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| === 5.展開メディアの問題 === | | === 5.展開メディアの問題 === |
− | 漫画・小説で展開されたもののアニメ化されていない作品。上記の知名度の問題や、戦闘アニメーションの設定・声優が設定されていない等といった問題が発生する。<br />キャラクターが共通のアニメ作品が存在する『[[真ゲッターロボ]](原作漫画版)』、他のゲーム作品で声優やBGMが設定されていた『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』、音声収録の必要がない携帯機で参戦した『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』と『[[機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY]]』、共通の世界観を持つシリーズ全作と同時参戦した『[[完全勝利ダイテイオー]]』が該当する。また、キャラクターは登場しないがロボットのみが登場する場合もある。<br />ただし参戦を果たした作品は、いずれも既存のアニメ作品から派生した漫画作品のみとなっており、小説で展開された作品や漫画だけで展開されているシリーズ作品などは未だ未参戦となっている。
| + | 漫画・小説で展開されたもののアニメ化・ゲーム化がまだされていない作品。戦闘アニメーションのモデルとなる素材がないことや声優が設定されていない等といった問題が発生する。また、そのあたりを手間隙かけて実際にゼロから設定するとしても、原作版権所持側からは許可されづらいケースもある。メディアミックスに積極的な出版社であれば機会があればその漫画や小説のアニメやゲームへの展開を自分たち主導でやりたいと考えるのが当然であるため、先にスパロボが独自の解釈で動きや声を作って「イメージの固定化」を読者に植え付けるのは好ましくないというわけである。その漫画・小説作品がよっぽどの知名度があるものでない限りは、これらの問題点をクリアするまでの手間をかけるメリットは少ないのが正直なところだろう。<br />実際に参戦した漫画・小説作品としては、キャラクターが共通のアニメ作品が存在する『[[真ゲッターロボ]](原作漫画版)』『[[鉄のラインバレル]](原作漫画版)』、他のゲーム作品で声優やBGMが設定されていた『[[機動戦士クロスボーン・ガンダム]]』、音声収録の必要がない携帯機で参戦した『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』と『[[機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY]]』、共通の世界観を持つシリーズ全作と同時参戦した『[[完全勝利ダイテイオー]]』が該当する。また、キャラクターは登場しないがロボットのみが登場する場合もある。<br />ただし参戦を果たした作品は、いずれも既存のアニメ作品から派生した漫画作品のみとなっており、小説で展開された作品や漫画だけで展開されているシリーズ作品などは未だ未参戦となっている。 |
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| == 参戦可能・不可能論議 == | | == 参戦可能・不可能論議 == |
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| === 関連作品がスパロボ参戦済みの作品 === | | === 関連作品がスパロボ参戦済みの作品 === |
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| ;[[ガンダム・センチネル]] | | ;[[ガンダム・センチネル]] |
| :「[[ガンダムシリーズ]]」の1作で、編集アートボックス・発行大日本絵画の模型雑誌『モデルグラフィックス』で連載が行われた小説作品。<br /> 「ガンダムシリーズ」をスパロボに登場させる際には、SDガンダムとして版権を一括で取得しているため、1995年発売の[[第4次]]には[[Sガンダム]]や[[ALICE]]が登場したことがあるが、作品としての本格参戦は未だ果されていない。<br />翌96年にバンダイとアートボックスの間で、ガレージキットのイベント販売の許諾をめぐりトラブルが発生。97年には「ガンダムシリーズの版権は創通・サンライズのものであり、バンダイはアートボックスに版権料を支払う必要は無い」という形で決着がなされ、現在はバンダイから関連商品(コピーライトは「創通・サンライズ」)が販売されている。<br />このトラブルの影響か、98年発売の[[全スーパーロボット大戦電視大百科]]では[[Sガンダム]]と[[ALICE]]の情報が収録されていない。