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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 『[[機動戦士ガンダムSEED]]』世界において初めて誕生した[[コーディネイター]]。そのため『'''ファーストコーディネイター'''』と呼ばれている。 | + | 『[[機動戦士ガンダムSEED]]』[[世界観|世界]]において初めて誕生したコーディネイター。それ故に'''「ファーストコーディネイター」'''と呼ばれている。 |
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− | わずか17歳で[[大西洋連邦]]のMITの博士課程を修了。オリンピックで銀メダル(短距離走のように見える)を獲得、アメリカンフットボールのスター選手にして、海軍だけでなく空軍のエースパイロットとしても活躍。その他、理工学の分野でも若くして様々な業績を挙げ、世界中から万能の天才として注目される。しかし、[[木星]]探索に出発する際に自らが遺伝子調整を受けた人間『コーディネイター』である事を告白。さらに遺伝子操作の詳細なマニュアルを地上に向けて公開した。この行動について、『オリンピックで'''銀メダル'''・産まれて初めての接戦の末に敗北・誰かと競い合う喜びに目覚め、同類を欲したのではないか』という推論がある。その結果、長きに渡る[[ナチュラル]]とコーディネイターとの対立を生み出してしまう。後述の台詞から、発言の真意は「いつか現れるであろう新人類と人類との架け橋になるように自分に続く者が増えて欲しいために告白した」とされているが、この時に真意を説明しなかった事が対立を生み出したともされている。 | + | === 生涯 === |
| + | わずか17歳で[[大西洋連邦]]のMITの博士課程を修了。オリンピックで銀メダル(短距離走のように見える)を獲得。アメリカンフットボールのスター選手にして、海軍だけでなく空軍のエースパイロットとしても活躍。その他、理工学の分野でも若くして様々な業績を挙げ、世界中から「万能の[[天才]]」として注目される。 |
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− | [[コズミック・イラ|C.E.]]53年に、自身がコーディネイターでない事に悲観したナチュラルの少年により射殺される。しかし、奇跡的に脳髄は損傷を受けていなかったため、脳死に至る前に脳髄を冷凍保存され保管装置『G・Gユニット』に保管されていた。その後、紆余曲折の末に[[ロウ・ギュール]]ら[[ジャンク屋組合]]の手にわたり、[[プロフェッサー]]により蘇生。[[リ・ホーム]]のメインコンピューターと接続されたことにより'''[[キャプテンG・G]](ジョージ・グレン)'''として生まれ変わった。蘇生したことについては、世界規模の混乱を防ぐべく、厳重に秘匿されているため、一般的には全く知られてはいない。また、身体はホログラムとなっている。 | + | [[コズミック・イラ|C.E.]]15年。[[木星]]探査に出発する際に、自らが[[デザイナーベビー|遺伝子調整を受けた人間]]「[[コーディネイター]]」である事を告白。さらに遺伝子操作の詳細なマニュアルを地上に向けて公開した。世に言う'''「ジョージ・グレンの告白」'''である。 |
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− | その[[性格]]は、'''一般の見解とは裏腹に極めて陽気かつお調子者'''であり、尊敬していた[[山吹樹里]]と[[リーアム・ガーフィールド]]を失望させてしまっている。ただ、「生前は何でも出来たが、ユーモアのセンスだけは足りなかったので、それをマスターしよう」と言う理由があるため、生前は一般的に伝わる通り真面目な性格であったと考えられる。
| + | そして、C.E.53年。ジョージ・グレンは、自身がコーディネイターでない事に悲観した[[ナチュラル]]の少年が放った[[暗殺|凶弾に斃れた]]。 |
