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*2014年10月5日 ~ 2015年3月31日放映(独立局系) 全25話
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{{登場作品概要
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦V]](2017年)
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| タイトル = クロスアンジュ 天使と竜の輪舞
 
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| 読み = クロスアンジュ<br/>てんしとりゅうのロンド
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| 外国語表記 =
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| 原作 = サンライズ
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| 著者 =
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| 作画 =
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| 挿絵 =
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| 監督 = 芦野芳晴
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| シリーズ構成 = 樋口達人
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| 脚本 =
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| キャラクターデザイン = '''コンセプト'''<br/>松尾祐輔<hr>'''キャラクター'''<br/>小野早香<br/>鈴木竜也<hr>'''ドラゴン'''<br/>宮武一貴
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| メカニックデザイン = '''パラメイル'''<br/>阿久津潤一<hr>宮本崇<br/>寺岡賢司
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| 音楽 = 志方あきこ
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| 制作 = サンライズ<br/>(練馬スタジオ)
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| 放送局 = 独立局系<br/>(TOKYO MX他)
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| 配給元 =
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| 発売元 =
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| 掲載誌 =
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| 出版社 =
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| レーベル =
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| 配信元 =
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| 放送期間 = 2014年10月5日 -<br/> 2015年3月31日
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| 公開日 =
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| 発売日 =
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| 発表期間 =
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| 刊行期間 =
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| 配信開始日 =
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| 話数 = 全25話
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| 巻数 =
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| シリーズ =
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| 前作 =
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| 次作 =
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| 劇場版 =
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| アニメ版 =
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| 漫画版 =
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| 小説版 =
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| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦V]]
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| 初クレジットSRW =
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| 備考 =
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| その他 = クリエイティブプロデューサー:福田己津央
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}}
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『'''クロスアンジュ 天使と竜の輪舞'''』は、サンライズ制作のテレビアニメ作品。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
キャッチコピーは'''「世界を壊して、私は生きる」'''。サンライズとキングレコードが制作を、キングレコード第三クリエイティブ本部とスターチャイルドレコードが製作を行った美少女ロボットアニメ。主要人物の9割が女性を占める他、スターチャイルドに関連している声優陣が多く参加している。『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]]』『[[機動戦士ガンダムSEED]]』を手掛けた福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めた事で話題を呼んだ。
 
