18行目: |
18行目: |
| 『[[無限のリヴァイアス]]』の[[主人公]]。第二種航宙士免許取得の為リーベ・デルタにやって来た少年。 | | 『[[無限のリヴァイアス]]』の[[主人公]]。第二種航宙士免許取得の為リーベ・デルタにやって来た少年。 |
| | | |
− | 基本的には暴力を嫌い、温厚で忍耐強く、誰とでも仲良くなる柔軟性で揉め事を調停することを得意としており、成績自体は普通だが、判断力に優れる一面もある。その一方、優柔不断な面や、確固たる自分を打ち出せないことから正論に縋ることも多く、忍耐強さに関しても、ストレスを溜め込んだことで爆発してしまうこともある。幼い頃は、やんちゃな性格で、弟・祐希をリードしていた。
| + | 基本的には暴力を嫌い、温厚で忍耐強く、誰とでも仲良くなる柔軟性で揉め事を調停することを得意としており、成績自体は普通だが、判断力に優れる一面もある。その一方、優柔不断な面や、確固たる自分を打ち出せないことから正論に縋ることも多く、忍耐強さに関しても、ストレスを溜め込んだことで爆発してしまうこともある。幼い頃は、やんちゃな[[性格]]で、弟・祐希をリードしていた。 |
| | | |
− | 3年前の祐希との喧嘩で右肩を負傷し、傷跡が残っている<ref>この傷が原因で腕に背中が回らなくなりスポーツも制限されていることが小説版で語られている。</ref>。 | + | 3年前の祐希との喧嘩で右肩を負傷し、傷跡が残っている<ref>「この傷が原因で、昴治の腕に背中が回らなくなりスポーツも制限されている」事が、[[小説|小説版]]で語られている。</ref>。 |
| | | |
− | 主人公でありながらロボットを操縦しない群像劇の作風により、アバンでのモノローグを語った後の出番が殆ど無い回がある等、主人公の中でも珍しい存在である。さらに登場人物中もっとも殴られた回数が多く、全話合わせると実に'''100発以上殴られている'''上、劇中で度々みせるヘタレた印象も加わって'''サンライズ史上最弱の主人公'''と揶揄されてもいる。だが、リヴァイアスの乗組員が大なり小なり狂気に駆られていく中でも、己を保ち続け、最終章では命懸けの行動を見せたことから、'''サンライズ史上最強の主人公'''とも称されている。
| + | === キャラクターの総評 === |
| + | 相葉昴治は群像劇の形式を取る『無限のリヴァイアス』の作風故に、「主人公でありながらロボットを操縦しない」「アバンでのモノローグを語った後の出番が殆ど無い回がある」等、ロボットアニメの主人公の中でも珍しい存在である。 |
| + | |
| + | さらに登場人物中最も殴られた回数が多く、全話合わせると実に'''100発以上殴られている'''上、劇中で度々見せるヘタレた印象も加わって'''「サンライズ制作のアニメ史上最弱の主人公」'''と揶揄されてもいる。 |
| + | |
| + | しかしながら、リヴァイアスの乗組員が大なり小なり狂気に駆られていく状況下において、昴治は己を保ち続け、最終盤では命懸けの行動を見せた事から、'''「サンライズ制作のアニメ史上最強の主人公」'''とも称されている。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
31行目: |
36行目: |
| === 家族 === | | === 家族 === |
| ;[[相葉祐希]] | | ;[[相葉祐希]] |
− | :一つ違いの弟。本編の3年前の喧嘩から見下されるようになり、会う度反発し、殴られるようになってしまった。しかし集団リンチから昴治を救う等心底嫌っているわけではない。 | + | :一つ違いの弟。本編の3年前の喧嘩から見下されるようになり、会う度に反発し、殴られるようになってしまった。しかしながら、集団リンチから昴治を救う等、心底嫌っているわけではない。 |
| ;相葉律子 | | ;相葉律子 |
| :母親。兄弟が幼い頃に離婚したため、女手一つで育てられた。昴治に対して過保護な面があり、それから逃れることが昴治のリーベ・デルタ入学の一つの理由になっている。 | | :母親。兄弟が幼い頃に離婚したため、女手一つで育てられた。昴治に対して過保護な面があり、それから逃れることが昴治のリーベ・デルタ入学の一つの理由になっている。 |
| ;父親 | | ;父親 |
− | :実父。幼い頃に離婚したが、昴治は弟と母に内緒で、密かに会っていることが、小説版で語られた。 | + | :実父。幼い頃に離婚したが、昴治は弟と母に内緒で、密かに会っていることが、[[小説|小説版]]で語られた。 |
| === ガールフレンド === | | === ガールフレンド === |
| ;[[蓬仙あおい]] | | ;[[蓬仙あおい]] |
− | :幼馴染み。相葉律子からの頼みもあり、リーベ・デルタについてきて昴治の世話を焼く。しかし彼女との恋愛感情が兄弟の不仲の一因でもある。 | + | :幼馴染み。相葉律子からの頼みもあり、リーベ・デルタについてきて昴治の世話を焼く。しかし、彼女との恋愛感情が兄弟の不仲の一因でもある。 |