電視大百科に収録されなかったことから、「第4次でのSガンダムの登場は版権元の無許可で行われ、スパロボ制作サイドはお叱りを受け、その影響で現在に至るまで未参戦」という俗説があるが、現在のところ'''収録されなかった理由については明かされていない'''。<br />現在発売されているガンダム関連のゲーム作品にはセンチネルの機体が登場しており、映像化されていない小説作品がスパロボに参戦した例がこれまでに無いため、「'''単純に機会に恵まれないだけ'''」という説もあり実情は不明。 | | :「[[ガンダムシリーズ]]」の1作で、編集アートボックス・発行大日本絵画の模型雑誌『モデルグラフィックス』で連載が行われた小説作品。<br /> 「ガンダムシリーズ」をスパロボに登場させる際には、SDガンダムとして版権を一括で取得しているため、1995年発売の[[第4次]]には[[Sガンダム]]や[[ALICE]]が登場したことがあるが、作品としての本格参戦は未だ果されていない。<br />翌96年にバンダイとアートボックスの間で、ガレージキットのイベント販売の許諾をめぐりトラブルが発生。97年には「ガンダムシリーズの版権は創通・サンライズのものであり、バンダイはアートボックスに版権料を支払う必要は無い」という形で決着がなされ、現在はバンダイから関連商品(コピーライトは「創通・サンライズ」)が販売されている。<br />このトラブルの影響か、98年発売の[[全スーパーロボット大戦電視大百科]]では[[Sガンダム]]と[[ALICE]]の情報が収録されていない。電視大百科に収録されなかったことから、「第4次でのSガンダムの登場は版権元の無許可で行われ、スパロボ制作サイドはお叱りを受け、その影響で現在に至るまで未参戦」という俗説があるが、現在のところ'''収録されなかった理由については明かされていない'''。<br />現在発売されているガンダム関連のゲーム作品にはセンチネルの機体が登場しており、映像化されていない小説作品がスパロボに参戦した例がこれまでに無いため、「'''単純に機会に恵まれないだけ'''」という説もあり実情は不明。 |
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| ;機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ | | ;機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ |
− | :「[[ガンダムシリーズ]]」の1作で、シリーズの原作者でもある富野由悠季氏が執筆した小説作品。<br />第4次ではΞガンダムが[[没データ]]に存在しており、上記のSガンダムと同様に機体のみが登場する予定であったことが伺える。<br />『ガンダム・センチネル』と同様に'''小説作品であることがネックになっている'''という説と共に、寺田Pがインタビュー内で「'''[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]を出すとΞガンダム参戦希望の声が出て困る'''」と冗談交じりでコメントしたことから、製作側が何らかの理由で参戦させ辛く、その煽りでハサウェイの出番が少ないという説もある。 | + | :「[[ガンダムシリーズ]]」の1作で、シリーズの原作者でもある富野由悠季氏が執筆した小説作品。<br />第4次ではΞガンダムが[[没データ]]に存在しており、上記のSガンダムと同様に機体のみが登場する予定であったことが伺える。<br />『閃光のハサウェイ』は、『逆襲のシャア』で登場した[[ブライト・ノア]]の息子の[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]が20代まで成長したときの物語で、ブライトをZガンダム~逆襲のシャア時代の20代~30代の年齢イメージで出演させているスパロボでは、二人を同時参戦させるのは難しいという事情も推測はされる。しかし「'''機体のみ'''」の参戦もできないことに関しては諸説入り混じっている。<br />『ガンダム・センチネル』と同様に'''小説作品であることがネックになっている'''という説があるが定かではない。また、寺田Pがインタビュー内で「(『逆襲のシャア』設定での)'''[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]を出すとΞガンダム参戦希望の声が出て困る'''」と冗談交じりでコメントしたことから、この煽りで『逆襲のシャア』設定でのハサウェイさえも近年の出番が少なくなってるのではという説もある。 |
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| ;ガイア・ギア | | ;ガイア・ギア |
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| ;ゲッターロボ號 | | ;ゲッターロボ號 |
− | :「[[ゲッターロボシリーズ]]」の1作であるアニメ作品。版権表記は「ダイナミック企画・東映アニメーション」となっている。スパロボでは漫画版に登場する[[真ゲッターロボ]]が『真ゲッターロボ(原作漫画版)』という表記で参戦したことがあるが、『ゲッターロボ號』としては未参戦。もともと「マジンガーZ」のリメイク企画だったが、諸般の事情により権利関係の容易な「ゲッターロボ」の新作に切り替わったという経緯をもつ。<br />詳細が不明だが版権を巡ってトラブルが発生しているとの説があり、それ故にゲッターロボ各機と同デザインの[[ネオゲッターロボ]]が登場する『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』を制作したという説がある。<br />ダイナミック企画と広告代理店のビッグウエストが版権料の配分を巡ってもめているなど諸説があり、現在は関連商品の展開にも制限がかけられているとされている。PSゲーム『ゲッターロボ大決戦!』には原作版のデザインでアニメ版の武器を使うゲッターロボ各機が登場し、登場人物も原作漫画版のデザインや性格を採用している。また、アクションフィギュアシリーズの『REVOLTECH』シリーズで発売されたゲッター號も原作漫画版が出典となっている。 | + | :「[[ゲッターロボシリーズ]]」の1作であるアニメ作品。版権表記は「ダイナミック企画・東映アニメーション」となっている。スパロボでは漫画版に登場する[[真ゲッターロボ]]が『真ゲッターロボ(原作漫画版)』という表記で参戦したことがあるが、『ゲッターロボ號』としては未参戦。もともと「マジンガーZ」のリメイク企画だったが、諸般の事情により権利関係の容易な「ゲッターロボ」の新作に切り替わったという経緯をもつ。<br />放映終了後に版権を巡ってトラブルが発生したとの噂があり、ダイナミック企画と広告代理店のビッグウエストが版権料の配分を巡ってもめているなど諸説ある。現在では関連商品の展開に制限がかかっていると見られる事例が散見されている。<br /> |
| + | 例えば、『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』の「[[ネオゲッターロボ]]」はアニメ版『ゲッターロボ號』の主人公ロボットと'''ほぼ同じデザイン'''となっており、いわば「たまたま外見がそっくりの、違う名前のロボット」という扱いになっている。普通のやり方ではアニメ版『ゲッターロボ號』のメカが出せなかったことが強く伺える。<br /> |
| + | PSゲーム『ゲッターロボ大決戦!』には原作版のデザインでアニメ版の武器を使うゲッターロボ各機が登場し、登場人物も原作漫画版のデザインや性格を採用している。また、アクションフィギュアシリーズの『REVOLTECH』シリーズで発売されたゲッター號も原作漫画版が出典となっている。 |
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| === バンダイがスポンサーを務めたアニメ作品 === | | === バンダイがスポンサーを務めたアニメ作品 === |
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| ;銀河漂流バイファム | | ;銀河漂流バイファム |
− | :1983年に放送されたサンライズ制作のアニメ作品。バンダイからプラモデルや玩具が発売された。<br />住む星を追われた13人の子供達が捕虜にされた両親救出の為に敵の本星へ向かうというストーリー。<br />子供達は自衛力を身に付けた難民といった立場で、戦闘を強いられることもなく、地球軍や敵の星のレジスタンスからは保護対象と見なされていた。最終回では両親とともに軍隊に保護され、戦争はプロに任せる形で締めくくられる。そんな作風である為、持ち味を生かしたまま参戦させると、原作の最終回同様に軍隊(プレイヤー部隊)に合流した時点で子供達が戦う目的が無くなってしまう。<br />寺田Pは2008年8月の「生ワンホビTV」にて「'''好きだけど合流したら話が終わる。それでもいいなら出したい'''」とコメントしている。 | + | :1983年に放送されたサンライズ制作のアニメ作品。バンダイからプラモデルや玩具が発売された。<br />住む星を追われた13人の子供達が捕虜にされた両親救出の為に敵の本星へ向かうというストーリー。<br />子供達は自衛力を身に付けた難民といった立場で、戦闘を強いられることもなく、地球軍や敵の星のレジスタンスからは保護対象と見なされていた。最終回では両親とともに軍隊に保護され、戦争はプロに任せる形で締めくくられる。そんな作風である為、持ち味を生かしたまま参戦させると、原作の最終回同様に軍隊(プレイヤー部隊)に合流した時点で子供達が戦う目的が無くなってしまう。<br />寺田Pは2008年8月の「生ワンホビTV」にて「'''好きだけど合流したら(原作の)話が終わる。それでもいいなら出したい'''」とコメントしている。(つまり「出してもいいけど、"いるだけ参戦"になるのは確定」という話のようである) |
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| ;機動警察パトレイバー | | ;機動警察パトレイバー |
− | :原作はヘッドギアで、バンダイビジュアルも制作に関わったメディアミックス作品。1988年からアニメ・漫画など複数のメディアで展開している。<br />シリーズのプロデューサーであった鵜之澤伸(現バンダイナムコ副社長)氏はイベント「スーパーロボット大戦2008」での挨拶で、「寺田Pに参戦を要望したがスーパーロボットではないからと拒絶された」と発言しているが、その場で寺田Pは「そんなことは言っていない」と即座に否定している。<br />「'''出したいけど色々な事情がある'''」とのことで、イベントでも「好きに出していいといわれたらどの作品を出しますか?」との質問に対して本作品を上げている。なお、未参戦の理由としては味方サイドのキャラクターが警察官であるため、「戦争を題材にしたスパロボに組み込み辛いからではないか」という説が挙がっている。 | + | :原作はヘッドギアで、バンダイビジュアルも制作に関わったメディアミックス作品。1988年からアニメ・漫画など複数のメディアで展開している。<br />シリーズのプロデューサーであった鵜之澤伸(現バンダイナムコ副社長)氏はイベント「スーパーロボット大戦2008」での挨拶で、「寺田Pに参戦を要望したがスーパーロボットではないからと拒絶された」と発言しているが、その場で寺田Pは「そんなことは言っていない」と即座に否定している。<br />「'''出したいけど色々な事情がある'''」とのことで、イベントでも「好きに出していいといわれたらどの作品を出しますか?」との質問に対して本作品を上げている。なお、未参戦の理由としては味方サイドのキャラクターが警察官であるため、「戦争を題材にしたスパロボに組み込み辛いからではないか」という説が挙がっている。特に本作のアニメ版はいわゆる憲法9条問題なども含めて「日本の警察だと出来ないこと」が常に重要な要素として描かれているため、非戦場ものの作品の中でも最も扱いが難しい。 |
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| ;ゼーガペイン | | ;ゼーガペイン |
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| ;『[[勇者王ガオガイガー]]』以外の[[勇者シリーズ]] | | ;『[[勇者王ガオガイガー]]』以外の[[勇者シリーズ]] |
− | :1990年代に展開されたサンライズ制作の作品群。そのうち参戦済みの『ガオガイガー』を除く『勇者エクスカイザー』、『太陽の勇者ファイバード』、『伝説の勇者ダ・ガーン』、『勇者特急マイトガイン』、『勇者警察ジェイデッカー』、『黄金勇者ゴルドラン』、『勇者指令ダグオン』、『勇者聖戦バーンガーン』の8作品(『バーンガーン』はゲーム作品のみに登場するが、勇者シリーズの公式サイトではシリーズの一つとして数えられている)。<br />いずれもタカラがスポンサーを務め、ゲーム作品や玩具を発売しているため、スパロボシリーズ開始当初から参戦が難しいとされていた。その後2003年発売の『[[第2次α]]』にてガオガイガーが参戦したことで、他の作品も参戦が可能になったのではという期待が高まったが、結局その後のスパロボ作品で参戦は果たされず、各イベントで寺田Pが「他社がスポンサーなので難しい」と明言して現在に至っている。また、'''戦争という題材に不向き'''な作風の作品も多い。<br />唯一『ガオガイガー』のみが続編OVA『[[勇者王ガオガイガーFINAL]]』も含めて参戦を果たしたことについて、公式にその理由が語られたことはない。ただ寺田Pが『第2次α』発売時に「[[スーパーロボット大戦α|α]]時点の参戦も企画されたが、当時は不可能であった」と発言したため、「ガオガイガーだけはサンライズ主体で制作された作品であったため」、「続編OVA制作時に版権を整理したから」といった諸説がある。<br />ちなみに、『マイトガイン』は寺田Pが参戦させたい作品として名前を挙げたことがあり、スタッフとして参加していた大張正己氏は2008年8月の「生ワンホビTV」で、「(参戦が果たされれば)カットイン原画を描く」と発言している。近年はバンダイ製の関連商品が増えているため、今後に期待である。 | + | :1990年代に展開されたサンライズ制作の作品群。そのうち参戦済みの『ガオガイガー』を除く『勇者エクスカイザー』、『太陽の勇者ファイバード』、『伝説の勇者ダ・ガーン』、『勇者特急マイトガイン』、『勇者警察ジェイデッカー』、『黄金勇者ゴルドラン』、『勇者指令ダグオン』、『勇者聖戦バーンガーン』の8作品(『バーンガーン』はゲーム作品のみに登場するが、勇者シリーズの公式サイトではシリーズの一つとして数えられている)。