キャッチコピーは'''「世界を壊して、私は生きる」'''。サンライズとキングレコードが制作を、キングレコード第三クリエイティブ本部とスターチャイルドレコードが製作を行った美少女ロボットアニメ。主要人物の9割が女性を占める他、スターチャイルドに関連している声優陣が多く参加している。『[[GEAR戦士電童 (TV)|GEAR戦士電童]]』『[[機動戦士ガンダムSEED]]』を手掛けた福田己津央氏がクリエイティブプロデューサーを務めた事で話題を呼んだ。
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== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
高度な技術「マナ」の恩恵により戦争や貧困が無くなった安寧の世界。だが、それはマナを使えない人間「ノーマ」は排他の対象となり、人間として扱われない偽りの平穏でもあった。ミスルギ皇国の第一皇女、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギもまた「ノーマは根絶されるべき」という歪んだ思想に染まっており、赤子ですら排他の対象と見なしていた。しかし、彼女が16歳を迎えた日に執り行われた「洗礼の儀」において、実の兄ジュリオによって自身がノーマである事実を暴露され、辺境の軍事基地「アルゼナル」の一兵士「アンジュ」としてその身を堕とされてしまう。
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高度な技術「マナ」の恩恵により戦争や貧困が無くなった安寧の世界。だが、それはマナを使えない人間「ノーマ」を排他の対象とし、人間として扱わずに虐げることによって成り立つ偽りの平穏でもあった。ミスルギ皇国の第一皇女、アンジュリーゼ・斑鳩・ミスルギもまた「ノーマは根絶されるべき」という歪んだ思想に染まっており、赤子ですら排他の対象と見なしていた。
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しかし、実は彼女自身もノーマであり、彼女が16歳を迎えた日に執り行われた「洗礼の儀」において、実の兄ジュリオによってその事実を暴露され、辺境の軍事基地「アルゼナル」の一兵士「アンジュ」にその身を堕とされてしまう。
   −
自身ですら知られていなかった現実を受け入れず困惑するアンジュは身勝手な振る舞いにより隊長を含めた3人の兵士を死に追いやってしまい、第一中隊の面々から糾弾される。直後に人間たちの平穏がノーマたちが人類の敵である「[[ドラゴン]]」と戦い、死んでいったために守られていた事とミスルギ皇国が革命で滅んだ事を聞かされたアンジュは自棄となり、旧式の[[パラメイル]]「[[ヴィルキス]]」へ乗り出撃。死ぬつもりでいたアンジュだったが、ドラゴンへの恐怖と生への執着によりヴィルキスが覚醒。闘争心の赴くままにドラゴンを撃破する。
+
自身ですら知りえなかった現実を受け入れず困惑するアンジュは身勝手な振る舞いにより隊長を含めた3人の兵士を死に追いやってしまい、第一中隊の面々から糾弾される。直後に人間たちの平穏が、人類の敵である「[[ドラゴン]]」に相対するノーマの犠牲によって守られていた事とミスルギ皇国が革命で滅んだ事を聞かされたアンジュは自棄となり、旧式の[[パラメイル]]「[[ヴィルキス]]」へ乗り出撃。死ぬつもりでいたアンジュだったが、ドラゴンへの恐怖と生への執着によりヴィルキスが覚醒。闘争心の赴くままにドラゴンを撃破する。戦いが終わった後、現実を受け入れたアンジュは過去と決別し、ドラゴンと戦う決意をする。
   −
戦いが終わった後、現実を受け入れたアンジュは過去と決別し、ドラゴンと戦う決意をする。やがて明かされる自らの知らない欺瞞と偏見で塗りたくられた世界の姿を知った彼女は、自らが陽の光の下で生きられる世界を創造するべく、志を同じくする仲間たちと共に動き出す。
+
やがて明かされる自らの知らない欺瞞と偏見で塗りたくられた世界の姿を知った彼女は、自らが陽の光の下で生きられる世界を創造するべく、志を同じくする仲間たちと共に動き出す。
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
 
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
 
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 +
*[[メカ&キャラクターリスト/X]]
 +
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第3期]]
    
=== アルゼナル ===
 
=== アルゼナル ===
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:アンジュリーゼの兄でミスルギ皇国皇太子だったが、アンジュリーゼがノーマである事を告発し父親のジュライから皇位を奪う。
 
:アンジュリーゼの兄でミスルギ皇国皇太子だったが、アンジュリーゼがノーマである事を告発し父親のジュライから皇位を奪う。
 
;[[シルヴィア・斑鳩・ミスルギ]]
 
;[[シルヴィア・斑鳩・ミスルギ]]
:アンジュリーゼの妹でミスルギ皇国第二皇女。過去の事故で下半身が不随となっているが…。
+
:アンジュリーゼの妹でミスルギ皇国第二皇女。過去の事故で下半身が不随となっている。
 
;[[リィザ・ランドッグ]]
 
;[[リィザ・ランドッグ]]
:ミスルギ皇国の近衛長官で、ジュリオの副官。その正体は…。
+
:ミスルギ皇国の近衛長官で、ジュリオの副官。
 
;[[モモカ・荻野目]]
 
;[[モモカ・荻野目]]
 
:アンジュを慕う筆頭侍女のメイド。後にアンジュを追ってミスルギ皇国から単身アルゼナルに赴く。
 
:アンジュを慕う筆頭侍女のメイド。後にアンジュを追ってミスルギ皇国から単身アルゼナルに赴く。
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;[[サラマンディーネ]]
 
;[[サラマンディーネ]]
 
:ドラゴン達を束ね、突如アンジュ達の前に立ちはだかる黒髪の乙女。
 
:ドラゴン達を束ね、突如アンジュ達の前に立ちはだかる黒髪の乙女。
;[[ナーガ]]
+
;[[ナーガ (クロスアンジュ)|ナーガ]]
 
:サラマンディーネの側近。長い髪の女性。
 
:サラマンディーネの側近。長い髪の女性。
 
;[[カナメ]]
 
;[[カナメ]]
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;[[ラミア (クロスアンジュ)|ラミア]]
 
;[[ラミア (クロスアンジュ)|ラミア]]
 
