30行目: |
30行目: |
| 普段はボルトマシンと呼ばれる5台の戦闘メカに[[分離]]している。また、[[コン・バトラーV]]とは異なり、声紋認証でパイロットを認識している。[[合体]]時は5台すべてが宙に浮いてV字型の編隊を組み(Vトゥギャザー)、その後に「レッツ、ボルトイン」のキーワードとともに合体する。 | | 普段はボルトマシンと呼ばれる5台の戦闘メカに[[分離]]している。また、[[コン・バトラーV]]とは異なり、声紋認証でパイロットを認識している。[[合体]]時は5台すべてが宙に浮いてV字型の編隊を組み(Vトゥギャザー)、その後に「レッツ、ボルトイン」のキーワードとともに合体する。 |
| | | |
− | 5機合体、武器の多さなど、コン・バトラーとかぶる点が多いが、コン・バトラーと違い合体後の[[分離]]が自由であるため、アニメではボルテスVが相手の技で拘束された際に、ランダーだけ分離して単機で拘束を解いたりするなど、この点を有効に利用していた。ちなみにいざという時に気持ちの上で甘えないように、脱出装置は付いていない。このことは21話で剛健太郎の前で偽ボルテスが破壊された時乗員が脱出し、見破られる要因となっている。さすがに脱出装置完備のSRWではそんなことはないが(ただしこれはボルテスVに合体した時のみでボルトマシンに分離しているときは作動する)。 | + | 5機合体、武器の多さなど、コン・バトラーとかぶる点が多いが、コン・バトラーと違い合体後の[[分離]]が自由であるため、相手の技で拘束された際に、ランダーだけ分離して単機で拘束を解いたりするなど、この点を有効に利用している。ちなみにいざという時に気持ちの上で甘えないように、脱出装置は付いていない。このことは第21話で剛健太郎の前で偽ボルテスが破壊された時乗員が脱出し、見破られる要因となっている。さすがに脱出装置完備のSRWではそんなことはないが(ただしこれはボルテスVに合体した時のみでボルトマシンに分離しているときは作動する)。 |
| | | |
| なお、ボルテスVは「剣技での必殺技による決着」を定着させたスーパーロボットとして有名であり、「○○剣××斬り」という必殺技の定番は、ボルテスVが生み出したと言える。 | | なお、ボルテスVは「剣技での必殺技による決着」を定着させたスーパーロボットとして有名であり、「○○剣××斬り」という必殺技の定番は、ボルテスVが生み出したと言える。 |
47行目: |
47行目: |
| | | |
| == 登場作品と操縦者 == | | == 登場作品と操縦者 == |
− | [[スーパーロボット大戦シリーズ]]では、初登場が『[[新スーパーロボット大戦]]』で、[[コン・バトラーV]]と共演するようになったのは[[スーパーロボット大戦α|α]]以降である。ボルトマシンの[[合体]]や[[分離]]まで再現する作品が少ないのもコン・バトラーVと同じであり、大抵は1ユニットとしてのみ登場する。1ユニットに5人のパイロットが搭乗しているため、[[精神コマンド]]が5人分使用できるという大きな利点がある。 | + | [[スーパーロボット大戦シリーズ]]では、初登場が『[[新スーパーロボット大戦]]』で、[[コン・バトラーV]]と共演するようになったのは『[[スーパーロボット大戦α|α]]』以降である。ボルトマシンの[[合体]]や[[分離]]まで再現する作品が少ないのもコン・バトラーVと同じであり、大抵は1ユニットとしてのみ登場する。1ユニットに5人のパイロットが搭乗しているため、[[精神コマンド]]が5人分使用できるという大きな利点がある。 |
− | [[分離]]可能な作品では[[コン・バトラーV]]同様に[[ボルト・フリゲート]]が[[修理装置]]を搭載しているため、分離→修理→合体というコンボが可能。 | + | [[分離]]可能な作品ではコン・バトラーV同様に[[ボルト・フリゲート]]が[[修理装置]]を搭載しているため、分離→修理→合体というコンボが可能。 |
| | | |
− | 能力としては[[コン・バトラーV]]とほぼ同等。性能で言えば機体サイズを考慮してか本機の方が僅かにHP・EN・装甲が高く設定されていることが多い。また本機は近接武器だけでなく、射撃武器の性能も悪くなく、[[剛健一|健一]]の[[射撃]]も高いため、反撃によって敵を削ることも可能。一方でバランスを取るためか、最大攻撃力で見ればコン・バトラーの最強武器「超電磁スピン」の方が本機の最強武器「超電磁ボールVの字斬り」より優れていることが多い。
