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| しかし、その魂はなおも「怨嗟の魔蠍」に宿ったまま眠っており、超時空修復に際して地球から届けられた生命の力により、他の死したリアクター達共々覚醒して助力。憎しみから解放され、新たな地平へと去っていった。<ref>この時の彼はスフィアの呪縛から解放された影響もあってか落ち着いた様子でセツコに語り掛けていた。</ref> | | しかし、その魂はなおも「怨嗟の魔蠍」に宿ったまま眠っており、超時空修復に際して地球から届けられた生命の力により、他の死したリアクター達共々覚醒して助力。憎しみから解放され、新たな地平へと去っていった。<ref>この時の彼はスフィアの呪縛から解放された影響もあってか落ち着いた様子でセツコに語り掛けていた。</ref> |
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− | スフィアの発動条件の都合上、憎しみに凝り固まっていたのは確かなのだが、仇であるサイデリアルに属し、故郷を滅ぼした元凶とも言える御使いに服従していたため、具体的に何を憎んでいたのかは不明。
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− | だが、言動の端々やヴィルダークの反応、さそり座のタロットとの関連性、さらに名を捨てて洗礼名を名乗っていたという部分にヒントがある。
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− | 「バルビエル・ザ・ニードル」とは「怨嗟の魔蠍」の洗礼名なのだが、その名を自ら名乗っているという部分からはリアクターでない「ただの人間」としての部分がない、つまり'''スフィア・リアクター以外のアイデンティティが存在しない=人間としての過去も未来もない'''という背景が読み取れる。これとヴィルダークの「世界に向いた憎しみ」という評価を見ると、バルビエルがスフィアの力を発動させる鍵としていた憎しみは、過去と未来を持つ自分以外の全ての人間に対する、嫉妬に近いものだったと思われる。
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| ;「馬鹿な!? 僕の毒が効かないのか!?」 | | ;「馬鹿な!? 僕の毒が効かないのか!?」 |
| :ハマーンの[[キュベレイ]]が真っ先に狙ったのはアン・アーレス。「鉄の女」のプライドの前にはサソリの毒も無力であった……。 | | :ハマーンの[[キュベレイ]]が真っ先に狙ったのはアン・アーレス。「鉄の女」のプライドの前にはサソリの毒も無力であった……。 |
| + | ;「どいつもこいつも……僕をイラつかせるために生きてるのか! だったら、消してやるよ! 僕以外の全てを、このアン・アーレスの毒で!」 |
| + | :天獄篇第48話「燃える地球」の戦闘前台詞。本来憎むべき相手に服従した「名もなき誰か」の憎しみは、ヴィルダークが評したように世界そのものに向いていた。 |
| ;「セツコ…!セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコォォォォッ!!」<BR/>「殺してやる……! それが僕の愛だよ、セツコ!」 | | ;「セツコ…!セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコ…セツコォォォォッ!!」<BR/>「殺してやる……! それが僕の愛だよ、セツコ!」 |
− | :天獄篇第48話「燃える地球」のセツコとの戦闘前会話。セツコへの愛憎が如実に現れている。 | + | :こちらは通常のセツコとの戦闘前会話。セツコへの愛憎が如実に現れている。 |
− | ;「どいつもこいつも……僕をイラつかせるために生きてるのか! だったら、消してやるよ! 僕以外の全てを、このアン・アーレスの毒で!」
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− | :こちらは通常の戦闘前台詞。本来憎むべき相手に服従した「名もなき誰か」の憎しみは、ヴィルダークが評したように世界そのものに向いていた。
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| ;「い、嫌だ! 僕は…僕はまだ死にたくない!」<BR/>「セツコ! 僕を助けてよ、セツコ! ガン・アーレス! 僕を未来に導いてくれよ! 僕は永遠を手に入れて太陽の輝きに…!」 | | ;「い、嫌だ! 僕は…僕はまだ死にたくない!」<BR/>「セツコ! 僕を助けてよ、セツコ! ガン・アーレス! 僕を未来に導いてくれよ! 僕は永遠を手に入れて太陽の輝きに…!」 |
| :同上。最後まで生と憎悪に執着するも、アン・アーレスごと肉体を粉砕され、スフィアを奪われることになった。が……。 | | :同上。最後まで生と憎悪に執着するも、アン・アーレスごと肉体を粉砕され、スフィアを奪われることになった。が……。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| * [[Zシリーズ]]の主人公は[[第2次Z]]までは所持しているスフィアが[[ランド・トラビス|獅子座]]→[[セツコ・オハラ|乙女座]]→[[クロウ・ブルースト|天秤座]]と(ランドとセツコは変則とは言え)星座順に進んで行っていたため、第3次Zの主人公は蠍座のスフィアを手にするのではないかと予測するユーザーも存在していた。そういう意味では彼は主人公になり損ねていたのかもしれない。 | | * [[Zシリーズ]]の主人公は[[第2次Z]]までは所持しているスフィアが[[ランド・トラビス|獅子座]]→[[セツコ・オハラ|乙女座]]→[[クロウ・ブルースト|天秤座]]と(ランドとセツコは変則とは言え)星座順に進んで行っていたため、第3次Zの主人公は蠍座のスフィアを手にするのではないかと予測するユーザーも存在していた。そういう意味では彼は主人公になり損ねていたのかもしれない。 |
| + | *「バルビエル・ザ・ニードル」とは「怨嗟の魔蠍」の洗礼名なのだが、その名を自ら名乗っているという部分からはリアクターでない「ただの人間」としての部分がない、つまり'''スフィア・リアクター以外のアイデンティティが存在しない=人間としての過去も未来もない'''という背景が読み取れる。これとヴィルダークの「世界に向いた憎しみ」という評価を見ると、バルビエルがスフィアの力を発動させる鍵としていた憎しみは、過去と未来を持つ自分以外の全ての人間に対する、嫉妬に近いものだったと思われる。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |