差分

ナビゲーションに移動 検索に移動
1,333 バイト除去 、 2017年1月8日 (日) 15:48
編集の要約なし
15行目: 15行目:  
[[シュウ・シラカワ]]と共に[[グランゾン]]を開発した人物。
 
[[シュウ・シラカワ]]と共に[[グランゾン]]を開発した人物。
   −
よく言えば人懐っこく、悪く言えば馴れ馴れしい接し方をする好々爺といった印象だが、その実は掴みどころの無い性格で、何を考えているのか分からない人物。彼に対するシュウの接し方が、それを物語っているだろう。変態でこそないが、キャラ的には[[ジエー・ベイベル]]に近い。
+
よく言えば人懐っこく、悪く言えば馴れ馴れしい接し方をする好々爺といった印象だが、その実は掴みどころの無い性格で、何を考えているのか分からない人物。彼に対するシュウの接し方が、それを物語っているだろう。一方、グランゾンの脅威を警告したり、イェッツトの開発に反対している事から、それなりの常識や思慮深さを備えており、ただのマッドサイエンティストの類の人間ではないと見ることもできる。仲間を失ったアルベロを気遣うなど、人間味も兼ね備えている。
    
シュウの天才的技術で開発されたグランゾンの詳細を知っており、その危険性を指摘している。対グランゾン用のカウンター兵器を開発する為に[[ツェントル・プロジェクト]]に参加しているが、もしツェントル・プロジェクトの兵器がグランゾンを凌駕すれば、その都度カウンター兵器を開発するであろう事から、上昇志向の天才科学者という印象がある。彼自身も対グランゾン用の新型機を設計していたらしいが、その目的を果たす前にシュウは討たれてしまい、蘇生後はラ・ギアスに居着いたため計画倒れに終わった。
 
シュウの天才的技術で開発されたグランゾンの詳細を知っており、その危険性を指摘している。対グランゾン用のカウンター兵器を開発する為に[[ツェントル・プロジェクト]]に参加しているが、もしツェントル・プロジェクトの兵器がグランゾンを凌駕すれば、その都度カウンター兵器を開発するであろう事から、上昇志向の天才科学者という印象がある。彼自身も対グランゾン用の新型機を設計していたらしいが、その目的を果たす前にシュウは討たれてしまい、蘇生後はラ・ギアスに居着いたため計画倒れに終わった。
  −
一方、グランゾンの脅威を警告したり、イェッツトの開発に反対している事から、それなりの常識や思慮深さを備えており、ただのマッドサイエンティストの類の人間ではないと見ることもできる。仲間を失ったアルベロを気遣うなど、人間味も兼ね備えている。エンジ・オヅヌとも知り合いだったようで、アリエイルに自分を撃たせてまで脱走の手引きをした。
  −
  −
ファミコン版「[[旧シリーズ]]」『[[第2次スーパーロボット大戦]](第2次)』の説明書でのグランゾンの解説文章において、「'''もしパイロットが人知を超えた能力を持っていればグランゾンは1日で世界の戦力を壊滅させることも可能だろう'''」とエリック・ワンが語ったことが書かれている。これがエリック・ワンの名前の初出である。彼のこの言葉はグランゾンが出てくるSRWの説明書や攻略本にもずっと引用され続けたが、当のエリック・ワンが何者なのかについての説明は長らくされていなかった。彼がキャラクターとして実際に初登場したのは『第2次』から実に16年後に発売された『[[スーパーロボット大戦OG外伝]]』である。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[旧シリーズ]]===
 
=== [[旧シリーズ]]===
 
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦]]
:グランゾンの解説に名前が登場。基本設定はこの時点で完成していたが、実際の登場までには10年以上を費やすことに。
+
:説明書でのグランゾンの解説文章において、「'''もしパイロットが人知を超えた能力を持っていればグランゾンは1日で世界の戦力を壊滅させることも可能だろう'''」とエリック・ワンが語ったことが書かれている。
    
