差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
24行目:
24行目:
− +
93行目:
93行目:
+
+
+
編集の要約なし
ジュリオは父母を死に追いやった上でミスルギ皇国の帝位を簒奪したり、「傲慢な野心家でナルシストでヘタレ」と、どうしようもない悪党としか言いようのない人物ではあるが、一方でジュリオによって抹殺されかけた長妹アンジュリーゼ(アンジュ)は「最後まで解り合う事が出来なかった」として複雑な表情を見せたり、ジュリオを利用していたはずのリィザにも思うところがあった様子を見せているため、(ノーマに対する差別意識はともかく)ジュリオには悪辣とも言い切れない一面もあった事が伺える。リィザに甘えていた時の言動から察するに両親からの愛情に飢えていたという可能性も否定はできない。
ジュリオは父母を死に追いやった上でミスルギ皇国の帝位を簒奪したり、「傲慢な野心家でナルシストでヘタレ」と、どうしようもない悪党としか言いようのない人物ではあるが、一方でジュリオによって抹殺されかけた長妹アンジュリーゼ(アンジュ)は「最後まで解り合う事が出来なかった」として複雑な表情を見せたり、ジュリオを利用していたはずのリィザにも思うところがあった様子を見せているため、(ノーマに対する差別意識はともかく)ジュリオには悪辣とも言い切れない一面もあった事が伺える。リィザに甘えていた時の言動から察するに両親からの愛情に飢えていたという可能性も否定はできない。
実際、アンジュ自身も第1話前半の時点ではノーマの根絶を検討しており、もしも立場が違っていたらならばジュリオと同じ事をしていた可能性がある。そういう意味では'''「ジュリオもまた、歪んだ[[世界観|世界]]の価値観の犠牲者であった」'''とも言える。しかし、ノーマを迫害対象に仕立て上げ、彼女達にマナの源のドラグニウムを体内に持つドラゴンを狩らせ、自らの思いのままの世界を構築したのはエンブリヲなので、ノーマを殲滅するというのは(善悪は別にして)神として振る舞っていた彼の所業を否定するに等しい行為であり、それを理解していなかったため自ら墓穴を掘っていたのである。結局、彼は「エンブリヲを否定する」という部分だけはアンジュと共通していたのである。
実際、アンジュ自身も第1話前半の時点ではノーマの根絶を検討しており、もしも立場が違っていたらならばジュリオと同じ事をしていた可能性がある。そういう意味では'''「ジュリオもまた、歪んだ[[世界観|世界]]の価値観の犠牲者であった」'''とも言える。しかし、ノーマを迫害対象に仕立て上げ、彼女達にマナの源のドラグニウムを体内に持つドラゴンを狩らせ、自らの思いのままの世界を構築したのはエンブリヲなので、ノーマを殲滅するというのは(善悪は別にして)神として振る舞っていた彼の所業を否定するに等しい行為であり、それを理解していなかったため自ら墓穴を掘っていたのである。結局、彼は'''「エンブリヲを否定する」という部分だけはアンジュと共通していた'''と言える。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
:第12話より、エンブリヲの『害虫を殺し、土を入れ替え、世界を作り直す』という提案に賛同して。これを「ノーマの殲滅」と都合よく曲解した彼は、アルゼナルでの大虐殺という暴挙に出る。
:第12話より、エンブリヲの『害虫を殺し、土を入れ替え、世界を作り直す』という提案に賛同して。これを「ノーマの殲滅」と都合よく曲解した彼は、アルゼナルでの大虐殺という暴挙に出る。
:当然、エンブリヲ言う所の「害虫」には'''自分もしっかり含まれている'''事に気付く筈もなかった。
:当然、エンブリヲ言う所の「害虫」には'''自分もしっかり含まれている'''事に気付く筈もなかった。
:「…アンジュリーゼは」<br />「第一目標がアンジュリーゼ! 第二目標がヴィルキスと言った筈だろう!」
:第13話より。旗艦内にて兵士から「メイルライダー定数確保」の報告を受け取るジュリオだが、その報告を受けても不満げな表情のままこう返す。ジュリオの執念深さが良く分かるシーン。
:その直後、兵士からヴィルキスが接近中の報を受け取ると下卑た笑みを浮かべながらアンジュの名を呟くあたり、ここで息の根を止めてやるという意気込みが垣間見える。
;「ま、待てッ! 話が違う、早まるな要求は何でも聞く。ッそうだ、お前の皇室復帰を認めてやろうアンジュリーゼ。どうだ、悪くない話だろう! だから、殺さないでくれ~~ッ!」
;「ま、待てッ! 話が違う、早まるな要求は何でも聞く。ッそうだ、お前の皇室復帰を認めてやろうアンジュリーゼ。どうだ、悪くない話だろう! だから、殺さないでくれ~~ッ!」
:第13話より。アンジュに旗艦以外の艦隊を壊滅させられ、旗艦のブリッジは破壊、更に自身は足を銃で撃ち抜かれ、アンジュの虐殺停止要求を受け入れて戦闘を停止させた直後に殺されそうになった際の命乞い。
:第13話より。アンジュに旗艦以外の艦隊を壊滅させられ、旗艦のブリッジは破壊、更に自身は足を銃で撃ち抜かれ、アンジュの虐殺停止要求を受け入れて戦闘を停止させた直後に殺されそうになった際の命乞い。