| + | 能力としてはコン・バトラーVとほぼ同等。性能で言えば機体サイズを考慮してか本機の方が僅かにHP・EN・装甲が高く設定されていることが多い。また本機は近接武器だけでなく、射撃武器の性能も悪くなく、[[剛健一|健一]]の[[射撃]]も高いため、反撃によって敵を削ることも可能。一方でバランスを取るためか、最大攻撃力で見ればコン・バトラーの最強武器「超電磁スピン」の方が本機の最強武器「超電磁ボールVの字斬り」より優れていることが多い。 |
| | | |
| === [[αシリーズ]] === | | === [[αシリーズ]] === |
63行目: |
63行目: |
| :DC版αにあった合体攻撃は追加されず。移動後に撃てる[[全体攻撃]]であるグランドファイヤーが強く、ガトリングミサイルが反撃の削りとして優秀、最強武器は援護を活かせる射程2マス…と、かなり武装面が恵まれている。また、ほかのスーパーロボットと異なり覚醒役と気合、熱血役が別れているので、総じて殲滅力が非常に高く熟練度取得のキーマンとなれる機体。 | | :DC版αにあった合体攻撃は追加されず。移動後に撃てる[[全体攻撃]]であるグランドファイヤーが強く、ガトリングミサイルが反撃の削りとして優秀、最強武器は援護を活かせる射程2マス…と、かなり武装面が恵まれている。また、ほかのスーパーロボットと異なり覚醒役と気合、熱血役が別れているので、総じて殲滅力が非常に高く熟練度取得のキーマンとなれる機体。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] |
− | :第2次αではなかったコン・バトラーVとの合体攻撃が追加、またシリーズで初めてコン・バトラーVと[[ダイモス]]3体での[[合体攻撃]]が追加された。<br />全体攻撃の重要性が上がったため、コン・バトラーVと比べて相対的に強くなったと言える。<br />コン・バトラーVよりも参戦が遅いが、グランドファイヤーが強力なので、撃墜数は稼ぎやすい。 | + | :第2次αではなかったコン・バトラーVとの合体攻撃が追加、またシリーズで初めてコン・バトラーVと[[ダイモス]]3体での[[合体攻撃]]が追加された。 |
| + | :全体攻撃の重要性が上がったため、コン・バトラーVと比べて相対的に強くなったと言える。 |
| + | :コン・バトラーVよりも参戦が遅いが、グランドファイヤーが強力なので、撃墜数は稼ぎやすい。 |
| | | |
| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
110行目: |
112行目: |
| :反撃・ダメージ調節に便利。αシリーズではALL兵器。 | | :反撃・ダメージ調節に便利。αシリーズではALL兵器。 |
| ;チェーンナックル | | ;チェーンナックル |
− | :手首を収納し撃ち出す鎖付きの分銅。ガトリングミサイルの収納場所と場所がかぶる。ボルテスⅤが初めて使った武装。 | + | :手首を収納し撃ち出す鎖付きの分銅。ガトリングミサイルの収納場所と場所がかぶる。ボルテスVが初めて使った武装。 |
| ;ボルテスバズーカ | | ;ボルテスバズーカ |
| :巨大バズーカ。腕が丸ごと砲身になる。右腕を担ぎ、手首が折れて中から砲身がせり出す。「バズーカー」名義の場合も。 | | :巨大バズーカ。腕が丸ごと砲身になる。右腕を担ぎ、手首が折れて中から砲身がせり出す。「バズーカー」名義の場合も。 |
− | :射程の短さをカバーする貴重な武器であり、弾数制限があるものの、反撃の際にはとても有用である。射撃が得意な健一の能力とも相まって使い出のある武器。PSP版『[[スーパーロボット大戦A|A]]』では健一の[[ガンファイト]]によりかなりの射程距離になる。 | + | :射程の短さをカバーする貴重な武器であり、弾数制限があるものの、反撃の際にはとても有用である。射撃が得意な健一の能力とも相まって使い出のある武器。『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE]]』では健一の[[ガンファイト]]によりかなりの射程距離になる。 |
| ;超電磁ストリングス | | ;超電磁ストリングス |
| :腰部に装備された粘着性のあるワイヤー。ムチのように撓り、相手を撥ね退ける。 | | :腰部に装備された粘着性のあるワイヤー。ムチのように撓り、相手を撥ね退ける。 |
126行目: |
128行目: |
| :超電磁加重砲。[[マキシンガル合金]]を劣化させることが出来る。 | | :超電磁加重砲。[[マキシンガル合金]]を劣化させることが出来る。 |
| ;天空剣 | | ;天空剣 |
− | :ボルテスVの代名詞ともいえる必殺の武器。胸パーツが分離して柄と刃を展開する形で、使う時の胸部も新を除きゲーム中きっちり再現されている。 | + | :ボルテスVの代名詞ともいえる必殺の武器。胸パーツが分離して柄と刃を展開する形で、使う時の胸部もSRWでは『新』を除いてきっちり再現されている。 |
