。ついでに、ラーゼフォンの心である美嶋玲香も人間として手を取り合うという展開にもなる(おかげでフラグがえらいことになっているが)。逆に、MU側に降ってMUの世界を新生させることも可能。 | + | 一方、[[プレイステーション2|PS2]]ゲーム『蒼穹幻想曲』ではルート次第で、鳥飼・朝比奈・久遠らを生存させつつ人間のまま物語に決着を付ける事が出来る。 |
− | TVと同じ調律ルートで終わった場合、自身の人間としての複製とかつて一番仲が良かった人間との生活を、観客のように見つめつつ呟くというなんとも切ないエンディングとなる。代わりに、既に死んでいる人も復活するので種類が豊富。
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− | ちなみに、何もせずに寝まくっていると、'''TERRAが壊滅した上に次の誕生日を迎える=奏者の資格を失って終了'''、というとんでもないifエンドに突入する。
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
| ;[[スーパーロボット大戦MX]] | | ;[[スーパーロボット大戦MX]] |
− | :初参戦作品で、担当声優の下野紘氏もスパロボ初参加。物語の中核を担う。原作の流れがほぼ網羅され、似た世界観の『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』や、同じく「ムー」に関わる『[[勇者ライディーン]]』とのクロスオーバーがある。恐るべき密度で繰り広げられ、幾多に組み上げられた混沌を文字通り『調律』していく。最終的にはMXに登場するあらゆる無限エネルギーを一つに纏め上げ、調律を行おうとする。なお、最終話で使用できない味方ユニットは[[ラーゼフォン]]と[[EVA零号機]]のみである。ただし代わりに、最強スポット参戦ユニットの一角である[[真聖ラーゼフォン]]を引っさげてスポット参戦してくれる。最終決戦後は世界を不協和音から守るべく、時と時の狭間に留まり「観測者」として生きる事を伝え、遙や[[マグネイト・テン]]の面々に別れを告げる。 | + | :初参戦作品で、担当声優の下野紘氏もスパロボ初参加。物語の中核を担う。原作の流れがほぼ網羅され、似た世界観の『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』や、同じく「ムー」に関わる『[[勇者ライディーン]]』とのクロスオーバーがある。恐るべき密度で繰り広げられ、幾多に組み上げられた混沌を文字通り『調律』していく。最終的にはMXに登場するあらゆる無限エネルギーを一つに纏め上げ、調律を行おうとする。なお、最終話では離脱しているため使用できないが、代わりに「真聖綾人」名義で、最強ユニットの一角である[[真聖ラーゼフォン]]を引っさげてスポット参戦してくれる。最終決戦後は世界を不協和音から守るべく、時と時の狭間に留まり「観測者」として生きる事を伝え、遙や[[マグネイト・テン]]の面々に別れを告げる。 |
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| == パイロットステータス設定の傾向 == | | == パイロットステータス設定の傾向 == |
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| スーパー系キャラとしては[[回避]]率が高めで、[[格闘]]&[[射撃]]値も殆ど差が無く、バランス良く設定されている。反面、[[防御]]値は[[MS]]パイロット並みに心許なく、[[シールド防御]]技能が有るとは言え、被弾時には予想以上のダメージを被る事も。また、気力系の精神コマンドやスキルを持たないため、その辺りのフォローも必須。 | | スーパー系キャラとしては[[回避]]率が高めで、[[格闘]]&[[射撃]]値も殆ど差が無く、バランス良く設定されている。反面、[[防御]]値は[[MS]]パイロット並みに心許なく、[[シールド防御]]技能が有るとは言え、被弾時には予想以上のダメージを被る事も。また、気力系の精神コマンドやスキルを持たないため、その辺りのフォローも必須。 |
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− | ちなみに、「遙か久遠の彼方」の真聖綾人も全く同じ能力で、性格も「普通」のまま。
| + | ちなみに、真聖綾人名義でも全く同じ能力で、性格も「普通」のまま。 |
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| === [[精神コマンド]] === | | === [[精神コマンド]] === |
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| ;[[スーパーロボット大戦MX|MX]] | | ;[[スーパーロボット大戦MX|MX]] |
| :'''[[奏者]]、[[底力]]L9、[[切り払い]]L5、[[シールド防御]]L5''' | | :'''[[奏者]]、[[底力]]L9、[[切り払い]]L5、[[シールド防御]]L5''' |
− | :どちらかというと防御よりの構成。後々のことを考えるならヒット&アウェイとインファイト、アタッカーが欲しい。53話をクリアしたらシールド防御も切り払いも上書きするのが正しい。 | + | :どちらかというと防御よりの構成。高レベルの底力とシールド防御、機体側のバリアも相まって守りは非常に硬い。後々のことを考えるならヒット&アウェイとインファイト、アタッカーが欲しい。真聖ラーゼフォンには剣も盾もないので、53話をクリアしたらシールド防御も切り払いも上書きするのが正しい。AI1戦を見据えるなら援護攻撃を持たせるのも手。 |
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| == パイロットBGM == | | == パイロットBGM == |
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| :綾人を[[ラーゼフォン]]へと導いたりするなど、全てを見透かしたような行動をする。実際は綾人の[[イシュトリ]](彼が記憶の底で求め続けた存在)であり、恋人関係にあった遥の中学時代の姿をしている。なお、本作は基本的に綾人視点の物語であるため画面には映っているが、綾人以外の人物には見えていない。 | | :綾人を[[ラーゼフォン]]へと導いたりするなど、全てを見透かしたような行動をする。実際は綾人の[[イシュトリ]](彼が記憶の底で求め続けた存在)であり、恋人関係にあった遥の中学時代の姿をしている。なお、本作は基本的に綾人視点の物語であるため画面には映っているが、綾人以外の人物には見えていない。 |
| ;[[如月久遠]] | | ;[[如月久遠]] |
− | :遺伝子上の綾人の母親。とはいえ、生まれてからずっと眠っていたために17歳の奏者の資格を持った年齢である。ちなみに彼女の[[イシュトリ]]は綾人の姿をしている。 | + | :遺伝子上の綾人の母親。とはいえ、生まれてからずっと眠っていたために17歳の奏者の資格を持った年齢のままである。ちなみに彼女の[[イシュトリ]]は綾人の姿をしている。 |
| ;[[紫東恵]] | | ;[[紫東恵]] |
− | :遙の妹にして綾人の同居人。綾人の現在の実年齢に近いため、作品序盤~中盤にかけては絡みが多く、かなりいい雰囲気にまで進んだが、結局は遙の当て馬に過ぎなかった。ちなみに映画版『多元変奏曲』ではほとんど絡みがなくなってしまう。 | + | :遙の妹にして綾人の同居人。綾人の現在の実年齢に近いため、作品序盤~中盤にかけては絡みが多く、かなりいい雰囲気にまで進んだが、結局はそこまでだった。ちなみに映画版『多元変奏曲』ではほとんど絡みがなくなってしまう。 |
| ;[[如月樹]] | | ;[[如月樹]] |
| :久遠の兄で遙の元恋人という[[加持リョウジ|加持]]のようなポジション…というのは表面上の設定。実は[[TOKYO JUPITER]]内外の時間経過相違の関係で年齢が逆転してしまった、綾人の弟である。かつて17歳だった頃は、彼にも奏者としての資格があったらしい。一方映画版では上記の設定がほぼすべて消失、「久遠の世話役で遙の元恋人という加持のようなポジション」というだけのキャラになった。 | | :久遠の兄で遙の元恋人という[[加持リョウジ|加持]]のようなポジション…というのは表面上の設定。実は[[TOKYO JUPITER]]内外の時間経過相違の関係で年齢が逆転してしまった、綾人の弟である。かつて17歳だった頃は、彼にも奏者としての資格があったらしい。一方映画版では上記の設定がほぼすべて消失、「久遠の世話役で遙の元恋人という加持のようなポジション」というだけのキャラになった。 |
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| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
− | ;「ラ………イディーン!?」<br />「似てる…!?こいつと…!」 | + | ;「ラ………イディーン!?」<br />「似てる…!? こいつと…!」 |
| :『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』第13話「機械神の邂逅」より。[[ライディーン]]を見た際のセリフでおまけに[[DVE]]。ファン待望のオマージュ元と共演が実現した瞬間である。後々までクロスオーバーが続いていく。 | | :『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』第13話「機械神の邂逅」より。[[ライディーン]]を見た際のセリフでおまけに[[DVE]]。ファン待望のオマージュ元と共演が実現した瞬間である。後々までクロスオーバーが続いていく。 |
| ;「行こう、マサト。みんなが呼んでるよ」 | | ;「行こう、マサト。みんなが呼んでるよ」 |
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| ;「だって君には居場所が…帰るべき場所があるから…」 | | ;「だって君には居場所が…帰るべき場所があるから…」 |
| :『MX』第29話「冥王、暁に出撃す」or『PORTABLE』第30話「ゼオライマー、暁に出撃す」より。[[鉄甲龍]]との決着をつけ、己のアイデンティティを確立して戻ってきたマサトへ、[[マグネイト・テン]]こそが彼の居場所である事を告げる。 | | :『MX』第29話「冥王、暁に出撃す」or『PORTABLE』第30話「ゼオライマー、暁に出撃す」より。[[鉄甲龍]]との決着をつけ、己のアイデンティティを確立して戻ってきたマサトへ、[[マグネイト・テン]]こそが彼の居場所である事を告げる。 |
− | ; 「あの時のように、君と俺で…!君と俺で、『そいつ』を止めるんだ!!」 | + | ; 「あの時のように、君と俺で…! 君と俺で、『そいつ』を止めるんだ!!」 |
| :『MX』第36話(『PORTABLE』では第37話)「命の行方」より。[[EVA初号機]]の暴走によって、バルディエルに乗っ取られた[[EVA3号機]]が破壊されようとした直前、シンジにかけたセリフ。世界を動かす『補完』と『調律』の資格者達の会話である事を併せ読むと実に興味深い。 | | :『MX』第36話(『PORTABLE』では第37話)「命の行方」より。[[EVA初号機]]の暴走によって、バルディエルに乗っ取られた[[EVA3号機]]が破壊されようとした直前、シンジにかけたセリフ。世界を動かす『補完』と『調律』の資格者達の会話である事を併せ読むと実に興味深い。 |
| ;「…さよなら…僕の…………」<br />「僕達の……後を継ぐべき人達……」 | | ;「…さよなら…僕の…………」<br />「僕達の……後を継ぐべき人達……」 |