| ;ファイナ・S・篠崎 | | ;ファイナ・S・篠崎 |
| :リーベ・デルタ脱出時に昴治に救われ、一時恋仲になるが… | | :リーベ・デルタ脱出時に昴治に救われ、一時恋仲になるが… |
47行目: |
52行目: |
| :リーベ・デルタ時代からのルームメイト。仲は良いが、人命に関する考えで対立することも。 | | :リーベ・デルタ時代からのルームメイト。仲は良いが、人命に関する考えで対立することも。 |
| ;ニックス・チャイプラパット | | ;ニックス・チャイプラパット |
− | :リヴァイアス内で同じグループに所属。彼から格下に見られてはいるものの仲自体は悪くない。 | + | :リヴァイアス内で同じグループに所属。彼から格下に見られてはいるものの、仲自体は悪くない。 |
| ;雅明弘 | | ;雅明弘 |
− | :リヴァイアス内で同じグループに所属。昴治と同じく、おとなしめの性格だが、明弘から「僕たちみたいなタイプは、おとなしくしておいたほうが良い」と言われた際の昴治は不愉快になった。 | + | :リヴァイアス内で同じグループに所属。昴治と同じく、おとなしめの性格だが、明弘から「僕達みたいなタイプは、おとなしくしておいたほうが良い」と言われた際の昴治は不愉快になった。 |
| === ツヴァイ === | | === ツヴァイ === |
| ; ユイリィ・バハナ | | ; ユイリィ・バハナ |
61行目: |
66行目: |
| | | |
| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
− | ;「俺たちには、救いなんかいらない」 | + | ;「俺達には、救いなんかいらない」 |
− | :本作のキャッチフレーズで新番組予告で発言。救助と救いを別物と考えれば、その意味が分かってくる。 | + | :『[[無限のリヴァイアス]]』のキャッチフレーズで、新番組予告で発言。「救助」と「救い」を別物と考えれば、その意味が分かってくる。 |
| ;「なんなんだよ、もう」 | | ;「なんなんだよ、もう」 |
| :窮地に立った際の口癖。 | | :窮地に立った際の口癖。 |
| ;「あのさ、思うんだけど、ゲドゥルトの気流に乗って流されれば、敵から、逃げられると思うんだけど」 | | ;「あのさ、思うんだけど、ゲドゥルトの気流に乗って流されれば、敵から、逃げられると思うんだけど」 |
− | ;「時間はかかるけど、1番安全な方法だと思うんだ」 | + | ;「時間はかかるけど、一番安全な方法だと思うんだ」 |
− | :sere7(第7話)より。リヴァイアスのブリッジがチームブルーに占拠され、一触即発の状態の時に言った台詞。その後ヘイガーがその方法による可能性を示し、チームブルーも納得した。昴治の揉め事への強さを発揮した場面である。 | + | :sere7(第7話)より。リヴァイアスのブリッジがチームブルーに占拠され、一触即発の状態の時に言った台詞。その後ヘイガーがその方法による可能性を示し、チームブルーも納得した。 |
| + | :昴治の揉め事に対する強さを発揮した場面である。 |
| ;「そうするのが正しいと思ったから」 | | ;「そうするのが正しいと思ったから」 |
− | :sere19(第19話)より。逃亡中のエアーズ・ブルーを匿った際、ブルーから裏切者の自分をなぜ助けるのかと問われて。彼が語る「正論」が通じなくなってきた異常な状況下、それでもなお昴治は普通であることを貫こうとする。その心の在り様に興味を持ったブルーは、自身が持っていた武器――かつて工作員から奪っていたニードルガンを昴治へと託す。 | + | :sere19(第19話)より。逃亡中のエアーズ・ブルーを匿った際、ブルーから「[[裏切りイベント|裏切者]]の自分をなぜ助けるのか?」と問われて。 |
| + | :彼が語る「正論」が通じなくなってきた異常な状況下、それでもなお昴治は「普通であること」を貫こうとする。その心の在り様に興味を持ったブルーは、自身が持っていた武器――かつて工作員から奪っていたニードルガンを昴治へと託す。 |
| ;「泣きたい時に泣かないことも必要だっておれは思う、うまく言えないけど、そうゆうことなんだ、おれはいま笑いたい、笑いたいんだ」 | | ;「泣きたい時に泣かないことも必要だっておれは思う、うまく言えないけど、そうゆうことなんだ、おれはいま笑いたい、笑いたいんだ」 |
− | :同上。昴治やあおいのグループを含めたリヴァイアスの艦内が混沌に飲まれていく中、[[ネーヤ]]に「泣きたいなら泣けばいいのに」と言われた際の台詞。この後昴治はネーヤと自己紹介を交わし、あおいのグループの部屋に戻るが… | + | :同上話。昴治やあおいのグループを含めたリヴァイアスの艦内が混沌に飲まれていく中、[[ネーヤ]]に「泣きたいなら泣けばいいのに」と言われた際の台詞。この後昴治はネーヤと自己紹介を交わし、あおいのグループの部屋に戻るが… |
| | | |
| == 搭乗機体・関連機体 == | | == 搭乗機体・関連機体 == |