− | :アニメでは様々な攻撃方法があったが、SRWでは後述する3種類が主に登場する。 | + | :原作では様々な攻撃方法があるが、SRWでは後述する3種類が主に登場する。 |
| | | |
| ==== 必殺技 ==== | | ==== 必殺技 ==== |
| ;ボルトマシン・スピン | | ;ボルトマシン・スピン |
− | :17話「愛も涙も振り捨てろ!」で合体を妨害された際の打開策として使われた技。一旦合体を解除し、合体時のフォーメーションを組んだまま全機体が高速スピン状態となって突撃し相手を穿つという、ボルテス版の変則超電磁スピンとも呼べる技。 | + | :第17話「愛も涙も振り捨てろ!」で合体を妨害された際の打開策として使われた技。一旦合体を解除し、合体時のフォーメーションを組んだまま全機体が高速スピン状態となって突撃し相手を穿つという、ボルテス版の変則超電磁スピンとも呼べる技。 |
| :現在のところ『[[スーパーロボット大戦L|L]]』でのみ採用。トドメ演出として、本編そのままの再合体シーンが挿入されるのが特徴。 | | :現在のところ『[[スーパーロボット大戦L|L]]』でのみ採用。トドメ演出として、本編そのままの再合体シーンが挿入されるのが特徴。 |
| | | |
| ==== 天空剣による必殺技 ==== | | ==== 天空剣による必殺技 ==== |
| ;天空剣・一文字斬り | | ;天空剣・一文字斬り |
− | :「天空剣」と表記されている場合、基本は横に一閃する『一文字斬り』である。 | + | :「天空剣」と表記されている場合、基本は横に一閃する「一文字斬り」である。 |
| :通常、それほどENが必要ない割には攻撃力が高く、コストパフォーマンスがいい。『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では[[コンボ]]版もある。 | | :通常、それほどENが必要ない割には攻撃力が高く、コストパフォーマンスがいい。『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では[[コンボ]]版もある。 |
| ;天空剣・Vの字斬り | | ;天空剣・Vの字斬り |
146行目: |
148行目: |
| === [[合体攻撃]] === | | === [[合体攻撃]] === |
| ;超電磁スマッシュ | | ;超電磁スマッシュ |
− | :[[コン・バトラーV]]との[[合体攻撃]]。初登場は『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC版α]]』。超電磁ヨーヨーと超電磁コマの連携技。 | + | :[[コン・バトラーV]]との合体攻撃。初登場は『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC版α]]』。超電磁ヨーヨーと超電磁コマの連携技。 |
| ;超電磁スピンVの字斬り | | ;超電磁スピンVの字斬り |
− | :[[コン・バトラーV]]との[[合体攻撃]]。「超電磁タツマキ→超電磁ボール→天空剣・Vの字斬り→超電磁スピン」のように攻撃する。攻撃の順番は、作品により多少のばらつきがある。気力条件やEN消費が非常に厳しいものの、攻撃力は折り紙つきである。『[[スーパーロボット大戦A|A]]』から登場。ちなみに『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では超電磁ボールが使われず、タツマキでボルテスVを打ち上げるとともに敵を拘束し、Vの字斬りとスピンを叩き込むというもの。 | + | :コン・バトラーVとの合体攻撃。「超電磁タツマキ→超電磁ボール→天空剣・Vの字斬り→超電磁スピン」のように攻撃する。攻撃の順番は、作品により多少のばらつきがある。気力条件やEN消費が非常に厳しいものの、攻撃力は折り紙つきである。『[[スーパーロボット大戦A|A]]』から登場。ちなみに『[[スーパーロボット大戦J|J]]』では超電磁ボールが使われず、タツマキでボルテスVを打ち上げるとともに敵を拘束し、Vの字斬りとスピンを叩き込むというもの。 |
| ;超電磁烈風正拳突き | | ;超電磁烈風正拳突き |