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− | 劇中ではナチュラル、コーディネイター問わず高いカリスマを持っており、偉人として語られているものの、視聴者からの評価は賛否両論。彼が無思慮にコーディネーターの技術を公開した事が、後々まで続くナチュラルとコーディネーターの対立を招いており、ある意味で彼は'''SEED世界における最大の元凶'''である。にも関わらず、生前の彼についての描写や説明はあまりにも少ない。また、キャプテンとして蘇生された後も、自身が紛争を招いたと言う自覚が全くなく、それについてコメントする事は少ない。そのため、彼が技術を公開した真意については推測を重ねるしかなく、視聴者の主観によってどうとでも取れてしまうのである。
| + | === 蘇ったG・G === |
| + | しかし、ジョージ・グレンの脳髄は奇跡的に損傷を受けていなかった為、脳死に至る前に脳髄を冷凍保存され保管装置「G・Gユニット」に保管されていた。その後、紆余曲折の末に[[ロウ・ギュール]]ら[[ジャンク屋組合]]の手に渡り、[[プロフェッサー]]により蘇生。[[リ・ホーム]]のメインコンピューターと接続された事により、'''[[キャプテンG・G]](ジョージ・グレン)'''として生まれ変わった。 |
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− | 名前の由来は、アメリカの宇宙飛行士であるジョン・ハーシェル・グレンから。
| + | ちなみに、ジョージ・グレンが蘇生した事実については、世界規模の混乱を防ぐべく厳重に秘匿されている為、一般的には全く知られてはいない。また、身体はホログラムとなっている。 |
| + | |
| + | ジョージ・グレンの[[性格]]は、'''一般の見解とは裏腹に極めて陽気かつお調子者'''であり、彼の事を尊敬していた[[山吹樹里]]と[[リーアム・ガーフィールド]]を失望させてしまっている<ref>ただし、ジョージ・グレンには「生前は何でも出来たが、ユーモアのセンスだけは足りなかったので、それをマスターしよう」という理由が有る為、生前は一般的に伝わる通り真面目な性格であったと考えられる。</ref>。 |
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| + | === キャラクターの総評 === |
| + | ジョージ・グレンは劇中ではナチュラル、コーディネイターを問わず高いカリスマ性を持っており、偉人として語られているものの、視聴者からの評価は賛否両論である。彼が無思慮にコーディネーターの製造技術を公開した事が、後々まで続く[[ナチュラル]]と[[コーディネーター]]の対立・紛争を招いるので、その意味において'''ジョージ・グレンは「コズミック・イラ世界における最大の元凶」である'''。 |
| + | |
| + | にも関わらず、生前のジョージ・グレンについての描写や説明はあまりにも少ない。また、キャプテンG・Gとして蘇生された後も、「自身が紛争を招いた」という自覚が全く無く、それについてコメントする事は少ない。そのため、彼がコーディネイターの製造技術を公開した真意<ref>これに関して、「唯一のコーディネイターだったジョージ・グレンが、オリンピックで'''銀メダル'''を得た事によって、産まれて初めての接戦の末に敗北・誰かと競い合う喜びに目覚め、同類を欲したのではないか?」という考察が有る。</ref>については推測を重ねるしかなく、視聴者の主観によってどうとでも取れてしまうのである。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
− | 本人(?)が登場しているのは『ASTRAY』が参戦している『W』のみだが、ファーストコーディネイターとして歴史に与えた影響が大きいため、『ガンダムSEED』シリーズが参戦している作品では名前が挙がることは少なくない。
| + | 本人(?)が登場しているのは『ASTRAY』が参戦している『W』のみだが、ファーストコーディネイターとして歴史に与えた影響が大きい為、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズが参戦している作品では名前が挙がる事は少なくない。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
| ;[[スーパーロボット大戦W]] | | ;[[スーパーロボット大戦W]] |
− | :初登場作品。『ASTRAY』の設定を受け、[[キャプテンG・G]]としても登場。立体映像のため顔グラは緑がかっている。かつて[[木連]]を訪れており、現在でも[[木連]]の人々から「正義の人」「伝道師」と讃えられ、偉人として尊敬されている。 | + | :初登場作品。『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY|ASTRAY]]』の設定を受けて、[[キャプテンG・G]]としても登場。立体映像なので、顔グラは緑がかっている。 |
− | :本作では[[木連]]に[[ゲキ・ガンガー3]]のディスクを渡した張本人だということが語られているが、これには意外なオチがある。ゲーム中では[[リ・ホーム]]の[[サブパイロット]]。 | + | :かつて[[木連]]を訪れており、現在でも'''[[木連]]の人々から「[[正義]]の人」「伝道師」と讃えられ、偉人として尊敬されている'''。 |
| + | :本作では'''木連に『[[ゲキ・ガンガー3]]』の[[劇中劇|アニメのディスク]]を渡した張本人'''だという事実が語られているが、これには意外なオチがある。ゲーム中では[[リ・ホーム]]の[[サブパイロット]]。 |
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| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
| ;[[スーパーロボット大戦V]] | | ;[[スーパーロボット大戦V]] |
− | :名前のみの登場。今作でも木連にゲキ・ガンガー3を伝えたことが示唆されている。 | + | :名前のみの登場。今作でも木連に『ゲキ・ガンガー3』を伝えた事が示唆されている。 |
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| == パイロットステータス設定の傾向 == | | == パイロットステータス設定の傾向 == |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;[[ラウ・ル・クルーゼ]] | | ;[[ラウ・ル・クルーゼ]] |
− | :直接の関係はないが、TV版『SEED』第14話では彼の生い立ちをモノローグで語った。 | + | :直接的な関係は無いが、TV版『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』第14話「果てし無き時の中で」においてジョージ・グレンの生い立ちを[[ナレーション|モノローグ]]で語った。 |
| ;[[ロウ・ギュール]] | | ;[[ロウ・ギュール]] |
− | :ジョージ・グレン曰く『真のコーディネイター』(後述)。 | + | :ジョージ・グレン曰く「真のコーディネイター」(後述)。 |
| ;[[山吹樹里]] | | ;[[山吹樹里]] |
− | :熱烈なファンだったが、グレンのはっちゃけぶりを見て大きく失望。'''「グレン様じゃない」'''とまで言い出してしまった。 | + | :熱烈なファンだったが、ジョージ・グレンのはっちゃけぶりを見て大きく失望。'''「グレン様じゃない」'''とまで言い出してしまった。 |
| ;[[リーアム・ガーフィールド]] | | ;[[リーアム・ガーフィールド]] |
− | :尊敬していたが、やはりはっちゃけぶりを見て幻滅してしまっている。 | + | :ジョージ・グレンを尊敬していたが、やはりはっちゃけぶりを見て幻滅してしまっている。 |
| ;[[プロフェッサー]] | | ;[[プロフェッサー]] |
| :彼女の手によって蘇生され、以後、[[リ・ホーム]]を共に運用する。 | | :彼女の手によって蘇生され、以後、[[リ・ホーム]]を共に運用する。 |
| ;モンド | | ;モンド |
− | :『ジョージ・グレン友の会』のメンバー。『G・Gユニット』を保管していた。 | + | :『ジョージ・グレン友の会』のメンバー。G・Gユニットを保管していた。 |
| ;[[蘊・奥]] | | ;[[蘊・奥]] |
− | :Wでは彼が『友の会』の人物(モンドなのかは不明)からG・Gユニットを預かっていた。 | + | :『W』では、彼が『ジョージ・グレン友の会』の人物(モンドなのかは不明)からG・Gユニットを預かっていた。 |
| ;[[パトリック・ザラ]] | | ;[[パトリック・ザラ]] |
− | :直接の関わりは無いが、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では、自分達コーディネイターをナチュラルに代わる新人類と豪語するパトリックの姿勢に呆れており、「コーディネイターのメンタリティにまるで進化が見られていない」と、増長したコーディネイターの代表格として扱われた。 | + | :直接の関わりは無いが、『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では「自分達コーディネイターをナチュラルに代わる新人類である」と豪語するパトリックの姿勢に呆れており、「コーディネイターのメンタリティにまるで進化が見られていない」と、増長したコーディネイターの代表格として扱われた。 |
− | :尤もコーディネイターの技術を理想論だけで無思慮にバラ撒いたのがナチュラル・コーディネーター差別の遠因なので、「お前が言うな」という側面もあるのだが。 | + | :もっとも、'''ジョージ・グレンがコーディネイターの製造技術を理想論だけで無思慮にバラ撒いた事がナチュラル・コーディネーター間の抗争の遠因'''なので、「お前が言うな」という側面も有るのだが…。 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
| ;[[タカスギ・サブロウタ]] | | ;[[タカスギ・サブロウタ]] |
− | :[[スーパーロボット大戦W|W]]では[[木連]]の人間である彼は、ジョージの事を「偉大な人間で堅物の人格者であった」と教わってきたため、その本人と出会って教わっていた彼の像とのギャップに驚いていた。 | + | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』では[[木連]]の人間である彼は、ジョージ・グレンの事を「偉大な人間で堅物の人格者であった」と教わってきたため、その本人と出会って教わっていた彼の像とのギャップに驚いていた。 |
| ;[[ダイゴウジ・ガイ]] | | ;[[ダイゴウジ・ガイ]] |
− | :Wでは[[ゲキ・ガンガー3]]を「ガキ・ゲンガ」と呼ぶジョージに対して訂正を求めるが、逆にジョージに「ダキ・パンダ」と寒いギャグで返されてしまう。 | + | :『W』では『[[ゲキ・ガンガー3]]』を「ガキ・ゲンガ」と呼ぶジョージに対して訂正を求めるが、逆にジョージ・グレンに「ダキ・パンダ」と寒いギャグで返されてしまう。 |
| ;[[獅子王凱]] | | ;[[獅子王凱]] |
− | :Wでは、彼に「ギャグのセンスは[[マキ・イズミ]]以下」だと言われてしまう。 | + | :『W』では、彼に'''「ギャグのセンスは[[マキ・イズミ]]以下」'''だと言われてしまう。 |
| ;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]] | | ;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]] |
− | :Wにて、ジョージの寒いギャグに愛想笑いしてくれた人。 | + | :『W』にて、ジョージの寒いギャグに愛想笑いしてくれた人。 |
| ;[[ヒイロ・ユイ]]、[[トロワ・バートン]] | | ;[[ヒイロ・ユイ]]、[[トロワ・バートン]] |
− | :Wにて、ジョージの寒いギャグに愛想笑いすらしてくれなかった人達。尤も[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]も言っているように、この二人に愛想笑いを求めるなど無理な話だが。 | + | :『W』にて、ジョージの寒いギャグに愛想笑いすらしてくれなかった人達。尤も[[ルクレツィア・ノイン|ノイン]]も言っているように、この二人に愛想笑いを求めるなど無理な話だが。 |
| ;[[カズマ・アーディガン]] | | ;[[カズマ・アーディガン]] |
− | :Wでは[[アプリカント]]との初戦にて、窮地に陥った彼に咄嗟にアドバイスをして、彼の窮地を救う。 | + | :『W』では[[アプリカント]]との初戦にて、窮地に陥った彼に咄嗟にアドバイスをして、彼の窮地を救う。 |
| ;[[壇闘志也]] | | ;[[壇闘志也]] |
− | :『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では、彼の発見した化石が切っ掛けで[[イオ]]の開拓団に参加していることを語った。 | + | :『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では、彼の発見した化石が切っ掛けで[[イオ]]の開拓団に参加している事を語った。 |
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| == 名(迷)台詞 == | | == 名(迷)台詞 == |
− | ;「僕はこの母なる星と、未知の闇が広がる広大な宇宙との架け橋。そして、人の今と未来の間に立つ者。調整者。コーディネイター」<br />「僕に続いてくれる者が居てくれることを、切に願う」 | + | ;「''僕は[[地球|この母なる星]]と、未知の闇が広がる広大な[[宇宙]]との架け橋。そして、人の今と未来の間に立つ者。調整者。コーディネイター''」<br />「僕に続いてくれる者が居てくれる事を、切に願う」 |
− | :TV版『SEED』第14話より。[[木星]]出発の際に地上に向けて発した言葉。だが、ジョージ・グレンの「[[コーディネイター]]=新人類と人類との架け橋となる者」という真意は、多くの人には伝わらなかった。 | + | :TV版『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』第14話「果てし無き時の中で」より。[[コズミック・イラ|C.E.]]15年、[[木星]]探査の際に地球に向けて発した言葉。 |
− | :当然遺伝子操作とコーディネイターの是非を巡り地上には混乱に陥り、当時の国連はすぐさま人に対する遺伝子操作を禁止する国際法を取り決めたが、極秘裏に我が子をコーディネイター化する者は後を絶たず、ブルーコスモスを始めとする自然圧力保護団体による弾圧などの軋轢を繰り返した。結果として、長きに渡る戦乱を招いてしまうこととなる…。 | + | :これが世にいう'''「ジョージ・グレンの告白」'''だが、ジョージ・グレンの「[[コーディネイター]]=新人類と人類との架け橋となる者」という真意は、多くの人には伝わらなかった。 |
| + | :当然、[[デザイナーベビー|遺伝子操作]]とそれによって誕生するコーディネイターの存在の是非を巡って地球は混乱状態に陥り、当時の[[国連]]はすぐさま人に対する遺伝子操作を禁止する国際法を取り決めた。 |
| + | :ところが、極秘裏に我が子をコーディネイターとして出生させる者は後を絶たず、[[ブルーコスモス]]をはじめとする自然圧力保護団体による弾圧等の軋轢を繰り返した。結果として、長きに渡る戦乱を招いてしまう事となる…。 |
| ;「そうだ!! キミも真の『コーディネイター』だよ!!」 | | ;「そうだ!! キミも真の『コーディネイター』だよ!!」 |
− | :『ASTRAY』において、自身は上記の発言を自分と同じ人類と新人類との架け橋となる仲間が増えてほしいと思ったために発言。 | + | :『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY|ASTRAY]]』において、自身は上記の発言を「自分と同じ人類と新人類との架け橋となる仲間が増えて欲しいと思った」為に発言。 |
− | :しかし[[ロウ・ギュール|ロウ]]を見ていて、架け橋となる『コーディネイター』とは遺伝子調整された人間だけに付けられるものではないことを悟る。 | + | :しかし、[[ロウ・ギュール|ロウ]]の言動を見ていて、'''架け橋となる『コーディネイター』とは遺伝子調整された人間だけに付けられるものではない'''事を悟る。 |
| ;「生前の私に唯一欠けていたモノ、それが『笑い』のセンスだ」<br />「今度の旅ではそれをマスターしようと思っている」 | | ;「生前の私に唯一欠けていたモノ、それが『笑い』のセンスだ」<br />「今度の旅ではそれをマスターしようと思っている」 |
− | :進路を木星だと発言した後の迷言。何というか、無茶苦茶ノリがいい。 | + | :「進路を木星だ」と発言した後の迷言。何というか、無茶苦茶ノリが良い。 |
| ;「暗殺されたが脳だけ生き残り ホログラムで復活した私が新たに獲得したポリシーとは…」<br />「『笑い』だ!!」 | | ;「暗殺されたが脳だけ生き残り ホログラムで復活した私が新たに獲得したポリシーとは…」<br />「『笑い』だ!!」 |
− | :『ASTRAY R』での同様の一幕。こちらでは鼻眼鏡姿で鼻から吹き戻しは吹くわ、鳩も飛ばすわともうメチャクチャである。 | + | :『ASTRAY R』での同様の一幕。こちらでは'''鼻眼鏡姿で鼻から吹き戻しは吹くわ、鳩も飛ばすわ'''、と…もうメチャクチャである。 |
− | ;「シャイニングフィンガーで握手してあげよう」<br />「私の秘密を今明かそう、私はガンダムファイターだ!」<br />「……と言ったら楽しいだろ」 | + | ;「シャイニングフィンガーで握手してあげよう」<br />「私の秘密を今明かそう、私は[[ガンダムファイター]]だ!」<br />「……と言ったら楽しいだろ」 |
− | :「SDガンダム Gジェネレーション」シリーズにて、フィンガー系の兵装を使用時の迷言。三行目はゴッドフィンガーで止めをさした際の台詞。[[声優ネタ]]だが、実際に楽しいかどうか判断しかねる。 | + | :『SDガンダム Gジェネレーション』シリーズより。シャイニングフィンガー系の兵装を使用する時の迷言。 |
| + | :三行目はゴッドフィンガーで[[トドメ演出|止め]]を刺した際の台詞。[[シュバルツ・ブルーダー|声が同じである彼]]に由来した[[声優ネタ]]なのだが、実際に楽しいかどうか判断しかねる。 |
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| == スパロボシリーズの名(迷)台詞 == | | == スパロボシリーズの名(迷)台詞 == |
− | ;「木星で地球を追放された人達と出会った時には、私も随分と緊張していてねえ…気が動転して、彼らに間違えて『ガキ・ゲンガ』とかいうアニメのディスクを渡してしまったよ」 | + | ;「木星で地球を追放された人達と出会った時には、私も随分と緊張していてねえ…気が動転して、彼らに間違えて『ガキ・ゲンガ』とかいう[[劇中劇|アニメのディスク]]を渡してしまったよ」 |
− | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第43話「記憶の底から」にて、本人の口から明かされる「[[ゲキ・ガンガー3]]伝道」の「真相」。何ともあんまりなその真相に、皆はショックを隠せなかったのであった。…というか、何故そんなものを持ち歩いていたのか。 | + | :『[[スーパーロボット大戦W|W]]』第43話「記憶の底から」より。ジョージ・グレン本人の口から明かされる「『[[ゲキ・ガンガー3]]』伝道」の「真相」。 |
| + | :何ともあんまりなその真相に、皆はショックを隠せなかったのであった。…というか、何故そんなものを持ち歩いていたのか。 |
| ;「私はそのような意味で君達に『コーディネイター』になって欲しいと言ったわけではない」<br />「間違いは正せばいい。そして、私は君達にこの世界の調整役となってもらえたいと考え…『コーディネイター』の言葉を送ったはずだ」<br />「世界はゆっくりとだが変わっていこうとしている。焦る事はないんだ、みんな」 | | ;「私はそのような意味で君達に『コーディネイター』になって欲しいと言ったわけではない」<br />「間違いは正せばいい。そして、私は君達にこの世界の調整役となってもらえたいと考え…『コーディネイター』の言葉を送ったはずだ」<br />「世界はゆっくりとだが変わっていこうとしている。焦る事はないんだ、みんな」 |
− | :Wの終盤、新・国連本部を急襲した[[火星の後継者]]達に対しての説得の台詞。グレンからの説得の言葉は、グレンを尊敬している彼らに本当の「[[正義]]」を思い出させ、間違いを正させるには十分すぎるものだった。 | + | :『W』の終盤、新・国連本部を急襲した[[火星の後継者]]達に対しての説得の台詞。グレンからの説得の言葉は、グレンを尊敬している彼らに本当の「[[正義]]」を思い出させ、間違いを正させるには十分すぎるものだった。 |
− | :ちなみに、[[火星の後継者]]の面々は遠い昔の先人であるグレンがまさか現代に蘇生したとは思ってもいなかったので、自分達に語りかけるグレンを彼の子孫だと思っていた。 | + | :ちなみに、[[火星の後継者]]の面々は遠い昔の先人であるジョージ・グレンがまさか現代に蘇生したとは思ってもいなかったので、自分達に語りかけるジョージ・グレンの事を彼の子孫だと思っていた。 |
| ;「新たなる人類ね…。メンタリティはこの100年でまるで進化は見られないが」 | | ;「新たなる人類ね…。メンタリティはこの100年でまるで進化は見られないが」 |
− | :Wのヤキン・ドゥーエ攻防戦にて。「[[ジェネシス]]で[[ナチュラル]]を滅して、今日この日を新たな人類たる自分達[[コーディネイター]]の輝かしい歴史の始まりにせん」と意気込む[[パトリック・ザラ|パトリック]]の演説に対して、呆れるあまりに口にした皮肉や失望のこもった台詞。 | + | :『W』第51話[[プラント]]ルート「進んだ道の先」における[[ヤキン・ドゥーエ]]攻防戦より。「[[ジェネシス]]で[[ナチュラル]]を滅して、今日この日を新たな人類たる自分達[[コーディネイター]]の輝かしい歴史の始まりにせん」と意気込む[[パトリック・ザラ|パトリック]]の演説に対して、呆れるあまりに口にした皮肉や失望のこもった台詞。 |
− | :だが、人類のメンタリティの進化が起こらなかったのは、コーディネイターの技術を無思慮にばら撒いたジョージ・グレンにも大きな責任があると思われるのだが…。 | + | :だが、'''人類のメンタリティの進化が起こらなかったのは、コーディネイターの製造技術を無思慮にばら撒いたジョージ・グレンにも大きな責任が有ると思われるのだが…'''。 |
| ;「いや…私はもう死んだ人間だ。自分にも責任のあった木連相手ならともかく…もう彼らは彼らの意志で進んだ道の先を探すべきだろうね」 | | ;「いや…私はもう死んだ人間だ。自分にも責任のあった木連相手ならともかく…もう彼らは彼らの意志で進んだ道の先を探すべきだろうね」 |
− | :上記の台詞の後、[[プロフェッサー]]に「名乗り出て正体を明かして戦いを止めてみたら」と勧められての返答。上記したように、彼に責任が無い訳がないのだが…。とはいえ、今更彼が名乗り出た所で混乱を広げるだけとも思える。 | + | :上記の台詞の後、[[プロフェッサー]]に「名乗り出て正体を明かして戦いを止めてみたら」と勧められての返答。 |
− | :ちなみに「進んだ道の先」は同ステージのサブタイトルや『SEED』の最後のED曲である「FIND THE WAY」の歌詞の一節にもかかっている。 | + | :既述したように、ジョージ・グレンにも責任が無いわけがないのだが…。とはいえ、今更彼が名乗り出た所で混乱を広げるだけとも思える。 |
| + | :ちなみに「進んだ道の先」は同ステージのサブタイトルや『[[機動戦士ガンダムSEED]]』の4thエンディングテーマ曲「FIND THE WAY」の[[歌|歌詞]]の一節にもかかっている。 |
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| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |
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| :操縦コントロールを担当。 | | :操縦コントロールを担当。 |
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| + | == 余談 == |
| + | *名前の由来は、アメリカ合衆国の宇宙飛行士であるジョン・ハーシェル・グレン氏から。 |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
| {{ガンダムシリーズ}} | | {{ガンダムシリーズ}} |
| {{DEFAULTSORT:しよおし くれん}} | | {{DEFAULTSORT:しよおし くれん}} |
| [[Category:登場人物さ行]] | | [[Category:登場人物さ行]] |
| [[Category:ガンダムシリーズの登場人物]] | | [[Category:ガンダムシリーズの登場人物]] |