:ヴィヴィアンの母親。
 
:ヴィヴィアンの母親。
;大巫女 / [[アウラ・ミドガルディア]]
+
;[[大巫女|大巫女 / アウラ・ミドガルディア]]
 
:アウラの民の指導者。幼い容姿の少女。
 
:アウラの民の指導者。幼い容姿の少女。
 
;[[アウラ]]
 
;[[アウラ]]
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スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
 
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 
*[[メカ&キャラクターリスト/V]]
 +
*[[メカ&キャラクターリスト/X]]
 +
*[[メカ&キャラクターリスト/X-Ω/第3期]]
    
=== パラメイル ===
 
=== パラメイル ===
112行目: 157行目:  
:;[[アーキバス バネッサ・カスタム]]
 
:;[[アーキバス バネッサ・カスタム]]
 
::タスクの母バネッサが搭乗していたアーキバス。
 
::タスクの母バネッサが搭乗していたアーキバス。
 +
:;アーキバス ゾーラ・カスタム
 +
::ゾーラが搭乗していたアーキバス。強化型エンジンを搭載しており、撃墜後は回収されリベルタスの際にヒルダ機に搭載された。SRWではユニットアイコンのみ登場。
 
;[[グレイブ]]
 
;[[グレイブ]]
 
:新兵に支給される量産機。
 
:新兵に支給される量産機。
128行目: 175行目:     
=== 龍神器 ===
 
=== 龍神器 ===
;<ruby><rb>[[焔龍號]]</rb><rt>えんりゅうごう</rt></ruby>
+
;[[焔龍號]]
:サラマンディーネの搭乗機。ラグナメイルに搭載されているディスコード・フェイザーを再現した<ruby><rb>収斂時空砲</rb><rt>しゅうれんじくうほう</rt></ruby>を搭載している。
+
:サラマンディーネの搭乗機。ラグナメイルに搭載されているディスコード・フェイザーを再現した収斂時空砲を搭載している。
;<ruby><rb>[[蒼龍號]]</rb><rt>そうりゅうごう</rt></ruby>
+
;[[蒼龍號]]
 
:ナーガの搭乗機。
 
:ナーガの搭乗機。
;<ruby><rb>[[碧龍號]]</rb><rt>へきりゅうごう</rt></ruby>
+
;[[碧龍號]]
 
:カナメの搭乗機。
 
:カナメの搭乗機。
   −
=== [[ラグナメイル]] ===
+
=== ラグナメイル ===
 
;[[ヒステリカ]]
 
;[[ヒステリカ]]
 
:エンブリヲが遠隔操作する。黒地に紫の線が入っている。
 
:エンブリヲが遠隔操作する。黒地に紫の線が入っている。
157行目: 204行目:  
:無人飛行兵器。
 
:無人飛行兵器。
 
;エンペラージュリオ一世
 
;エンペラージュリオ一世
:ジュリオが乗る搭乗艦船。SRW未登場。
+
:ジュリオがアルゼナル侵攻の際に搭乗した、艦隊旗艦。SRW未登場。
;アウローラ
+
;[[アウローラ]]
:アルゼナルが進めている作戦「リベルタス」のためにアルゼナル本部に隠されていた潜水艦。SRW未登場。
+
:アルゼナルが進めている作戦「リベルタス」のためにアルゼナル本部に隠されていた潜水空母。
    
== ドラゴン ==
 
== ドラゴン ==
;[[スクーナー級]]
+
;[[ドラゴン スクーナー級]]
:
+
:小型のドラゴン。数が多い。
;[[ガレオン級]]
+
;[[ドラゴン ガレオン級]]
:
+
:全長100m級の大型ドラゴン。
;ブリッグ級
  −
:
  −
;フリゲート級
  −
:
   
;[[ビッグホーンドラゴン]]
 
;[[ビッグホーンドラゴン]]
:
+
:重力波を放つドラゴン。
    
== 用語 ==
 
== 用語 ==
 
;[[マナ]]
 
;[[マナ]]
 
:人類が生み出した魔法によく似た技術。単なるエネルギー源に留まらず、コミュニケーションや情報共有の手段としても用いられる。
 
:人類が生み出した魔法によく似た技術。単なるエネルギー源に留まらず、コミュニケーションや情報共有の手段としても用いられる。
:作中世界の人類は「マナを扱える事が人間として当然の証」と盲目的に見ている。
   
;[[ノーマ]]
 