=== [[OGシリーズ]] ===
 
=== [[OGシリーズ]] ===
 
;[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG外伝]]
:今回は[[ツェントル・プロジェクト]]の関係者として登場。あの[[シュウ・シラカワ|シュウ]]を言いくるめるほどの人物であり、その真意は底が知れない。[[ツヴァイザーゲイン]]の[[システムXN]]に目をつけ、[[クライ・ウルブズ]]に捕獲するよう命じるが、不慮の出来事で[[ソウルゲイン]]と[[アクセル・アルマー|アクセル]]を回収することになる。そこではアクセルの世話をするのだが…今後の展開が予想の付かない人物。
+
:キャラクターとして実際に初登場した作品。今回は[[ツェントル・プロジェクト]]の関係者として登場。あの[[シュウ・シラカワ|シュウ]]を言いくるめるほどの人物であり、その真意は底が知れない。[[ツヴァイザーゲイン]]の[[システムXN]]に目をつけ、[[クライ・ウルブズ]]に捕獲するよう命じるが、不慮の出来事で[[ソウルゲイン]]と[[アクセル・アルマー|アクセル]]を回収することになる。そこではアクセルの世話をするのだが…今後の展開が予想の付かない人物。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
:引き続き登場。ガイアセイバーズ側の人間だが、GSから離反するアリエイルを手助けする。物語後半には自身も鋼龍戦隊に協力。
 
:引き続き登場。ガイアセイバーズ側の人間だが、GSから離反するアリエイルを手助けする。物語後半には自身も鋼龍戦隊に協力。
 
:自身が一から設計したものこそないものの多くの機体の開発に関わっており、ガルムレイド・ブレイズとサーベラス・イグナイト、さらにはNVユニットに加えて(条件を満たせば)フォルテギガスまで開発する。他にも生還したヒューゴの身体の機械部分を修復し、ザパトから盗み出しておいた薬も提供している。
 
:自身が一から設計したものこそないものの多くの機体の開発に関わっており、ガルムレイド・ブレイズとサーベラス・イグナイト、さらにはNVユニットに加えて(条件を満たせば)フォルテギガスまで開発する。他にも生還したヒューゴの身体の機械部分を修復し、ザパトから盗み出しておいた薬も提供している。
 
;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]]
 
;[[スーパーロボット大戦OG ムーン・デュエラーズ]]
:アリアードに搭載されたジーベ・ドライブの解析を[[川西陣風|ジンプウ]]と共に担当。そして、密かにソウルセイバーにジーベ・ドライブ搭載の工程表を作成していたことが分かる。とはいえ、科学者として天才なエリックでも、実戦での使い勝手はソウルセイバーに搭乗していたフェアリにレクチャーされたようだ(ジーベ・ドライブから得られるエネルギーの方向性を解決しないといけないこと)。
+
:アリアードに搭載されたジーベ・ドライブの解析を[[川西陣風|ジンプウ]]と共に担当。そして、密かにソウルセイバーにジーベ・ドライブ搭載の工程表を作成していたことが分かる。とはいえ、実戦での使い勝手はソウルセイバーに搭乗していたフェアリにレクチャーされたようだ(ジーベ・ドライブから得られるエネルギーの方向性を解決しないといけないこと)。
 +
 
 
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
 
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
57行目: 54行目:  
:彼から預けられた「NVユニット」の調整を行っている。エリックいわく「教え子みたいなもんでの」とのこと。
 
:彼から預けられた「NVユニット」の調整を行っている。エリックいわく「教え子みたいなもんでの」とのこと。
 
;エンジ・オヅヌ
 
;エンジ・オヅヌ
:イデアラントの創造主。彼を救えなかったことを悔やんでいる。
+
:旧知の仲。彼を救えなかったことを悔やんでいる。
 
;[[アリエイル・オーグ]]
 
;[[アリエイル・オーグ]]
 
:彼女にイデアラントの真実とオヅヌ博士の死を教え、フリッケライ・ガイスト強奪、脱走の手引きを行う。
 
:彼女にイデアラントの真実とオヅヌ博士の死を教え、フリッケライ・ガイスト強奪、脱走の手引きを行う。
63行目: 60行目:  
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;エリック「グランゾンはの、その気になれば、連邦軍なんざ1日で壊滅させることが可能での」<br />アルベロ「1日で? 信じられん話だな」<br />エリック「んむ。ワシも以前それを口走った時、周りの連中からえらく叩かれての」
 
;エリック「グランゾンはの、その気になれば、連邦軍なんざ1日で壊滅させることが可能での」<br />アルベロ「1日で? 信じられん話だな」<br />エリック「んむ。ワシも以前それを口走った時、周りの連中からえらく叩かれての」
:『[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]』でアルベロに[[グランゾン]]の危険性を説明して(同趣旨の指摘は設定だけの時から存在した)。従来からこのことを警告してきたようだが、周囲からは全く信用されていないらしい(が、真実であろう)。もっとも、旧シリーズ後のSRWでは[[グランゾン]]に匹敵する機体が次々と登場しているが。
+
:『[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]』でアルベロに[[グランゾン]]の危険性を説明して。従来からこのことを警告してきたようだが、周囲からは全く信用されていないらしい(が、真実であろう)。もっとも、旧シリーズ後のSRWでは[[グランゾン]]に匹敵する機体が次々と登場しているが。
 
;「どっちの方かの? 二人おるからの」
 
;「どっちの方かの? 二人おるからの」
:『OG外伝』でザパトに「例の男の様子はどうだ」と尋ねられて。クライ・ウルブズが回収して来たのはアクセルだったが、これ以前に何かを回収した描写があるのはアースクレイドル。[[イーグレット・フェフ]]ではないかと言われており、『[[第2次スーパーロボット大戦OG|第2次OG]]』でその通りだったことが判明。
+
:『OG外伝』でザパトに「例の男の様子はどうだ」と尋ねられて。クライ・ウルブズが回収して来たのはアクセルだったが、これ以前に[[イーグレット・フェフ]]を回収していた模様。
 
;「シシシの虫……いや、獅子身中の虫にならなければいいがの」
 
;「シシシの虫……いや、獅子身中の虫にならなければいいがの」
 
:『OG外伝』でイェッツトの有望性を語るザパトに対して。危険なものだという事はわかっていたらしい。
 
:『OG外伝』でイェッツトの有望性を語るザパトに対して。危険なものだという事はわかっていたらしい。
 
;エリック「ほう、アースクレイドルからのう」<br />ミタール「根気よく捜索を続けていた甲斐があった」<br />エリック「じゃが、あれから随分時間が経っておるでの。再生できるかの」<br />ミタール「ラズムナニウムを使う。適合するかはわからんが……極端な拒絶反応が出た場合は一時凍結し、あの男の目覚めを待つ」<br />エリック「もう一人の眠り王子……いや、眠りトカゲじゃな。こちらの言う事を聞くかの」<br />ミタール「腹の探り合いは以前にもやっていたのでな。利用できるところまでは利用する」
 
;エリック「ほう、アースクレイドルからのう」<br />ミタール「根気よく捜索を続けていた甲斐があった」<br />エリック「じゃが、あれから随分時間が経っておるでの。再生できるかの」<br />ミタール「ラズムナニウムを使う。適合するかはわからんが……極端な拒絶反応が出た場合は一時凍結し、あの男の目覚めを待つ」<br />エリック「もう一人の眠り王子……いや、眠りトカゲじゃな。こちらの言う事を聞くかの」<br />ミタール「腹の探り合いは以前にもやっていたのでな。利用できるところまでは利用する」
:『OG外伝』にて、レジセイアを前にしての会話。「眠り王子」の方はアクセルだったが、「ミタール達と対立している」「自律金属細胞に通じた」眠り「トカゲ」はフェフだった。「アースクレイドル」から回収されてきたものについての話をしていたが、続編の展開を見るに[[イーグレット・ウルズ]]だった可能性が高い。
+
:『OG外伝』にて、レジセイアを前にしての会話。「アースクレイドル」から回収されてきたものについての話をしていたが、続編の展開を見るに[[イーグレット・ウルズ]]だった可能性が高い。
 
;「あれは人の手で制御できる代物ではないと思うがの。……どうなっても知らんの」
 
;「あれは人の手で制御できる代物ではないと思うがの。……どうなっても知らんの」
 
:『OG外伝』にて、逃亡したイェッツトを捕獲しようとするザパトに対して。ある意味イェッツトの本質を突いた指摘で、生体部分を組み込んだ[[アレス・ガイスト]]は最終的に制御不能に陥っている。
 
