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| 星の屑作戦ではコウがガトーを[[狙撃]]して負傷させたことで、ガトーに付き添うが、軍人として人生を真っ当したいガトーはニナを気絶させて、部下の[[カリウス・オットー]]に託す。そしてガトーは戦場で散り、コウは投獄と、お互い「軍人」として結末を迎えた。ラストシーンでは、投獄から解放されたコウをニナは笑顔で迎えるのであった。 | | 星の屑作戦ではコウがガトーを[[狙撃]]して負傷させたことで、ガトーに付き添うが、軍人として人生を真っ当したいガトーはニナを気絶させて、部下の[[カリウス・オットー]]に託す。そしてガトーは戦場で散り、コウは投獄と、お互い「軍人」として結末を迎えた。ラストシーンでは、投獄から解放されたコウをニナは笑顔で迎えるのであった。 |
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− | == キャラクターの総評 == | + | === キャラクターの総評 === |
− | (コウの視点から見れば)マイペースな言動</ref>および終盤の一連の行動やOVA版(劇場版ではカットされた)ラストシーンでの戸惑うようにコウに名前を呼ばれただけ(なお、コウがニナの行為を許したかどうか不明瞭なまま)なのにも関わらず(多少の葛藤こそ見せたものの)笑顔でコウを迎えるという行為から、ニナは一部視聴者から「悪女」<ref>また、『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY|0083]]』製作当初は、ニナと[[アナベル・ガトー|ガトー]]との間に何の関係も無かったのだが、'''製作中に「ニナはガトーとは元恋人の関係であった」という設定が後付けされてしまった'''。この事もまた、ニナが一部視聴者から「悪女」というレッテルを張られてしまう原因になっている。</ref>と揶揄される事も少なくない。
| + | (コウの視点から見れば)マイペースな言動および終盤の一連の行動やOVA版(劇場版ではカットされた)ラストシーンでの戸惑うようにコウに名前を呼ばれただけ(なお、コウがニナの行為を許したかどうか不明瞭なまま)なのにも関わらず(多少の葛藤こそ見せたものの)笑顔でコウを迎えるという行為から、ニナは一部視聴者から「悪女」<ref>なお、『[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY|0083]]』製作当初は、ニナと[[アナベル・ガトー|ガトー]]との間に何の関係も無かったのだが、'''製作中に「ニナはガトーとは元恋人の関係であった」という設定が後付けされてしまった'''。この事もまた、ニナが一部視聴者から「悪女」というレッテルを張られてしまう原因になっている。</ref>と揶揄される事も少なくない。 |
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− | ただし、[[小説|小説版]]においては'''「(ニナは)コウに無抵抗のガトーを射殺した罪悪感と、後味の悪さを一生引きずるような思いをしてほしくなかった為、(あえて)コウに銃を向けた」'''という解釈がなされている。この小説版の解釈が『0083』の監督の思惑と一致しているか否かは不明であるが、OVAでは直後にガトーとの間に「大体の事情は察した。ならばなおのこと私を放って置いて欲しかった」「私にはこうする他なかったわ」とのやり取りがある。 | + | ただし、[[小説|小説版]]においては'''「(ニナは)コウに無抵抗のガトーを射殺した罪悪感と、後味の悪さを一生引きずるような思いをしてほしくなかった為、(あえて)コウに銃を向けた」'''という解釈がなされている。この小説版の解釈が『0083』の監督の思惑と一致しているか否かは不明であるが、OVAでは直後にガトーとの間に「大体の事情は察した。ならばなおのこと、私を放って置いて欲しかった」「私にはこうする他なかったわ」とのやり取りがある。 |
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| 上記のやり取りでのニナはガトーの察した事情を否定せずにいることから、「コウへの思いは本物であるが、何らかの事情を持ってガトーを助けた」と取ることも出来る。したがって、小説版と同様の解釈はある程度本編からのみでも導き出すことは出来る。 | | 上記のやり取りでのニナはガトーの察した事情を否定せずにいることから、「コウへの思いは本物であるが、何らかの事情を持ってガトーを助けた」と取ることも出来る。したがって、小説版と同様の解釈はある程度本編からのみでも導き出すことは出来る。 |
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| === [[旧シリーズ]] === | | === [[旧シリーズ]] === |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦]] |
− | :[[ミデア]]の[[パイロット]]で登場する場面もある。一方、PS版では[[連邦兵]]がニナの代わりにミデアのパイロットになっている。 | + | :[[ミデア]]の[[パイロット]]で登場する場面もある。一方、[[プレイステーション|PS版]]では[[連邦兵]]がニナの代わりにミデアのパイロットになっている。 |
| ;[[スーパーロボット大戦EX]] | | ;[[スーパーロボット大戦EX]] |
| :パイロットではないが、召喚に巻き込まれる。ガトーに靡いてる様子も見せたが、出番は少ない。 | | :パイロットではないが、召喚に巻き込まれる。ガトーに靡いてる様子も見せたが、出番は少ない。 |
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| ;「『ソロモンの悪夢』とか言われているけど…あの話バラしたらイメージダウンは避けられないわよね?」 | | ;「『ソロモンの悪夢』とか言われているけど…あの話バラしたらイメージダウンは避けられないわよね?」 |
| :『機動戦士ガンダム ハイブリット4コマ大戦線』より。試作2号機強奪の直後、本編同様に降伏勧告を行った直後にガトーを脅迫するニナ。 | | :『機動戦士ガンダム ハイブリット4コマ大戦線』より。試作2号機強奪の直後、本編同様に降伏勧告を行った直後にガトーを脅迫するニナ。 |
− | :果たして彼女はガトーのどんな弱みを握っているのだろうか……。ちなみにガトーはコクピット内で'''「正体ばれてるし」「なんか怖いし」'''と半泣き状態となっている。 | + | :果たして彼女はガトーのどんな弱みを握っているのだろうか……。ちなみに、ガトーはコクピット内で'''「正体ばれてるし」「なんか怖いし」'''と半泣き状態となっている。 |
| :余談だが、この作品のニナは試作1号機のシュミレータで'''「私みたいなイイ女を振るなど万死に値する。死ねガトォオオ」'''と罵りながら狂気の表情で訓練したり、本編通りにコウに銃口を突き付けている時に「ROBOT魂の[[ガンダム試作1号機Fb|フルバーニアン]]をプレゼントするから」と言われ、「そういうことじゃないのよ」と言いながら'''銃口の向きをいつの間にかガトーに変えて'''いたりする。 | | :余談だが、この作品のニナは試作1号機のシュミレータで'''「私みたいなイイ女を振るなど万死に値する。死ねガトォオオ」'''と罵りながら狂気の表情で訓練したり、本編通りにコウに銃口を突き付けている時に「ROBOT魂の[[ガンダム試作1号機Fb|フルバーニアン]]をプレゼントするから」と言われ、「そういうことじゃないのよ」と言いながら'''銃口の向きをいつの間にかガトーに変えて'''いたりする。 |
| :本編では様々な解釈により「悪女」呼ばわりされる事もあるニナだが、4コマのギャグ[[漫画]]とはいえここまで徹底的に'''怖い女'''として描かれている作品も珍しい。 | | :本編では様々な解釈により「悪女」呼ばわりされる事もあるニナだが、4コマのギャグ[[漫画]]とはいえここまで徹底的に'''怖い女'''として描かれている作品も珍しい。 |