;[[ノーマ]]
 
:マナを扱えない人間を指す蔑称。単に使えないだけではなくマナを'''破壊してしまう'''為危険視され、追放を受ける。なお、自然発生ではノーマは女性のみにしか発生しない。
 
:マナを扱えない人間を指す蔑称。単に使えないだけではなくマナを'''破壊してしまう'''為危険視され、追放を受ける。なお、自然発生ではノーマは女性のみにしか発生しない。
182行目: 224行目:  
:辺境に位置する孤島でノーマたちの隔離場所。ドラゴン迎撃基地としての機能を備えている。
 
:辺境に位置する孤島でノーマたちの隔離場所。ドラゴン迎撃基地としての機能を備えている。
 
;[[パラメイル]]
 
;[[パラメイル]]
:アルゼナルの戦力である機動兵器で、[[パイロット]]達は「'''[[メイルライダー]]'''」と呼称される。メイルライダーはほぼ全てがアルゼナル送りとなったノーマであり、いわば失っても惜しくない駒としてのみ存在を許される状態に置かれる。
+
:アルゼナルの戦力である機動兵器。
:アンジュ曰く「バイクのような器具を用いたラクロスに似たスポーツ『エアリア』に感覚が似ている」との事。
+
;[[メイルライダー]]
 +
:[[パラメイル]][[パイロット]]。ほぼ全てがアルゼナル送りとなったノーマであり、いわば失っても惜しくない駒としてのみ存在を許される状態に置かれる。
 
;[[ラグナメイル]]
 
;[[ラグナメイル]]
 
:エンブリヲが製造した機動兵器で、性能はパラメイルを遥かに凌ぐ。全7機。
 
:エンブリヲが製造した機動兵器で、性能はパラメイルを遥かに凌ぐ。全7機。
189行目: 232行目:  
:サラマンディーネが製造した機動兵器。
 
:サラマンディーネが製造した機動兵器。
 
;[[ドラゴン]]
 
;[[ドラゴン]]
:人類の敵とされる謎の巨大な怪物。空間から門を開いて現れる他、様々な体格を持った個体が存在する。
+
:人類の敵とされる謎の巨大な怪物。シンギュラーと呼ばれる門を空間上に開いて現れ、様々な体格を持った個体が存在する。
 
;[[神聖ミスルギ皇国|ミスルギ皇国]]
 
;[[神聖ミスルギ皇国|ミスルギ皇国]]
:アンジュの生まれ故郷である巨大国家。指輪と「永遠語り」という歌が代々継承されている。一見平和な理想郷に見えるが、その本質は…。
+
:アンジュの生まれ故郷である巨大国家。指輪と「永遠語り」という歌が代々継承されている。
 
;ローゼンブルム王国
 
;ローゼンブルム王国
 
:アルゼナルの管理国家。ミスルギとの親交も深い。管理国家故か、ノーマへの差別意識は他の国々と比べ比較的緩い。
 
:アルゼナルの管理国家。ミスルギとの親交も深い。管理国家故か、ノーマへの差別意識は他の国々と比べ比較的緩い。
197行目: 240行目:  
:かつてアルゼナルと共にリベルタスを進めていたマナが扱えない人類(男性も含む)が結成した組織。なお、タスクは「古の民の最後の生き残り」である。
 
:かつてアルゼナルと共にリベルタスを進めていたマナが扱えない人類(男性も含む)が結成した組織。なお、タスクは「古の民の最後の生き残り」である。
 
;[[アウラの民]]
 
;[[アウラの民]]
:
+
:かつての戦争で荒廃しドラグニウムによって汚染された地球に残り、自ら遺伝子改造によって[[ドラゴン]]となり環境に適応した人類。
;[[リベルタス]]
+
;リベルタス
:アルゼナルが進めている作戦。「今の偽りの世界を破壊し、ノーマが自由を得るためだ」とジルは言うが…。
+
:アルゼナルが進めている作戦。「今の偽りの世界を破壊し、ノーマが自由を得るためだ」とジルは言う。
 
;[[ダイヤモンドローズ騎士団]]
 
;[[ダイヤモンドローズ騎士団]]
 
:各ラグナメイルのパイロットを務めるエンブリヲの私兵集団。
 
:各ラグナメイルのパイロットを務めるエンブリヲの私兵集団。
210行目: 253行目:  
:;「禁断のレジスタンス」(第1クール)
 
:;「禁断のレジスタンス」(第1クール)
 
::作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲・編曲 - 加藤祐介
 
::作詞・歌 - 水樹奈々 / 作曲・編曲 - 加藤祐介
::最終話ではEDとして使用。『V』にて採用された他、『V』限定版では原曲を収録。
+
::最終話ではEDとして使用。『V』『X』にて採用。『V』『X』限定版では原曲を収録している。『X-Ω』ではイベントイベント「理想の世界」にて原曲がクエストBGMに採用。
 
::歌い手である水樹氏が作詞も担当しているが、かなり難産だったらしく、自宅の階段で足を滑らせた拍子に歌詞が固まったという逸話がある(フリーペーパーアニカン Vol.140 2014年10月17日発行分より)。
 
::歌い手である水樹氏が作詞も担当しているが、かなり難産だったらしく、自宅の階段で足を滑らせた拍子に歌詞が固まったという逸話がある(フリーペーパーアニカン Vol.140 2014年10月17日発行分より)。
 
:;「真実の黙示録」(第2クール)
 
:;「真実の黙示録」(第2クール)
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::映像ソフト特典のサウンドトラックに収録されたが、関氏のバージョンのみ未収録。
 
::映像ソフト特典のサウンドトラックに収録されたが、関氏のバージョンのみ未収録。
 
::『V』では水樹氏と堀江氏のデュエットバージョン「永遠語り~El Ragna~」が収録。限定版では原曲も収録。
 
::『V』では水樹氏と堀江氏のデュエットバージョン「永遠語り~El Ragna~」が収録。限定版では原曲も収録。
 +
;劇中BGM
 +
:
 +
:;「ヴィルキス ~覚醒~」
 +
::『X』限定版にて原曲を収録。
    
== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
=== 単独作品 ===
+
「ファンタジーに見せかけたSF」という特殊な世界観もあってか、他作品との擦り合わせに幅が見られている。
 +
 
 +
=== VXT三部作 ===
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
;[[スーパーロボット大戦V]]
 
:初参戦作品。色々と共通点が多い『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』とはやはりというべきなのか絡みも多く、また『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』と[[ドラゴン|設定レベルで]][[ゲッター線|クロスオーバーする]]大胆な改変が行われている。序盤から終盤にかけて主要エピソードは殆ど再現されているが、時系列の再構成が行われており、原作より早い段階で[[サラマンディーネ]]が登場する。人間関係的には『SEED DESTINY』の他にも『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』や『[[フルメタル・パニック!]]』のキャラとの絡みが多い。
 
:初参戦作品。色々と共通点が多い『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』とはやはりというべきなのか絡みも多く、また『[[真ゲッターロボ 世界最後の日]]』と[[ドラゴン|設定レベルで]][[ゲッター線|クロスオーバーする]]大胆な改変が行われている。序盤から終盤にかけて主要エピソードは殆ど再現されているが、時系列の再構成が行われており、原作より早い段階で[[サラマンディーネ]]が登場する。人間関係的には『SEED DESTINY』の他にも『[[劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-]]』や『[[フルメタル・パニック!]]』のキャラとの絡みが多い。
:[[マナ]]等の他作品と世界観の喰い合わせが悪そうな設定に関しては、「[[神聖ミスルギ皇国]]を始めとする『クロスアンジュ』の国家群は“'''始祖連合国'''”と呼ばれ、マナの利用は始祖連合国に独占されている」という形になっている。
+
:[[マナ]]等の他作品と世界観の喰い合わせが悪そうな設定に関しては、「[[神聖ミスルギ皇国]]を始めとする『クロスアンジュ』の国家群は“'''[[始祖連合国]]'''”と呼ばれ、マナの利用は始祖連合国に独占されている」という形になっている。
 
:[[中断メッセージ]]も完全に[[次回予告]]のノリを踏襲しているなど原作再現度は高いが、際どいイベントも再現される上、とどめと言わんばかりに[[エンブリヲ|歩く18禁めいた下衆男]]も出るため多くのユーザーから'''「『スパロボV』がCERO:Cになった原因」'''とも呼ばれている(とはいえ、'''これでも原作よりマイルドに抑えられた方ではある''')。
 
:[[中断メッセージ]]も完全に[[次回予告]]のノリを踏襲しているなど原作再現度は高いが、際どいイベントも再現される上、とどめと言わんばかりに[[エンブリヲ|歩く18禁めいた下衆男]]も出るため多くのユーザーから'''「『スパロボV』がCERO:Cになった原因」'''とも呼ばれている(とはいえ、'''これでも原作よりマイルドに抑えられた方ではある''')。
:なお、ファンから懸念された宇宙適正だが、'''パラメイルは丸々宇宙Aで、パイロットも全員宇宙A'''である。ちなみに各キャラクターの精神コマンドのラインナップは、当て嵌っているものが非常に多い。予想したプレイヤーもいたのではないだろうか。
+
:なお、ファンから懸念された宇宙適性だが、'''パラメイルは丸々宇宙Aで、パイロットも全員宇宙A'''である。ちなみに各キャラクターの精神コマンドのラインナップは、当て嵌っているものが非常に多い。予想したプレイヤーもいたのではないだろうか。
:ちなみに、日本ルート第17話および第18話にて[[吉永サリー]]にちょっかいをかけるチンピラのグラフィックは、『クロスアンジュ』の最終話に登場するモブキャラがモデルになっている。
+
:また、日本ルート第17話および第18話にて[[吉永サリー]]にちょっかいをかけるチンピラのグラフィックは、『クロスアンジュ』の最終話に登場するモブキャラがモデルになっている<ref>さらにサンライズ繋がりなのか、『クロスアンジュ』が参戦していない『[[スーパーロボット大戦T]]』にも[[カウボーイ]][[カウボーイビバップ|達が狙う賞金首]]として「ナラズ・モノー」名義で登場している。</ref>。
 +
;[[スーパーロボット大戦X]]
 +
:本作では世界観が[[アル・ワース]]に組み込まれており「マナの国」として登場している。本編開始時点で既にアンジュとタスクが出会った後であったり、ヒルダの脱走が見えないところで行われていたり、アルゼナル海戦~ミスルギ決戦までが大体一纏めにされていたりと、原作再現は『V』よりも簡略化されている。その代わり、原作シナリオの多くが分岐ルートで行われていた『V』と比べて共通ルートで原作シナリオが行われる事が多い。
 +
:なお、今回宇宙での気密性はメカニック陣がコクピット周りにフィールドを発生させるようにしたと説明される。
 +
:今作では、同じく龍が登場する作品繋りで『[[魔神英雄伝ワタル]]』と設定レベルでクロスオーバーし、積極的に協力する。
 +
 
 +
=== 単独作品 ===
 +
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 +
:第3期参戦作品の第2弾として発表され、2017年7月に追加参戦。イベント『理想の世界』では『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』『[[エウレカセブンAO]]』と共演する。イベント上では『SEED』と同一の世界観として扱われている。
 +
:美少女キャラクターが数多く登場する作品という事もあり、アンジュ達の衣装違いのグラフィックも数多く用意されている。また、[[蒼龍號]]や[[碧龍號]]、[[アウローラ]]が初めてプレイアブルの単独ユニットとして登場し、XΩスキルとして[[ヴィルキス]]と[[焔龍號]]の[[合体攻撃]]もSRWシリーズでは初めて実装された。
 +
:イベントシナリオにおいても出番は多く、様々な他作品とのクロスオーバーも豊富に用意されており、エンブリヲが黒幕役を担うイベントシナリオも数多い。
    
== 各話リスト ==
 
== 各話リスト ==
261行目: 320行目:  
| 第8話 ||ビキニ・エスケイプ||  ||  || 『V』30話  
 
| 第8話 ||ビキニ・エスケイプ||  ||  || 『V』30話  
 
|-
 
|-
| 第9話 ||裏切りの故郷||  ||  || 『V』30話B
+
| 第9話 ||裏切りの故郷||  ||  || 『V』30話B、『X』19話
 
|-
 
|-
| 第10話 ||絞首台からサヨナラを||  ||  || 『V』30話B
+
| 第10話 ||絞首台からサヨナラを||  ||  || 『V』30話B、『X』19話
 
|-
 
|-
 
| 第11話 ||竜の歌||  ||  ||  
 
| 第11話 ||竜の歌||  ||  ||  
295行目: 354行目:  
| 第25話||時の彼方で||  ||ED変更|| 『V』50話、最終話B
 
| 第25話||時の彼方で||  ||ED変更|| 『V』50話、最終話B
 
|}
 
|}
  −
== 主要スタッフ ==
  −
;企画・原作・制作
  −
:サンライズ
  −
;監督
  −
:芦野芳晴
  −
;クリエイティブプロデューサー
  −
:福田己津央
  −
;シリーズ構成
  −
:樋口達人
  −
;キャラクターコンセプト
  −
:松尾祐輔
  −
;キャラクターデザイン
  −
:小野早香、鈴木竜也
  −
;パラメイルデザイン
  −
:阿久津潤一
  −
;ドラゴンデザイン
  −
:宮武一貴
  −
;メカニカルデザイン
  −
:宮本崇、寺岡賢司
  −
;音楽
  −
:志方あきこ
  −
;音楽制作
  −
:キングレコード、スターチャイルドレコード、サンライズ音楽出版
      
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*作風等にクリエイティブプロデューサーを務めた福田己津央氏の意向が強く、またOP映像を始めとする各話の作画を氏が直接手掛けたためか、「福田氏が監督を務めた作品である」と、よく間違われやすい。
+
*作風等にクリエイティブプロデューサーを務めた福田己津央氏の意向が強く、またOP映像を始めとする各話演出を氏が直接手掛けたためか「福田氏が監督を務めた作品」と誤解を受けることも少なくない。
 +
**業界内においてもその認識が根強いのか、雑誌『アニメージュ』の芦野監督に向けてのインタビューにおいて「監督と福田氏の両者の作風がミックスされたような内容でしたね」とインタビュアーが発言している。
 
*放映開始当時は「あまり人気は出ないだろう」と推され、'''「アンジュの下衆っぷりがウケればこっちのもの」'''と制作陣は観ていたが、類を見ないヒロインぶりを見せるアンジュや強烈な個性を持つ仲間達、ストーリーが予想外の人気を博した。
 
*放映開始当時は「あまり人気は出ないだろう」と推され、'''「アンジュの下衆っぷりがウケればこっちのもの」'''と制作陣は観ていたが、類を見ないヒロインぶりを見せるアンジュや強烈な個性を持つ仲間達、ストーリーが予想外の人気を博した。
*映画や[[漫画]]、[[小説]]といった他作品のオマージュないしパロディが多い事でも有名。特に本作の前期OPや[[ヴィルキス]]が『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』のそれに酷似しており、セルフオマージュとされている。
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*[[映画]]や[[漫画]]、[[小説]]といった他作品のオマージュないしパロディが多い事でも有名。特に本作の前期OPや[[ヴィルキス]]が『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』のそれに酷似しており、セルフオマージュとされている。
**[[ガンダム]]や[[エルガイム]]、[[ボルテスV]]の武装が登場したり、[[キラ・ヤマト|キラ]]と[[アスラン・ザラ|アスラン]]と[[ラクス・クライン|ラクス]]のクレーンゲーム用ぬいぐるみや、『革命機ヴァルヴレイヴ』(SRW未参戦)のキャラが登場する[[コンピュータゲーム|格闘ゲーム]]が出たりと、サンライズ作品のカメオ出演といったお遊び演出も多い。
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**[[ガンダム]]や[[エルガイム]]、[[ボルテスV]]の武装が登場したり、[[キラ・ヤマト|キラ]]と[[アスラン・ザラ|アスラン]]と[[ラクス・クライン|ラクス]]、[[龍神丸]]のクレーンゲーム用ぬいぐるみや、『[[革命機ヴァルヴレイヴ]]』のキャラが登場する[[コンピュータゲーム|格闘ゲーム]]が出たりと、サンライズ作品のカメオ出演といったお遊び演出も多い。
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*監督やフリーダム似のヴィルキスなど何かと『ガンダムSEED』繋がりのネタが多く、桑島法子氏や関俊彦氏などSEEDシリーズに関わった声優キャストも参加している。なお本作から9年後のSEEDシリーズの劇場版『SEED FREEDOM』では逆に田村ゆかり氏や上坂すみれ氏など本作に関わった声優キャストがメインキャラで参加している。
    
== 商品情報 ==
 
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== リンク ==
 
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*[http://crossange.com/ 公式サイト]
 
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