<br />いずれもタカラがスポンサーを務め、ゲーム作品や玩具を発売しているため、スパロボシリーズ開始当初から参戦が難しいとされていた。その後2003年発売の『[[第2次α]]』にてガオガイガーが参戦したことで、他の作品も参戦が可能になったのではという期待が高まったが、結局その後のスパロボ作品で参戦は果たされず、各イベントで寺田Pが「他社がスポンサーなので難しい」と明言して現在に至っている。また、'''戦争という題材に不向き'''な作風の作品も多い。<br />唯一『ガオガイガー』のみが続編OVA『[[勇者王ガオガイガーFINAL]]』も含めて参戦を果たしたことについて、公式にその理由が語られたことはない。ただ寺田Pが『第2次α』発売時に「[[スーパーロボット大戦α|α]]時点の参戦も企画されたが、当時は不可能であった」と発言したため、「ガオガイガーは勇者シリーズの中でもサンライズ主体で制作された作品であり、サンライズはバンダイナムコグループ傘下にある。続編OVA制作時にTV版も含めたガオガイガー版権をサンライズ側で囲む形で整理したため、この時点からスパロボに参戦可能になった」といった説がある。<br />ちなみに、『マイトガイン』は寺田Pが参戦させたい作品として名前を挙げたことがあり、スタッフとして参加していた大張正己氏は2008年8月の「生ワンホビTV」で、「(参戦が果たされれば)カットイン原画を描く」と発言している。近年はバンダイ製の関連商品が増えているため、今後に期待である。 |
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| ;『[[機獣創世記ゾイドジェネシス|ゾイドジェネシス]]』以外の[[ゾイド]]シリーズ | | ;『[[機獣創世記ゾイドジェネシス|ゾイドジェネシス]]』以外の[[ゾイド]]シリーズ |
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| ;サクラ大戦シリーズ | | ;サクラ大戦シリーズ |
− | :SEGAから発売されたゲーム作品。同タイトルでOVA作品やTVアニメ作品も展開されているが、シリーズの'''原作者である広井王子氏がスパロボシリーズへの参戦に対して否定的なスタンス'''を発言したことがある。その為、先述した広井氏原作の『ワタル』についても同様と言われているが、こちらについては名指しで言及されたことはない。<br />ちなみに『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ|バーチャロン]]』が参戦済みなのでSEGAとの問題ではないという説もあるが、詳細は不明。<br />なお、仮に参戦できたとしても、この作品のキャラクターやメカニックは「20世紀初頭の世界観」に大きく依存しているため、それを他の参戦作品の世界観とどう共存させるかという問題もある。<br />ただし、[[PROJECT X ZONE]]にてOGシリーズ共々参戦作品となり、共演そのものは実現する事になった。 | + | :SEGAから発売されたゲーム作品。同タイトルでOVA作品やTVアニメ作品も展開されているが、シリーズの'''原作者である広井王子氏がスパロボシリーズへの参戦に対して否定的であるッスタンスの発言'''をレッドカンパニーの公式掲示板上で行ったことがあると'''される'''(この発言は明確なソースが提示されないまま内容に尾ひれがついて、都市伝説化している)。その為、先述した広井氏原作の『ワタル』についても同様と言われているが、こちらについては名指しで言及されたことはない。<br />ちなみに『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ|バーチャロン]]』が参戦済みなのでSEGAとの問題ではないという説もあるが、詳細は不明。<br /> |
| + | なおネット上では広井王子氏がスパロボが嫌いで参戦を未来永劫拒んでいるというような極端な説が流布されているが、実際には「サクラ大戦がスパロボに参戦する」という噂が流れたときに、公式掲示板で「今の時点ではそんなことは考えてない」という意味の言葉を返したというだけのことであり、参戦に消極的ではあっても「積極的な拒否」という態度が取られていたわけではない。<br />なお、仮に参戦できたとしても、この作品のキャラクターやメカニックは「20世紀初頭の世界観」に大きく依存しているため、それを他の参戦作品の世界観とどう共存させるかという問題もある。<br />ただし、[[PROJECT X ZONE]]にてOGシリーズ共々参戦作品となり、共演そのものは実現する事になった。 |
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