:『OG外伝』にて、逃亡したイェッツトを捕獲しようとするザパトに対して。ある意味イェッツトの本質を突いた指摘で、生体部分を組み込んだ[[アレス・ガイスト]]は最終的に制御不能に陥っている。
79行目: 76行目:  
;「んむ、特別大サービスでの。まさに隠しユニットというやつでの」
 
;「んむ、特別大サービスでの。まさに隠しユニットというやつでの」
 
:『第2次OG』第48話「深秘なる存在」のエンドデモにて、[[フォルテギガス]]を[[ジョシュア・ラドクリフ|ジョッシュ]]に渡した際に「あれを作ったのですか」と驚いた[[クリフォード・ガイギャクス|クリフ]]に返したメタ発言。確かにそうですけども。
 
:『第2次OG』第48話「深秘なる存在」のエンドデモにて、[[フォルテギガス]]を[[ジョシュア・ラドクリフ|ジョッシュ]]に渡した際に「あれを作ったのですか」と驚いた[[クリフォード・ガイギャクス|クリフ]]に返したメタ発言。確かにそうですけども。
 +
;「色々な映像作品…つまり、SF映画やロボットアニメに出てくる機動兵器をデータ化した物での」
 +
:『X-Ω』ユニットクエスト「エリック・ワンの挑戦」にて、シュウからグランゾンの対戦相手として送信するデータの内容を聞かれて。
    
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
86行目: 85行目:  
:クライ・ウルブズの回収して来たこの機体を修復。完璧に修復するだけにアクセルから「少し違和感を感じる」とまで答えるほどである。また、エリック当人はこの機体をターミナス・エナジー・アブゾーバーの参考、あるいは代替機として使おうと考えていた。大本の「EG」は生体エネルギーで動いていた可能性があるため、ひょっとしたら意外と上手く行ったかも知れない。
 
:クライ・ウルブズの回収して来たこの機体を修復。完璧に修復するだけにアクセルから「少し違和感を感じる」とまで答えるほどである。また、エリック当人はこの機体をターミナス・エナジー・アブゾーバーの参考、あるいは代替機として使おうと考えていた。大本の「EG」は生体エネルギーで動いていた可能性があるため、ひょっとしたら意外と上手く行ったかも知れない。
 
;対グランゾン用の機動兵器
 
;対グランゾン用の機動兵器
:設計していた新型。ソウルゲインのデータやツェントル・プロジェクトの技術を盛り込み、グランゾンを上回る性能を持つはずだったが、完成前にグランゾンが消滅したため未完成に終わった。完成したとしても、[[ネオ・グランゾン]]に対抗できたかは謎。一部では「グランゾンに対抗できる」という点から「[[アストラナガン]]ではないか」という予想まで立てられていたが真相は不明。現状の展開を見る限り「[[MODEL-X]]」「アストラナガン」の線は消えている。
+
:設計していた新型。ソウルゲインのデータやツェントル・プロジェクトの技術を盛り込み、グランゾンを上回る性能を持つはずだったが、完成前にグランゾンが消滅したため未完成に終わった。完成したとしても、[[ネオ・グランゾン]]に対抗できたかは謎。
 
;[[ジェアン・シュヴァリアー]]、[[デア・ブランシュネージュ]]
 
;[[ジェアン・シュヴァリアー]]、[[デア・ブランシュネージュ]]
 
:フェリオから託された設計図でエール・シュヴァリアーとブランシュネージュの追加装備「NVユニット」を製作していた。一応[[レース・アルカーナ]]が無くても運用自体は出来る構造だったため、[[ガイアセイバーズ]]は自軍の戦力として活用するつもりだったらしい。
 
:フェリオから託された設計図でエール・シュヴァリアーとブランシュネージュの追加装備「NVユニット」を製作していた。一応[[レース・アルカーナ]]が無くても運用自体は出来る構造だったため、[[ガイアセイバーズ]]は自軍の戦力として活用するつもりだったらしい。
8,723

回編集

案内メニュー