− | :[[コン・バトラーV]]と[[ダイモス]]との合体攻撃。『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で登場。超電磁ボールで敵を拘束し、グランダッシャーのレールの上をトランザーが疾走、ダイモスに変形して烈風正拳突きを叩き込む。この3機による合体攻撃は、双葉社から刊行されたアンソロジーコミック「スーパーロボットコミック 超電磁ロボ コン・バトラーV&超電磁マシーン ボルテスV&闘将ダイモス」やコミック「超電磁大戦ビクトリーV」「ゴッドバード」などでも異なる形で行われている。 | + | :[[コン・バトラーV]]と[[ダイモス]]との合体攻撃。『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』で登場。超電磁ボールで敵を拘束し、グランダッシャーのレールの上をトランザーが疾走、ダイモスに変形して烈風正拳突きを叩き込む。この3機による合体攻撃は、双葉社から刊行されたアンソロジーコミック『スーパーロボットコミック 超電磁ロボ コン・バトラーV&超電磁マシーン ボルテスV&闘将ダイモス』やコミック『超電磁大戦ビクトリーV』『ゴッドバード』などでも異なる形で行われている。 |
| ;グランダッシャー天空剣 | | ;グランダッシャー天空剣 |
| :[[コン・バトラーV]]との[[合体攻撃]]。グランダッシャーに変形したコン・バトラーの上にボルテスが乗って天空剣で斬りにかかる。上記超電磁スピンVの字斬りよりも攻撃力は低いが、燃費は良く最大[[射程]]も3で使いやすい。『J』で登場。 | | :[[コン・バトラーV]]との[[合体攻撃]]。グランダッシャーに変形したコン・バトラーの上にボルテスが乗って天空剣で斬りにかかる。上記超電磁スピンVの字斬りよりも攻撃力は低いが、燃費は良く最大[[射程]]も3で使いやすい。『J』で登場。 |
173行目: |
175行目: |
| | | |
| === 機体ボーナス === | | === 機体ボーナス === |
− | ;初期:HP+1000<br>5段階:HP+1500 装甲値+150<br>10段階:HP+2000 装甲値+200 | + | ;[[スーパーロボット大戦L|L]] |
− | :『[[スーパーロボット大戦L|L]]』
| + | : |
| + | :*初期:HP+1000 |
| + | :*5段階:HP+1500 装甲値+150 |
| + | :*10段階:HP+2000 装甲値+200 |
| | | |
| == 機体BGM == | | == 機体BGM == |
202行目: |
207行目: |
| *放送当時発売された玩具「超合金」では、コン・バトラー同様「重戦車形態」への変形が可能だったが、コン・バトラーと違ってこれは玩具オリジナルギミックに終わっている。後にリメイクされた「超合金魂」では再現不可能だったが、旧超合金をリスペクトしたバージョンでは部品の一部変更により再現できるよう改良されている。 | | *放送当時発売された玩具「超合金」では、コン・バトラー同様「重戦車形態」への変形が可能だったが、コン・バトラーと違ってこれは玩具オリジナルギミックに終わっている。後にリメイクされた「超合金魂」では再現不可能だったが、旧超合金をリスペクトしたバージョンでは部品の一部変更により再現できるよう改良されている。 |
| **ちなみにボルテスバズーカは劇中同様の変形が可能だが、リニューアル版では差し替え式の大型砲身も付属。天空剣は劇中通り胸部に収納可能で、柄と刀身は折りたたむ方式となっている。非変形のものも付属する。 | | **ちなみにボルテスバズーカは劇中同様の変形が可能だが、リニューアル版では差し替え式の大型砲身も付属。天空剣は劇中通り胸部に収納可能で、柄と刀身は折りたたむ方式となっている。非変形のものも付属する。 |
− | *『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の監督をした福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めている『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』で、本機の天空剣がカスタマイズパーツとして販売されていた。 | + | *『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の監督をした福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めている『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』で、本機の天空剣がカスタマイズパーツとして販売されている。 |
| | | |
| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |